走り疲れた、たぬき郎です。
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以下はラジオ日記です。
「らじるラボ」NHKラジオ第1。週替わりで日本各地を紹介するコーナー。今週は奈良県でした。
布施明さんの「旅愁~斑鳩より~」を聞きました。1977年の歌。
地名としての「いかるが」が出てくる歌謡曲ですと、私は広谷順子さんの「古都めぐり」が好きです。こちらは1979年。
当時の女性誌から出たアンノン族事象を代表するような曲じゃないかって思いますけど。この曲はとりわけ旅する若い女性の心境まで描いていて良いなって思います。精神的な成長であるとか。
アンノン族って呼ばれ方は当時だけのもので、どちらかというと揶揄するような表現だったと思いますけど実際にあちこち旅行に行ってた人の多くはそんなに軽薄なものでもなかったんじゃないだろうか。
番組ではリスナーからのお便りで古都を旅して仏教に救われたなんていう方のお便りもありました。これは男性リスナーからのものだったと思いますけど。
調べてみたんですが広谷順子さん。去年になくなっているんですね。これは残念。まだ60代前半。
来週は北海道は留萌(るもい)を紹介するようです。留萌といえばロマンポルシェのポルシェを担当する掟さんの地元ですが。どうでしょうか。「全裸で書いたラブレター」や「新島で死にたい」などの楽曲は流れるのでしょうか。楽しみです。絶対にかかりそうにないですけどね。ワザとやってんのかってくらい取り上げにくい楽曲制作における態度の表れですよね。
今日は水曜日でしたがベイビーブーのコーナーもあり。こちらも布施明さんの楽曲が取り上げられました。「シクラメンの香り」。いつもながら「詩」の内容がよく入ってきました。
加山雄三さんの「旅人よ」もベイビーブーのカバーで聞きました。これは昭和41年の歌なんだそうです。私の生まれた年。以前に昭和41年前後の歌謡曲を調べてみたことがあるんですが、この時期の加山さんの仕事が素晴らしいんですね。代表曲が集中していて。
特に「夕日は赤く」っていう曲が好きなんですけど「船上で作った」感が濃くてですね。「E」と「Fシャープ・マイナー」を行ったり来たりするんですけど、寄せては返す波のようだなって感じます。そのあとにドンって盛り上がるんですけどね。冒頭のコードを1音ずつ弾くところがけっこう難しくて苦労した記憶があります。音色も非常に良くて。文字で表現すると「ドンギラギラギャ~ン」っていう感じなんですけど。「ギャ〜ン」はトレモロアームを降下させるんですけど。