この先ひと月ほどコアラさんのイラストを描き続けてみようと思います。
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ラジオ日記的にはNHKラジオ第1で「子ども科学電話相談」を聞きました。
時間の不可逆性についての質問にドッキリとさせられました。それに対する回答も興味深くて、哲学の人だったら違う回答が聞けたかもしれませんが、物理の人の回答ってこうなるんだなぁと感心したんですが内容はけっこう難しくて私も全部理解できたとは言いがたいので引用するのはやめておこうと思います。エントロピー増大の法則に似ているのかなと思いました。
エントロピー増大っていうのは私の好きな音楽家である近田春夫さんが以前からおっしゃっていることで、その発言から私も意識するようになったものです。昔の雑誌の切り抜きを見返す機会が最近ありました。「東京03」みたいな名前の雑誌があったんですけどそこに近田さんのインタビューがあって、たしかまだビブラストーンよりも前のプレジデントBPMとかの頃ですかね。「最後には悪が勝つって認識しなきゃいけない」っていうけっこうショッキングなことをおっしゃっているわけなんですが、「でもそれでハイ負けました」じゃ詰まんないじゃないっていう、つまり抗えるだけ抗おうっていうメッセージ含みだったと思います。要するに今の時代になってより強く読み返されるべき論じゃないかなって思うんですけど。完全に同意できますので私もモガくだけモガかないといけません。ものごとは考えうる限りの最悪の状態から発想すべきだとも思うわけでありまして。もしもそれが起こらなければそれで良いわけですし。
ビブラストーンの楽曲の「3ナンバー」っていう曲にはまさにその「エントロピーまた増大した」ってフレーズがあるんですけど、曲調は非常に明るいんですよね。音楽的にはセカンドラインってことで良いのかなって思いますけど、絶対にあきらめずにでも明るくやっていこうと、きっとそういうことなんだと思います。セカンドライン自体がお葬式に死者を送り出す音楽で、ツラいことばかりの人生の最後に明るく行こうみたいなそういった考えとかそんな感じだったと思いますのでやっぱり、でも諦めないっていう意思のBGMにそぐうかなって思うのでした。
長く脱線してしまいましたがラジオ日記に戻そうと思います。
本日の「子ども科学電話相談」には「虫の先生」として昆虫学者の小松貴(たかし)さんもご出演。
今年は昆虫のようすがおかしくて、今の時期にはもういるはずのない虫が活動していたり、いなければおかしい虫の姿が見えなかったりする。4月に入って低温が続いたこともあったりした影響なのかと思う。この分だと来年も心配とのことでした。虫の活動は農業にもつながってくるのでこれは確かに心配です。
その他には「オトシブミ」という虫のことを聞きました。子孫のために苦労するママ・オトシブミの活動についても知りました。
あとは非常に良い質問があって「虫には人間がどう映っているのか?」に対しては「大きな存在(人間など)に対して恐れる、逃げるという行動は虫が生き残っていく上でとても大切」「ヒトはともすれば環境に生きる生物を友達のように捉えることもあるけど野生の動物と人間の間には深くて大きなミゾもあることを理解するべきでは」。みたいな感じの回答だったと思います。自然に親しむことは大事ですけど、あまりに人間主体の視点は時に危険ということなのかなと感じました。
あと、恐竜に関する「なぞなぞ」が出たんですけど、答えは「マイアサウラ」でした。なるほど!って思いました。