モグラ一揆(いっき)に立ち上がった民衆モグラさんたちを描きました。
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ラジオで古いブルースを聞きました。
普段の私は意識して“ブルース”と呼んでいますけど、この場合は“ブルーズ”といったほうが良いかもしれません。「ス」と「ズ」の違いですね。前に気になって調べたことがあるんですけどバディ・ガイ氏は思いっきりブルー“ズ”って言ってました。私の場合は窓を開けたら港が見える感じも大切にしたいので普段はブルースって呼んでるんですけど、あんまり馴れ馴れしくするのもどうかと思うし、差別されて簡単に殺されちゃったりする歴史を持ってるワケでもないですからね。軽々に扱えないっていう気持ちが大きくて。「ズ」のほうね。しかし特に戦前ブルースって呼ばれるものそれ単体を指すときには尊敬あるいは敬愛込めてブルーズの方が良いのかなって思います。
なんか長くなっちゃいましたけど、ラジオで聴いた曲。それはミシシッピ・ジョン・ハートさんの「シー・シー・ライダー」という曲でした。NHKラジオ第1「らじるラボ」。今日のテーマは「ドライブの曲」でしたかね。
ジョン・ハートさんの音楽は私、けっこう好きで。楽譜も持っています。
1ページたりとも活用していませんけどね。ギターの修理がまだなので。
なんとか今年中に直ると良いですけどね。どうなることやら。
前に書きました吾妻光良さんの本もそうですけど実はそういう楽譜やら教則の類が大量にありまして。イラストの参考書なんかは少ないのにね。もうこの先において趣味が大きく変わることも無いと思って気になるものは買い込みました。消費税が上がる前に。だから数年以上も前のことです。ちょっと人に言えないくらい持ってます。弾いてもいないのにね。
どちらかというとミシシッピ・ジョン・ハートさんというよりソコを足がかりにしてディック・ジャスティスさんみたいなのを目指す感じなんですけど。カントリー・ブルースなんで似ていますし。がしかしジョン・ハートさんくらいの知名度が無いと楽譜も無いので。
声質については私の場合、シルバーアップルズのシメオンさん系っていうか若干の悲しい感じがあるのでディック・ジャスティスみたいな感じもイケるんじゃないのって簡単に思ってるんですけどね。
それともう1ヶの目標があるんですよ。ヤン富田ね。別名マダム・ヤンですけど(ウソ)。富田さんが5枚組くらいで箱に入った音源を出したことがあって、そのうちの1枚がCD-ROMで、動画とかがたくさん入ってるんですけど、そのうちの一つが富田さんがスライドギターを弾きながら首から下げた小さな装置でヤギとか牛の声を鳴らすんですよね。あまりにバカバカしいんで富田さん本人が笑いをこらえきれなくなるんですけど。
古いものとデジタル技術の融合っていうか円環状につながったテクノロジー。未来は古くて新しいっていいますかね。
前未来テクノポップですよ。
そんなにパフュームが嫌いなのかって感じですけどその通りでホントに嫌いです。それは良いんですけど、いみじくも前掲したシルヴァー・アップルズもちょっとカントリー風味がありますしテクニークな感じとカントリーなのってアリなんじゃないかと。
ニール・ヤングもやってますしね。テクノポップな感じにおウマさんがポッカポッカ歩いてる音が入っているのを聞いてコシを抜かしました。ヤング氏のワールド内ではウマとテクノって同存可能なんだ。リエゾンダンジェルーズなんだってビックリしました。
他にはアシッド・テクノのビヨビヨした音を聞いていると草原の上でたくさんの牛たちが融合したり分離したりする風景が見えてくると言ったのはバッファロウ・ドウターズのメンバーの人だったと思います。絶対にヤバいクスリを決めているに違いなんですが、まだサグる余地がありそうだなっていうのがテーマとしてありますね。私の中に。
牛と電気っていう話題で申しますと米ミュージシャン、ボブ・ログ3世さんの動画「Future Shorts」内で、牛にちょっかい出そうとしたボブ氏が牧場の電流鉄線に触れてしまって感電。牛のウンコまみれになったところを見た牛たちが笑い転げるという比類なきバカバカしさが展開します。粘土アニメなんですけどね。短いのでお時間と興味のある方は参照してみてください。
このボブ・ログ3世氏の音源。日本盤での話になりますが、「Tin Teens Go Hexotic Island Mix 」っていうのがありまして、山塚アイ氏の手によるリミックスという名の別物、よくあるパターンなんですが、元ネタはカナダの電子音楽家ヒュー・ル・ケイン氏の「Dripsody」です。
聞けば一発なんですが、ボブ・ログ3世とヒュー・ル・ケインの両氏のどちらも好きって人は絶対数から云って限られてしまうのでセンエツながらこの私がですね。恥をこらえてチンコロするとまぁこういった次第なんですが、このケイン氏ですよ。ごく初期からの電子音楽家であり、その作品の幅においてはかなりシリアスなものも含むんですけど。おそらく相当にアタマが良い人だったと思うんですが、いわゆるサックバットものね。これが楽しい。非常にユーモラス。歴史がどうとか言わなくても楽しめる。カナダのペリー&キングズレイとまではいかないけど、ちょっと笑ってほしいって気持ちからは似てるんじゃないかと思います。
そのちょっとバカバカしい部分の表現からケイン氏の暖かさというか他者とのコミュニケーションに向けた欲だったり愛情というのかそういう部分が現れているように感じられて、とても私は嬉しくなるんですよね。
マそんなワケで、やっぱりカントリーとかブルースみたいなものからテクニークなものバカバカしいものって距離はあるかもしれませんけどつながりは良いのですよ。きっとね。ムリヤリですけどそんな結論にしますよ。