アニメ化帝国〔デメニギス(09)〕

 「特 別 な 目!」の2コマ目です。

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 ラジオ日記です。

 先週の土曜日の夜に放送されたNHK・FM「クラシックの迷宮」を聞き返しました。

 「夏のガムラン祭り」ということで色々と聞いた内容でしたが、良い内容でありまして。聞き返してみてもやっぱり良くて。

 インドネシア音楽を中心にしたクラシック音楽。それと日本、沖縄という感じだったかなと思います。1889年のパリ万博とか。

 私としては最後の方の2曲、西村朗さんの「ケチャ」。坂本龍一さんの「A Wongga Dance Song」が良かったです。両者とも若き頃の同時期に同じ学校で音楽を学んでいたのですけど、そこで教えていた小泉文夫さんからの影響が大きいという番組解説の片山杜秀さんのご紹介でした。インドネシアの音楽だけがどうっていうんじゃなくて、世界にある音楽を研究する姿勢みたいなことなんだろうと思います。私が知る限りにおいても確かに両者ともそうした好奇心、探究心はあっただろうし、またお二人とも仕事量も多かったので、どうでしょうね。一生かけても終わらないなっていう気持ちもあったかもしれないなと思います。

 とりわけ「A Wongga Dance Song」についてはとても久しぶりに聞いたので懐かしさもあって動画サイトでもまた聞いてしまいました。かっこいいですね。これを聞いたのってもしかしたら私が20代の頃に付き合ってた彼女に借りたのかもしれないです。

 シンセサイザーを弾いたり曲を作ったりするのが好きな当時の若い男女の特に女性の方が坂本龍一ファンだというのはもう本当にその頃は珍しくないというよりはもう必須条件みたいなものですらあったんですけど、私も当ブログにおいては尊敬されるべきポピュラー系音楽家に対する聞くに耐えない見るに忍びない罵詈雑言の数々を書き連ねたりしてまるで世間の風潮とは無関係を装ってはいるものの、坂本龍一さんという当時のシンセファンみたいなものがあるとしてそこに及ぼす影響の大きさね。そうしたくびきから逃れることはできないという、マそんな私であった、そして今もあるわけなのです。

 今だとどうでしょうね。ああいうピアノも弾けてシンセサイザーを使っての影響もどデカいっていう人。グラミー賞もとってますからね。色々総合するとなかなか比肩しうるに困難って感じなのでしょうか。見た目も美しいっていうか映画に出られてましたからね。いやー。スゴい。

アニメ化帝国〔デメニギス(06)〕

 「下書きを清書しました」シリーズを始めます。

 本日はタイトル部分です。

 後続イラストの作成作業は完了しています。

 しかしけっこう時間がかかる作業でした。

 今後、16曲についてのイラスト連作を続ける予定ですが、最初なので試行錯誤しました。16曲を全部見たときにチグハグにならないようにしたいのです。

 「こういう感じにしておけば16曲分を完走できるかな?」という水準におさめたつもりです。裏返すと「なるべく簡単に、それでいて楽しい感じにアタリをつけた」って書くと伝わるでしょうか。

 他の曲の場合、かなりイラスト枚数が少なく済む予定のものもありますので、変に気負わずなんとか全体を完成させたいです。

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 朝にあまり重くない荷物を運搬する作業をしました。

 お米を買いに行ったのですけど10キロの袋では売られていなかったので5キロのを買って帰りました。お米の売り場が相変わらずスカスカな感じですね。今年も暑いですし、この先のお米事情も気になります。私自身はお米よりもパンの方が好きなんですけど。

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 先週の土曜日のラジオ番組「世界の快適音楽セレクション」でゴンチチのゴンザレス三上さんが「マーティン・デニーよりレス・バクスターじゃないでしょうか」みたいな感じのことをおっしゃっていて驚いたってことはすでに当ブログにて記述した通りですが、そういえば同番組で以前にレス・バクスターさんの諸作品を三上さんが流していたことを思い出しました。けっこう楽しそうにされていたと思います。

 そのうち5曲を私は録音しておいたので聴き返しました。良かったです。あまり長くなくスッとキレイに終わる曲が多かったかなと思います。もしかしたらゴンチチの作品作りにも活かされているのかもと思いました。

 私としてはその中でもわりと賑やかな「the Commuter」という曲が楽しくて良いなと感じました。

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 ついでというわけでもないんですけど、数日前にネットの動画サイトで見た動画のことも記述しておこうと思います。

 近田春夫さんとサエキけんぞうさんの対談です。どちらもポピュラーミュージックの音楽家なのですが。

 近田さんが昔やっていたバンドの楽曲で「昼下がりの微熱」という曲があるんですけど、それを創作する際の元ネタとなった曲のネタバラシを聞いて非常に驚きました。

 近田さんは元ネタを隠す人じゃないので他でもすでに言われているのかもしれないんですけど私は初めて知りました。

 しかし「昼下がりの微熱」はギタリストの窪田晴男さんの作曲でありまして、文脈としては「俺は窪田からこの曲をどういう風に作っていったか聞いたときに天才だと思ったね」みたいな感じです。

 出だしの高い声の部分は松山千春さんの「長い夜」。なるほどちょっとわかります。「ついきのうまで〜」からの部分は「The Miracles – Love Machine」だそうです。低音部の動きなんかも含めて。いやこれも残ってますね。原曲のつくりが。しかもどちらもヒット曲の出だしから持ってきて、まったく別の曲を作ったというのは確かにすごいって唸ります。

 すごくいいこと聞きました。

 何か作るにしてもネタ元は複数あったほうが良い。そうでないと元曲を薄めたものにしかならない。私はたまにそう考えたりするんですが、しかし使いやすい平歌の部分のバッキングの感じであるとかそんな部分に注目しがちでありまして、誰もが知る大ネタの主旋律含めて違う風にしちゃうというのは見習いたい。できれば。って思いました。

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 せっかくですので「Love Machine」と同名曲のご紹介をしておこうと思います。

 同時に「オール・ザ・ヤング・シンセポッパーズ in 80s」です。

 「Space Art – Love Machine」なんですけどね。1980年の作品だということです。粉がふいたような古いけどナイスなヴォコーダー・サウンドに興味がある方にはおすすめです。

 もしも「聞いてみたけどイイじゃないですか」って方には「Welcome To Love」という切々と訴えかけるような名曲もございますので聞かれてはいかがでしょう。シンセソロも聴きどころです。

 私がこのバンド「Space Art」を知ったのは2010年代もアタマの方だったんですけど、この機会についさっき確認してみたところ、2020年に新しいアルバムを出したみたいです。40年くらいの休止を挟んでの活動ってことなのか。すごいなと思いました。