富士山に近い高地まで行ってまいりました。
非常に寒かったです。
本来であればそのレポートをばコトコマカクつづってまいりたいのですが、いつもの事ながら、すでに今、眠くて仕方がありません。
昨日も早く寝たんですが、本日もお先に失礼して横になろうかと思います。
本日、帰宅のあと、昨日にひきつづき WIRE を聴きました。
まずは『A Bell Is A Cup Until It Is Struck』。これ、当時の邦題は単に『A Bell Is A Cup 』だったような気がします。これを聴いて、「こら観なきゃあきまへんで!」的にライブ会場のインクスティック芝浦ファクトリーに向かったんですね。
そして今、『Chairs Missing』を聴いている所です。リズムはハード。メロディーはドリーミーと言う作風は、変わらない気がします。
─────────自転車で身延町から本栖湖へ…の記録───────────
それでは参りましょう。
富士川を北上して、身延町(みのぶちょう)から急な坂を登って、本栖湖(もとすこ)に向かう計画です。
上のニワトリのイラストが、その急な坂を登っている最中の私のココロのアリヨーを図示したものです。
下の地図は、クリックすると少し大きくなります。
実はコレ、去年の大みそかに決行するつもりでした。前日に早く寝たのですが、途中で起きてしまって、その後は寝付けず失敗したのです。
今回は睡眠にも成功。朝の5時少し前に出発しました。
無理して朝食を多めに食べました。体が冷えないように葛根湯も飲みましたし、準備万端です。
(葛根湯はあまり汗をかかない人で、体力が普通程度の人が、ききやすいのだそうです。)
まだ周囲が真っ暗ですので、スピードの感覚がうまくつかめませんが、極力ゆっくり進みます。体力の温存なのです。
富士宮市街と芝川地区の境い目の峠は、街灯が少なく、暗くて少し怖かったです。
芝川に着いた時点で6時くらいだったでしょうか。ここから富士川にそって北に向かいます。この先、かなりの距離があるので、あせらず進みます。
数キロ走ると、静岡県に別れを告げ、山梨県南部町(なんぶちょう)に入ります。ここが峠になっていてけっこうキツいです。
峠をやり過ごした所で夜明けを迎えました。
(以下の写真はどれもクリックすると大きくなります)
(カメラの日時設定が30分ほど狂っています。Exifデータを確認する方は混乱無きようお願いいたします。)
しばらくすると明るくなって来ました。
写真は富士川です。
奥の方に見える山には、少し雪が積もっているようです。
山に太陽が当たって輝いています。
この時の私は知らなかった事ですが、気温的には、とても寒い朝だったようです。
徐々に太陽に当たる面積が増えて来ました。
下の写真、左に見える小高い山は身延山です。頂上までロープウェイが通っています。
おそらくこの辺で、身延町(みのぶちょう)に入ったものと思われます。
太陽が当たっている所を見ると暖かそうなんですが、私が走っている富士川の東側は日陰(ひかげ)なので、寒かったです。
身延町のお店で、暖かいお茶を買って飲みました。
目の前に日なたが現れました、30年ほど前のCMソングに「クリ色の光の中でやさしいホホエミがゆれてる♪」という歌詞がありましたが、ここまで生きて来て初めて「これがクリ色の光か!」と心の中で痛いほどにヒザを打ちました。なかなか周囲が明るくならなかったので、太陽の光がとても暖かく見えたんですね。
誰もまわりに居ませんでしたけど、やさしいホホエミが揺れているような気持ちさえ確かにいたしました。精神的に弱っていたのかもしれません。こういう時にヒトは不要なツボを買ってしまったりしがちですので注意したいものです。
この先も基本的には、日陰の方が多めでした。夏であれば、この日陰がとてもありがたいのですが…。
9時頃に国道300号線に突き当たりました。これです。この道が本日のハイライトなのです。別名「本栖(もとす)みち」。ここで富士川とお別れして富士山方面に進みます。
この先、山々の間の道をクネクネと進みます。
写真が無いのですが、道の駅「しもべ」で休憩しました。しもべって漢字だと下部って書きます。
10時くらいでした。ここまで体力を使わないようにゆっくり来たつもりでしたが、体がパンパンにこわばっています。日なたで食事をしながら足腰をモミました。
食べたのは地元で調達しておいたビスケットやチョコレートやハムです。登山家の非常食って雰囲気もあります。
おととしココに来た時には時間が早くてお店もやっていなかったので、今回はリュックに食料を背負って来たのですが、今日は出発が遅くなったせいか、食堂などが営業している時間になりました。ですが、値段とカロリーを考えると持って来た物で正解だったと思います。
ここでも多少の無理をして食べました。この先が相当キツいので少しでもエネルギーになるようにと考えての事です。
30分の休憩のあとに出発。だんだん傾斜が厳しくなっていきます。
川が流れていました。
遠くの山が見えます。
下の画像は、この日、一番良く撮れた写真だと思います。そんなワケでして、この写真はクリックすると他の画像よりもすこし大きくなります。
人家が見える事からもわかるかも知れません、登りはまだまだ序の口。この先が長いのです。
おととしに登った時には、それほど車の交通は多くなかったと思うのですが、この日はかなりダンプが多かったです。道幅が狭く、また蛇行していますので、無駄な事故を防止するためにもその都度、自転車を停止して大きなダンプやトラックをやり過ごしました。
後半は長袖Tシャツ1枚で登りましたが、頭や背中にかなり発汗しました。
そしてついに最高地点にある本栖湖に到達。標高900メートルくらいになります。
山の頂上には雪が残っているようです。
道の駅「しもべ」から1時間半くらいかかりました。
かなり寒いので汗が一瞬で引いていきます。急いでユニクロで買った薄いダウンジャケットを2枚着ました。薄いので運動の際の微妙な体温調節に重宝します。登りの前にまず1枚脱いでおいて、その後に残りの1枚も脱いだという次第です。
そしてコチラが本栖湖の様子です。
下の画像は、西の方の空です。すごい雲じゃないですか。
とっさに「富士山は見えるのかな?」と振り返ってみると案の定、富士山の姿は見えません。非常に無情。残念です。
余力があったら、西湖にも行きたいと考えていましたが、結果的には精進湖に折れる道にも辿り着きませんでした。
歩道を進んでいったのですが、雪が残っていてあきらめました。
雪に残るタイヤの跡を見ると、私の先にマウンテンバイクの人が通ったようですが、私の自転車のタイヤの太さだと、これ以上は無理でした。
帰路の途中、道の駅「朝霧高原」で最後の休憩をしました。ここからはひたすら下りなので分厚いダウンジャケットを着ました。更に暖かい飲み物を飲んで葛根湯も服用しました。
そうそう、富士山なんですが、こんな感じにしか見えませんでした。せっかく近くまで来たのに無念です。写真をご覧のみなさんには「そこに富士山がアル!」って念じないと見えて来ないかも知れません。
その先は自転車にしがみついて、下りに次ぐ下り。気付けば富士宮市街です。見る見る雲も切れていって、ポカポカとした日差し。日差しブラボー。もっともそう感じたのは高い所からカラダムキダシで降りて来た私のような人だけで、寒く感じる1日だったようです。
このルートは2度目だった事もあり、ペース配分の面では悪くない使い方が出来ました。やはり私の場合、それほど体力も無いので、極力ゆっくり進まないと走り切れないようです。
寒さ対策の面は、上半身は正解でしたが、ふくらはぎにもう1枚巻いた方が良いと感じました。さらに靴下を2枚はいても良いのかも知れません。
ココまでお付き合い頂きましてありがとうございます。長かったですね。以上なのです。
(前回、このルートを走ったときの日記はこちらです。)
「西部劇イヌ」タグアーカイブ
結婚式・色紙イラスト。出来ました。
おおみそかからがんばっていた結婚式・色紙イラストができました。
今は、ご依頼主様に吟味して頂いている所です。
訂正などが発生すると思いますが、あと1日くらいの作業で完成すると思います。
ところで結婚式の色紙ってどんな感じなのかいな?と気になっている方もおられるかもしれません。
去年に仕上げたイラストがありますのでご紹介いたします。
(クリックすると少し大きくなります。)
ハワイの挙式って言う感じですね。
下の方に不自然に空いたスペースがあるのは、本来、そこが新郎新婦のお名前が入るスペースであるからです。公開するにあたり取り除きました。
上の方で、くつろいでいるトリたちがなかなか良く出来たのではないかと思います。
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今日は、WIREというイギリスのロックバンドの音源を聴きました。まずは割と近年のアルバム『SEND』。これはなかなかタイトにまとまったパンクロック・アルバムになっていて、私はかなり好きな作品です。
そして非常に懐かしい『It’s Beginning To And Back Again」ですね。私は、当時のWIREのライブを見に行った事があります。とても忘れがたい体験だったのですが、その辺はまたいつか。
更にWIREのデビューアルバム。『Pink Flag』ですが、私はこの辺になると後追いでして、むしろ新鮮って言う感じです。
配色で悩んでいます。
アチラを立てればコチラが立たずです。
本日はナラ・レオンの『Des Anos Depois』というアルバムを聴き、長谷川きよしの『ネオン輝く日々』というアルバムを聴いて、石川セリの『翼』というアルバムを聴きました。
──────────お手紙イラスト・ご紹介──────────
今日は切り絵の特集です。
まずはコチラです。
(以下のイラストはクリックすると、少し大きくなります。)
トリの合唱団と、その指揮者トリです。
続いてコチラ。モッキンを叩くキツネさんです。
最後はコチラ。ジャンピング・クマちゃん。
以上で、今年の新春特別企画・お手紙イラスト紹介の企画は終了です。ご覧いただいてありがとうございました。
この「お手紙イラスト」は主に、仕事上での伝票を送る際に添える物なんですが、だいたい「しまった!伝票を送るのを忘れていた!いそがないと!」と言うあわただしい中で描きます。そのため良く、撮影しておくのを忘れてしまいます。
今年はそんな記録忘れを無くしていきたいです。
トレスが終わったようです。
明日からは着色と陰影をつける作業にうつれそうです。予定していたより早めです。
本日はニール・ヤングと言うアメリカのおじさんの歌を聴きました。アルバム『ミラー・ボール』です。これはまだ私が20代の頃に同じ会社に勤めていた先輩が、私が会社を去った後に教えてくれたアルバムなんですけど、非常に良い作品です。
何が良いってこのちょっとタマった感じのリズム。エイトビートなんですけどハイハットは4つで打つという、このワシワシ進む感じ。AC/DCというオーストラリア出身のロックバンドがいるんですけど、彼らにも通じる感覚と言えましょうか。
私が好きな曲はかなり決まっていまして、冒頭の『ソングX』。1曲おきまして『I’m The Ocean』。『Big Green Country』。この連打が非常に良いですね。まぁこのタイトルを見るにつけ、ニール・ヤング、頭の中がラブ&ピースの頃から変わってないな!って感じですか。さては本気で信じてるなっていう。
アルバム後半の『Throw Your Hatred Down』がまた好きで良く聞きました。
バックの演奏はクレージーホースではなくて、当時は若手のサウンド・ガーデンと言うバンドです。懐かしいですね。グランジと呼ばれたブーム。サウンド・ガーデンは何かの賞の受賞の際、当のニール・ヤング翁に「もっとデカイ音で演奏しろ!客にイヤがられろ!それがロックだ!」と言う非常にありがた迷惑な言葉を贈られたと言うエピソードがあった気がしますが、まぁどうかしています。
ニールヤングは、アコギを弾くときは割と繊細な感じなんですけど、ひとたびエレキギターをぶら下げると、戦闘準備完了って感じの気分になるみたいで、そのギターの音のぶっ壊れ具合はヒドいですね。ギターアンプがズブズブ言ってる感じです。
具体例としは。『ヘイヘイ・マイマイ』とかになりますでしょうか。
ジョニー・ロットンの「ロックは死んだ」と言う発言に真正面から異議を唱えた曲であるそうです。こうでなきゃいけません。
私は完全にジョニー・ロットン側の人間ではありますが、同時に私が一番イヤなのが誰かを完全肯定する姿勢なんですね。
一番好きな人間の発言を丸のママ信じる事をヨシとしない。本当にそうなのか?っていう。生身の人間って、間違いもあれば矛盾もありますね。
────お手紙イラストのご紹介のコーナー───
うってかわって、まずはコチラ。釣りをするネコおじさんです。
(以下のイラストをクリックすると4倍くらいに大きくなるのです。)
なんともノンキなイラストですね。
なかなか良いと思います。
次はコチラです。
見られている気持ちに満ちた森の中のお散歩です。
続きましてコチラ。
鉄棒をする子供たちの風景です。
これはかなり気に入っています。お手紙に添える絵にしてはちょっと手間がかかった絵ですが、時間をかけただけありました。
特に逆上がりの途中の、お尻しか見えない男の子がかわいいですね。
がんばれ!って感じです。
動物と子供が一緒に遊んでいるという、私ならではのウソな風景が描けたのではないでしょうか。
次はコチラ。
カエルさんとオタマジャクシくんの会話です。
新春特別企画として進行してまいりました一連のイラストご紹介のコーナーですが、明日でおわりです。
明日はちょっとオモムキが変わります。どうぞお楽しみに。