「モモンガ」タグアーカイブ

モモンガくん〔忍者13〕

 屋根裏に忍びいったモモンガ忍者くんを待ちかまえていたものは、「やり」のブサブサ攻撃だった。というイラストです。

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 連日のイラスト作成作業です。ちょっとオーバーワーク気味。めずらしく肩や首に筋肉痛があります。風邪を誘発しそうなので葛根湯を久しぶりに飲みました。やはりしばらく控えていると薬の効果もいつもより感じられるのかもしれません。そんな現在の体調と心境です。

 そんな具合でして、苦しんでいるイラスト作成ですが、今夜中に苦しい部分は抜けられそうです。明日は休みたいです。

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 ラジオ日記です。聞き逃したNHKのラジオ番組を「聞き逃しサービス」で聞きました。

 「世界の快適音楽セレクション」。テーマは“にぎやかな音楽”。選曲者は湯浅学さん。後半の民族音楽セレクションが圧巻でした。それとブエノスアイレスの“さくらと一郎”という紹介でしたか、現地の歌謡曲、50年代の古いもの。楽しく聞きました。

 変わって日本の古参バンド「突然段ボール」。音楽への愛を歌ったもの。この辺りからは土曜日にリアルタイムで聞いていたのですがちょっと共感してしまってホロっとしました。私よりも年上であるワケですが、まだこういうピュアな感情が詩に書けるのね。と思ったのでした。しかし今日また聞き返してみるともっとやはり長いなりの深い事も歌われていました。五線譜にあらわれないキビ。おそらく音楽の不思議、マジカルな部分のトリコなのだという今現在の心境の吐露なのかなと思いました。それとなんでしたっけ「なりゆきが変化する時」。あっ。つかんだなっていう瞬間なのでしょうか。演奏する行為の中で明確なラインが見えた時。スルスルと曲がカタチになっていくとか。わかりませんけど。良い歌詞を聞いたと思いました。個人的にはヴェルヴェット・アンダーグラウンドのロックンロールという曲を思いました。ギターソロの明快なところもあれはちょっと狙ってるんじゃないかと感じてみたり。

 それとなんだっけスティールパンのオーケストラもの。エッソ・トリニタードでしたっけ。基本中の基本なんですがはじめてききました。とてもよくて。チチ松村さんのコメントにあった「音が滝のように流れ落ちていくようですね」という表現は秀逸でした。多分こうした華やかなパンものを聞くたびに私は思い出すと思います。

 それと「ジャズ・トゥナイト」。音楽家にして日本のジャズ評論の世界でも頂点を極めた大友良英さんの番組。ジャズの名手が残した、専門外の楽器演奏。これは少なからずビックリしました。バンドとかやっていく上で上手い人と交流すると自然に別の楽器の呼吸を学んでしまうというのはけっこうその世界ではあるみたいなんですけど、そんなレベルではないっていう音源を多数紹介してもらいました。特にキース・ジャレット氏のソプラノサックス演奏。これは素晴らしかったです。サックスじゃなきゃ表現できないものがあるっていう強い必然性を感じました。切々と迫ってきました。

 それと訃報のニュースの部分で取り上げられたジェームズ・エムトゥーメさんが参加したマイルス・デイヴィスさんの楽曲。「エムトゥーメ」。何回聴いても良い曲です。異議なしです。

 大友さんの「ジャズ・トゥナイト」の通常回における後半部分は聞かない事もあるんですが、今回は丸ごと良かったです。特にギタリストだというカート・ローゼンウィンケルさんのピアノによるお父さんの死に寄せた曲。あまり使わない表現なんですが癒されました。この曲については聞いていて「ピアノは専門外なんだな」っていうのがまぁ少し分かる演奏ではありましたがやっぱり愛ですかね。愛情の深い演奏だったと思います。どうかするとちょっと涙ぐみながら弾いて録音していたのかもしれないと思ってみたり。

 それときのう聞き返していた「クラシックの迷宮・スクリャービン氏のお仕事概観」。かなり理解が進んできました。最初に聞いた時には本当にクチがアングリって感じでキモを抜かれちゃいましたけどだいぶ冷静に聞けました。もう少し神智学とかの私が知らないところ。それら大まかに学んだ上でもう1回聴きなおしてみようと思います。

 「松尾潔のメロウな夜」。これから「聞き逃し」で聞いて、なんとかイラストの作業、残りのツラい部分、をがんばっていこうと思います。追悼番組を兼ねた「エムトゥーメさんの仕事」みたいな内容だそうです。私は知りませんでしたけど松尾さんが大変にエムトゥーメさんの音楽が好きみたいで。私が知らないエムトゥーメさんとレジー・ルーカスさんが組んで作っていったポップスなどの世界が知れるんではないかと期待しています。かなりド級ポップな世界にも行っていたという知識だけはあります。

モモンガくん〔忍者12〕

 モモンガ忍者くんが大事なぬか床からナスの漬物を取り出して喜んでいる場面を描きました。

 日記的なメモです。今朝は寝坊しました。きのうはイラストのお仕事でかなり集中できたんですが、その余波が来た感じ。とりあえずよく眠れたので体調としては良いです。集中できるときはしておいた方が良いかなって思います。

 本日の朝は仕上げ作業の終わったイラストを見直す作業。1枚の画像にまとめて先様に送信するという作業までを済ませました。

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 ラジオ日記的には録音しておいた「クラシックの迷宮・スクリャービン氏の仕事」を聞き返しているところです。終わりなきユートピアにおけるエクスタシーの全面展開について片山杜秀さんの考察を伺っているところ。

 私の感想としてはまずはスゴいもの聞いた。次に来るものとしては何もここまでっていうものです。

 まさに片山さんがこのくだりから解説しようとしている「なにがスクリャービン氏をもってしてここまでさしむけたのか」。このあとニーチェさんの超人という考えについてさしかかるところ。哲学というものを知らない私にとってはなかなか難しいですけどまずは片山さんのおっしゃっている内容を理解できるよう努力してみるつもりです。

 きのうのことですが眠る前に北一輝さんについて鈴木邦男さんが高木尋士さんと対談した際のさわりの部分を記録したものに目を通してみたりしました。

モモンガくん〔忍者11〕

 木の実をあぶって食べようとしているモモンガ忍者くんを描きました。

 日記的なメモです。

 ブログの更新が遅くなりました。すみません。

 きのうも少し書きましたが、イラストのお仕事が忙しくなってしまいました。今日はかなり集中して仕事をしました。

 おかげさまで分量としてはかなり進みました。

 追加分の原稿が入ってきました。詳細が判明しました。これで計画が立ちます。ちょっと手間はかかりそうですが、あまりむずかしく考えないで淡々と進めた方が気分的には潰れずに完走できそうな気もします。また明日もがんばります。

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 そんなワケで急に忙しくなってしまってラジオ日記には色々と書きたいこともあるんですが、時間がありません。

 きのうとおとといに長文を書いておいて良かったです。あんなの時間がある時じゃないとできません。もっとも私の場合は長文をブログに載せる場合は2日くらい前から準備して変な文にならないように書いては消ししているんですが。

 今日のラジオはまずはNHK・FM。「吹奏楽のひびき」。北海道の北見市に優れたクラリネットの演奏家おふたりがおもむき、演奏されたというライブ録音。最初の音が鳴った瞬間から素晴らしかったです。50分の番組があっという間。

 次に「現代の音楽」。こちらも最近の演奏から。ライブエレクトロニクスの実践っていうんですかね。特に2曲目のものがその特殊な効果がわかりやすくて好印象でした。演奏家の演奏技術も重視されつつ電子的な即時の加工だったり処理。ブライアン・イーノさんは「トリートメント」って称していたでしょうか。最近ネットで国立音楽大学で現代音楽を学ぶ若い人たちのやはり同種の試み、つまり演奏を電子的に処理するっていう演奏会のようすを何本か見ました。ヒトの演奏だけでは表現できない領域の音の具体化。個人的にもとても期待しているところです。

 「子ども電話科学相談」も聞きました。小学2年生の男の子の質問者が大変に利発なお子様でびっくりしました。先生とのやり取りの中で自分で言葉を組み立てつつ考えなどを伝えていましたが文意が一貫していて助詞の使い方も満点。考えながらの会話においてこんなにうまく話せるものかと驚きました。将来に研究する人になったとしたら読みやすい文章を書けそうです。大人でもなかなかできないことです。

 「ニッポン時空旅」。こちらは再放送でしたが初めて聞いた時にも大変に興味深い内容でしたので再び聞けて嬉しかったです。音階について。いわゆる「ヨナ抜き音階」などにも触れつつの楽しい30分。

 明日の深夜にはジェームズ・エムトゥーメさんの活動を振り返る番組がNHK・FMであるようです。遅い番組ですので聞き逃しサービスを利用すると思いますけど楽しみです。

 それと昨夜の番組。「クラシックの迷宮」。スクリャービンさんのお仕事を概観するもの。スゴかったですね。内容が濃くてね。つまり彼の人生そのものが語るべきコトガラに満ちていたということなんですが。マしかし私がするべきことは録音しておいた内容をもう一度聞き返してみることじゃないかと思います。大変に驚かされました。北一輝さんの超人思想みたいなところまで飛び出していました。

モモンガくん〔忍者10〕

 モモンガ忍者くんのイラストを描きました。

 もしかしたらムササビくんかもしれません。

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 以下は、ネットの動画サイトで私の住む静岡県富士市、富士宮市周辺のご当地アイドルである「3776(みななろ)」の動画を見た感想を記していこうと思います。

 曲はストラヴィンスキー氏の「春の祭典」から「いけにえの踊り」です。クラシックの名曲に独自な解釈を加え、その上に新たな歌メロをのせるという手法。他にもいろんなクラシックの名曲を手がけているようです。3776の活動においては。

 歌詞としては「誰のために生きる」「誰のために死ぬ」という文節が繰り返され「いけにえの踊り」の題に沿ったものになっています。それらが交互に延々と繰り返されます。聞いているうちにまるで正反対な意味合いである両者が、やがてイコールで結ばれる、あるいは融合するさまを追っているようだと感じました。

 動画の内容としてはダンスを主体としたものになっています。

 舞台としては大変に素晴らしく美しいと評判の富士市内の公園であるようです。

 画面を分割して、ひとり3役というか、センターにメインの踊り。両脇はダンスの進行を補助するシンメトリーな動きという構成。

 振り付けとしては最初は、考えあぐねるような思いなやむ表現。それが途中で吹っ切れてむしろ力強さを増していく。というようなストーリーがあるようです。

 両サイドの2役は、吹っ切れたあとのメインの存在を鼓舞するような動きをして盛り立てているようです。

 メインの踊りにおける指先、足先までのシルエット表現にこだわった動き。よくゆきとどいていて美しいと思いました。

 「いけにえの踊り」ということなんですが、富士市にはかつての富士川の氾濫をしずめるために人柱を立てた歴史があります。動画を見ていて「死ぬこと」が「生きること」に転化する形式のひとつとして、昔の人柱のことを思ったりしました。

 それと昔話のひとつとして「いけにえ渕の毒蛇(どくだ)」というものも伝わっております。この動画が撮影されたと思われるあたりの出来事であるようです。若い女性が命を落とすという、なんとも悲しいお話なんですけどね。

 世界に目を転じても「いけにえ」ってたくさんの例があったようですが非常に重い問題。しかし普通の人が普通に生きていく上でも「誰のため」「何のため」という問いはいつもあってしかるべきなのかなと思います。

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 去年の当ブログにおいて3776の製作をしているプロデューサーの方の感覚の面白さに触れたんですが、この楽曲においてもストラヴィンスキー氏の前衛的な性質を今の音楽の潮流を用いてとてもうまくまとめているなと感心しました。

 歌唱は多重録音で作り上げたなかなか手間のかかった作業をしのばせるもの。圧倒的な世界がうまく作れていると思いました。

 歌詞の内容は重いのですけど最後のギリギリのところでちょっと茶目っ気の感じられるような一瞬があり、私はそこがとても良いなと思いました。一瞬の息抜きの後の印象的なラストシーンでした。

 歌とダンスを担当している井出さんはまだ若い人ですけど、そういう元気で茶目っ気のある性格を演じるのもお好きなようで、他の動画では富士山の妖怪の子と、ひとり2役でおしゃべりするという構成を楽しんで演じているようです。こちらも大変に素晴らしい内容ですので、もしこの文章を目にされた方で静岡東部への移住を検討中だという方は見てみてください。そして富士市への移住を決心してくださればと思います。

 動画における衣装についても記しておこうと思います。

 たいへんにゆったりとした長いワンピースのドレス。色は白に近いベージュでしょうか光線やレンズの関係もあるかもしれません。ロシア的な飾りが襟ぐりに施されているようです。海からの強い風をまともに受けてハタハタとたなびくようす。風を受けて飛んでいきそうな激しさと優美が同居する世界ですが、これもドラマチックな印象作りに寄与しているようです。雲ひとつない快晴というのも美しい。

 両サイドの踊り手も衣装としては共通なのですが、背中にだけ茶色の毛皮を背負っているという違いがあります。私にはまるでモモンガのように見えました。ゆったりとしたワンピースは飛膜のよう。強風に乗って飛んでゆけそうです。

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 そんなワケでして、本日のブログ用イラストの「忍者モモンガ」は、「3776の春の祭典・動画」を見た感想も含んでいたのでした。

 というところで本日はおしまい。ありがとうございました。