「ニワトリ」タグアーカイブ

それを見つめるニワトリ氏〔15〕

 イラストのお仕事の原稿が入ってきました。

 明日からがんばろうと思います。

 ブログ用イラストの備蓄は月末の分まで、できました。

 今日の午前中には自転車で荷物を背負う修行もしました。というか今日のうちに済ませておきました。天気が良かったです。空気としてはもう秋も深まってきた感じですね。早いと感じます。

それを見つめるニワトリ氏〔13〕

 ワクチンを注射した副反応が出ました。といっても少しだけ。腕の当該場所付近が痛くなりました。朝に起きた時にちょっと痛かったんですが、夜になった今はもうおおむね大丈夫な感じ。

 軽い反応で良かったです。

 ───────────────

 ラジオ日記なんですが、午前中はギタリストのチャーさんの番組を聞き、午後からは米国トランペット奏者の「ルイ・アームストロング」さんの番組を聞いています。ちょっとお昼寝して聞けない部分がありましたが。

 今更なコトを申すようですがベラボーにウマいですね。トランペットも歌も。途中でゲストコメントとして渡辺貞夫さんが「明確で無駄な音が一切無い」ってコトをおっしゃってましたけど、全くその通り。この人ど真ん中をスパーンって行く人なんですね。しかし表情付けは恐ろしいまでに上手い人で。聞き惚れました。またバンドの演奏がスゴい。昼間は録音、夜は客前で演奏っていう感じの、常に音を出しているバンドな感じ。馴染み具合とキレがまぁ見事でした。

 日本に来た際のライブ演奏も聞けましたけど、ただただ偉大。どエラいバンドです。

 番組では市原ひかりさんがライブ演奏を用意してご出演。特に歌が素晴らしかったです。伴奏のギターの人は大変な切れ者でした。素晴らしい。音色といいフレーズの組み立てといい。組み合わさっていました。いいもの聞けました。

それを見つめるニワトリ氏〔13〕

 ワクチンを打ってきました。Covid-19対策です。1回目。ちょっとおそいですけど。今のところ体調に変化はないです。

 今日もブログ用イラスト備蓄の作成に精を出しました。こちらも調子は悪くないです。

 ───────────────

 以下の内容は、ひさしぶりに電気グルーヴのお二人が提供するところのネット番組を見たよ。という記述をしようと思います。「オラっちの音故郷」という番組です。

 とても楽しい内容でした。

 具体的にはポップ・ウィル・イート・イットセルフ(以下、PWEIと表記します)っていうバンドについて語られました。

 PWEIはイギリスのバンドで、もう20年くらい前のバンドだから、いやーもう相当ですね。すっかり古くなっちゃったことに驚きますけど、電気グルーヴのお二人いうところの「サンプラーを抱えたパンクバンド」っていうか。私もその通りだと思います。

 いちはやくジグ・ジグ・スパトニックの楽曲をカバーした、なんてコトも語られました。しかし思うのは私もジグ・ジグは大好きですけど、PWEIはもうなんていうか、同世代!って感じがしますね。言っておきながら実はそこまで詳しくないんですけど、確かベースの人はズバリ私と同い年じゃなかったかと思います。

 PWEIというバンドはどうでしょうね。電気グルーヴのファンの人たちの中では有名だと思うんですが、それ以外の方にとっては、さほどの愛着もないんじゃないかって気がします。クセが強いバンドです。“おぎょうぎ”が良くないし。

 ですけど電気グルーヴにとっては大切なバンドであるみたいで。そもそもPWEIみたいなコトをしたいというのが最初にあったみたいです。電気グルーヴ創設の礎ですね。なんでも石野さんは「ボックス・フレンジー」の頃から好きだったみたいで。その前のアルバムも一応聞いていたっていう話もかなり昔に聞いた気がします。その頃はまだあまりパッとしなかったみたいなんですけど。私もそのアルバムはあとになって手に入れて持っていますけどそんなに聴いてないですね。やっぱり。

 私についてのPWEIについて、ちゃんと整理して書いた方が伝わりやすいと今、気づきましたよ。

 瀧さんも言ってましたけど「ディス・イズ・ディス」っていうアルバムね。もう私も死ぬほど聞きました。「コレだ!」って思ってました。「ディス・イズ・ディス」だけにね。うるさいですよね。

 発売日に新宿中探し回ったけど国内盤は見つけられなくて洋盤を手に入れたっていう話を私が別にやってるブログで書いたんですけど。このあたりの事情を見ても「好きな人は薬物的に好きなんだけど、世間一般からみるとさほどでもない」みたいな感じは伝わってくるんじゃないでしょうか。ほとんど刷られてなかったみたいなんですよね。東京の新宿で手に入らないって大概ですよ。当時でもね。

 私にとってPWEIが、どうスゴいかっていうと、まぁ結局「サンプラーを抱えたパンクバンド」っていう表現に集約されちゃうんですけど、それ以外に補足するとなれば「テクノロジーがパンパンに詰まったディストーション・ギターサウンド」って言えますでしょうか。歪みが深いんですよ。ギターの音色が汚いともいう。ココが私にとって重要で。私は「ギターの音が歪んでいれば歪んでいるほどエラい」っていう誤った思想を持ってますからね。

 たとえば彼らの代表曲である「キャン・ニュー・ディギット」もそうです。ギターが汚い。

 ジグ・ジグ以降を見ても打ち込みサウンドに破天荒なパンクさ加減が混ざった感じっていうのはなかなかなかったと思います。一応、打ち込みハードコアみたいなのはあったか。ドラムマシンと共存する。「ビッグ・ブラック」が居たからね。そうですわ。今、思い出しましたけど。ンまぁそれとは別のね。別の角度で。

 あとはもう引用の多さですよね。石野さんが「今作ったら発売できないかもしれない(サンプリングネタが多すぎる)」みたいなコトおっしゃってましたけど、しかしこのギッシリ詰まった感じですよね。楽曲「シーズ・スリァル」内では大胆にプリンス氏のフレーズなども出てきます。のちにビッグ・ビートな作風に転じるメンバーが居たっていうのもうなずける感じで。

 まぁだいたい以上ですか。私にとっては。ですけど自分でああいう音楽は作れると思っていなかったし作らなかった。それをちゃんと作ったのが電気グルーヴの偉大なところなんでしょうね。ヒトとしての性格・性質も近かったのかなと思いますけど、PWEI本家とね。

 PWEIは1度、来日公演をしているんですけど、電気グルーヴのお二人の、それを見た感想も語られました。私も、もちろん見に行っています。当時のチラシの画像が出てきたんで貼っておきましょう。

 電気のお二人がPWEIのライヴに来てたっていうのは私も知っていたんですが、てっきり夜もおそくからの公演だと思っていました。元電気グルーヴのCMJKさんなんかはそっちのクチじゃないかなって思います。アフター・パーティーもやったみたいですし。

 しかし夜おそくからの公演だと当時お二人のされていたラジオ番組の収録に支障があるんで早い時間の方を見ていたというイキサツ、初めて知りました。つまり私もソコにいたんですよ。早い方の回。共有してたんだなって知って感激しました。

 瀧さんの記憶力が良くて、ライブの際にステージの両脇に映像を映し出すモニター・ディスプレイがタテに重ねて置いてあったというもの。これは確かだと思います。ただし私は後ろの方から見ていたせいか一番上のモニターは記憶にあるんですけど、下の方は定かではありません。当時の映像モニターっていうのはブラウン管ですから奥行きがあるんですよね。ソニーのイイやつとかだと後ろの方が骨格みたいな感じの奥行きがありましてね。タテにして積み上げるのも容易だったんじゃないかと思うんですけど。

 ライヴの感想っていうのは「楽しかった」っていうしかないです。私にとっては。今ですとネットの動画で当時のようすがわかります。ベースはエレキで弾かれていたりして音源で聴くのとおもむきが違っていたりして気になる点もありますけど、その当日は何も気になりませんでした。楽しい、楽しいっていうだけで。

 バンドの年齢と私の年齢が近くて同じような感覚を持っていたのもあるのかなと思います。あの日あの時、ライヴを体験していて良かった。もうああいうのは無いですね。私の人生においては。けっこうトシを取りましたからね。

 そういえばネットの記事で石野さんが語る「老い」についても触れた記述も目にしました。全くその通りだなって思いましたけど。みんなそうなんでしょうかね。話題の小山田圭吾さんが「息子が生まれて命というものについて考えが大きく変わった」みたいなコトをおっしゃっているのを見てちょっとホロっとしましたけど。ああいう人でもやっぱそうなんだなっていうね。直接会ったことも無いからイメージで語ってますけどね。

 以上、長文を書きました。だいたいこんな感じです。

 ───────────────

 電気グルーヴのお二人にとってのルーツを語るこの番組というのは、主に石野さんにとっての思い入れであるとか音楽的なインスピレーションの源泉について振り返るもの、紹介するものだと思うんですが、PWEIの出てくる順序の早さには驚きました。前回がホルガー・ヒラー。パレ・シャンブルグ。これは分かりますよ。DAFとかに続いてね。重要。重要。

 しかしそれで私としては次あたり「ほぶらきん」とか「レジデンツ」かなって思っていました。あの人は好きですからね。しかし「PWEI」だったという。素直にへーそうなんだって思いました。虚をつかれた感じです。納得する部分もまた大きいですけどね。

 単に関連音源が取り出しやすい場所に置いてあったとかじゃなかったら良いのですけど。ンガしかし本当に私も好きなバンドですので。うれしかったです。