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ホラアナ物語〔17〕

 朝から雨の1日でした。

 町内一斉の側溝を掃除する日だったのですけど、これは雨天中止です。実は3カ月連続での中止でして。こまったものです。

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 本日のイラストのご説明です。「ムシ氏が幽霊になってカラダから離脱するようすのパラパラ・マンガ」。もう数日ほど続く予定ですが、あとはもう特に変化もありません。掲載は続けますけど、別のシリーズを始めようと思います。

 「地獄のクアッカ・ワラビーくん」をはじめます。今年でしたか、練習した時期があったんですが、写真を見て描いたものでした。完全に自分のものにするため、お手本など見ないで自由に動かしていこうと思います。

 場面としては「死後の世界」です。死後の世界にやってきた人をリストと照らし合わせる係の人。という感じで考えてみました。 

 たまに「その世界の雰囲気にそぐわない人が当たり前のような顔をして存在している。むしろ活躍している」っていうのがあるかと思うんですけど、そんな感じです。

 とてもフレンドリーなクアッカくんが死後の世界のお役人としているという。

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 今日はラジオで小さな女の子が3歳の時に作曲したという歌を聞きました。ほんの4小節くらいの短いもの。

 「子ども電話科学相談」。NHK第1。

 妹が生まれてくるときの楽しみな気持ちを歌った歌。今ではその歌を妹に歌ってあげているということでした。質問としては「歌を歌うとなぜ涙が出てくるの?」というクエスチョン。これは複合的な回答にならざるをえない。気持ちの部分からの回答と、人体の仕組みからの回答がなされました。もう今日はラジオを聞かなくても良いくらい満足しました。かわいらしかったです。

ホラアナ物語〔16〕

 9時間くらい寝ました。起きたら朝の6時前。とても深い睡眠でした。きのう自転車を押して延々と上がってきましたから、あれは運動になりました。

 朝の6時ぴったりからマイルス・デイヴィスさんの「ライブ・イビル」。最近でもラジオ番組「世界の快適音楽セレクション」で1曲聴いたばかりですけど、まとめて聞こうというワケです。

 自転車のパンク修理をしました。チューブを新しくしました。このところ自転車修理が続いておりますので要領よくできて30分ほどで終了。

 今朝は重い荷物を背負って自転車で坂を登らなければならない日でした。帰りは小雨。ちょっと濡れましたが、どうせ汗をかくのであまり変わらず。

 きのうの睡眠が良かったせいか、午後もやたらと元気。重い荷物を背負う修行を、もう1回してきました。またもや小雨に降られました。

 今回の荷物はジャスト10キロ。お米の袋なのでわかりやすい。しかし重かったです。

 今まで当ブログで「今日は何キロくらい」みたいなコトを書いておりましたが、あれはちょっと重めに判断していたようです。ホントの10キロというのがよくわかりました。

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 ラジオ日記ですが、NHKラジオ第1「文芸選評」。俳句。今日の選者の先生は小澤實さん。松尾芭蕉の研究もしている人だそうです。

 なんでも俳句の雑誌の企画で、20年ほどもかけて松尾芭蕉が句をよんだ地に実際に行ってみるという活動。それが2冊の本になったそうです。すごいなと思いました。

 以前に「文芸選評」にご出演した榮猿丸さんは小澤さんの門下生にあたるようです。

 今日の兼題は、草が枯れて赤っぽくなっている状態。「草紅葉」という言葉があると初めて知りました。

 “枯れる”っていうのが命の終わりに重なるのか、故人を偲ぶような句も寄せられてきていたようです。もちろん他の傾向もあり。

 旅館を訪ねたらネコが草紅葉から顔を出していましたよっていう句が、可愛らしかったです。

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 「世界の快適音楽セレクション」は、聞き逃しサービスで聞こうと思います。

 今はパソコンで相変わらずデイヴィス氏の手持ちの音源を聞き返しています。「ライブ・イビル」は聞き終わりまして。ウィーンでの1973年録音のこれまたスゴいライブを聴いています。本当に並々ならぬ密度です。今朝ちょっと変なコトを思ったんですけどデイヴィスさんって周りの人間が音楽にそんなにのめり込んでないと気づいた時なんかに寂しくなったりした経験ってないんでしょうかね。

 それとは関係ないんですけど、来週の月曜深夜から5夜連続で「ジャズマイルス」っていう企画があるようです。良いタイミング。私も聞いてみようと思います。なにしろ50年代とかのアコースティックな編成の氏の演奏も克服できたみたいなので、一応は死角が解消できたと思っているのです。

ホラアナ物語〔15〕

 外出して2件の用事を片付けました。

 次の用事に向かおうとしたら自転車がパンクしてしまいました。

 1ヶ月ほど前にもパンクしたのですけど、今度は前輪です。

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 歩道の脇のちょっと開けた場所でホイールを外してチューブを引き出して空気をバンバン入れてみたのですけど、全く空気がたまりません。ウンともスンともです。

 これはかなり大きな損傷がチューブに発生したみたいです。目で見る分にはドコに穴が開いているのかサッパリわからないんですが。

 修理不能ってコトで、仕方がないので自転車を押して帰ってきました。

 高低差にして100メートルほどを押して歩いた計算。距離はそれほどでもないんですが。すっかり疲れてしまいました。

 しかし本日の用事2件というのはけっこう大きな案件でしたので、そっちが片付いて、まずは良かったです。とにかく前進はできました。

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 きのうの夜のことになりますが、手持ちの音源をパソコンで聞きました。マイルス・デイヴィスさんの「ゲット・アップ・ウイズ・イット」。アルバム1枚ごと全部聞きました。これって全部聴こうと思うと2時間くらいかかるんですね。忘れていました。

 大友良英さんのラジオ番組で「レッド・チャイナ・ブルース」を聞きましたので、それでアルバム全部を聴き直そうと思ったのです。ネット上の辞書サイトで当該アルバムについての記述のページを開きまして。参加ミュージシャンのリストなんかを眺めながら聞くという。スゴい楽しいですよ。こんなことが。

 「レッド・チャイナ・ブルース」なんですけど、私の音楽プレーヤーに記録しておいた個人的評価では「星ふたつ」になっていましたので、大友さんに見つからないうちに「星5つ」にソッと変更しておきました。他の曲はもちろん全部「星5つ」です。特に好きな曲はハートマーク付きで登録してありますが。

 「レッド・チャイナ・ブルース」だけ、これって異常に分かりやすいブルース曲なんですよね。マしかし大友さんが注目した「バンドがブルースの進行で行ってるところにモード的な要素を混ぜてみる」みたいな試みについてはわかりやすいです。

 だいたいこのアルバムについて言われることについては「録音時期がけっこうバラバラ」っていうものなんですけど、統一感はありますよね。ベーシストのマイケル・ヘンダーソンさん。この人は全曲に参加してるのかな。かなりこの時期信頼されてたのかなって思いました。実際、何の文句もございません。

 あとはもうやっぱり「レイテド・エックス」ね。すばらしい。この「ズボボボオボボボ」っていうノリというか威嚇的な音の連なりっていうか。意外とドラムは普通に叩いていて、充分スゴいドラムではありますが、がしかし主にベースとパーカッションで出してるんですね。確かにデイヴィスさんのバンドのパーカッショニストの演奏というのはたいていいつでも素晴らしい。この曲ではジェームズ・エムトゥーメさんという方。知りませんでしたけど、のちにレジー・ルーカス氏とバンドを組んでヒットを飛ばしているという。ルーカスさんとは相性が良かったんでしょうね。

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 ひさしぶりにデイヴィスさんの音楽をまとめて聴いているんですが、もうイイや。私の進める個人的な活動である“ネットに上がっている80年代のシンセポップのこまかい曲”の探求は一時停止ってことにしてデイヴィスさんを聞こうと思います。

 「ジャック・ジョンソン」を聞こうと思います。あっちでもブルース曲をやってますよね。コンプリート・セッションの方に入っているのかな。このコンプリート・セッションものが案外に評判悪かったりするんですけど私は好きなんですよね。「オン・ザ・コーナー」以外は持っています。もちろん「オン・ザ・コーナー」のも欲しいんですが、気がついた時にはもう中古で買うしかなくなっちゃっていてちょっと高いんですよね。

 戻しますけどコンプリート・セッションに。同じ曲を違う試みをもってやってみたりしている。それが嫌われるのかなって思うんですけど、私にはスゴく楽しいんですけどね。「じゃ次はこんな感じで演奏してみよう」という提案によく反応できる優れた音楽家の集まりだったのがわかります。ただ私はデイヴィスさんの音楽を聴き始めると止まらなくなるんですよね。数日ばかり。別に全然良いのですけど。

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 ラジオ日記を書いて終わりにします。いつも聞いているNHKラジオ第1「らじるラボ」。評論家でライターの松永良平さん。早いですね。前月のご登場からもう1ヶ月経ったのか…。いやはや。

 きょうは「おとぎばなし、むかし話」をテーマにした選曲。

 ソニックスがかかりましたよ。アメリカのね。私みたいなガチャガチャしたロックが好きな人は必携のね。とうぜん私もアルバムを3枚ばかり持っています。かかった曲は「シンデレラ」でした。

 それと「シンデレラ」っていうことでいうと「クールス」の楽曲もかかりました。日本の。さすがにクールスにも近い近田春夫さんの「シンデレラじゃあるまいし時計なんて見ないで」はかかりませんでした。

 次の30分では「金太郎、桃太郎」にまつわる選曲。ここでも惜しくもモップスの「大江戸冒険譚」はかからず。この曲は「金太郎、桃太郎」ときて、モップスのベーシストである「三幸太郎」さんの名前も出てくる楽しい曲なんですが。と思ってちょっと調べてみたら三幸さんがこの夏にお亡くなりになっていたことを知りました。ご冥福をお祈りいたします。

 あとそうだ。「京都」についての30分もあり。ローザ・ルクセンブルグの「橋の下」っていう曲でしたか。初めて聞きましたがとても良い曲でした。フォーキーでね。それと京都によく来ていたというデヴィッド・ボウイ氏の「アッシェズ・トゥ・アシェズ」がかかりました。「灰は灰に」っていうような意味ですね。ボウイ氏は京都が好きで、よく来ていたのだそうです。デイヴ・シンクレアさんになると確かお住まいですけどね。調べてみたら、その後、瀬戸内海に移ったということなんですが。骨をうずめるおつもりなんでしょうか。それはともかく京都のライブハウスでお客として来ているボウイ氏の姿が目撃されていたとか。スゴいですよね。しかし山崎マゾ氏がイギリスで「マゾンナ」としての公演をした際にもボウイ氏が普通にお客として列に並んでいたという情報も見かけましたのでそれが事実ならあの人はそういう普通の感覚をずっと失わずにいた人なのかもしれません。

 マいずれにしろボウイ氏も、ローザ・ルクセンブルグのボーカルだった「どんと」氏にしろ故人。

 「アッシェズ・トゥ・アシェズ」のビデオに出演していたスティーヴ・ストレンジさんなんかもすでにこの世にないわけですが、先日チェックしてみたらあの人が亡くなったのって55才だったんですね。今の私と同じ。

 ジョー・ストラマー氏の没した年齢を追い越した時には私も「あぁ………」って思いましたけど遂にスティーヴ・ストレンジさんにも追いついちゃったのかっていう。やれやれです。晩年のステージ上の動きを見るとカラダ的にはもうあんまり良くなかったのかなって思いますけど、その声と「カッコいいオレ像」っていうのは最後まで貫いてくれたので感謝しかないですね。たぶんミッジ・ユーロ氏をしても「オレも大概だけどあそこまではできないわ」っていうレベルまでやってくれた人ですからね。安らかに眠って欲しいっていうだけです。

 でもホントはあの人に、もうあと5年あったらなって思うんですけどね。アルバムもう1枚という。普通あそこまでカッコつけられないよっていう逸材でした。

ホラアナ物語〔14〕

 体調は回復しました。元気です。

 きのうは急に気温が低くなったのと、ワクチンの副反応がわずかにあったみたいで体調が低めでしたが睡眠をかなりよくとりまして復調いたしました。

 ブログ用のイラスト備蓄を作っています。あいかわらずですが。

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 ラジオ日記ですが、今日は「鉄道の日」らしいですね。鉄道の音をたくさん聞きました。

 まずはNHK・FM。朝の番組「音の風景」。大阪のチンチン電車「阪堺電車」。90年くらい前という古い電車の音でした。古い電車をヨソから買ってきたというのではなくて、ずっとソコを走っているというものらしいです。「阪堺電車」ってラジオで以前にも何かの話題で聞いたのかもしれません。「はんかいでんしゃ」という音だけを耳で聞いた記憶があります。しかし「阪堺」と表記するとは思っていませんでした。なるほど。地名をくっつけたのだなと納得しました。

 それとNHK第1の午前の番組「らじるラボ」です。

 鉄道DJの野月貴弘さんのご案内。青函トンネルに以前は存在したという海底駅の音。これは地上のものとは全く違うサウンド。地下鉄の駅で聞く音とも違う独特のものでした。おそらく開口がどこにもないので「大きな筒状の構造物の中」で聴くサウンドという感じが強いのだと思います。エキサイティングでしたね。

 それと碓氷峠、横川駅の昔の音。峠の釜飯とかなめこ汁を売る人の声などなど。

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 きのう書きましたとおり昨晩は久しぶりに読書。湯浅譲二さんと西村朗さんの対談。けっこう進みましたが、まだおそらく3分の1くらいを読み終えただけです。

 湯浅さんのお話として、「お能のリズム。というか時間感覚」への言及。ここが非常に興味深いところで、いわゆる日本の古典に見られる一定間隔のパルスといった概念を持たない時間軸上の音エネルギーの推移っていうか。湯浅さんの考えが聞けて非常に感激しました。おそらく「能」のリズムについて「あれっていったいどういうことなのか、どう解釈するべきなんだろうか」っていう疑問を持っている人も多いと思うんですが。対談の当該箇所では図形楽譜に記譜することのできる、五線譜では描き出しにくい部分、可能性、なんかと絡めて語られました。

 別に分かりにくくするためではなくて全く逆で、それを見れば音楽上の出来事がわかるっていうことですので、「このひとかたまりは2秒で想定していますよ」というように目安を記入することもあると。なにしろ一定のパルスとか拍の概念のない世界ですので伝える上においてはね。みたいな感じ。

 あとそうだ。昔のNHKの電子スタジオにまだユルいスロープのフィルターしかなかった時の苦労話とかも聞けてこれも面白かったですね。6db/octとかの世界なんですかね。であったとしたらコレはヤキモキしますよ。

 マともかくあのスタジオ内で音と格闘した人たちが居たんだなっていうのがよくわかりました。ユルいフィルターで当該箇所のみを切り出すにはどうするかっていう具体的な手法なんですが、気が遠くなりそうです。「5回までなら何度も(録音したテープの音素材を)フィルターを通して(むりやり意図する音に削っていって)もギリギリ使えるね」。みたいな感じらしいです。SN的に言ってね。思うに音がモロモロになりそうですけどね。逆にそういうのが好きな人もいますけどね。私とかね。しかもメディアは当時の磁気テープですからね。

 そういうプロセスがあったから当時の録音っていうのはスゴいもう手アカとか技術者の汗と涙っていうか。音の味わいがかなり違うんでしょうね。初期の電子音楽ね。今のが悪いかっていうのとはまたちょっと違うんですけど。いずれにしろアタマが下がります。「フィルターが切れなきゃヤダ」とか「どうにでもできる強力なパライコが欲しい」とか言ってる場合じゃありません。あるものをありがたくの精神ですよ。