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おカーさん〔52〕ブルーバードU_03

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 近況メモです。

 私が主に研究対象としている「1980年代から90年台前半くらいまでのニューウェイブな音楽の数々」なんですが、900曲近くを連続して聴くという活動をしました。
 普段から未聴の音楽の開発は続けておりますので、こういう活動それ自体は珍しくないのですが、短期間に900曲近くというのはキツかったです。
 イラストを描きながらの片手間とはいえ時間もかかります。
 アタマの中が整理できなくてパンパンになりました。

 今回は主にスペインとメキシコからの音楽。

 以前に当ブログでチョロっと「シンセポップ、ニューウェイヴ界隈はかなり聞いている自覚があるのだが、聞いても聞いても、まだあるね」。みたいなコトを書きましたが、甘かったです。
 全然まだありますよ。

 期間としては、先々週くらいから先週にかけて。だいたい1日に100曲くらい聞きました。

 自分なりに気に入ったものをより分けて録音。音量を整えたりして自分の音楽プレーヤーに搬入しました。
 230曲くらいになりました。
 総数900曲からの抽出ですので確率は高いです。

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 ネットの動画サイトにこの3年くらいの間に、その手の曲を大変なイキオイでアップロードしている人を発見したと。そういうワケなのです。
 それら音源を10日くらいかけてチェックしたと。
 聞いていると、どうしても関連、派生して調べたりするので全部で900くらいの曲数になってしまった感じなのです。

 上記の通り国名としてはスペイン、メキシコ。
 スペインにけっこう熱いテクノ魂の持ち主がウヨウヨしているというコトは、これまでのリサーチでつかんでいたんですが、メキシコも熱いですね。
 シントマ以外にも素晴らしいバンドがいたんだと感激しました。

 それ以外ですと、チリにも収穫が多かったです。ただし今回私が聞いてみて「イイな!」って思ったのは80年代も後半に入ってからのものが多かったかなと思います。それもムベなるかなって感想なんですが、自分の中での結論めいた位置に置くのは蛮勇に過ぎる感じ、まだこれからですよ。

 しかしマやっぱり表現せずにはいられないって人たちが一定数いるんですね。ドコにもね。

 曲数としては少なかったものの、アルゼンチンやウルグアイにも良いバンドがいました。いずれも全部がスペイン語圏なんですけど。

 そんなワケで、えがたい経験として中南米を含んだモロモロの地域のニューウェイヴなバンドの曲を聴きました。存在を知れただけでも相当にうれしいです。

 音を聞いた感想としては、「欧米の当時のニューウェイヴ。それもマニア向けな音」をかなり狙っている印象を受けました。
 思うに自国の流行や伝統的な部分は眼中にない感じ。
 この辺も80年代の若者だなっていう感想です。「奇抜でありたい」っていうかね。まぁ実態というか本心はわからないんですけど。

 大衆向けによく売れている曲には無い魅力にアテられちゃう人たちが各地に散らばるカタチで、点在してたんだなっていう発見だと思うんですが、同時代人としての立場からもうれしかったです。

 以上を総合して、かつまた昭和な言い回しでひとくくりにすると「あンたも好きねぇ」って感じでしょうかね。
 一気にミもフタも無くなっちゃうんですけどね。

おカーさん〔50〕ブルーバードU_01

BBirdU2gt_01

 今日から数回の予定で日産の古い車のイラストを載せていこうと思います。
 「ブルーバードU」です。

 だいたい当ブログにおける「おカーさん」企画は、私が小さい頃から感じていた疑問が元になっています。

 つまり、「あの車の「曲線」や「カタチ」はどうなっているんだろう?」。「いつかちゃん描きたい」。そんな感じです。
 そうした疑問を今このトシになって解消しようと努めているワケです。

 このブルーバードも不思議に思っていましたよ。
 1970年台の前半の車ですから、私は小学生でした。

 しかし今回、改めていろんな写真を見てみたんですが、そんなにすごく複雑なカタチではなかったですね。
 いずれにしろ、じっくり眺めてみた結果ですのでウレしいことはウレしいんですが。
 やっと、わかったぞ。みたいなね。

 イラストではかなり大げさに誇張しましたので、元のデザインの面影が薄くなっているかもしれません。

 私が特に注目したのはボディの下側。違う言い方をすると、地面の近くですが、かなり絞ってある印象です。
 前後も両サイドもキュって絞ってある感じが強い。
 思えば今の車はこういう感じに下部を絞って、地面からちょっと浮いた印象のある車って見かけなくなりましたね。
 今は道路の路面もキレイですからね。
 四駆系を除くとボテッと低く構えた感じが多いように思います。
 まぁこうした潮流も今から数十年たてば「当時の車はこんなだったね」っていう風に思い返されるのかもしれません。