「ムシ」タグアーカイブ

ケラどん〔04〕

 腹ばいの姿勢のケラおじさんを描きました。

 目の表現はこんな感じで行こうかなと思っています。

 ケラっていうのがむずかしいムシであるようです。

 地面の中にいることもあれば地上にいることもあって、飛ぶこともできて泳ぐこともできるみたいです。器用ですね。

 そんなワケで、他の地中のムシたちは目をバッテンにして表現している私ですけど、ケラさん、あるいは今後に私が気づくことのあった活動範囲の広いムシ氏は目を半眼な感じに処理するようになるかもしれません。

 目の表現についての記述は以上なんですけど、その他の点については、ちょっと慣れてきたかなと思います。もう少し簡単にしたいです。

 ───────────────

 近況的なメモです。

 本日は町内会のお仕事で「市道化委員会」が朝の9時からありました。

 4つの私道エリアについて、市への移管を目指しているのですけど、1箇所については地権者の了解がほぼ埋まりつつあるようです。

 数年前までの話し合いでは市への移管は無理ではないかとも言われていたんですけど明るい見通しが出てきてよかったです。

 住人の方たちの意見、意思が一致していたのもよかった。面責的には小さく、そしてまた道路の傷みが少ないので補修にかかる費用が割合に小さかったのも好条件でした。通り抜ける車も多いという調査もあり、公益性の面からも進めてよかったのかなと思います。今年度中に移管できれば理想的ですが。

 残る3つのエリアについては、良い面もあり悪い面もあり。色々と話し合って、今日の会議は終了。次の会議は7月の末の日曜に決定。地区のお祭りの予定日の次の日ですね。本来であれば開催されたはずの。お祭りについては残念です。いまだにちょっとガッカリしています。

 ───────────────

 ラジオ日記です。

 NHK電子音楽スタジオから生まれた名曲について。4曲を聞きました。ラジオ番組「現代の音楽」。NHK・FM。

 先週は50年代の作品を振り返り、今週は60年代に進みました。解説の西村朗さんおっしゃる通り、より作家性が反映されるようになった時代であるのだということでした。かなり録音環境も良くなったのとノウハウの集積とかあったんだろうなって思います。

 今週かかった曲はどれも私は音源で持っているものだと思います。このへんは日本の電子音楽、とりわけ現代音楽系については黄金期にあたるんで音源化も良くされているんですね。とりわけ64年のオリンピックの際の黛敏郎さんの「オリンピック・カンパノロジー」。素晴らしいですね。西村さんの記憶においては小学生の頃。そしてその印象は浅くはなかったというお話でした。飛びますけど西村さんは万博の時に高校生だったらしいんですよね。大阪の人ですしその衝撃はいかほどだったかと思います。前に番組でチラッとその現代音楽における芸術性の大勃興の興奮みたいなことを口にされていたと思うんですけど、10代後半という非常に良い時に大変な体験をしたということを知りました。ちょっと前に手に入れた湯浅譲二さんとの対談本に年表みたいな。年譜っていうんですか。それを読みまして。知りました。ついでにいうと同時期に西村さんは松村禎三さんの「管弦楽のための前奏曲」を聞いて大変に大きな感銘を受けたという記述あり。私もネットの動画サイトで聞いてみましたが、これは感動しました。小林研一郎さんの指揮。ハンガリー国立交響楽団。

 番組に戻しますが、西村さん的にもまだ語り足りない部分もあるといった様子で本日は終了。次の同様な企画が楽しみです。それまでに私も湯浅さんとの対談、あるいは結構ご著書もありますのでね。西村さんについては。そこについても掘り進めたい。また聴き進めたいといった。そんな所存です。

 あとね。きのうのリゲティさんのテープ音楽に感銘を受けて他の曲も聴いているんですが、オペラを聴きました。調べてみたら「オペラ作品」だと書いていあってびっくりしたんですけど、普通に私が思うオペラとはかなり違っていて驚きました。

 「ミステリー・オブ・ザ・マカブラ」。女性歌手バーバラ・ハンニガンさんがなんと自分で指揮をとりながらものスゴい歌を歌うという趣向で腰を抜かしました。こんな人がいるんだ。なんか独特の踊りも交えていてイギー・ポップ、ガビ・デルガド・ロペス、イアン・カーティスもビックリみたいなね。異常に高い集中力とか本当にイギーみたいでした。驚きました。

 演奏する人たちにも声を出す役割があって、それがお客さんにとてもウケている。あとは妙に呑気な笛の調子が顔を出したりといった面白い曲でしたね。驚きましたがいいもの聞きました。

ケラどん〔03〕

 ヨコから見たケラさんを描きました。

 どうでしょうね。少し自分のものにできてきた感はあります。

 これには着物を着せていないので悩む点が少なくて済みました。

 しかしもっと気楽なオジさんかオバさんにしたいという希望もあります。

 ひきつづき明日以降、もうちょっとがんばってみます。

 ───────────────

 ラジオ日記です。

 この文章を書いている時点ではNHK・FM「クラシックの迷宮」イタリア・バロック音楽の復興について。を聞いているのですが。

 同じくFMの午前の番組「世界の快適音楽セレクション」について書こうと思います。

 テープ音楽を聞きました。

 思いおこせば先週の「現代の音楽」におけるNHK電子音楽スタジオものね。あれの興奮冷めやらぬワケですけど、本日はリゲティさん「Artikulation」。アーキテクチャ。「構造」とかの意味らしいです。聞きました。

 リゲティ氏といえば、ミクロ・ポリフォニーの手法とその絶大な効果について、これまた「現代の音楽」で学びました。「ああいう合唱ものって内部はこうだったのか!」と感激したんですけど、本日のテープ音楽もまた良かったですね。やっぱりこのテープで録音した音素材の充実したというか飽和した感じというか質感。素晴らしい。音ヅラとしても良かったですけど。

 本日の選曲は湯浅学さん。しかし「Artikulation」についてはゴンチチの三上さんも思うところあったようで、その語る言葉に耳を傾けました。

 いわくこの曲には図形楽譜があって、そのグラフィックな楽譜の音の連なりの描写も素晴らしいということでした。なるほど。

 さきほど私もネットの動画サイトで参照してみましたが、色彩も付いていて、音の役割ごとに色を決めてあったようです。非常に楽しいですね。

 音が、楽譜に忠実でありながら楽譜以上のものになっている。楽譜はあくまでグラフィックであり、鳴らされる音は有機的であるというような、互いがその良さを十分に表現されている。それぞれの存在を確認しました。美しいと思います。

 ついでに何曲かリゲティ氏の手による図形楽譜ものを聞いてみました。やっぱり、品があるな。っていうのは思いました。仕掛けだけでなく人格が浮き上がっているという点でも聞くべき点があると納得したのでした。

 私も個人的にリゲティさんの電子音楽ものを何か持っていないのかな?と思って探してみたら、「ヒズ・マスターズ・ノイズ」という犬の顔写真がジャケットの意匠になっているCDを持っていることを発見しました。こちらはより電子っぽいのかな。聞いてみましたがそちらも良かったです。

 その次にかかった「Gondolier」Andre Toussaint。という曲がのんきで良かったです。ゴンドラでプカプカするというような歌。チチ松村さんの選曲。棚の中に埋もれていたお宝。買って持っていたけど「こんなの持っていたか」という。音楽好きで音源をよく買う人なら身につまされるようなお話です。

 ヘンリー・カウの素晴らしい演奏を聞きました。「組曲「Day by Day」から Falling Away」Henry Cow。

 チャンバー・ミュージック的でもあるがそれだけではない曲だったでしょうか。変拍子。展開する局面。切り返しが鮮やか。うまいものだと感心。

 ココロはレジデンツという三上さんの感想。ちょっとソフト・マシーン。英国ジャズロックですね。このあたり好きな人が国内に多数いるという。私もだいたいその末尾にいるんですけど。

 番組内のゴンチチお二人のおしゃべりとしては、レジデンツの話題から、スーパーのレジの人とのやりとりについて。その内容としては「すんません」というワードについてひとしきり。さらに楽曲「弦楽のための「スンマ」」に連結させるといううまい展開。エストニア・大阪の同祖論にも発展しそうな脱線具合。おもしろい。番組作りを楽しんでいるようすの伝わるヒトコマ。なによりだと思います。

 長くなってしまいましたが、最後にチェット・ベイカー・トリオによる「You Can’t Go Home Again」。これがまた素晴らしかった。ベイカーさんの全部は吹かない、聞くヒトに託すという、なんていうんですか。彼一流のね。ワビサビっていうか、ゴンチチおふたりの弁によると歌心。まさにその通りだと思いますけど、吹いてないのに十分に饒舌っていう到達点ですね。考えてみれば三上さんもこれ系のヒトだよなって気はしますけど、とにもかくにもイイもの聞けました。

ケラどん〔02〕

 ケラさんのボディについて学んでいる最中です。

 まず「手」のカタチが独特ですよね。モグラに似ています。

 それと腕の付け根の関節が他のムシたちに比べてたくましいと感じています。

 強力なパワーを出すため、じょうぶに作ってあるんでしょうか。

 明日以降のイラストとしては、省略して簡単に描いていく方法の模索になっていきます。簡単でありつつ「あ、ケラだ」っていう、見て一発でわかる感じですね。

 ───────────────

 ラジオ日記です。

 NHKラジオ第1「らじるラボ」。金曜日。松永良平さんの選曲。

 10時台は「マンガと音楽」という文脈で何曲か紹介されました。

 町あかりさんと山田参助さんのデュエットで「花言葉の唄」を初めて聞きました。うれしかったです。町さんと山田さんの相性も良いと感じました。

 大正ロマンとかそんな感じの歌。ゲルニカとかGHQリズム・シスターズとかのレトロな感じっていうんでしょうか。吾妻光良さんのバンドで言うと「知らぬ間に心さわぐ」とかに似た感じもあるかと思いました。

 しかし山田さんはマンガ家でありながら歌も良いですね。ビックリ。たしか数年前にもネットの動画で別の歌を聴きましたが、そちらも良い印象が残っています。

 町さんは歌の幅としては広い人ですが、きょう聞いた曲での歌唱は割といつも通りな感じだったと思います。

 ──────────────

 以下は全く違うお話。ネットで見た動画の話になります。

 電気グルーヴのおふたりが愛する音楽について語り合う番組。

 今回は「D.A.F」について。

 私も好きなバンドですけど、言うほどよく知っているワケでも無いので色々と学ぶことも多く有意義でした。

 コードチェンジをあまりしない部分に魅力を感じたというお話でした。

 電気グルーヴの歌モノもあまりコードが変わらないのですけど、私の考えとしては、「テクノ・ミュージック以降の歌モノのあり方の提示として、展開少なくしかし聞いているうちに色々なものが聞こえてくる」という路線なのかと思っていたんですけど、どうやらそれ以前のD.A.Fから来ているものも多いのかと考えを改めた次第。

 それと同じく卓球さんの言葉ですが「(D.A.Fは)ピカピカに磨かれた金属が動いている印象がある」みたいな話でした。聞くとなるほどって思いますけど、音とビジュアルのつながりとして冴えてるなと思いました。

 YMOの「RYDEEN」の曲中、終盤のサーボモーターが動いて発するみたいな音についての偏愛と言い、とことんマシ~ンな感じが好きなんだなと。徹底しているんだなと驚くというか呆れるというか色々と混ざった感想を持ちました。

 ついでですので、私の個人的なD.A.F観も書いておこうと思います。

 ガビ氏のボーカルの他には、ドラムとベースだけ。と思わせつつ案外色々な音を鳴らしている。でありながら、あくまで印象としてはミニマルな感じをグイグイ押してくると。そんな感じでしょうかね。あのランダムなモジュレーションを深くかけたベース音色などもそうですけど単なる快楽志向とかそういうんじゃなくて知的な構築、緊張と緩和の同居ですかね。そんな風に思います。あとはもンのスゴくシンセですよね。シンセの突飛な音が大好きという。その辺は信じてます。言いつつも大して音源も持っているワケじゃ無いのでわかりませんけど。

ケラどん〔01〕

 ケラ・シリーズを始めようと思います。

 地中を掘り進めるムシです。忘れていました。ケラというムシがいることを。

 腕の構造が特殊でして。非常に苦労しています。まだつかめていません。

 何枚か描いていってモノにしようと思っていますけど、どれくらい肉薄できるか自信がありません。