「イラスト・カッパ」カテゴリーアーカイブ

対談:カッパ、からかさオバケちゃん

kasa-friend

 イラストのお仕事メモなんですが、「某・県の小学生のための副読本イラスト〜主線描き〜」なんですが、明日くらいから着色の作業に移れそうです。
 土曜日くらいに全部キレイに片付けたいなと思います。

 ラジオ日記的にはNHKラジオ第1「冬休み・子ども電話科学相談」を聞きました。
 今日はトリ、恐竜、海の生き物、植物についての相談。

 そして、今はNHK・FM「しりすぎてるうた」。
 クイーン「ボヘミアン・ラプソディ」と、遠藤賢司「不滅の男」について語る番組です。
 これ、かなり興味深い番組ですね。おもしろいです。

走り出すカッパちゃん

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 本日は「富士山女子駅伝」の交通ボランティアをしてきました。

 実は、交通ボランティアだけでなく、他のお仕事もしました。

 地区の中学校のブラス・バンドが沿道で演奏して応援するという役割があるんですけど、その子たちが座るイスなんかを設置したり片付けたり。そして楽器の運搬など。
 そんなワケでけっこう時間がかかりまして。
 全部の仕事を終えたら、ちょっと疲れてしまいました。

 今はNHK・第1で忠臣蔵の番組を聴いているんですが、これが終わったら早めに横になろうと思います。ねむいです。

汗をかきながら走るカッパちゃん

kappa swet

 お仕事メモ的には「副読本イラスト・主線描き」なんですが、淡々と進んでおります。今日はひとつの山を越しましたので気分は良いです。

 ラジオ日記的には「世界の快適音楽セレクション」。今日は年末というコトで特別に時間を拡張しての番組。
 レギュラーの選曲者のみなさんがそれぞれに時間を分け合っての番組。

 情報量が大変に多くて、とても1度聞いただけでは全てを消化できないですね。やっぱり色々と深く聴いてる人の知識はスゴい。
 録音しておいたのでもう1度聞こうと思います。非常に興味深い曲がそこかしこにありました。

 私にとって、とっつきやすい部分で言えばキューバのテケテケギターの人の曲は良かったです。当時のギター・インストと十分共鳴しながら、独自のキューバっぽさを誇る内容になっていたと思います。かなりウマい人であるように聞きましたが、小さくまとめるよりはガンガンいくぜって感じのウツワの大きさというか向こう見ずなイナセな感じに感銘を受けました。
 それと湯浅学さんご紹介のアフリカのバンドだったかと思いますが、「ジミヘンっぽい」みたいなご紹介でしたけど、私にはアモン・デュール2に近く聞こえて仕方がなかった曲が良かった。かなりグイグイきました。あれもぜひ聞き返さなければと思います。

 以上のような大変に楽しい時間。いつもなら番組終了を合図にNHK・ラジオ第1「文芸選評」に切り替えるところなんですが、次の番組「邦楽百番」の冒頭の「笙(しょう)の音」が非常に素晴らしくて耳を奪われてしまいました。

 めちゃくちゃスペーシー。
 宇宙ですよ。
 残念ながらこちらの番組は録音してなくて悔いが残ります。
 なんか笙の音と対になる感じで硬めの音の楽器とのやりとりで進んでいく曲だったという記憶です。

 曲としては最後まで「良いわこの曲」って感じが衰えなかったのですけど、別の面でも嬉しさを感じていました。私は。

 「もしかして私の体質。ついに邦楽も聞けるように変化したのか?」と思ったんですが、次の曲の作曲者の名前を聞いたら西村朗さん。現代音楽の人ですよ。ラジオ番組「現代の音楽」でいつも色々と教えていただいております。そして次の曲は諸井誠さん。最初の曲は、あとで調べたら吉松隆さん。みなさん現代の人でした。

 とても納得したのですが、ちょっと残念でもあって、私の限界を改めて感じました。番組の最後のアナウンスにも「現代の邦楽を特集しました」とありました。
 やっぱりいきなり邦楽を楽しめるようにはならないですね…。そうは問屋が降ろさないっていう…。

 しかし内容は非常に良くて。充実そのものでしたので良い方に捉えて大満足。非常に良いものを聞きました。
 邦楽に携わる人たちも決して硬直しきっているワケでもないのだと知るコトができました。

 特に最後の曲の宮下伸(しん)さんの曲ですね。国体から委嘱された曲という紹介でしたか。“若者の伸びゆく未来に添える曲”みたいな感じだったと思います。

 この宮下さんなんですが、私は最近に知った演奏家です。作曲もなさるとは今日、初めて知りました。
 つい先日に当ブログにおいて「今年は「現代の音楽」の放送が30日まであって、しかも諸井誠さんの曲が聞ける」みたいなコトを書いたんですが、なぜそんな興奮が生じたのかと申しますと、諸井さんは電子音楽系の現代音楽の大家でもあるっていうのはもちろんあって、私のような人間にとっては聞き逃せない作曲家ではあるんですけど、もう一つ。別の根拠があります。

 実は、つい最近に諸井さんが作曲した「琴のための曲」をネットの動画サイトで聞いて、それがエラく良かったんですね。個人的に何度も聞いて感動してるワケなのです。その曲は「S.M.のためのシンフォニア」。“S.M.”っていうのはズバリ宮本伸さん。本当に素晴らしくて打ち震えました。

 これは宮下さんのお父さんが「琴」をさらにプログレッシブに進化させようってことで弦の数を30本に増やしたっていうニュータイプな琴のための曲です。

 冒頭にかなりの高音域が鳴って。ギターでいうナットとペグの間を“カロン、カロン”って鳴らしたのに近い感じですかね。
 しばらく琴の独奏が続いて、「確かに音域的には広いな」って感じなんですけど、ちょっと間があった後にグワ〜ンみたいなドラの音が鳴って、尺八みたいな「ぶお〜」っていう音が出てきます。

 整理しますと、独奏を聞いている間の私の心境としては「ひたすら手のクローズアップ」みたいにして聞いているんですが、そこにドラの音と管楽器の音が加わることで視界が変化します。「突然に大地が現れて景色が広がったぞ!」って感じの鮮烈さです。

 感覚としては西部劇の荒涼とした大地が現れました。個人的に。なんかもうエンニオ・モリコーネの「アオアオア〜。オーアーオー」っていう感じです。本当にカッコいいと思います。ココ。
 もしもラモーンズのライブだったらデュランゴ95からのティーンネイジ・ロボトミーなんですけどさすがに無関係。っていうかこのブログはダレを対象にして書かれているのか。

 現代音楽あり、邦楽あり。パンクロックありなんですけど戻しますよ。宮下伸さんの曲に。
 なんと宮城道雄さんの「春の海」へのオマージュ的な音のコラージュへと続くんですね。

 私はたまたま宮城道雄さんの生涯についての「知ってるつもり」をこれまたネットの動画サイトでつい最近見ておりまして、多くのコトを知った直後でした。

 しかしこれはけっこう勇気の必要な行いじゃないでしょうか。
 「宮城さんの精神をオレが受け継ぐ」みたいな宣言。言い訳のきかないトコロに足を突っ込んでます。かなりハッキリと曲の上で言っちゃってますよね。プラスもマイナスも引き受ける覚悟がないとできません。個人的にかなり感動しました。「こういう人がいるんだ」と思いました。

 で、今日、聞いた曲なんですけど、申し上げた通り“若者の成長に捧ぐ”みたいな感じ。

 全体を通して美しさを維持したまま進行する曲ではあるんですが、非常に具体的なイメージを持って私に聞こえました。

 ひょっとしたら、この曲のイメージには具体的にモデルがいるのかもしれません。特定の人ではなく、多くの若い人の群像だったりするかもしれませんが。

 まずは最初の方は互いに切磋琢磨しながら成長する姿。美しい共鳴。無邪気で、何をしても美しいという時期の描写。
 それが少し暗い部分を挟んで、綺麗な花が咲く瞬間を迎えます。
 ここがもう私も“音”に入り込みやすいタチなんでちょっと涙があふれてきました。美しい。「そうか。咲いたのか。」って感じです。

 宮下伸さんがどういう人なのか知りませんけど、曲を聴いた感じでは非常にやさしい視線を感じました。ささいな部分であっても、その美を見逃さない細やかさもあるのかなっていう感じでした。

 おそらく人や、人の行動が織りなす集大成としての美しさを愛する人なんではないかという。そんな感じでしたね。

 聞いて良かったです。本日の「邦楽百番」。いつもはけっこう敷居が高いんですけどね。まぁこういう日もあると。

 長くなっちゃいましたけど、以上です。