上のムシ氏は「オビヤスデ」をモデルにして描きました。
下のムシ氏は「ガロアムシ」をモデルにしました。
両氏ともに地下のムシ氏たちです。
上のムシ氏は「オビヤスデ」をモデルにして描きました。
下のムシ氏は「ガロアムシ」をモデルにしました。
両氏ともに地下のムシ氏たちです。
からだを伸ばして何事かに奮闘する「チカカマムシ(造語)」を描きました。
以下は全部ラジオ日記です。
「こども電話科学相談」。
恐竜の一部に見られる背中の骨の特徴についての質問を聞きました。あんまりちゃんと覚えてはいないのですけど。
腰から首の下付近まででしょうか。脊椎から長く伸びている骨。いったいナゼなのかと。
それについての回答は「今、生きている動物を見よ」と。
これは大変に科学的な回答ですよ。この総合的な視点ね。
馬などにもそうした特徴が見られるという先生のお話でした。
私はイラストのお仕事で動物の骨格を描くこともあるんですが、そういえばあります。
脊椎から列になっていて、まるで壁を構成しているような印象もあります。長さとしてもけっこう長い。
あれが人間だったら寝転ぶ時に非常にジャマではないか。安定しなくて。と思うんですが、馬なんかは、そういうくつろぎ方をしませんからね。
それで問題のその骨の列。一体どうした役割を持っているのかという核心についてなんですが、筋肉を支える基盤になっている。そんな回答でした。
あの4本足の動物の前足。その爆発的なパワーですね。
後ろ足の方ですと、あの巨大なお尻からふとももにかけての筋肉を見ると一目瞭然ですけど、前足の筋肉については背骨からから張り出している骨が大きな役割を果たしているようなのでした。なるほどねぇ。
筋肉の長さや面積を稼いでいるのかな。
円山動物園の小菅先生のお話でしたが、アメリカバイソンなども、そうなんだよ。とおっしゃっていました。
確かにアメリカバイソン氏の上半身の迫力は相当なものがあります。
静岡県ですと、静岡動物園にいるんですけど、確か入り口から入って直後の展示なんですよね。
私は子供の頃に学校の遠足で見に行ったんだと思いますけど、とてもとても印象が強烈で、よく覚えています。
正確には上半身というのではなくて「顔の大きさ」です。
子供が見上げるようにすると視界いっぱいが顔なんですよね。金網のすぐそこまで寄ってきてくれていたんですよ。バイソン氏が。その時ね。
「畳みたいな大きさの顔だ!」って思ったことを覚えています。
大人になってから見たら全然そういう印象ではなかったんですけど。
力説しちゃいましたが、こども電話の質問の主眼について、おろそかになっちゃいました。つまり恐竜においても筋肉、そして腱。それらを支えていたんじゃないのかなという知見なのでした。
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「現代の音楽」。今日と来週は松平頼暁さん。声楽作品の特集。
スタジオにソプラノ歌手の太田真紀さん。明るく快活な方でした。西村朗さんとも旧知の仲だそうで、遠慮なく大切なことを伝えてくれるといったようすだったと思います。
制作秘話的な事柄なども明かされて、より松平ワールドが明らかになった感を強くしました。
番組としてはその松平さんの作曲に対する姿勢、態度について伝えていただきました。
かなりロジカルというか、情感を排するということなのだそうです。
かなり徹底した態度を取っているようで驚いたんですが、ともあれ来週も楽しみです。
番組中でかかった曲としては、2曲。最初は総音列技法の曲だったのかと思います。
次の曲は、長崎の隠れキリシタンの歌。オラショを基にした曲。
これは「ニッポン時空旅」みたいでしたね。
がしかし聞いていくうちにそれだけでもなくなっていって、音と声の世界に引き込まれていきました。
コントラバスとビオラの伴奏というのが良かったです。ピチカートにピアノの高音部がポロポロとした音を転がすところなど興味深く聞きました。
ひと息つく「チカカマムシ」を描きました。
もしかしたら「チテイカマムシ」の方が良いのかも。まだ悩んでいます。
以下の文章は、今回の「地下のムシ」シリーズを始める前の先月のことになります。
まずはネットでちょっと調べようと思ったんですが、そこで最初に目についた論文。それは小松貴さんが書いたものでした。以前にNHKのラジオで、虫についての連続講義がありました。私は確か全話を聞けたんじゃないかと思いますが。
たいへん面白かったんですけど、私にしてみれば、地下のムシの生活を知ったのは、その講義を聞いたのが最初のことでした。
「人間にとっては驚くほど狭い隙間をぬって移動したりする虫。例えば堅牢であるとしか思えない洞窟など。しかし虫にしてみれば移動できるくらいの隙間ならあるものなのです」みたいな感じのお話でしたかね。
なるほど、そりゃそうかと思いました。
そんなワケで、今回の「地下の虫」シリーズは小松さんの論文を読みながら得た知識を持ってしての制作となります。数日後には、違うムシさんが登場する予定です。
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以下はラジオ日記です。
「311」の被害から10年。ということで関連する放送番組が続いておる昨今です。東日本大震災ですね。
「文芸選評」は俳句。
幼稚園児の子どもたちが震災があったことは知らないのだけれど、園の先生に先導されて避難訓練をしている様子を詠んだ句など。
「文芸選評」については聞き逃しサービスで先週の分もチェックしております。
「ハトが一斉に地面を離れて、自分に向かって飛んでくる。私はこのまま進んで良いのか。その先にハトも恐れる厄災があるのではないか」というような作品。これがおもしろかったです。
「バサバサーッ」ってスゴい音がしますし、ビックリしますよね。
これは短歌でした。
ゲストの先生は穂村弘さん。
この方については高橋源一郎さんのラジオ番組「飛ぶ教室」でもゲストでいらしていて、お話を聞いたところでした。つい最近。聞き逃しサービスで。
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FM放送で「世界の快適音楽セレクション」。
土曜日の午前中に落ち着いてラジオを聴けるのはしばらくぶり。楽しい音楽を聴けてしあわせでした。
選曲は湯浅学さん。この方は私と趣味趣向がけっこうカブるので、聞いていてもうれしい驚きは多々ありますが、意外ってことはないですね。
そんな中でスティングさんがなんとフランク・ザッパさんのライブに客演した時の音源が流れました。これはけっこう意外でした。前言をひるがえすようですが。
ザッパ・バンドがやはり良く仕上がっていて良かったです。
私がフランク・ザッパさんのライブ会場に選挙人登録のブースがあると知ったのは湯浅さんが雑誌に紹介した文を読んだからだと思います。
80年代後半だったのかな。「投票に行け」とザッパさんは言っていたそうなんです。
そうした知識もあって、後のザッパさんが歌詞に関する検閲の法制化に対して反対の立場からの意見陳述を行うといった活動についてもよく理解できました。
ほかの曲に関しては雪村いづみさんのボーカルが素晴らしかった。
昔の恋人に思いがけず出会って、そして別れるって内容だったかなと思うんですが。
全編にわたり高揚した思いを存分に表現しながら更に起伏をつけて聞き通させてしまうという、本当に歌が上手い人にしかできないような表現力の極み。そして強い歌唱力っていうんですかね。実に見事でした。どこを切ってもピーク。どこを切っても愛情に満ちているというような。
なかなか他の曲では味わえない境地だったかなと思います。素晴らしかった。感謝感謝。