「セミ」タグアーカイブ

 ムシ帝国〔09〕 

 だんだん私なりのセミ像を描けるようになってきたと思います。

 今日のイラストでは「羽」の表現を実際のセミ氏に近づけてみたつもりです。

 やっとわかってきたというか、セミっぽい羽になったと思います。

 しかしセミ写真を改めてよく観察してみたら、前足(?)の構造を見間違えていることに気づきました。これは改めて行こうと思います。「セミっぽさ」の重要な点だと思います。

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 ラジオ日記です。

 いつも聞いているNHKラジオ第1「らじるラボ」。番組内容が改変になるという案内を1週間ほど前から聞いていたんですが、「「さにー」のゾッコン昭和ポップス」も終わってしまうと知りました。今日が最終回でした。残念。

 今日の内容は三木たかしさんのお仕事を振り返りました。すごいメロディーメーカーだったんだなと改めて知りました。

 「ゾッコン昭和ポップス」で初めて知ったことも多かったですけど振り返ると「町あかり」さんを招いての番組が楽しかったと思います。

 楽曲的にはシブがき隊の「寿司喰いねえ!」。この曲のバージョン違いの英語版も併せて紹介されたことが嬉しかったです。単に歌詞を英語にしただけではなくてオケも変えているというものなんですが。私も実はシブがき隊が解散して数年経った頃という中古盤の値段が落ち着いた(と思われる)時期に2枚合わせて購入しまして、今でも持っています。

 編曲担当の鷺巣詩郎さんの打ち立てた「硬いグルーヴ」「ノリの重心がかなり高い位置にある」というおそらくかなり世界的に見ても独特の音になっているんじゃないかと思うんですよね。

 当ブログにおいては伊藤つかささんの「謎のアンドロメダ」についてちょっと書きましたが同タイプの曲です。制作時期的にも近くて。打ち鳴らされるオーケストラヒットがド派手な限界点をカタチづくっておりまして、あれはもうやるだけやったという爽快感というか、あの時代。あの音っていうものだと思います。

 制作としてはフェアライトCMIだと思うんですが、要するに船山基紀さんがアメリカで入手したものであって、「ゾッコン昭和ポップス」では船山さんご自身を招いてそのイキサツについて聞けて有意義でした。

 ここから船山さんのお話になりますけど、しかし一番感銘を受けたのは編曲作業を始めるにあたって歌手の方が所属している事務所なりの意向を詳しく聞くという作業を大切にしていることでした。ヒット曲請負人みたいな船山さんですけど「聞く作業」が大切だと。何が求められているか探るっていうことですね。すごい才能がある人でもこの曲で自分は何をやればいいんだ?っていうのは常にあると思うんですよね。しかし方向を定めた後は聞かない、聞きすぎないっていうこともおっしゃっていて長い経験からくる一番良いと思える方法論を伺ったのでした。あのくだりは感動的でしたね。

 そんな感じの「ゾッコン昭和ポップス」でしたけど、またいつかラジオで「さにー」さんの音楽話を聞きたいものです。

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 それと昼寝をしてしまって聴けてはいないのですけど、今日のNHKラジオ第1の午後の番組「午後カフェ」において渡辺宙明さんの特集があったようです。気になるところです。

ムシ帝国〔07〕

 セミさんの描写に少し自信が出てまいりまして。私なりに消化できてきたのかなという思いがあります。

 もっと深めていきたいんですが、しかし深く行きすぎてまわりが見えなくなってもいけません。

 一番大事なのは「セミだ!」と、ひと目でわかることです。

 セミらしさを大切にしないといけません。

 そんなワケで正面から見たセミ氏の全体像を描きました。

 明日は背中から見たセミ氏の描写の掲載を予定しています。

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 ラジオ日記です。

 いつも聞いているNHKラジオ第1の「らじるラボ」を聞きました。

 徳田章さんのコーナー「おーいニッポン」。

 今日は歌手の方を迎えての「とれたて音楽館・分室」という感じ。といっても本館は30分番組であって、合わせて1時間ある分室の方が時間的には長いのですが。

 ゲストは津吹みゆさん。高校生の頃に「NHKのど自慢」に出た時の司会者が徳田さんだったということで、それからのおつきあい。徳田さんと津吹さんにしかできないお話の内容も多くあり。福島県のご出身だということで土地の様子であるとか、産業、農産物のことなども伺いました。

 福島の矢吹町のご出身なのだそうです。なんでも「日本三大開拓地」のひとつであるそうで、写真をネットで見てみると確かに平らな場所で農業をされているようです。

 そんな感じでツラツラとネットで得られる情報を読んでいたところ、矢吹町という土地はピコリンさんのご出身地でもあると初めて知りました。

 キュートメンっていうテクノなユニットのボーカリストです。ピコリンさんは。

 キュートメンは二人組ですが、もう片方のCMJKさんが確か東北の方のご出身だと、そこまでは知っていたんですが改めて調べてみると宮城は仙台が地元だそうで、つまりキュートメンって宮城と福島の人のグループだったんですね。そうだったんだ。

 古い話になりますが、キュートメンは私が市ヶ谷でサラリーマン・デザイナーをしていた頃の同僚の子が好きであった関係で何曲か私も当時聞かせてもらっておりましたが、特にひっかかるものはなかったです。美声だなってくらいで。むしろ再結成後の「フィッシュ」とか「ガソリン・カー」とかが良いと感じています。私的にはピコリンさんの美声って両者が経験を積んだ上での円熟味が成す音世界の中で響く方が、より良く聞こえるんだなっていう発見です。なんか気張ったところもないですし。

 無機的な単なるシーケンスだったりフレーズがなぜか狂おしいほどエモーショナルに聞こえる機能するっていう瞬間が私はシンセポップの真髄だと思っているんですけど、そういう点でも良いものを作れているなって思っています。

 矢吹町に戻しますけど、平野、農業っていうとデペッシュ・モードのアルバム、ジャケ写の「ア・ブロークン・フレイム」って感じですかね。今後、キュートメンの活動を目にした際には思い出すと思います。私は。

 失礼しました。「ア・ブロークン・フレイム」のジャケ写をご存じない方も当然いらっしゃいますよね。

 画像を検索していただけたら一目瞭然なんですが、刈り入れの農作業中に敵の忍者を発見した「くのいち」が、くさりガマを投げ放つ。その瞬間を美麗に切り抜いたという英シンセポップ界に燦然と輝く名盤を飾るジャケットワークなのです。

 20代の頃に買って聞いてみて全ッ然良くなくてすぐに売り払った私の過去については内緒です。今聞いてみても良いと思えるかどうかわかりません。でももう35年くらい経ってますから、どうでしょう。全然違って聞こえるかもしれません。

 楽曲「ノッシング トゥ フィア」にいたってはネットの動画サイトで聞ける電気グルーヴの前身バンドによるカバーの方が良いんじゃないかって思えてしかたないのですよね。ポリ61とカシオトーンで作ったらしいのですけど。機材よりも心意気ですよね。