「千駄ヶ谷5丁目」タグアーカイブ

ネコ会議

sen-da-gaya_08

 大きな公園が東京都内にありまして、その名を「新宿御苑(ぎょえん)」というんですが、ソコが夜間には近所のキャットたちの集会場になっているコトを知ったよと、タダそれだけのお話です。本日は。以下に説明いたします。

 千駄ヶ谷5丁目に住んでいたコロの私は、ちょっとはなれた市ヶ谷っていう場所にあった会社に通勤していたんですが、帰りが遅くてですね。
 終電車で帰るのが普通でした。

 そもそもナゼこんな都心の“千駄ヶ谷”に住もうと思ったのかっていう動機からして「電車が無くなっても歩いて帰れる場所に住もう」というのが要因でした。
 それと「なるべく長く寝ていたい」ですね。
 仕事は好きなんで、長時間労働も休みがなくても気にならないタチなんですが、眠れないのがツラい。

 のちにイラストレーターとして独立した動機なんていうのも「好きな時に寝たいな」っていうのもかなりありました。

 戻しますけど、帰りが遅い。
 だいたい千駄ヶ谷の駅で降りて、御苑の脇の道を歩いて帰っていたんですけど、ネコがピョーンって御苑の中に入っていくのを見かけました。

 それで、「そうなのか! 御苑ではネコの集会があるんだ!」そう気づいたと。そんな思い出なのです。

 ────────────────────

 きのうから大変によく寝ました。つかれてたんですね。
 朝起きてからまた寝まして。
 午後にも寝ました。

 気づいたらメールで仕事が入っていました。
 いそいで仕上げて先ほど納品をすませたトコロです。
 小さなものが1点だけでしたので早くできました。
 副読本のイラストでした。

 ────────────────────

 ラジオ日記的にはNHKラジオ第1「すっぴん!」。今日はダイアモンド✡ユカイさんの日。
 今週で「すっぴん!」は終わってしまうのでユカイさんの担当日も今日が最後。
 いやー。残念ですね。
 ゲストとしてユージさんと、やついいちろうさんがご出演。
 やついさんは尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」をご選曲。
 最近の私はネットの動画サイトで尾崎紀世彦さんの「スバル・レオーネのうた」をよく聞いています。

 ユカイさんは放送の中でたくさん生で歌を歌ったのですが、上で書きました通り、寝ていた時間が長かったため一部分しか聞けませんでした。
 あとで聞き逃しサービスを利用して聞こうと思います。

 「すっぴん!」でかなりユカイ氏について詳しくなりました。
 私にとってのユカイ氏は「ローリング・ストーンズの人」であり、「ロバート・ジョンソンのレコードを雑誌の企画においておススメしていた人」。ただそれだけだったんですが、かなり厚みが増しました。
 レッド・ウォリアーズの音楽もたくさん聞きました。
 1曲も知っている曲がないことに私の世間知らずな点を再認識しました。

 話がそれますけど、私がパンクロック好きだと知ると「ブルー・ハーツとかですか」と言ってくださる方がたまにいて、合わせてくれているんだなと、ありがたい気持ちになるんですが、おそらくそう言ってくれた方のほうが、ことブルー・ハーツに関してはよくご存知だと思います。

 私はホントに誰でも知っている数曲しか知りませんからね。
 動いている姿となると、インディーズで出てきた時期にディスクユニオンのパンク・フロアのモニターでマーシー氏がピョンピョン飛び跳ねているライブ映像をモニターで見たっきりです。
 異常なくらい常識がない私ですのでましてやレッド・ウォリアーズの楽曲となると無知の極みでした。

 ギタリストのシャケ氏がレッズのあとに始めたカジノ・ドライブの時にギター雑誌の求めに応じて挙げた「好きなアルバム10選」の中に私と共通するものが何枚かあったのを見て、とても意外であり、「もしかしたらまるっきり無関係ってワケでもないのか」と思いつつもそのまま放置しておりました。

 ユカイ氏に戻すんですが、ビートルズ好きだと知ってまず意外。
 たしか年末にビートルズの歴史を語る番組でけっこう長く話すのを聞いたんですが、自分の中で血肉化できており消化されている様子を知りました。
 これは一朝一夕のファンじゃないぞと。
 さらには「すっぴん!」内でたくさんの楽曲についても話している様子を聞くに、これまた自分のものにされているんですね。

 「オレとこの曲」とか「オレとジョン」、「オレとキース」みたいな感じでいちいち考えがそれなりにある。ほぼ完全に認識を改めました。
 なんかの受け売りじゃなく「オレにとってのこの曲」って感じに語れる人は好きなんですよ。私は非常に。ちょっとズレてても良いんです。世間で言うのと。そんなの関係ないんですよ。
 「オレにとって」っていうのがスゴく大事。いちいち突き詰める。またコレが大事。長くその音楽と時間を共にしたってコトですからね。

 伊勢正三さんの曲などの10代の頃に好きだった曲を大切にしていて、さらにそれを歌わせるとウマい。
 好きだったものの集大成が今につながっているという非常に時間のかかる正直な来歴ですね。
 あとはロックン・ロールにあくまでこだわっているの部分がうれしい。
 これからもスキさえあったら「ロケンロー」と放送なんかで言って欲しいです。

 楽曲としては「イージー・カム・イージー・ゴー」に出会えてよかった。再結成後の録音なんですが。
 これはアルバムを中古で手に入れましたからね。安かったです。
 それと2枚組みのベスト盤も手に入れました。これまた中古というか、その中でもレンタル落ちという私の財政状況を赤裸々に照らすような、かなりリーズナブルな入手の方法をとりました。
 こんなボーカルが大変そうなバンドでがんばっていたんだなと、非常に今更に思ったんですが、それとギターの音が良い。
 最初の頃から良いんで、「あの時期にこんな音で録れてたんだな」と学ぶところ大でした。

 私が好きな分野ですので長い文章になってしまいましたが、とりあえずはラジオという場でユカイさんに出会えたコトを感謝したいと、そんな感じですね一番は。

せんたく

sen-da-gaya_07

 イラストのお仕事が終わりました。
 いやー。いそぎましたよ。
 グッタリしました。

 本日のブログ用イラストなんですが、私が千駄ヶ谷5丁目に住んでいたコロには銭湯がアパートからちょっと歩いたトコロにあったんですが、併設するカタチでコインランドリーもありました。
 よくある形態ですね。

 ココは新宿のにぎやかなあたりから近かった関係で、洗濯だけ利用しにくる人もいたのかなと思います。

 新宿アンチノックの近くに昔は日通の事務所かなんかがあって、作業服を洗いに来る人とかを見かけたりしたものです。

 イラストとしては文庫本を読みながら、洗い上がりを待つタヌキさんを描きました。

 J・PホーガンさんのハードSFとか言われる小説を読みました。ココで。
 よく覚えていないんですが、「最終兵器」とかいうお話があって、その佳境の部分を読み上げた。そんな思い出なのです。

おサル列車大暴走

sen-da-gaya_03

 きのうの当ブログにおける記載に「ビルの裏に看板が貼ってあってそれが列車の窓から見えるようになっている」みたいな書き方がありました。
 ちょっとわかりにくいかも…という反省があります。

 そこでイラスト化しました。
 これで伝わりますでしょうか。
 ちょっと筆がすべって列車が大暴走してしまったんですが、そこはご愛嬌なのです。

 それにしても、おサルさんの運転手に我が身の安全を全てまかせるこのタガの外れた危機意識っていうんですかね。
 東京の電車のお客さんは、どうかしてますね。

 今日はラジオで日本のロックバンドであるウィラードの楽曲を聴きましたよ。
 ビックリ。
 いつも聞いているNHKラジオ第1「すっぴん!」での出来事。

 なんでも番組アンカーの藤井アナが大好きな曲なんだとか。
 「てめえ! さてはダムド中期以降許容派か!」と、まるで「敵発見」と言わんばかりのイキオイでパンクロック・ロケンロー派の狭量さをさらけ出してしまいそうになりました。あぶない。あぶない。
 人生、何があるかわかりませんね。

 今日の「すっぴん!」は、総合文筆家の能町みね子さんの日。
 ネット上の地図と街角画像を見ただけで「これは!」と狙いを定めた喫茶店に下調べゼロのフラットな気持ちで訪れるというクロウトな旅のてんまつをうかがいました。
 楽しく聞いたのですけど、町に立つ古い建築の数々についてのお話も面白かったです。

 ゲストとしてマンガ家の久保ミツロウさんがいらしてなんか色々と話してくれました。
 藤井アンカーと能町さん、そして久保さんがそろって、自分が老婆になった時のビジョンなどについて協議を重ねる内容でした。
 こういう集まりが、番組さえ続いていればまだ何回も聞けたのにと思うと残念な気分。
 それにしても久保さんはかなり独自の視点というか考えを持つ人だと思いました。
 とても若いコロに使用していたペンネームがかなり面白いというのも知ったのですが、具体的になんというのだったのかは忘れてしまいました。
 カタカナで貴族的な感じだったと思います。

 そうだ。お仕事メモ。
 終わりましたよ。まだ別のお仕事原稿も残っていますが。
 予定していたよりも6時間ほど遅くなりましたが、わりと納得のいく仕事を比較的短期間で仕上げることができました。
 休みなく次のお仕事に移ります。

「産」の字の見える窓

sen-da-gaya_02

 今日は手ヌキですよ。もうしワケありませんが。
 なぜならイラストのお仕事がシュラバであるからです。

 たびたびお伝えしているようで恐縮なんですが、「副読本のためのイラストの数々」のお仕事。
 もう3月ですからね。
 今月の末くらいには本になっていないとヤバい。

 イラストの納期については別に「いつまで」とは言われておりません。
 「なるべく早く」という感じ。
 未着手の原稿の件もありますので、私としてもなんとか明日のお昼くらいまでに完成させたいのです。

 明日は(ブログの記述の方も)がんばります。

────────────────────

 きのうの続きの「千駄ヶ谷に住んでいたコロの思い出」です。
 ですが上述の通りの事情から、短いです。

 お部屋の窓から宝石ビルのライトの点滅がイヤらしく見えた件はお伝えした通りなんですが、実は別の角度にはまた別の光景がチラッと見えておりました。
 それが「産」の字なんですよ。

 このネタで引っぱっても良いんですが、私は以前も書いた通りクイズごっことかで時間を浪費するのが大キラいなんでタネ明かしから入ります。
 これはビルのスキ間からそこだけ絶妙に見えていた、というかのぞいていた「共産党本部の壁にかかっている看板の「産」の字」なんですね。
 それも普通の路面に面した高い場所にかかっているような看板ではありません。

 きのう、「総武線とか中央線の架線が見えた」なんてコトを書いてお伝えしたワケなんですが、アレですよ。

 このあたり、東京の中心部で電車をよく利用する人なら一度は見かけたコトがあると思いますけど、「電車に乗ってる人だけに見えるような位置」にかかっている共産党の看板ですね。
 すなわち高架の線路に面した共産党のビルの裏っかわのカベ。そこに絶妙の高さというかわざわざ列車の窓のレベルに合わせて貼ってあるアレ。
 電車も高速ですから「チラッ」と見えますよね。アレなんスよ。

 ま、たぶん今もアレが貼ってあるだろうという前提に立って書いておるワケなんですが、「そうか。アレか」と、当時のまだハタチだった私も思い当たりました。

 しかし今こうして当時を振り返ってみますと、片や「バブルルルルルル!」って感じのイヤらしいビル。
 そしてまた別角度には「共産党」ですか。いやはや。

 ま、実際非常に近接しておりましたし私が住んでいたアパートからも数百メーターとかしか離れておりませんから別段に双方が視界に入ってもムリはない。
 ムリはないんですが、取り合わせとしては絶妙ですね。
 当時の私は「なんかスゲーな」としか思っていませんでした。

 気づくのに30数年かかったと。
 そういった次第です。