モモンガくんのオモテとウラを考えてみました。
イラストではシッポを別体にして、自由に動かせるようにしてありますけど、実際の生き物としてのモモンガさんのシッポは皮膜と一緒なんじゃないかって気もちょっとあります。普段こうした動物のイラストを描く場合は実物の写真を集めて参照して描くんですが、今回はその段階を取らずにかなり自由に印象のみを頼りにイラストにしてみました。
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ラジオ日記的にはNHK・FM「現代の音楽」を聞きました。Phidias Trioの去年11月の演奏会のようす。先週に続いての2週目。舞台上の演奏行為に電子的な処理を加えて拡張していくというものだと思います。
解説の西村朗さんのまとめにもありましたけど人間の演奏とエレクトロニクスの距離が近くなっているというか、硬直した関係ではなくもっと有機的になっている様子を聞けたと思います。私はかなり好んでこうした音楽を聴いてきている方だと思いますけど、どこからが電子的な処理で鳴っている音なのかわからない部分だらけ。どちらかというとメンバー3人の出す音と電子的な音が全部一体になって鳴っている音楽。というふうに聞けたと思います。人馬一体というか人電一体というか。非常に良いと思いました。この先の技術的な発展も楽しみです。
聞いた曲としては佐原洸(さはらこう)さんの星絣(ほしかすり)。作曲とその場での電子音響、エレクトロニクスも佐原さんご自身がご担当。その弁によりますと明確にして重層的なビジョンをもとに作られた曲。様々な要素が時間軸に沿って変化していく。それらは独自の律を持っているというような感じだったかなと思います。録音したものを午後から2回聴きなおしました。会場のオペラシティ・リサイタルホールの響きもよく心得ているのか、とても美しく、タイトルにもあるカスリの布の模様を見つめている時に吸い込まれていくような気持ち。その良さ。みたいな感想を持ちました。
もう1曲はハイナー・ゲッペルスさんの曲「バガテレン」。こちらはもう私のような人間にとってはめっぽう聴きやすい曲。かっこよかったですね。電子的なドラムのビートがビシバシと来てました。でありながらクラシックな流儀っていうのも保たれているように思えましたし。聞いていて、ちょうどおとといですか、聴きなおしておいたジョン・ゾーンさんのバンドの曲。大友良英さんの番組で流れていたものでしたけど、その曲の間合いと似ている部分があるな、なんてことを思ったのですが、ネットのSNS上の情報としてまさに大友良英さんがハイナー・ゲッペルスさんの音楽が非常に好きで、ジョン・ゾーンさんと並び立つくらいみたいな内容。非常に納得できましたけど逆に腹立たしかったですね。他人の感想に侵食してきているようなふるまいで。もちろん大友さんは全然悪くないんですけど。
「吹奏楽のひびき」も聞きました。ホルンの特集。アフリカン・シンフォニーが聞けました。
「子ども電話科学相談」も聞きました。「ウィルスは生きていると言えるのか」という深遠な質問。それに対して科学的に観測可能な解答を返すようす。よかったと思いました。