「イラスト・風景」カテゴリーアーカイブ

図! 住んでたアパート

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 本日のブログ用イラストは、私が30年以上前に住んでいた小さくて古いアパート。
 当時としても古いタイプの建物だったかなと思います。
 私はこういうの好きなんですけどね。
 わりとすぐに取り壊しになったので引っ越した。というイキサツについては以前のエントリでお伝えした通りです。

 1階に小さなデザイン事務所が入居している以外はごく普通の古いアパートですよね。
 イラストではヘビの後頭部あたりがその事務所。
 出入り口にコピー機の「リコー」とかの看板が置いてある感じでした。

 私が住んでいたのはイラストですと、ちょっと人影を描き加えたんですけど2階の割とハジっこ。
 下が自動車の駐車場になっていました。
 たぶん表沿いの大きなビルに付随した駐車場だと思います。この駐車場は今でもあるみたいですね。ネットの地図なんかを見ると。

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 以下はすべてラジオ日記です。

 NHK・FM「世界の快適音楽セレクション」。今日は「祝う音楽」。

 「たかさごやぁ」っていう古くからの日本の祝い唄を聞きました。
 改めて聞くと、まぁ私もトシのせいか悪くないなって気もします。
 ゴンチチの三上さんが子供の頃に法事の集まりの時に歌ってみたらスゴく怒られたという笑ってしまうエピソードのご紹介がありました。

 それと番組後半になりますが、藤川パパQさんの紹介による映画のサントラ。
 ジュディ・ガーランドさんの晩年を描いたという作品。
 これは平日のNHKのラジオ「らじるラボ」でも以前に紹介されていましたが、主演女優さんの歌声を本日は聞きました。これがかなりの歌いっぷりでビックリしました。

 つづいて「文芸選評」。
 先週の俳句、関悦史さんの回は驚きましたね。ネットで関連する動画を何本か見てしまうくらい私にとっては衝撃でした。

 今日は「短歌」。
 短歌って「一首」、「二首」って数えるらしいぞというコトを覚えました。
 今日の選者は梅内美華子さん。兼題は「緑」。
 爽やかな今の季節と、疫病Covid-19の流行を合わせて盛り込んだものがやはり多かったかと思います。
 ゲストは女優であり最近は歌集も出したのだという美村里江さん。

 今日の番組制作システムも電話やネット回線をつなぐカタチ。
 しかしラジオみたいな音声メディアですとあまり不自然な感じもないですね。
 特に出演される方がちゃんとご自分の言葉でしゃべることのできる方であれば。

 将来的には、今回の病気以上に伝染力の強い流行もありうるワケですが、そうした際にはラジオの役割は今以上になるのかもしれません。
 技術スタッフも含めて在宅で仕事ができるようにシステムを構築しておくべきなのかもと思います。

 大変な状況にあっても「文芸選評」みたいな番組が作れれば心の豊かさにとって有益かなと思いました。

図解! 千駄ヶ谷の角度

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 今日から再び「千駄ヶ谷の思い出」についてのイラストを再開します。

 もう30年以上も前ですけど、当時住んでいたアパートの窓から、共産党のビルの壁面にくっついている看板。ひと文字だけですけど「産」の字が見えたっていう件ですね。

 ビルの谷間からのぞいている感じだったんですが。

 そんな説明を当ブログにおいてお伝えした私ですが、実はちょっと自分でも釈然としてない部分がありました。
 それはナゼか。

 「角度がおかしい気が」していたんですね。
 そのアタリを図にしたのが上の画像です。

 説明するとまず、右上の方の「小さなオレンジ色の四角」が、私がお借りしていた小さくて古いアパート。
 「はと」っていうのは鳩森小学校です。

 まんなかに線路。中央線。

 そして「産」って書いてあるのが共産党の本部ビル。

 「イ」って書いてあるのは「イヤらしいビル」です。今はもう無いビル。
 私個人の感覚として「成金趣味っぽくてイヤらしいな」って感じていたビルですが、あくまで私個人の感想。

 画像の説明に戻しますが、gifアニメにしました。

 つまり私の感覚では「イヤらしいビルが視界に入るのは理解できるが、共産党のビルって、角度が違わなくないか?」と思っていたんです。

 しかし私の間違いでした。
 地図で確認するとアパートの壁面は角度的にいって、むしろ共産党ビルにモロに正対している感じでした。

 ではナゼこんな感覚の違いが生じたか。
 それは明治通りからアパートに至る道がナナメっていたからなのです。
 クランクになるところで感覚にズレが出たんですね。きっと。
 私の気持ちとしてはオモテの明治通りと平行な感じだったのですけど。

 ま、ソレだけの画像です。私的には自信作ですけど。

 しかし今回、改めて地図なんかを見てみたんですけどね。広域の。
 するとこのアタリの道って案外角度がそろっていて、むしろ明治通りがその律に背いているんですね。

 調べてみたら明治通りって関東大震災の後の復興の意味とか、まぁどっちかっていうと家が壊れた人たちなどにお金を払って移転してもらうタイミングとして良かったのかなって気もしますけど。札束でホッペをブッ叩いた的な。
 とにかく新宿とそれ以南を結ぶのにドカーンと広い道を通したっていうかね。

 それじゃ昔はどうだったのかっていうと新宿御苑の壁面の角度に大体あってるんですよね。
 街の区画が。

 それだとか鳩森神社と代々木を結んだ東西のラインっていうか。

 新宿御苑って元は確か昔の大名のお宅か何かですよね。
 ま、そんな感じの街並み、そして道だったんですね。
 コレいうのに千駄ヶ谷の事情に詳しくない方向けには「御苑の敷地がチョー広い」という情報を申し添えておくのが親切かもしれませんね。
 まさに区画を決める際の基準になりそうな存在感っていうか。

 考えてみたら御苑以北の新宿の繁華街なんかも区画としては御苑に沿ってますね。というコトは、私が思う以上に昔っからこのマス目みたいなものって生きていたのかもしれないです。

 話題変わりますけど、「道」って言ったら最近ギリシャのシンセポップのバンドを知りまして。
 「ΟΔΟΣ 55」っていうんですけど、ネットで翻訳したところ、「道55」っていう意味みたいなんですよね。
 ルート66的な感じ?

 曲としては私はかなり好きです。いかにもアマチュアで初期衝動バンバン込めてる感じのシンセポップがお好きな方で未聴の方。おススメしたいです。どっちかっていうとツールがシンセなだけで精神的にはパンクみたいなね。よくあるんですけど。

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 さてさて今回の画像。私としては作り上げて長年のモヤモヤが解消。気分がスゴくサッパリしましたけど、私のブログに少数来てくださる方にはどうでも良い説明だったかもしれませんね。

 なんか行きがかり上、妙に共産党ビルにこだわるような内容にもなりましたし。
 でもソレいったら実はこの辺って共産党にゆかりのある建物ばっかりですからね。全部は記しませんけど。

 それに私はこの後、西新宿に引っ越すワケですが、1年ほど東京都庁のハス向かいっていうか、壁面にナゼか巨大なカメの絵が描かれているっていうコレまた破天荒なビルに住んでいたコトもあります。
 ココは大きな公園を挟んで都庁のお向かいでしたからね。丸見えですよ。都庁が。かなりの立地。しかしその辺の事情はまたいつか機会があればってコトで今日は終わりです。
 ありがとうございました。

ガラス張りのビルの外観

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 本日のイラストは、引き続きの千駄ヶ谷のようすを記憶と妄想をもとにお送りしておるワケなんですが、これが例の「いやらしいビル」の外観ですよ。

 しかしきのう自分で書いた文章を読み返していたんですが、単に「いやらしいビル」と表記すると性的な意味においてのイヤらしさとか、もしかしたらそっちの方で思い浮かべちゃう向きもあるかもしれない。そんな危惧を覚えました。

 そっちじゃ決してないですからね。
 単に私の卑屈さから豪華な外観のビルに引け目を感じているとか、そんな感じですから。
 実態としては宝石、装身具なんかを売っていたと思われるピカピカしたビルなのです。

 性的な文脈におけるイヤらしさで申し上げれば、私はかつて成人向け雑誌の編集部にマンガの持ち込みをした際に、階下がビデオ制作の現場になっているのを目撃したことがあります。
 「このビル全体がエロスの発信基地と機能しているのだ…」。「エロビル…」。そんな感慨を覚えたのですが、ま、ソチラにつきましてはまたいつか詳細を述べる機会があるかもしれません。

 イラストの説明に戻すんですが、コレですよね。
 東京は渋谷区千駄ヶ谷5丁目の北参道交差点付近。北側ですよ。
 このイラストの上の方をずっと歩いて行くと代々木の駅。
 下の方をずっと行くと千駄ヶ谷の駅。
 左に下りて行くと原宿の方。
 右のほうに行くと新宿。「新宿高島屋がありますよ」って書くと、思い浮かぶ方もいるかもしれません。地方在住であっても。
 あるいは若き日の坂本龍一さんが通われた新宿高校とかね。武満徹さんとかに向けてのアジビラを撒いたっていうエピソードを聞くに「熱いな!」って感想です。そっちは大学時らしいんですけど。

 一応おことわりをしておきますと、このイラストには私の妄想も非常に混入しています。
 いませんよ。宇宙人。少なくとも、こんなわかりやすいタコ型宇宙人は見たコトがないです。
 イラストには「ほていさんに握手してもらってる私のご学友のスガタ」も描いておきました。見てもいないのに想像でね。まぁソレ以上の妄想もバリバリ投入しておるワケなんですが。

 手前ミソな話になるんですが、このイラストは思っていたよりもイイ感じになりました。
 これにとどまらずガンガン描いていこうと思います。楽しいですね。
 ビルとか道路。そして人。
 私もまた“ヒトの営み”に魅せられた表現者の系譜に連なっているのかもしれません。自分のコトってあんまり良くわかりませんけどね。

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 日記的なコトガラとしては、今日は町の公会堂で「通常総会」があり、五つほどの議案を決してきました。
 新型コロナウィルスの影響で、役員のみの集会でした。

 私は監事として、町の会計について監査の結果を報告する仕事をしてきました。

 これをもって私の町内会での仕事というのは、市道化委員会だけを残すのみとなりました。市道化の方はまだあと数年かかりそうだなっていう見込みなんですけど。

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 ラジオ日記なんですが、きのうの「クラシックの迷宮」。これはやはり聞いてよかった。
 やっぱり時代の空気とかが作曲家に与える影響というのもまた否定できないのか。前のめりな姿勢というか表現するにおいての喜びっていうか、屈折の少ないストレートなある種のわかりやすさ、伝わりやすさ。そんなものが、ほとばしっているように感じました。

 番組としては構成もされたと思うんですが解説の外山さんが、70年、そしてその万博のスガタを包括的に紹介したい、捉えたいという意欲が強く働き、細かく言えばいくらでも言えるのでしょうけど、広く各要素を拾い上げ、紹介するという体裁だったと思います。

 まず1発目の祝典序曲。三善晃さんの作曲。
 私は番組が始まる前にとトイレに立って戻ってきて座ろうかと思った時にダダーンって来たんでとてもビックリしました。心臓が止まるかと思いましたよ。
 「オーケストラでブっ飛ばせ!」っていうような、総員50メートル走の限界演奏。そんな感じに聞きました。これは指揮の若杉さんが三善さんの意図をくみ取って読売交響楽団を追い込んだね。相当に。なんてまぁよく知らないなりに妄想で書いてますけど、聞く側としては大変に嬉しい「音の記録」でした。

 次の湯浅譲二さんのテープ音楽。こちらは電子音だったりミュージックコンクレートな手触りにとどまらず管弦楽の演奏を含んだ大変に重層的な各種の素材を包括し、さらに鮮やかなテープ編集によってまとめられた作品でしたが、私にとっての最大の収穫はこの曲でした。キレてますよ。冴えてました。
 冷静なコトも書いておきますと「おカネがかかって」ますよね。この巨大プロジェクトにおける予算の額っていうんですか。注目度が大変に大きかった。それと外山さんの解説にあった科学技術の盛り上がりの先にあると皆が信じていた新しい人間のスガタ。そこに見合うミュージックとしての現代音楽ですよね。
 今でも大きなお金が動けば、こうした手間ヒマと人員の必要な音楽が作れるのかなと、ふと思いました。

 次の武満徹さんの作品。こちらは外山さんのご紹介にもあった通り武満さんが映画の仕事で見せる人懐っこい面を働かせたのかなという作品でした。
 私は個人的に最近「どですかでん」のテーマを聞き返していたところでしたのでタイミングとしては良く。両者をその印象として聞き比べることも容易でしたが、よく似てるなと思いました。もしかしたら制作時期としても近いのかもしれません。

 次の伊福部昭さんの作品は、大きな自然災害を扱った映像につけた曲でした。「オレはこういうの得意なんだよね!」っていうような伊福部さんの姿が思い浮かぶようなノリにノった作曲家の姿を感じました。実際の伊福部さんの人格とかご性格っていうものは全く知りませんけどね。想像ですよ。あくまで。

 最後の松村禎三さんの曲。これは本当に素晴らしかった。生命力。生命のすばらしさと力強さ。もしかしたらそういうモノは互いに有機的に結びついているからこその強靭さなのかな。と、そんな主張が音に表れていたのかとも思います。
 とにかく有機的な、そんなものを音として感じました。

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 今朝の「現代の音楽」なんですが、加古隆さんを2週にわたって取り上げ、ご本人と西村朗さんの対談も交えて、加古さんの作曲ワークスを明らかにしていく番組です。
 長くなっちゃいましたのでこの文章を読む人というのは大変に少ないかもしれませんけどこの番組。別に現代音楽が好きじゃない人も聞いた方が良いですよ。
 来週もありますから。

 私の感想としては加古さんの若い頃のピアノバンドの演奏。これが非常に良かった。
 それとクレーの絵画に向き合いその世界に身を置くことによって湧いてきた音を拾い上げて曲にした作品。良かったです。
 私はとりわけ三番目に流れた曲が良かった。どこか和風な聞こえ方が私にはしましたが、クレーの絵のすき間のある画面構成に呼応したかのような音の構成というか、すき間があることによって、かえってよく見えてくる構造としてのホネ組みというか、そうした美しさを感じました。ま、とにかく幸せな時間を過ごしました。

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 「名演奏ライブラリー」。
 ジャズやポップスの世界でも活躍中の注目すべきサクソフォン奏者、ブランフォード・マルサリスさん、ニューオリンズの方でお父さんはジャズピアニストなんだそうですが、私は初めて知りました。
 ドビュッシーさんの曲の演奏がふたつ聞けるというので聞いたんですが、そちらも良かった。しかし特に良いと感じたのはお父さんと演奏した曲でした。ピアノが美しかった。

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 「子ども科学電話相談」
 こちらも大変に楽しかったのですが、司会の石山智恵アナウンサーが降板されるとのご案内、非常に残念。
 ちょっと前にネット上のPDF書類を見たら石山アナも山田敦子アナもその名が記されていなかったので心配しつつも「あの番組は子どもの長期お休みの期間は代打の人も起用される」と思っていたんですが、ハッキリと降板の旨が伝えられてガッカリ。
 石山アナは実生活でもお子さんと野鳥の観察会に参加しましたよというお話を番組で聞いていて「これはトリの質問の日が楽しみだな」と思っていましたが…。やれやれ。
 ま、しかしNHKはアナウンサーの層も非常に厚いですからね。仕方ないのかなと思います。

 番組としては雲の中の過冷却の状態などの興味深いお話を聞きました。
 それと宇宙・星の質問。今日の質問を寄せてくれた子は、小さいながらもかなり研究者の域に達している子がいて、これは応援したいなと思いました。

おサル列車大暴走

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 きのうの当ブログにおける記載に「ビルの裏に看板が貼ってあってそれが列車の窓から見えるようになっている」みたいな書き方がありました。
 ちょっとわかりにくいかも…という反省があります。

 そこでイラスト化しました。
 これで伝わりますでしょうか。
 ちょっと筆がすべって列車が大暴走してしまったんですが、そこはご愛嬌なのです。

 それにしても、おサルさんの運転手に我が身の安全を全てまかせるこのタガの外れた危機意識っていうんですかね。
 東京の電車のお客さんは、どうかしてますね。

 今日はラジオで日本のロックバンドであるウィラードの楽曲を聴きましたよ。
 ビックリ。
 いつも聞いているNHKラジオ第1「すっぴん!」での出来事。

 なんでも番組アンカーの藤井アナが大好きな曲なんだとか。
 「てめえ! さてはダムド中期以降許容派か!」と、まるで「敵発見」と言わんばかりのイキオイでパンクロック・ロケンロー派の狭量さをさらけ出してしまいそうになりました。あぶない。あぶない。
 人生、何があるかわかりませんね。

 今日の「すっぴん!」は、総合文筆家の能町みね子さんの日。
 ネット上の地図と街角画像を見ただけで「これは!」と狙いを定めた喫茶店に下調べゼロのフラットな気持ちで訪れるというクロウトな旅のてんまつをうかがいました。
 楽しく聞いたのですけど、町に立つ古い建築の数々についてのお話も面白かったです。

 ゲストとしてマンガ家の久保ミツロウさんがいらしてなんか色々と話してくれました。
 藤井アンカーと能町さん、そして久保さんがそろって、自分が老婆になった時のビジョンなどについて協議を重ねる内容でした。
 こういう集まりが、番組さえ続いていればまだ何回も聞けたのにと思うと残念な気分。
 それにしても久保さんはかなり独自の視点というか考えを持つ人だと思いました。
 とても若いコロに使用していたペンネームがかなり面白いというのも知ったのですが、具体的になんというのだったのかは忘れてしまいました。
 カタカナで貴族的な感じだったと思います。

 そうだ。お仕事メモ。
 終わりましたよ。まだ別のお仕事原稿も残っていますが。
 予定していたよりも6時間ほど遅くなりましたが、わりと納得のいく仕事を比較的短期間で仕上げることができました。
 休みなく次のお仕事に移ります。