せわしなく食べているプレーリードッグさんたちのイラストです。
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朝から暑い1日でした。
ブログ用イラストの生産がうまくいきました。数日ほど別の作業をしようと思います。
気づけばもう7月も20日。これはマズい。予定ではもう少し進められるつもりだったのに。
倒れない程度にがんばろうと思います。
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ラジオ日記です。
NHK・FM「世界の快適音楽セレクション」を聞きました。
今日の番組テーマは「音楽の自由時間 その1」ということでした。フリーテーマってことですかね。
選曲担当は藤川パパQさんでした。
「The Singers Unlimited – More I Can Not Wish You」という曲を聞きました。
素敵なコーラス。しっとり聴かせるが曲構成は凝っていて、それらを何気ない感じで自然に聴かせる力量を感じました。素晴らしかったです。多重録音を活用した四人組だそうです。ゴンザレス三上さんは「ウエハース・ミュージック」っておっしゃってましたけど、積層する歌声っていう意味とか、きらびやかというよりもツヤがあるって感じでしたかね。ちょっとお砂糖がまぶしてある。そんな受け取りだったのかなと思いました。
「Jimmy Rogers – Sloppy Drunk」という曲も聞きました。非常に良かったです。ブルース曲。文句無しでした。1970年の録音。曲タイトルを和訳しますと「だらしない酔っ払い」であるとか。番組のゴンチチのお二人もおっしゃっておりましたが、だらしなくはなくて、良い演奏でした。間奏におけるブルースハープの伸びやかさ。全体的には立て込んだリズム。楽しかったです。
「榎本健一 – 月光価千金」ご自身のヒット曲を歌い直した再録音でしたが、非常によく歌えていることと、楽曲に対する新鮮な気持ちがみなぎっていたように思います。アドリブなんかも入れたりしますので、鮮度がご自身の中でも落ちなかったのかなと思いました。
「清水靖晃 – カラッポの部屋」という曲も聞きました。前にこの番組で聞いた清水さんの曲と言いますと「空間を埋めなさい」でしたでしょうか。ちゃんと調べずに書いてますけど。清水さんはもしかしたら部屋であるとか空間とかの仕切られた環境を背景にしたなんていうんでしょうね。私は清水さん自身の“気配”、それがお部屋に満ちていくというような、マとにかく詳しくわかりませんがもしかしたら空間を描ける希有な音楽家であるのかもと思っていますけど、何しろまだ不案内ですので滅多なことは言えません。
順番が前後しますが、「伊福部昭 – SF交響ファンタジー第1番」も聞きました。伊福部さん生誕110年。ラジオ番組「クラシックの迷宮」でも業績を振り返りまして私も聞きました。北海道にいらした際の生活であるとか人々との交流、特に大学の後輩の方に送った激励。確か自作の曲の楽譜を託して非常に前向きな、小さくまとめるなよみたいな感じでしたかね。伊福部さんのご性格の一端を知れたのではないかと感じました。
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ここから別のラジオ番組になります。
NHK北海道放送局が放送している「北海道のなにか」。
「聞き逃しサービス」で聞いたんですが、この春から始まったんだと思いますけど月イチの番組でありまして、ボーッとしてると聞き逃してしまうんですよね。私はようやく2回目です。
これは神門光太朗(かんどこうたろう)アナウンサーが北海道各地を訪れて、そこにいた人と交流するという内容が一つの柱になっています。
今回は土日の2日間を活用して、十勝地方の音更町(おとふけちょう)を訪れた際の内容。鉄道と路線バスという公共交通機関を駆使した移動だったみたいです。
犬の散歩中の奥さんと打ち解けてご自宅の前の路上でフルート演奏を聴かせてもらうという局面あり。
楽曲は「赤いスイートピー」。見事な演奏。なにかのオーケストラに所属しているということだったと思います。明るいかたでしたが、愛犬さんは無口でお声は聞けず。名前は「いろは」。由来としては日本の音階名にちなむんだそうで非常に音楽的な方。ご自宅でピアノ教室をされているということでした。
その方のご親戚もまたとても音楽的な方でした。
豆腐屋さんをされていて、お父さんがママさんコーラスを組織していて息子さんが指揮で奥さんとお孫さんが団員だったかなと思います。お店で神門アナに対応した方はお父さんの娘にあたり、ご自身は帯広交響楽団でヴァイオリンを弾いているということでした。
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番組を聴くに十勝地方というのは大豆がよくとれるようです。
それで納豆は地場の産業なのだということでした。お店の方もおっしゃっていたことなんですが。
無口な愛犬さんも納豆が好きだと明るい奥さんがおっしゃってました。
神門アナのラジオ番組というのは過去にもございまして、そちらは北海道全土ではなくて十勝地方に限定したものだったんですが、その際には確かお豆腐屋さんのお話を聞いた覚えがあります。
障害のある方と一緒に住んでお豆腐を作って売っているということだったんですが移動販売をしていて、お釣りの計算はできないけど対面販売をするのは好きだという男性が出てらしたと思います。
つまりお豆腐っていうのもあれは地場の産業だったんだなと今日になってようやく理解しました。
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そんなラジオ番組でありまして、地場を尋ねつつ出てくるお話は音楽的。「音更の「音」は音楽の「音」なのか」ってことでしたけど、普通に出会う人も「十勝は音楽が盛んかも」みたいなことでしたので本当なのかもしれません。
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コーヒーを飲めるお店に入ってみたらそこのご主人の息子さんが忌野清志郎さんの専属PAであったとか。その後、渡米しローリング・ストーンズのワールド・ツアーの音響スタッフになり東京でも仕事をしたということで非常にのけぞりました。
やっぱり忌野さんの現場で良い音出せてたらローリング・ストーンズでも通用するんですね。いやしかしこれはなかなか。なるほどねぇ。
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他には農業の様子であるとか農産物を囲む食育活動のお話、しかし元は火山灰地であった十勝の地であって土壌改良には苦難の歴史があった。それらをまとめた戯曲もあるということでした。
その他、軽い話題としてはおそらく神門アナ手作りの周囲の同僚アナウンサーの音声をサンプリングして組み上げた労作「北海道のAIアナウンサー・検索システム」が稼働する様子なども聞けました。
来月は遠軽町(えんがるちょう)に伺う予定であるとかでした。ここがまた伊福部昭さんゆかりの地であるようなんですよね。
そんなワケで後半は伊福部さんから北海道なラジオの話題ということで記述してまいりました。以上です。ありがとうございます。