ヤマアラシ帝国〔01〕

 もう5月。早い。

 半月ほどの期間を「ヤマアラシくん」の練習にあてようと思います。

 本日は最初のイラスト。

 となりに「クマさん」に立ってもらいました。

 色々とネットの画像を眺めていたら「ヤマアラシって大きさこそ全然違うけど、ちょっとクマっぽいな」と思えてきたからです。

 ヤマアラシはネズミの仲間なんですけど、くちのあたりがニュッと飛び出てはいなくて、カピバラのようにヌボッとした感じですね。

 私がヤマアラシを見たのっておそらく上野動物園が最初じゃないかと思うんですが、案外大きな動物でありまして、ビックリしました。

 最初に見たときには室内のコンクリートのたたきの上に展示されていて、ちょっと寒々しいなって思ったんですけどその後は住環境が改善されているようです。

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 今日のラジオ日記としては音楽評論家の伊藤政則さんが昭和の伝説的なコンサートである「箱根アフロディーテ」を目撃していることを知りました。これはスゴい。

 番組としては、NHK・FMの「本物のプログレッシブロックバンドたち」みたいなものでした。ピンクフロイドを筆頭にしてバランスよくプログレバンドの紹介あり。伊藤さんはジャーマンプログレもかなりお詳しいはずだと思うんですけど、そっちは割愛。ジャーマンといえばきのうのマイケル・シェンカー氏の紹介のときに初めて私はシェンカー氏が英語があまり得意では無いであるとか、それがためインタビューを受けるのがストレスだったとかの事情を初めて知りました。今は健康で演奏も素晴らしいとのことでしたので克服されたのかなと思います。振り返りまして高校生だった頃に漠然と不思議に思っていたことのナゾが晴れる思いでした。

 伊藤さんといえば雑誌「バーン」であるとかの活躍でも知られているんじゃないかと思います。実は私は「バーン」とか「ヤンギ」の出版社であるシンコーミュージックにイラストの営業に行ったことがあります。すっごい前の話ですけど。結果的には失敗しましたが、ちゃんと作品を見ていただけまして。担当のおじさんが良い人だったんですよね。ちょっと話しただけですけどね。なんか上階にあるカフェみたいなところでプレゼンしたんですけど、いかにもな長髪のロックな若い男性グループとかもちょっと離れたあたりでお茶飲んでたりして、「うぉぉ、らしいな!」と感激しました。漣健児(さざなみけんじ)さんのお父様が興した会社であって別にメタル特化の出版社じゃないんですけど。

 度々ご紹介させていただいております通り、在京時の私は悪夢のように長い髪の毛だったんですが、くだんのロックな男性諸氏が私の方をチラチラと見てくるのが嬉しかったです。やっぱりこの長髪同士の「おまえはドコの誰なんだ」っていう探る感じね。私は音楽家ではありませんしハードロック方面はさほど詳しくないんですけどやっぱり髪が長いとね。加えてゆるい天然パーマなので、本来のパンク方面っていうよりはメタルの人だと思われるのが多かったので無理もなかったんですよねこれが。