下の写真は、先月に製作した元素周期表のイラストです。
紙に印刷して、プラスティックのタンブラー内部に仕込まれています。
出来上がったものを、送って頂きました。なるほど…。こんな風になったんですね…。
記念品として、配るグッズなのだそうです。
元素の一つ一つを”擬人化”するお仕事でした。元素は100個以上もあるので大変でした。
ですが、いつも描いている教材とは違い、不真面目とは言いませんが、柔らかい方向性でしたから、楽しく描けました。
擬人化するにあたって、元素の一つ一つを調べるのも大変でした。
元素が持つ一面を誇張して擬人化するのは、とても簡単な元素がある反面、かなり考え込んでようやくカタチにした物もありました。
大変だった元素は、例えばどういった物かと申しますと、「あまり人間の役に立っていない元素」などが代表格になります。何かに利用されていれば、その製品などを描けば良いので簡単なのです。
あんまり利用法の無い元素って、崩壊が早い物に多いようです。何となく納得のいく話です。中には1秒足らずで壊れてしまう元素もあるんだとか。アッと言う間すらありません。
壊れてしまうのが、そう早いと、さすがに何にも使えませんから、そう言う元素は命名もこじつけっぽくて、昔の偉い科学者の名前にちなんでいたりします。
そうなると、いきおい当該する科学者さんの事も調べないといけなくなる訳ですが、すごく波瀾万丈な人生を送った科学者を知る事が出来たりして、これまた案外面白かったです。
キュリー夫妻の人生などは有名ですが、他にもリーゼ・マイトナーという方の人生にはド肝を抜かれました。なかなか凄いです。そして科学者たる挟持。いやー、偉い人が居た物です。ビックリしました。
一応、ウィキペディアのリンクを張っておきましょうか。まぁ私が初耳だっただけで、相当有名な方なんじゃないかとも思うんですが。