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深海の生き物-コガシラボウエンギョ〔01〕

 本日より「コガシラボウエンギョさん」の連作をしばらく続けます。

 深海魚のなかまです。

 水深としては「中層域」で生活するおサカナです。太陽の光がギリギリとどくあたりでウロウロする生活。

 この特徴的な目のつくりが気になります。まるで本当に望遠鏡みたい。奥の方で光を増幅しているんでしょうかね。であるとすれば理屈としては納得できますけど、しかし実際はどうなんでしょうか。

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 ラジオ日記です。NHKの聞き逃しサービスでドイツのエレクトロなバンド、クラフトワークのアルバム「トランス・ユーロップ・エクスプレス」に焦点を絞った番組を聞きました。

 サカナクションという日本のバンドを率いる山口一郎さんの番組です。

 山口さんが大変にお好きなアルバムを紹介する趣旨の番組であるようです。なんでも次回は井上陽水さんの「氷の世界」を取り上げる予定であるんだとか。どちらも古い作品ですね。

 クラフトワークの「トランス・ユーロ(省略)」を紹介するにあたり、よく知る立場からレコード店主・メカノの中野さんが監修みたいな感じで情報を寄せているとの案内あり。そんなワケで内容については文句の付け所がありません。いわくクラフトワークの今につながる一般的なイメージを確立した作品であるとか何とか。そしてまたクラフトワークの業績について、およそポップスのフィールドにおけるシンセサイザー使いの始祖であり、今日におけるシークエンスサウンドのポップス領域での展開について全ての源流であるみたいな感じだったと思います。

 流された曲としてはショールーム・ダミー。カキン・キコ・キコン・ワワーワワ。

 山口さんのコメントとしては、クラフトワークと同じステージに立った際のクラフトワークのメンバーの軽い冗談も交えた陽気な一面についての紹介。などでした。

 クラフトワークは偉大すぎちゃって硬い説明であるとかその業績を並べるだけでも相当な分量になってしまうがゆえに彼らのファンキーな部分とかユーモラスな部分とかが飛んでしまうキライもなくはないので、こうした実像を押さえつつ進めるべきだろうなと思いました。

 それと反原発的な部分についてのフォローあり。これは良かったですね。

 そのあたりについては福島の一件で急に焦点を当てられたみたいな風に私には見えていますけど、クラフトワーク的には遅くとも90年代にはその立場を鮮明にしていたワケですから、今になってブーブー言うのは知らなすぎです。

 私が知るにおいては彼らの機材にボスのSE-70が加わっていた頃ですからね。古いですよ。欧州におけるNo Nukes 的な音楽フェスでしたか。

 それと今回の番組を機会にサカナクションというバンドについて少し学習してみました。北海道にルーツを持つ5人組であるようです。5人もいるのかとちょっと驚きました。

深海の生き物-オナガインキウオ〔06〕

 走るケラどんの練習。

 今度はもう少し上体を伏せて走っているようすを描いてみたいです。

 当ブログで描くイラストは、なるべく今まで描いたことのないポーズを練習しようという気持ちがあるんですけど、ついつい上体のようすだったりその他の部位についても同じですけど、ごく普通の状態であるところが残るんですよね。今日のイラストでいうと、左の肩が前に出て上体がねじれている状態を描きたいという気持ちがまず最初にあって、それについては一応の成功をしたかなと思うんですけど、まぁ1点がウマくいくと、別の点についても欲が出てくるという、そんな気持ちです。

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 ラジオ日記的には「子ども科学電話相談」。NHKラジオ第1。

 「カメとナマケモノでは、どちらが遅いですか?」

 「お風呂でシワシワになった指先からシワが消えるのはいつですか?」

 などなどの可愛らしい質問を聞きました。

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 NHK・FM「現代の音楽」。20世紀の系譜。ここしばらく日本の事情について学んでいます。今日は黛敏郎さん。「涅槃交響曲」を聞きました。1958年。岩城宏之さんの指揮。NHK交響楽団。初演の録音。ありがたい。

 20代の黛さんが書き上げた傑作。スゴいパワーに驚きました。

 来週は武満徹さんを取り上げるというご案内。

 黛さんを「具象」。武満さんを「抽象」と、ひとまず定義することから出発。

 両者は似た年恰好でありながら作曲家になったいきさつや、作風が好対照である点に注目。両者の残した作品を聞くことで日本の現代音楽が若かった時期を確認しようという狙いがあるようです。私なんかから見ても好対照だなっていうのは思います。別に当人たちにとっては、努めてそうなろうという気は無かったと思うんですけど。改めて調べてみたら亡くなった年も接近してるんですよね。不思議な二人です。

 黛さんが創作においてこだわった、お寺の鐘の音についての解説も興味深かったです。解説は西村朗さん。

 私は西村さんのピアノ曲「法悦の鐘」とか「静寂と光」などで聴けるピアノの和音は、かなりお寺の梵鐘の音を研究した結果ではないかと思っています。これがけっこうキビしくてカッコいいんですよ。マしかし思うに当然ね。黛さんの仕事を踏まえた部分もあったんだろうと思いますが、同時に最近の番組の中でおっしゃっていた武満徹さんの和音を聞く上において、自分もピアノに向かう際には和音に対して厳粛な思いがあるという、そこから学んだこともきっと生きているんではないかなって思います。