「イラストとマンガ」カテゴリーアーカイブ

プレーリードッグ帝国〔09〕

 座っているオジさんプレーリードッグのイラストです。

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 「献血の後に自転車で富士市内(南部)をフラフラしてきた」シリーズの4日目です。

 今日はこちら。

 ネットなんかでちょっとした話題になっているという「ヤリを持った人に見える道路上の看板」です。

 たしかに見えます。

 そう見えてくると楽しくなってきます。

 場所としては、きのう記述しました「田子の港」のすぐソバっていうかワキのあたりです。

 かんたんな地図を作りました。

 イラストにおける方角は、上が北です。

 説明しますと、いちばん南に海岸線。

 そこから北のほうへ、ベンチがあって、漁港があって、直線道路を交差点のあたりまで北上すると看板がありますよ。という感じです。

 実はこの看板がある地点というのは、私が幼児だった頃に「ヘドロが港の海面をプカプカ浮かんでいるのを目撃した地点」そのすぐソバでもあります。以下はそうしたご紹介です。

 上のイラストは私が過去に当ブログ上で公開したものですけど、この地点というのがですね。

 まずは道路の向こう側に移動しまして。

 首をクルッと右に回すと港でありましてすぐソコ。お写真中央あたりです。さすがに幼児の頃の出来事ですので正確には覚えておりませんが。

 今は港の底面にたまった土砂を浚渫する施設になっています。

 昔は自由に入れる場所でした。

 このあたりで幼児だった私はヘドロを目撃したよ、というお話でございます。

 私の父親が旭化成というこれまたすぐソバにある(九州出身の人が異様に多くて九州なまりが違和感なく通じる)企業の社員でしたし、その時にミーの家族が住んでいたのは柳島(やなぎしま)というこれまた近所でした。そこからバイクの後部座席に乗せられて連れられてきたのです。1回だけ見たヘドロがプカプカですけど記憶としては強烈です。

 非常に驚いたヘドロの様相。その際の印象は当ブログの過去記事を参照してください

 昔はここからフェリーが出ていて伊豆半島の西側に行けました。船着場だったんですよね。

 高校生の時に美術部の合宿で私はそのフェリーに乗船した経験があります。今はそのフェリーというのは憎っくき静岡市は清水区に発着場所が移転しています。

 場所を移動して全体を眺めたお写真です。

 この日は本当に空がキレイですね。

 田子の港には大きく言って2本の川が接続してまして、遠くの富士山ですとか愛鷹山(あしたかやま)からの土砂が流入してきます。放置しておりますと大きい船が入れなくなるので、土砂をかき出す作業は常時しております。

 本日は以上です。ありがとうございます。

プレーリードッグ帝国〔08〕

 試験的にドッグくんとプレーリードッグさんを並べてみました。

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 数日あきましたが、「献血した後に自転車で富士市内(南部)をフラフラしてきた」の続きです。

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 「富士飛行場の建設に関わる慰霊碑」から少し東に行きますと「田子の浦港(たごのうらこう)」があります。

 上のお写真がその港。の一部分です。

 本来であれば右奥に富士山が見える位置ですが、雲があって全く見えません。夏はこんな感じです。

 この一角に新しくベンチなどが整備されたと知りまして、やってきたのです。

 けっこう良いなと感じました。

 設置の意図としては「古い倉庫を撤去し、市民や観光客がゆっくりできる場所を作りたい」というような。

 去年の11月に市内で行われた「行政懇談会」における富士市長のお話によるとそんな感じだったと思います。

 以前のようすは下のお写真をご覧ください。

 漁網などを保管しておく倉庫だったそうです。

 倉庫とベンチを比べますとずいぶん印象が変わるなって思いました。

 広々としました。

 ベンチのデザインは少し富士山っぽいです。

 材料としては「富士ひのき」。良いですね。立派なものです。

 手すりにQRコードが貼られていて情報発信としても万全。これは半年に1回くらい貼り直したほうがよさそうですけど。

 全体的な印象としてはそんなにお金をかけないでイイもの作ったなと感じました。

 夏場は日傘持参で行くのが良いでしょうね。

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 上のお写真はベンチが並ぶその先に見える風景です。

 石油タンクですね。

 感じ方は様々だと思いますけど、これはですね。昭和の特撮ファンにはけっこうオススメなんですよ。

 「スペクトルマン」っていう作品に石油タンクをナメる感じで怪獣と戦う画像を目にしたことがあるぞって方がおられるかもしれません。ココですね。モチーフとしては。

 つまり「田子のヘドロと、それにまつわる怪獣が出てくる映像作品のモロモロ」。それらヨスガを感じられるイイ場所。それがこのベンチ所在地なのです。

 簡単に付加情報をお伝えしましょう。

 単に「スペクトルマンの宣伝材料としての画像に登場しただけではないのだ。この石油タンク」みたいな内容になります。

 この石油タンクというか「油槽所(ゆそうじょ)」と言いますけど、田子の浦埠頭株式会社の管理にあるんですが、できた当時の社長さんは齊藤了英(りょうえい)さんでした。

 了英さんは「大昭和製紙」の社長の息子さんでありまして、お父さんが亡くなり、経営を継いだのが昭和36年。これは油槽所の営業開始とほぼ同じ。その後、昭和40年代に「田子のヘドロ公害」がさかんに言われるようになります。

 「大昭和製紙」はヘドロ公害の原因企業のひとつとされる会社です。汚染の3割において責任があると認定されておりました。

 以上のような感じでありまして、港がコンクリートで固められて、今の様子になったのと、油槽所の建設と、大昭和製紙の社長に了英さんがなったのと、それぞれだいたい時期が一緒ですってお話でした。

 ちなみに言い方としては通りが良いので「石油タンク」って書きましたが、保管しているのは重油とガソリンだそうです。

  ×  ×  ×

 以上のような具合でありまして、まぁこの風景。単に「いなかの小さな港の日当たりの良い場所」ではありますが、「ヘドラとかヘドロンとかの起点の起点を眺めてゆっくりできる場所」でもあるんですね。

 田子のヘドロ公害を理解する上で、今も残る物件として有意義である。みたいな感じです。

 ぜひヘドラとかヘドロンとかのソフビ人形持参で撮影がてら寄っていただけたらなと思います。

  ×  ×  ×

 以下は特撮関係の話題から離れまして普通な記述です。

 撮影映えする仕掛けがいくつか設置されていました。

 上の写真に小さく写る後ろの建築物が気になるゾって方もおられるかもしれませんので拡大したお写真で補足します。

 これは仏舎利です。港の対岸ですね。緑の多い公園でありまして、展望台もあります。

 小さなタンカーが出港するタイミングでした。狙いすまして撮影したお写真です。やや中央の赤白の小さくうつる煙突の上あたりに富士山が隠れている感じです。

 この日は天気が良いのと空がキレイっていうか発色が良くて撮影日和でした。

 冬の季節に撮影したお写真も載せておきます。今年の1月。富士山が見えています。

 やっぱり富士市には冬に来るのがオススメです。

プレーリードッグ帝国〔06〕

 ジッとしているプレーリードッグさんのイラストです。

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 ラジオ日記です。

 今日のNHK・FM「世界の快適音楽セレクション」は再放送でした。

 2年前の放送。番組テーマは「ミラクルの音楽」。

 放送された楽曲のいくつかは録音してありまして。聞き返してみても良い曲だなと思います。

 特に雪村いづみさんの「ネ~コもネズミもチャッチャッチャッ」っていう曲は大好きです。

 私が時たま自作する曲の世界にも近いかなと思います。もっとそういう楽しい曲を作りたいなと思いました。

 あとは録音してなかったですけど、ラヴェルさん作曲の「「マ・メール・ロワ」から 美女と野獣の対話」。良かったですね。

 以前にこの番組ではラヴェルさんの「水」を聞かせていただいたと思いますけど、流れるような感じが似ているかなと思います。

 ゴンザレス三上さんによるコメントにあったスクリャービンさんみたいな質感っていうのもその通りだなと思いました。

  ×  ×  ×

 私にとっての「ミラクルの音楽」についても記述しておこうと思います。

 本放送を2年前に聞いた時にはやっていなかったので。

 なぜやらなかったのか。今となっては分かりませんが、おそらく思いつかなかったんだと思います。それくらい私の手持ちの楽曲の中に「ミラクル」とつくものは少ないです。スーサイドが後期にというかオリジナルアルバムとしてはラストにあたる盤を出した時に入っていた楽曲くらいだと思います。

 そこで発展させまして、「似た語」を含む楽曲に広げてみました。

 すると「超能力」という語であればイイのがございましたのでご紹介しておきましょう。

 同時に「オール・ザ・ヤング・シンセポッパーズ in 80s」でもあります。

 Psychic Youthというバンドの1983年の楽曲「Step In Time」です。

 「超能力若者」っていう名前になるんでしょうか。アメリカはボストン、マサチューセッツ州の人たちだと思います。自主制作として1000枚作ったシングル盤のB面曲。A面の「The Future is Now」も良い曲です。

 バンド自体の情報は多くないんですけど、3人組だったようです。

 そのうちのお一人はお名前をRussell Siminsさんといって、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプローションでドラムを叩いている人なんだそうです。ビックリしました。

 もう一人の方はPerry Geyerさんといってボディミュージックのバンド Manufactureの創設メンバーなんだそうですが、私は知らないバンドでありました。あとは倉木麻衣さんのプロデュースを多数手がけているそうです。これにはビックリしました。

 なんでもボストンの先輩バンドであるザ・カーズのメンバーとつながりを得てカーズが所有していたレコーディング・スタジオを運営することになったみたいでありまして。そうしたキチンとした商用スタジオ経営の一環として倉木麻衣さんを手がけることになったのかなと思いますが妄想です。

 ザ・カーズといえばフロントマンだったリック・オケイセックさんはスーサイドを多数プロデュースしておりますので、この文章の最初の方ともつながりました。妙にウマくいきましたね。

 こうなりますとPsychic Youthの残るお一人のその後の足取りも気になりますけど情報は見つかりませんでした。残念。

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 NHKラジオ第1「文芸選評」も聞きました。

 今日は短歌の日。テーマは「スプーン」。選者は川野里子(さとこ)さん。去年の同番組におけるテーマが「フォーク」だったそうでありまして。川野さんのコメントによりますと「食器には特有の柔らかいフォルムがある。人間の命に近い」とのことでした。たしかに特にスプーンですけど、やさしい形をしているなと感じます。

 番組に寄せられた短歌もやさしいものが多かったと思います。

 私が好きだなと思った短歌について記述します。

 ・喜ぶ子供が体をくねらせる様子にユリ・ゲラーさんの「スプーン曲げ」を重ねた面白い短歌。

 ・シベリア抑留を描いたと思われる捕虜の人たち手作りのスプーン。くぼみを大きくえぐって作られている、という短歌。

 あとは川野さんご自身の生活として野鳥が肩の上などにとまっていくという自然環境についてのお話を聞きました。