本日のイラストは、今週の土曜日の「富士山女子駅伝」に関係するものです。
レースも終盤。1キロを切ったあたりを図化いたしました。
選手の人たちが、最後のがんばりを見せているところです。
富士山を目指して登っていく経路ですが、陸上競技場に入るために角を曲がります。まさにソコ。私の住んでいる場所からも近いのですけど。
上のイラストは葛飾北斎さんの「富嶽三十六景 駿州片倉茶園ノ不二」という版画です。
ネットから画像をお借りしてきて貼り付けても良いのですけど、せっかくですので、主線だけ自分でトレースしてみました。
色合いとしては、元の画像をボカして重ねたという感じです。
何が描かれているのかを私なりに吟味する作業としても役立ちました。勉強になります。
お茶の摘み取りから出荷までを、見る人に伝える目的もあったのだなと思いました。私が数年前に読んだ解説文によりますと「このころのお茶っ葉は茶色だったので、その辺りもそのまま表現されている」ということでした。
この「駿州片倉茶園ノ不二」という絵は「どの場所がモデルになったのか?」という点において長くナゾであったようなんですけど、近年の研究では、まさに上の画像で描きました「富士山女子駅伝のランナーが角を曲がるあたり」をも含むのではないか、ということです。
それでは「片倉(かたくら)」とは、どのあたりなのでしょう。イラスト内に「日の丸」の旗を立てました。おおむねそのあたりが片倉と呼ばれていると思います。(表現がアヤフヤなのは私の住んでいる場所から数キロ離れているので自信がないからです。小学校区としてはおとなりになるので付き合いがない、というのもあります)
「片倉」というバス停があるのです。
今日はくもっていて富士山が見えませんでしたが、本来であれば写真中央のあたりにドーンとそびえています。
バス停に貼ってある紙には「駅伝の開催中のその時間内はバスは運休です」という内容のお知らせが書かれています。
まとめますと、「富士山女子駅伝」というのは、昔からのお茶どころを富士山目指して走る。そんな経路なんだなというのがお分かりいただけるかと思います。
───────────────
富士市内におきましては「富嶽三十六景の中の1枚が、どうやら富士の北のほうらしいぞ!」というのは、ちょっとした話題になりまして、市としても子供を集めたりしてイベントなんかが行われたのが数年前です。
私としても「ブログ用のイラストとして描きたい」と、この数年ずっと思っていたので、やっと描けて安心しました。
それに「富士山女子駅伝」直前。というタイミングも良かったなと思います。
───────────────
ところで、今年の私の「富士山女子駅伝」ボランティアとしての持ち場なんですけど、このイラストよりは数キロ南です。
東名高速道路のトンネルをくぐりまして百数十メートルって感じですかね。
このへんは晴れていれば富士山が大きく見えます。
以前の当ブログにおいて「中学の時の美術部の先輩が本屋さんの店長をしていたのだが、自ら死を選んでしまった」というお話をしましたけど、奇しくもその(元)本屋さんの南側のおとなりのビルの前です。
何の因果かわかりませんけど、しっかりつとめようと思います。
今その先輩はおそらく地獄にいて、尖ったヤリでつつかれたり、鬼に火あぶりにされたりして忙しいと思いますけど、地獄にも休憩時間があるかもしれませんので詰所でフジテレビ系で中継を見て欲しいと思います。
───────────────
日記としては重い荷物を運搬する作業をお昼過ぎにしました。年末の準備で忙しいです。
その他、今日のブログに載せるための写真を撮りに朝に外出したりしました。
───────────────
ラジオ日記としては、NHKラジオ第1「ひるのいこい」において北海道は江別市の農協だったかそういう関連の施設でエゾリスが多く繁殖しているようだ、という情報を得ました。
それとお昼前の帯番組「ふんわり」を聞きました。今年最後の放送であり、特別企画として番組に関わる5人のパーソナリティーと、ふたりのアナウンサーが総出演という豪華な内容。
伍代夏子さんの最初の芸名の時のデビュー曲を聞きました。
その曲の作曲家である藤本卓也さんの“人となり”について、ご本人の伍代さんからお話を聞けて感激。やっぱり独特な人らしいぞと学習しました。
藤本さんはオルガンをおひきになるのだと知りました。
私は藤本さんについては予備知識ゼロでしたので、生きた情報が得られて良かったです。