イタチ帝国〔15〕

 ラジオ日記です。

 「文芸選評」を聞きました。NHKラジオ第1。今日は俳句の日。選者は小野あらたさん。テーマは「カタツムリ」でした。

 カタツムリを人の姿に重ね合わせたものが案外多かったです。

 中にはご自分をカタツムリに模したものもありました。

 私が好きだなと思ったものをメモしていきます。

 「かたつむりに息を吹き込めば笛になりそうだ」というような俳句。素敵なイマジネーション。

 「おしゃべりに夢中になっている間のカタツムリの移動距離に驚く」というのんきな俳句。

 「3歳児がカタツムリをムンズとつかむ様子」の俳句。かわいらしいです。

 小野あらたさんは去年の8月後半以来のご出演。最近はお酒を飲みながら普段とは違った心境で俳句を作ることもしているということでした。

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 NHK・FM「世界の快適音楽セレクション」も聞きました。

 今日のテーマは「落ち着く音楽」。選曲家は渡辺亨(とおる)さん。

 Laraajiさんやアルヴォ・ペルトさんの心が静かになる作品を聞きました。

 他にはタイトルからくる「落ち着く」楽曲も聞きました。

 「ホーム」というワードをタイトルに使ったSonny Landrethさんの「Hell At Home」。スライドギターが活躍する曲で、私は良いなと思いました。

 雑談系のお話としてはチチ松村氏による卓球のお話。ゴンザレス三上さんによる「ヒゲ、ボーボー」に関する考察も聞きました。

 作曲家や、数学者など、おひとりでお仕事をする人はヒゲが伸び放題になりがちで、それにより肖像画などにそうしたお姿が残るんじゃないかというようなお話だったと思います。

 私もひとりで仕事をする職種である関係上、ヒゲはもう伸ばしっぱなしであることがよくあります。1ヶ月くらいなら普通。

 しかしヒゲが薄い方なのであまり目立ちません。

 加えて20代の頃からヒゲの処理としては「毛抜きで抜く」という方法を取ってきました。

 ひっくり返すと「毛抜きで抜いて対処できるくらい毛穴が少ない」ということでもあります。

 現状としては長年のヒゲ抜きと、ホルモンの衰退により毛穴の数はさらに減っています。楽といえば楽ですね。

 よく俗説として「ヒゲを抜くと黒くなる」っていうのがあると思いますけど、私の人生をかけた検証を見る限りでは、あれは誤りだと思います。

 毛穴が拡がるとかもないと思います。清潔にしていることが大切だと思いますけど。それとやっぱり毛穴の絶対数の少なさ、毛根の根性のなさじゃないかなと思います。

 最後に音楽方面に話題を戻しまして、私の考える「落ち着く音楽」を羅列しようじゃないかと思います。

 Tangerine Dreamの名作2作品。すなわち「Rubycon」と「Phaedra」を聞きました。良いですね。久しぶり。木曜日に聞いた「ジャーマンロック特集」の余波でもあります。

 あとは作品名からくる楽曲群についても言及しておしまいにしようと思います。

 全部シンセポップですから「オール・ザ・ヤング・シンセポッパーズ in 80’s」も兼ねてます。
 まずはThe Fast Setの楽曲「Calm Before the Storm」。イギリス1980年作。81年作とする情報もあります。タイトルとしては「嵐の前の静けさ」ってことですね。

 The Fast Setというのは私は調べてみて初めて知ったんですが、サム・ビザール・レコードのコンピレーションに参加したのがデペッシュモードと同期だったそうです。そんなユニットが残した未発表音源の中に上述の「Calm Before the Storm」があったということみたいです。私はもう大好きな感じです。

 あとはアメリカのニュージャージーのバンドXEXの楽曲「Heartbeat」。歌唱としては男性と女性のかけあい。シンセの絡みも豊かでありまして音楽的に楽しめるのではないかと思います。これも1980年作じゃないかと思います。

 あとどうしよう、今日もけっこうな長文に。

 でもヒマな人もいるかもしれませんので書くだけ書きましょう。

 Heartbeatというユニットによる「Barcode Brothers」。デンマークの人たちらしいんですけど、しかも2000年作ですので全然80’sじゃないです。今確認してみたらかなり再生回数が伸びてるんで私が知らないだけでかなり人気があるんじゃないでしょうか。

 コケティッシュな魅力を放つ女性ヴォーカルが楽しいピコピコ曲です。

 以上です。本日もありがとうございました。

イタチ帝国〔14〕

 イタチさんがネコさんを愛するシリーズをしばらく続けようと思います。

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 ラジオ日記です。

 民謡を聴きました。千葉のものを2曲「木更津甚句」「銚子大漁節」。山形のを1曲「もみすり唄」。

 そのうち2曲はNHKのアーカイブスより。とくにその2曲ですけど良い録音でありまして、声の表情など素晴らしかったです。

 今日はゲストに平野レミさん。松戸でお育ちになったということでした。小さい頃の生活や環境のお話など。

 楽しかったです。

イタチ帝国〔13〕

 今日のラジオ日記です。

 「はじめてのジャーマンロック」という企画を聞きました。

 クラフトワーク来日を記念したものでありました。

 NHKラジオ第1「ふんわり」より。

 木曜日パーソナリティは俳優の六角精児さん。六角さんと親しい音楽ライターの北爪啓之さんの解説と選曲による1時間でした。

 かなりちゃんとした解説でありまして、私自身けっこうジャーマンロックは聞いているつもりなんですけど勉強になりました。

 流れた楽曲に対する六角さんの感想も意外に的を射たものであってさすがに日常的にいろんな音楽を聴いている人だけあるなと感じました。

 流れた楽曲のリストを記しておきます。

 ジャーマンロックを6ヶの要素に分けて理解しようという内容です。

  ★電子音楽

   クラフトワーク「アウトバーン」

  ★反復、ミニマル、現代音楽

   ノイ「ハロガロ」

  ★サイケデリックカルチャー

   グルグル「ボ・ディドリー」

  ★異種交配

   カン「ムーンシェイク」

  ★トランス感覚

   アシュラ「サンレイン」

  ★ドラマ性の薄さ

   クラスター「ファー・ダイ・カッツ」

 なるほどね、っていう過不足ない選曲ですね。

 NHKラジオは楽曲をフルサイズで流すことが多いですけど、さすがにジャーマンロックについてはそれは無理なので短縮して放送されました。

 ちなみにここで語られる“ジャーマンロック”とは、1960年台末から1970年台前半のドイツにおけるロックのフィールドのありようであって、ジャーマン・プログレと同義。狭義のジャーマンロックでありますよというご案内でした。

 なぜ当時のドイツでこうした動きが見られたかというと、クラシックの伝統がある。そこからの現代音楽。特にカールハインツ・シュトックハウゼンさんからの影響が大きいという解説でした。

 さらに北爪さんご自身の考察としては、ラジカル。ナチズムへの抵抗。敗戦国。英米に対する独立性。などの要素が挙げられました。私も同意見です。

 クラフトワークのメンバーのインタビューなんかを読んでもだいたいそういうことが言われているので正しいんだろうと思います。

 そのほか、フリージャズ、民族音楽などからの影響ということでした。

 良い1時間でした。

 そうそう。私は1週間くらい前の当ブログにおいて「クラスター II」は放送されないんじゃないかと書きましたけど、「ファー・ダイ・カッツ」が流れましたので、予想は外れました。

 クラスターは長い活動歴を有するバンドであって、音楽性としては徐々に変わっていって、中にはかなり聴きやすいものもあるので、もしもかかることがあったらそっちかな、と予想していました。

 次に似た企画がある時にはメビウス氏参加の「ゼロ・セットよりスピードディスプレイ」なんかもかかるかもしれません。

 アシュラの「サンレイン」がかかったのには感激しました。

 良い曲です。

 電気グルーヴの石野卓球さんも好きだという楽曲です。

 電気グルーヴの楽曲には「気持ちのいい曲路線」がありますけど、聞いているともしかしたらアシュラというかマニュエル・ゲッチングさんからの消化なのかなって思います。最近の曲ですと「ホームベース」とかですかね。高揚感の中にユーモアがにじみ出ていて非常に良いと思います。

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 番組の話題に戻しますが、10時台は六角精児さんが選曲した「ドイツじゃないけどドイツっぽい曲群」というのも聞きました。

 ビールやジャガイモに関する曲など。

 ここで唐突ですけど私自身の企画。久しぶりに「オール・ザ・ヤング・シンセポッパーズ・イン・80’S」なんですけど、My Pierrot Dollsというバンドの楽曲「Picture In Oils」をご紹介いたします。

 楽曲に「ビールの要素」は一切ないんですけど、この人たちはビールを作って売ってるらしいんですよね。

 サウス・ヨークシャーのロザラムっていう都市があるんですけど、シェフィールドから東北方向へ10数キロって感じですかね。だからかしれませんけどヒューマンリーグ的なメロの強さであるとか、そこにデペッシュモードを混ぜた感じかなって私は感じています。

 ネットの動画サイトでほかにも何曲か聞けると思いますけど、どの曲も割と良いなって思います。

 サムネで若い頃のメンバーの写真も見れますし、今現在のメンバーの姿も確認できます。「80年代初頭に若者だった人が今じゃこんなに…………」という現実にぶち当たる感じ。

 私の思うところメンバーのうち3名くらいは兄弟じゃないか、あるいはご親戚っていう気がします。似てるんですよね。

 ビール造りもたぶん家業なんでしょうね。

 彼ら自身の音楽的な認識としてはシンセポップのバンドでもあり、そしてまたパンクロックにも近いという気持ちがあるみたいです。

 彼らの農場の空いたスペースに音楽を演奏できる場所を作っていて、要するにそこでお客さんにビールを販売しているみたいできっとおいしいんだろうなって思いますけど、けっこう往年のパンクバンドも出演しているみたいですので本当にパンクロックは好きなんだろうなって思います。まぁ同年代ですからね。みんなね。

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 六角さんの選曲としてはポンチャックもかかりました。

 李博士(い・ぱくさ)さんの楽曲を聞きました。楽しいですね。

 ポンチャックは韓国の音楽であって、早めのディスコビートにのせた電子キーボード主体の作られ方が特徴だと思います。

 ただし色々と聞いていくと実のところポンチャックに似た音楽って東欧から中央アジアまで発見できるんですよね。

 こんなところまで読んでくださっている方がいるかわかりませんけどご紹介しておきましょう。

 キルギスという中央アジアの国の人でキーボードを弾きながら歌うОрозбек Сапаровさん。

 ネッドの動画サイトで検索する際は「Орозбек Сапаров ___________ █▬█ █ ▀█▀ жандуу ун менен эззип койду!!!!!!! Попури」というのが良いかもしれません。

 もっとちゃんとした動画もあるんですけど、地域の集会所に呼ばれて演奏しているところなのかな?という風景が見れます。小さな子供が遊んでいたり、ちょっと音楽に合わせて踊ったりして楽しいです。中央アジアの人たちの生活が垣間見られるようです。

 1曲だけですと類例になりません。

 もう1ヶいきましょう。

 ポーランドの95年作、Cinzanoっていうハンサムな男性ふたりによる楽曲「Dzikie bzy」です。

 写真を見ると若い人の音楽なのかなって感じなんですが聞いてみるとメロ回しといいバックの刻み方といいポンチャックへの接続を感じるには充分ではないでしょうか。

 あと、日本産ですと「にゃんぷりーと」っていうユニットによる楽曲「恋のブログはポンチャック」というのもあります。13年作。楽しいですね。

 最後にやっぱり韓国に戻したいんですけど惜しいことにですね。私が10年くらい前に発見したおすすめ曲っていうのが消えちゃってまして。残念。

 吉幾三さんに似た声帯をもつハイテンションな男性歌手によるポンチャックだったんですけど、けっこう韓国のポンチャック業界も競争が激しいのかわかりませんけど、なくなっちゃう動画も多いのかなって思います。

 本日は以上です。ありがとうございました。

イタチ帝国〔12〕

 ラジオ日記です。

 NHKラジオ「ひるのいこい」にてスリー・グレイセス歌唱による「あじさいの花言葉」を聞きました。女性3人組のコーラス・グループの歌声、ジャズっぽいアレンジでした。

 NHK・FM「ジャズ・トゥナイト」という悪の番組を「聞き逃しサービス」で聞きました。

 こちらも「ジャズ・コーラス特集」でした。なかなか興味深い演奏ばかりで見識が広まる思いをしました。

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 NHKラジオ第1「ふんわり」にて作曲家の水森英夫さんのお話を聞きました。水曜パーソナリティの伍代夏子さんとはとても親しく軽口もきける間柄。付き合いも長いそうでいろんなお話が聞けたというか、水森さんがあまり隠し事をしないタイプであるみたいでちょっと驚くようなこともはっきりおっしゃっていたと思います。

 氷川きよしさんのあの素晴らしい声は最初から出ていたわけではなかったというお話も聞きました。

 氷川きよしさんといえばおそらくデビューしたての頃に高田文夫さんのラジオで良くかかっていたので覚えています。もしかしたら氷川さんご自身がご出演したこともあったんじゃないかと思います。

 声がスパーンと出るのが印象的なんですけど、題材が「股旅もの」でしたので、「この現代に「股旅もの」なのか!?」と衝撃を受けました。私の想像では角刈りの和風な人って感じだったんですけど、実像は全然違うかわいらしい人でした。そっちも意外でした。

 水森さんのお話に戻しますが、多くのお弟子さんの中にはデビューできない人もいて、その別れはつらいものがあるとか。

 総体として人間に興味や愛がある人というのが私の水森さんに対する感想でした。

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 NHKラジオの朝のニュースの時間で「フランスで由紀さおりさんが歌って賞賛を受けた」と知りました。そのほか、日本文化の浸透を図る動きなど。具体的には日本の女性ヒッピホップを伝える動きがあるとか、初めて知りました。

 サエキけんぞうさんがフランスでの活動としてセルジュ・ゲンズブールのカバーを多くして受け入れられているということを最近になって知った私なんですが、フランスも色々とあるんだなとわかってきます。