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地獄の鬼さん〔01〕

 このところ「地下のムシ氏」を練習してまいりました当ブログのイラスト掲載なんですが、いろんなムシ氏を「地獄の亡者」そのものに据えようと決定した経緯については先日に申した通りです。

 ところで一方、地獄には鬼もいます。舌を引っこ抜いたり、熱湯のお風呂に亡者を入れたりしているワケですよね。かなり“俗”な描写というか、地獄としての世界観ですけどね。

 そこで私が思い描く具体的な地獄のありように移るんですが、前にも少し書きました通り「あまり陰惨にはしたくない」みたいな気持ちがありまして、鬼の描写についても同様です。

 ネコやイヌが着ぐるみとしての鬼スーツの中に入っていることにしました。これは俄然バカバカしくなってきましたよ。私っぽくて良いんじゃないでしょうか。

 地獄は灼熱地獄とも聞きますが、着ぐるみが、耐熱スーツのように機能しているという設定はどうだろうか、と考えたのです。

 それと、責め苦を与える役割りですけど、鬼のね。

 これも、彼らは好きこのんでしているのではない…みたいに考えてみました。そもそも、鬼を地獄の官吏とする考えは一般的であるようなんですが、これまた“俗”な感じに「お役人」ぽく扱おうと考えています。

 彼らは、暑い地獄でがんばっているワケですけど、昇進試験にパスすると地獄勤務から抜け出して、もっと楽な部署に異動できる。みたいなシステムを考えました。就業時間が過ぎたら早く宿舎に帰って昇進試験に向けた対策を練りたいとか。

 そうなってくると舌を抜いたりする作業も非常に事務的と言いますかね。

 適切に作業を行って、日報にその内容を記入する。ノルマがあったりしてね。なんだか世知辛いなって感想も湧いてくるようです。人生幸朗ですよ。ボヤキ漫才ですよね。

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