「地下のムシ」タグアーカイブ

ジゴクに落ちた野郎ども〔09〕

 うしろから見たカニムシ氏。

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クラゲの集団幻想

 自作曲の5日目です。

 今日のはちょっと軽めの曲です。

 アクの強い曲が続いちゃったかなという配慮でもあるんですが。

 「クラゲの集団幻想」と題してみました。

 地獄の人たちをマンガ的に描写しようと思っている私なんですが、亡者たちですよね。

 そうした人たちが漠然と希求する何か。あるいはその心理状態。マボロシが見えるのかもしれないとか、そんなウワーっとしたウゾー&ムゾーを描きたいんですよね。まだ漠然としていますけどモヤモヤと考えています。

ジゴクに落ちた野郎ども〔08〕

 カニムシの練習です。

 地獄の住人ということで、モデルとなるムシ氏は、すべて目が無いってことにしています。本当は目が残っている地下のムシもチラホラといるんですけど、そこは統一しようと思っています。

 そこで困るのは表情の表現です。

 特に今、練習しているのはアクの強いおっさんムシという位置付けですので、表情を豊かにしたいのですが…。

 目を描けないと、とても困るんだなと痛感しました。

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もぐらのテレパシー

 自作曲の4日目です。

 今日は深海を離れて地中の曲です。

 「もぐらのテレパシー」というタイトルです。

 ちょっと前のNHKラジオ第1「子ども科学電話相談」を聞いていたら、「ミミズは目が無いね」。と昆虫の先生の久留飛克明(くるび・かつあき)さんがおっしゃっていたんですね。

 それを聞いて「そうだ! ミミズを忘れていた!」とハッとしました。

 この時点ではモグラは関係ないんですけど、モグラの王様につきしたがう家来みたいな存在で両脇にミミズがスックと立っている絵が頭に浮かんでまいりまして。

 バカバカしいですね。我ながら。いつものコトですが。

 モグラの王様が地下の動物に向けてテレパシーで「地下に棲むものどもたちよ!」みたいにして重大なコトを呼びかける。すると、それに呼応する思念の波がザブンザブンみたいな感じを妄想してみました。

 私は正気ですよ。あくまで架空のモグラ王国を想像しているだけですからね。

 モグラの王様は白いローブを身につけていると設定しました。

 ギリシャの人とか聖職者みたいなイメージですけど。

 私が思うに、地下の動物たちはいつもドロとか土にまみれていますから、純白の衣装というのは相当に神々しいのでは無いか。高貴な感じですよね。

 それで気づいたんですけどミミズくんね。あの人たちも見かけるといつもツヤツヤしてますよね。

 ガラコでも塗っているのかっていうくらい。

 ふしぎですね。

 音楽的な面についても言及しておこうかと思います。

 まぁイカにもGBHとかモーターヘッドが好きだっていう人が作ったような曲。疾走感みたいな面において。なんて私は思っていますけど、自分のコトってなかなかわかりませんからどうなのか。

 ベースのフレーズがまず私としてはヒットですよ。

 ずっと繰り返す感じの2小節。この私のストゥージス体質って申しますかね。ほんの少しくらいなら私もアフリカ系アメリカ人たちの音楽の系譜に触れるのかもしれませんね。

 ちょっとカッコイイけど、バカバカしさは充分に備えているっていう。そのアンバイにおいてウマくいきました。

 興味のある方がいるかわかりませんけど曲中のカンコンいってる金属的な響きのシンセ音。これ矩形波なんですよね。私としてはちょっと意外でした。代表的な使用例としては木管の楽器をマネる際に利用されたりしますけど。矩形波ってね。

 その反面、ギターのファズ音色もガッと増幅させてダイオードで波形の高低をちょん切って矩形波っぽくしているワケで。もしかしたらそっちに近い音なのかって思いますね。ちょっと歪んで聞こえますしね。

 プリセットをちょっとイジって馴染ませただけなので下部的な構造がどうなっているかまでは確かめていないのですが。あとでちゃんと見た方が良いですね。後学のためにね。

 この曲はもしもライブをやるとしたらラストの曲にしたいなと考えています。長さ的にはちょっと引っ張りました。盛り上げるために。大丈夫ですよね。たぶんね。

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 文が長くなってしまいましたが少しだけラジオ日記です。

 「世界の快適音楽セレクション」。NHKラジオFM。

 タイの音楽家がカバーしたビートルズの「デイ・トリッパー」を聞きました。これが大変な曲でした。というか歌手の存在を知りました。

 読み方に自信がありませんが、バード・ザマラートさんかな。Bird Thamaratさん。

 ほぼ演歌な節回しの歌唱でしたけど、大変に見事で。肩からチカラが抜けているタイプでしたけど非常に完成されていた。そう感じました。

 最初に「ビートルズのカバー」と聞いて私が思ったのは「ポップスのフィールドで今更ビートルズのカバーに残された部分があるのかな?」でした。

 たくさんありますからね。過去に。

 しかし素晴らしかった。なんじゃこりゃとも思いましたが。

 予感はあったんですよ。コンボオルガンの音がイイ。憎めない音色。

 およそ音楽の世界には「開いた演奏」とか「音色が笑ってる」というような表現がありますけど、肯定的な意味合いでね。その線でいうと「音色がニヤニヤしている」。ちょっと腹立たしい。

 「えぇ使いましたよ。これで笑ってもらおうと思ってますよ」っていうような音色。「笑ってやがる…。オレが文句つけても仕方ないか…」って思うんですけど、続くボーカルの節回しが申し上げた通り、なんとも演歌。ビートルズの楽曲にアジアなコブシがついちゃってるんですけど、腹は立つけど文句のつけどころもなくて困ってしまいましたね。イイもの聴けました。

 今週の選曲家は湯浅学さんでした。

 番組内ではその他にひょうたんのお話で盛り上がったり、ジョー・ミークさんのプロデュース仕事のハニカムズ。「ウーイィ・トレイン」がかかったり。13thフロア・エスカレーターズ。の1stアルバムよりの曲。「ファイヤ・エンジン」も聞きました。

 あとは花登筺(はなとこばこ)さんのドラマの話題もありました。。

 ジョナサン・リッチマン&モダーン・ラヴァーズ。「アイスクリーム・マン」も聞きました。ライブ録音盤。

 コーラスが嬉しい。すごくお客さんにも受けている。アメリカの人にとっての子供の頃の原風景なのかなと思います。

 「キラー・クラウンズ・フロム・アウター・スペース」っていうディッキーズっていうバンドが映画のために書いた曲があるんですけどね。ワゴン車でアイスクリームを売りに来るピエロのオジさんが外宇宙からの侵略者であるみたいな変な映画なんですけど。ああいう映画もアメリカの人たちの共通体験にアイス売りという業態があるからなのかなって思いました。

ジゴクに落ちた野郎ども〔07〕

 今日からしばらく「カニムシ」の練習が続きます。

 このムシ氏にはファンがたくさんいるみたいです。

 ネットに大量の写真がありました。だいたいの感じを把握するのに苦労しませんでした。ありがたい。

 サソリに似ていますが、別の生き物であるようです。

 他の昆虫の足などにしがみついて移動できるくらい。とても小さいみたいです。

 興味のある方は画像検索してみてはいかがでしょう。片手で他の昆虫の足などにしがみついているサマは、おもしろいです。いろんな生き方があるなと感じます。

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 自作曲の3日目です。

 「道案内するメンダコ」という曲です。

 プニプニしている感じですね。

 メンダコっていうダンボのような耳が生えているタコ氏がいるみたいなんですよね。

 見た目が可愛らしいので、好きな人が多いのではないかと思うんですが。

 ところで先日の当ブログで私は自分のことを「テクノポップとかシンセポップみたいな曲しか作れない」と説明したんですけど、もしかしたら聞いてくれた方の中にはガッカリした人もいるんじゃないでしょうか。

 心配です。

 最近の「テクノ・ポップ」ってカッコイイのが多いですからね。

 そういうのを期待して聞いたら、ヒドい目にあったみたいな。

 落胆しちゃった方が、もしもいらしたら申し訳ないですね。

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 自作曲の紹介が比較的みじかくまとまりましたので、久しぶりにラジオ日記です。

 NHKラジオ第1。「らじるラボ」。

 ピンキーとキラーズの「恋の季節」を東南アジアのバンドがカバーしたものを聞きました。サマイ・オーンウォンさんの歌唱。

 これは良かったです。

 選曲は松永良平さん。

 私は作業をしながら聞いたので詳細は聞き逃しましたが、おそらく松永さんならこう解説されたはずです。「恋の季節のカバーが東南アジアにやたら存在する!」みたいなね。

 わかりませんけどその通りでして。

 私はマンボ風のインスト曲、The Stylersというバンドのバージョンが好きです。

 あとは松永さんの選曲で良かったのは小泉今日子さんの歌唱で、銀色夏生さんの作詞曲。作曲は筒美京平さん。「今をいじめて泣かないで」。曲も良かったですけど良いメッセージだなと思いました。

ジゴクに落ちた野郎ども〔06〕

 にじり寄る感じに歩くクモ氏の姿を練習してみました。

 これはまぁまぁといった水準でしょうか。次に描く時にはもっと改善できそうです。

 やっぱりまずは1度ね。描いておかないとその後に続く策もないのかなって思います。

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海底探査耐圧ポッド

 自作曲シリーズの2日目です。

 本日の曲は「海底探検耐圧ポッド」というふうにしました。

 海中深くへ潜り込んで、深海及び海底の生物を観察したいなと。そんな意気込みです。

 イメージとしては昭和の古い怪獣映画「ガメラ」でして、町工場みたいなアットホームな作業場で小さな潜水艦を作っているんですよね。大活躍するんですけど。劇中で。

 作っているのが人気俳優の大村崑さんで。しかし私の目には違って映りまして「手作りの潜水艦なんかで海に潜っちゃって大丈夫なのだろうか?」という。

 あくまで私のイメージですけど、おにぎりをほおばってタクアンをコリコリしながらトンカチで鉄板をガンガン叩いてる感じなんですよね。

 「この船、絶対に沈む。」って思わずにはいられません。

 「発進!」って言った直後に水がジョワ~。ブクブクブクブク~って真下に沈降する感じですよね。港のすぐ近くなんで深さと言っても数メートルですから割烹着を着たおかみさんが「ホントにもう!」とか言いながらユニックで引き上げてくれて。

 おじさんはズブ濡れなんですけど不思議にピンピンしていて「助かったよ~」みたいなね。大村崑さんですからメガネはズレてますよね。昭和ですよ。完全に。話の作りが。

 話がそれましたけど、今回の曲についてのコメントに移ろうと思います。

 こんなにカウベルを連打する曲は初めて作りました。

 おとといの当ブログでの記述で「この数週間で、たてつづけに曲ができた」みたいなコトを書きましたが、実はこの曲だけは去年の夏に作りました。

 コルグ社のガジェット2を導入した直後ですね。ああいうソフトって世間のボーナス時期には値引きされてお得なんですね。そのチャンスに私もあずかりまして。

 1曲できて嬉しかったです。自分で言うのもおかしいですけど聞いてみてとても下らなくてね。これも嬉しかったです。私の本質は失われていなかったと感じました。ムネをなでおろしたと。そういった次第です。

 しかしその後に続く曲は皆無でして。ソフトを買って嬉しいっていうイキオイだけで、できた曲だったのかなと、なかばあきらめていたんですけど、なぜかこの春においてね。ぶり返してきました。良い意味で。

 明日はまた最近にできた曲のご紹介をする予定です。

 そうだ。きのうでしたか。「ソフト・シンセは音が良すぎてコマりますね」みたいなコトを書いて、あたかも苦言を呈したみたいな文脈になってしまったんですが、この曲は自分で思うにかなりソフト・シンセの立ち上がりの良さに助けられているような気がしています。実機だとむずかしい。素性の良いシンセじゃないとね。とくに80年代とかの安いポリシンセはエンベロープがユルいのもママありました。ワンチップで大半のシンセサイザーとしての機能を受け持ってるようなヤツね。ユルさが利点だとする考えもありますけど。ヴィンテージと呼ばれるようなアナログ・モノシンセみたいにバチン!とは行かないでユル~ンみたいなね。茫洋かつ荒涼とした風景を描きたい場合にはすごく良いと思いますねどね。