「イラスト・風景」カテゴリーアーカイブ

村のようすをさぐる〔04〕

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 本日のイラストですが、内容的には、きのうの続きです。
 「浮島沼(うきしまぬま)の岸のあたりに腰かけているフクロオオカミどんと、ワニどんのイラスト」ですね。

 まずは大きく「浮島沼の位置関係」を明らかにしようというワケです。

 上のイラストの説明をしようと思うんですが、画面の中央あたりにフクロオオカミどんと、ワニどんの後ろ姿が確認できるかと思います。
 山梨県側から見た図になります。
 普通の地図とは北と南の向きが逆っていうか。

 文字を入れてわかりやすくした画像も作りました。

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 これで割とわかりやすくなったんじゃないでしょうか。
 文字を入れるのを忘れたんですが、「富士山」は説明不要ですよね。
 右下の大きな山が富士山です。

 山梨県側をムラサキっぽい色で着色しました。
 これにより、暗に「山梨は寒冷でヒトが住むべきトコロではありませんよ」という注意の喚起になっているワケです。
 なにしろアソコは雪が積もるんだそうですよ。死の危険を感じます。

 やっぱり移住するなら温暖な静岡県の平野部ですね…。
 それも富士市という土地がイイらしいですよ。
 へー。そうなんだ。

 明日も地図っぽいイラストを載せる予定です。

図解! お昼時のお店のようす

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 今日のイラストも引き続き千駄ヶ谷にあったギター屋さんのお話なんですが、説明しないと、まさかコレが楽器店の中だとは思えませんよね。

 私(ボロボロ服のネコ)がお店に入って「あれ? ダレもいない…」と思ってちょっとキョロキョロしたら思わぬ方向から声がかかって。
 「ハイ」とか言われまして。
 そっちを振り返ると、なんと。お店のご夫婦がお食事中だったと。

 確かにいい匂いがしてたんですよ。
 それで私も、はて?…ヒトの気配はあるが…。と、思った次の瞬間に声がしたという、そんな時間経過です。

 しかしねぇ。まぁ自由なんですけど、お店の中でお昼ご飯とは思いませんでした。
 気づくと確かにかなり小さなテーブルとかイスとかが置いてあって、ギリギリくつろげるようになっていたんだと思います。

 「このお店の奥は深い…」。そう思いました。
 物理的にというよりも、なんていうか、このお店がワールドだ!っていうんでしょうか。とても伝わりにくいかもしれないですけど。

 明日もありますよ。用意してあるイラストが。

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 以下はラジオ日記です。

 いつも聞いている「らじるラボ」。NHKラジオ第1の午前の番組です。
 今日は「FMリクエストアワー・リターンズ」。
 元NHKアナウンサーの小野卓司さんがDJをご担当。
 重厚なイメージしか持っていませんでしたけど、若い頃にFMリクエストアワーでDJをされていたのだと知りました。

 神戸の放送局で路面スタジオから放送されていたのだとか。洒落てますね。

 懐かしい曲を何曲か、かけたのち、小野さんが当時お持ちだったという個人コーナーの録音テープが披露されました。

 ギターの弾き語りで既存のヒット曲の替え歌。
 さだまさしさんの「関白宣言」でした。古いカセット録音ですので音質的にちょっと高い方が引っ込んでましたけどちゃんとアルペジオしていてお上手。

 そのあとさらに多重録音の話題になってギターの器楽曲「夜霧のしのび逢い」の録音が聞けました。これはかなり良かった。
 交通情報のバックでかかっていても違和感が無いクオリティ。
 アナウンサーとしての朗読と同じく、ギターの演奏もやっぱり聴きやすくて落ち着いているのが面白いと思いました。人柄ですね。

 しかしこの番組を聞く上で、そのうち徳田章さんの演奏は流れるのではないかと予想はしていたんですが、小野さんの方が早かった。
 それも小野さんがギターをなさると知った日に。

 そのほかも当時を思い返してのお話が聞けて興味深かったです。
 発売されるかされないかのレコードをいち早く流したことなど。

 やはり当時の若いアナウンサーが持っていたリスナーに向けての情熱のようなものを知りました。
 日本全国で番組を持っていたアナウンサーに共通だったのだろうなと思います。
 当時のラジオの音楽番組はメディアとして重要な情報源でしたからやりがいもあったのだろうと。

 私の思い出というとラジオで初めてイギリスのアート・オブ・ノイズというバンドの曲を聴いた時は驚きました。
 これは同世代のこの手の音楽が好きな人はクチをそろえて言うんですが、いわく「イスから転げ落ちるくらい驚いた」と。
 私もそれと同じくらい。ホントに驚きました。

 全く新しいタイプの曲が、いつものおウチのスピーカーから流れているのが不思議でしたね。可聴域内で起こる音の変化ですから別に当然なんですが。

 その後の体験で同じくらい驚いたのはラジオでロッテルダム・テクノを聞いた時ですかね。
 電気グルーヴの「オールナイト・ニッポン」で、石野卓球さんが伝えてくれました。

 あれは異形の音楽でしたね。破った! あるいは1段階抜けたっていう印象でした。
 単に流行の音楽を紹介するというスタンスの人だったら扱いに困ったんじゃ無いかと思います。
 ちゃんとしてるか、してないかで言えば、ちゃんとしてないしね。

 ユーモアも多分に含んだ音楽性でしたが、あの曲を聴くことで同時に石野さんご自身の音楽を面白がる姿勢というのも感じたのだと思います。当時の私の心境を振り返るに。

図説! 店内のようす

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 今日はラジオで加山雄三さんの曲「旅人よ」などを聞きました。名曲。

 NHKラジオ第1「らじるラボ」。
 ライブ音源を聴いていく企画。「FMリクエストアワー・リターンズ」。
 今日はディスクジョッキー役として徳田章さんNHK・OBを迎えての進行。

 なんとレッド・ツェッペリンの「天国への階段」のライブバージョンが最後までかかりました。11分ある長い曲。
 こういう長い曲がフル尺でかかると、FM放送っぽい雰囲気が出ます。ナゼでしょうか。

 リクエストの送り主は徳田さんのお知り合いでもあり80代で蒔絵の伝統工芸家。鯖江の方でまだ現役だそうです。
 徳田さんが赴任先の福井で取材をした際に知遇を得たとのご紹介でした。

 80代でこのリクエスト曲というのが驚きなんですが、音楽がとても好きな方で。柔軟な感性をお持ちの様子でした。
 その方のリクエスト・メッセージの最後にそえられた言葉。
 「音楽に助けられ守られた人生」という内容でした。

 きのうの当ブログでもちょっと出てきましたが、小説「青春デンデケデケデケ」の最後の文章にも似ています。
 「愛しい音楽の数々よ。どうぞぼくを守りたまえ。」
 久しぶりに思い出しました。
 というか先日に大林宣彦監督が亡くなられてから何回か思い出しているんですが。

 最初に知った20代の頃と50代の今とでは、また感じ方が違いますね。
 私が80代まで生きたらどう感じるでしょうか。

 今の私が感じるコトとしては、やっぱり同じように胸がいっぱいになるんですけど、なかなか思うような絵が描けなかった20代の頃に比べると落ち着いてきました。でもまだ全然ですので、良い80代を迎えたいものです。マそれまで死なないようにしないといけないんですが。

 ところで「青春デンデケデケデケ」なんですけど、出版社は河出書房新社なんですね。先ほど確認して初めて知りました。
 私は文庫本で持っているんですが、「私家版」っていうページ倍増の方も持っていますよ。軽音楽が好きな人だとコッチの方がいいかな。
 DVDも持ってるんですけどね。中古で買ったんですが。

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 本日のブログ用イラストの「千駄ヶ谷にあったギター屋さん」です。
 このお店の立地が実は河出書房新社のすぐ裏なんですよね。
 私が頻繁にスケートボードをしていた公園のすぐソバでもあります。

 さてさてイラストの内容に参りましょう。

 ギター屋さんの店内です。
 ボロボロの服を着ているネコが当時の私です。

 ホントはもうちょっと広い店内だったと思いますが、諸々の事情でこんな感じに収めました。
 ネコのとなりにある棚にギターの弦なんかが入っていました。

 奥の方にズラッとギターが並んでますね。
 ちょっと面白いのがそれぞれのギターに名前が付いていて「ダレそれ・モデル」とか明記してあるんですよ。紙が貼ってありまして。
 「アレキサンダー後藤」とかね。まったく覚えてませんけど、そんな強そうな感じ。「ヴィクトリー・ニュー太郎」とか「逆エンペラー玉井」とかね。ウソですよ。

 それと左の方にとても小さなステージ状の装置。わかりますかね。
 見た感じほとんど使われていないようすでしたが、おそらくお店で狂熱のライブをする際の舞台なんじゃないかと思います。

 そんなイン・ストア・ライブのもようを私が想像で描いたイラストを、明日の当ブログでご紹介する予定です。どうぞお楽しみに。

図説! 千駄ヶ谷のギター屋さん

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 今日からしばらく今はもう無いギター店について記していこうと思います。
 お店の名前は「エスペランサ」です。
 おそらくガットギターに特化したお店だったと思います。
 ガットギターとは、アコースティックギターの一種です。

 場所は千駄ヶ谷ですが、私が住んでいたアパートからはちょっと離れていて国立競技場の近くでした。

 見た目はだいたいイラストに描いた通りですが、そんなに良くは覚えてないです。かなりアヤフヤです。

 イラストは休日のお店のようすです。
 お店の前にテーブルをすえてお菓子やジュースを売っています。ギター屋さんなんですけど。

 一応、見た目かなり古いが新品のエレキギターが入ったダンボールの箱が、お菓子の後ろに立ててありました。
 このお店のご主人はかなり器用なオジさんで、飾り付けとかが得意だったように思います。

 店頭に「カルピス祭」とか描いてありますがこれも手描きで、おそらくご主人の手になるもの。

 ジュース類の自動販売機がお店の裏にズラッと並んでいました。

 お菓子の販売にしろ、自販機にしろ、ギター販売以外の面でもがんばっていたようです。
 自動販売機はアタリが出やすいようにイジってあったみたいで、その旨を記してありました。
 とにかくみなさん買ってくださいっていう感じ。

 周囲にはスナック類を売るお店が無かったのでその需要を見込んでの体制だったと思います。

 明日はお店のご主人と奥さんのようすをお伝えしようと思います。

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 どうかすると、お店「エスペランサ」をビジュアル込みで紹介できるのは当ブログだけかもしれませんよ。わかんないですけどね。