「イラスト・カッパ」カテゴリーアーカイブ

むらびとワラビー〔13〕

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 ガイコツのゆうれいです。
 全然「ワラビーくん」とは関係無くなっちゃっています。迷走していますね。ブログのイラストの内容が。
 絵としては気に入ってるんですけどね。

 時々、私、「この絵は描いてヘトヘトだった」とか言ってますけど、本日のなんかはわりと簡単に描けました。
 違いは何なのかな。自分で完全にはわかりませんけど。

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 ラジオ日記です。
 きのうはタヌキの鳴き声を聞きました。
 今日は流氷が凍っていく際の音を聞きました。

 聞いたのはNHKラジオ第1「らじるラボ」。平日お昼前の帯番組です。

 NHKはねぇ。昔の録音素材というのはとにかく残っているので音が好きな人には良いんですよね。
 鉄製のレコード盤に溝を刻む形式の録音を聞いた覚えもあります。もうずいぶん前の話ですけど。
 NHKらしいなって思うのは、そういう貴重なメディアに録音された素材というのが当時の落語だったりするんですよね。おもしろいです。

 それと鉄線(ワイヤー)を磁化して録音するという古い形式ね。
 これはNHK自前じゃなくてBBC物だった気がします。
 ビッグ・ベンの音だったような。
 思うんですけど、ああいうのってBBCが世界各国の放送局に営業をかけて売っていたのかもしれないですね。わからないですけどね。
 聞いた感想としてはとてつもなくノイジーで、雑音の向こうにゴーンゴーンって言ってるようなね。今の耳にはかなりキビしい感じでした。
 ですけど当時はネット以前でしたので聴けて嬉しかったですね。
 サンレコだったかの大塚さんの記事で読んで存在だけ知っていたという。
 「サンレコ」も「大塚さん」もそのスジの人じゃないと、何がなんだか意味がわからないと思いますけど長くなるので省略ですよ。

 それでタヌキの鳴き声なんですけど、音にならないようなちょっと機械的な音でした。

 あとは流氷。これは確かNHKの録音技術史的にもマイルストーンな音素材だとか、そんな解説を以前に聞いた気がします。

 当時のラジオ番組でありまして、流氷の音のみならず、現地の様子。音のスケッチですね。それらが当時のアナウンサーさんによる解説付きで聞けましたので、非常によく理解できました。当時のカラスの鳴き声も聞けて嬉しかったです。

 昭和30年代に当時最新鋭の水中マイクを使用しての録音だったそうです。
 これはいわゆるデンスケ録音だったのかなと思います。
 そこまで機械を持っていかなきゃいけませんからね。
 まぁ、わからないですけどね。私の想像ですので。

 肩から下げて持ち運べる録音機をデンスケって総称していたワケなんですが、昭和30年代ですとおそらくまだオールンリール。

 どうやら5号リールにテープスピード38cm。7分半くらい録音できたのかなと思います。
 「音」の7分半はけっこう使い出があるなって感想ですけど、それはインタビューとか街の音とかに限られるかもしれません。
 とくに動物の鳴き声なんかだと、いつ音がするか予測が難しいというか不可能の領域ですので苦労しそうだなと思います。
 今の事情とは隔世の感ですね…。いやはや。

 おそらく船に乗って寒さに耐えながらテープを掛け替えたりして録音したんですねぇ。色々と考えちゃいますね。その時のようすとかね。

 私は以前に紋別あたりの流氷について調べたコトがあるのでちょっと詳しいんですよ。

 まず海底が浅めなんだって読んだ気がします。
 それと南の方に千島列島があって海水温の境界線が形成されるらしいんですよね。
 南の方とは隔絶されるっていうか。

 そこへ持ってきてロシアだったり北極の方からだったりの冷たさが南下してきて結果的に氷が溶けずに接岸するみたいな。そんな感じに理解してるんですけど。
 オホーツク冷水圏っていうかね。勝手に命名しましたけどね。今、私が。

むらびとワラビー〔09〕

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 カッパのご自宅内部の描写ですよ。
 最近の当ブログのイラストの内容は、一応歴史的に参考にしてある部分と、それとは別に全くのウソ800の完全な想像上の事象が入り混じってますけど、本日のイラストなんかは当然、私の単なる想像です。

 浮島沼と、田子の浦港の中間くらいの沼川に、アシ草で組んだ人工島で暮らすカッパの集落を設定してあるワケです。
 人工の島のようすは南米のチチカカ湖での暮らしを参考にしたので色々とゴッチャになっています。

 それはともかく、本日のイラスト。カッパのおばあさんと、赤ちゃん。シリーズ第3弾。
 わりとウマくいったと思うんですけどね。

 しかしけっこう苦労しまして。これだけの絵ですがけっこうヘトヘトになりました。

むらびとワラビー〔08〕

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 きのうに続いて沼における漁業のようすです。
 考えてみたらワラビーくんは着物を着ているので、時代の設定と合わないかもしれませんね。
 どうしようかな。
 コレはコレで、実は和服の描写練習を兼ねてとにかく色々と描いてみようと思っている途中ですので、あえてこのまま行きます。
 難しいんですよね。和服。しかし数を描かないコトには始まらない。

 それと「網」ですよね。「漁網」の描写。

 網は石器や土器なんかと違ってカタチとして残らないので想像で描くしかないんですけど、石のオモリね。
 石垂(せきすい)っていうんですけど、これはもうよく出土するみたいで、私も何かの展示で見ているはずです。
 石を削ってあってヒモでゆわえやすく加工してあるんですけど。

 マしかしおそらく「漁網」って言ってもそんなに大きなものは作れなかったんじゃないかと思いますけど、どうでしょうか。

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 話は現代の事情に変わりますが、「漁網」って言ったら私の住んでいる静岡県東部でいうと「蒲原(かんばら)」っていう町がありまして。
 道路の高架になっている下の、柱と柱の間の数十メートルですね。
 その空間を利用して網の修繕を行っていたりします。
 この蒲原っていう町は会社が稼働しているお昼の時間なんかに自転車で通ると非常にイイにおいがします。
 削り節などを生産しているんですね。
 もうたまらないですよ。

 ついでにいうと先日の当ブログでお名前が出た久保田利伸さんね。あの方のご実家とかもございまして。
 私みたいに自転車移動のヒトですと、その気が無くてもどうしてもそのご実家の前を通らざるをえない。
 山と海に挟まれた細長い地域ですので通っている道路に限りがありまして、平坦な道を選ぶとなると1本しかないんですね。
 強制的なタイムシャワーですよ。

むらびとワラビー〔07〕

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 浮島沼を周辺をモデルにした架空の村のようすを描いております。
 私が住んでいる富士市の東部。沼津市との境界の平地に広がる地域。
 今は単純に広〜い水田地帯だったりするんですが。

 ニュースで見たりした方が、もしかしたらおられるかもしれませんけど、沼津の駅周辺で高架化事業の土地収用がモメてるアレね。
 あのあたりと地続きですよね。
 あそこは地名もズバリ「原」って言いまして。ココも平らですよ。見事に。
 マそんな風にお伝えすると、もしかしたら通りが良い場合もあるかもしれません。
 サッカー選手の小野伸二さんがもう少し沼津に寄った地域のお生まれなんだそうですが。

 それでね。
 先週に富士市が発行しているPDF書類を読んだワケですが、沼における漁業ですよ。
 稲作が本格化する前はむしろサカナをとっていたらしいと。なるほどね。

 ザツな読み方でしかないですけど、何しろ長大な時間ですから。どうやら淡水化の途中でもあったみたいな。
 それでいろんな魚が取れたと。そんな感じの記述を見た気がします。
 モヤモヤ考えてみて図にしてみました。そういうワケです。