「イラスト・むし」カテゴリーアーカイブ

ムシ帝国〔24〕

 台風15号による雨と雷が、特に未明でありましたが、すごかったです。

 水はけが良いところに住んでいるので降り止んでしまうと何事もなかったように感じてしまうんですが、しかし市内の低い位置にある幹線道路では冠水した部分もあったみたいです。

 静岡県内を見ると私が住んでいる東部よりも西部と中部の方が激しかったようです。

 なんでも中部に線状降水帯が発生したとか。やっぱり静岡でも条件が揃ったら発生するんですね。ビビりますよ。

 しかしどうやら比較的短時間で収まったようです。もし激しい雨が終日続いたらと思うと恐ろしいです。

 その影響かわかりませんが送電線が張ってある鉄塔が倒れてしまったようで、停電している家庭が多くあるようです。

 これも静岡市の葵区という中部に属する土地での出来事ですので、私の住んでいる地域に影響はありませんが、全く他人事ではないです。

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 今日は町内会の仕事で会議でした。午前中の1時間弱。「市道化委員会」の集まりでした。

 処置に困っている問題を解消するべく弁護士の方の事務所に行くことになりました。近々のうちに。私も同行しようと思います。別に何か発言するワケじゃないですけど、委員会として行動するのが良いのかなと思います。

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 ラジオ日記としてはNHK・FMの「世界の快適音楽セレクション」を半分ほど聴きました。スパークスの曲が良かったです。芸歴55年だそうです。他の番組のことになりますが、NHKラジオ第1の「とれたて音楽館」のゲストは水前寺清子さん。こちらは芸歴58年だそうです。スパークスとチータさん。どちらも芸歴的には変わらないんですね。大変なものです。

 「~快適音楽~」に戻しますけど、チチ松村さんの選曲でアルゼンチンの、あれはなんでしょうか。フォルクローレになるんですかね。南米な感じの。良い曲でした。

 思うところあって、個人的にアルゼンチンやらのシンセポップ等を聞き返す活動をしました。

 シンセポッパーはドコの国にもいる(ハズだ)!っていうのが私の個人的リサーチ活動からくる感触なんですが、やっぱり欧米志向が強いんだかわかりませんけど、地域性というのは小さいです。混ぜて聞いちゃうと「これは南米産ね!」とか言えません。

 ごくたまに自らのよって立つ場所に自覚的なバンドやらがいて驚かされる場合もありますが、それがまたシンセポップとして佳曲であるかは別問題です。

 まぁ機材のできることに縛られる依存するっていうのもありますので機材さんたちがやりたいように進むと似たものができてしまいがち。というのもあるんでしょうか。

 はずみがつきましたので、久しぶりにそうしたシンセポップ的には辺境の地である南米の下半分の地域のシンセポップを探す旅をネットの動画サイト上にて挙行しております。(前言ひるがえすようですが中央アメリカは極端にこうしたシンセポップやらニューウェイヴやらの活動が見つかりにくいという事情もあります。私が見つけられたのはコスタ・リカのDesorden Siniestroというバンドくらい。しかしこのバンドなどは欧米のそれと比較しても良いもの持っているように思えますので他にもチラホラいるハズなんですよね。)

 毎朝の日課として20曲から30曲のシンセポップを聞いて確認するという調査活動を相変わらず続けているんですけど、不調なんですよね。決して自分が過去80年代に作られたシンセポップの全てを聞いたとは思いませんし、思えませんが、半分からそれ以上は聞いちゃったんでしょうか。もちろん音源として残っているものに限るワケですが。

 たまにスゴい鉱脈に行き当たることはありますので調査としては継続していくつもりです。

 マ以上のような次第でありまして、今日は目先を変えて、地域のくくりでまだ見ぬシンセポッパーとの出会いを求めてみようかと奮闘してみました。

 やっぱりまだ全然あります。聞いてないやつ。

 しかしそれらがシンセポップとして佳曲であるかは別問題です(2度目)。

 とはいえ楽しいです。

ムシ帝国〔23〕

 先週のラジオ番組「クラシックの迷宮」ウクライナの作曲家であるヴァレンティン・シルヴェストロフさんの特集を聞き返しています。

 歌曲「静かな歌」の第1曲「詩歌は病みおとろえた心を癒す」で用いたモチーフを引き伸ばしたという交響曲第5番を聞いています。1982年に完成した曲なんですね。うんそうなのかって思いました。マーラーさんの交響曲第5番アダージョ的なというご紹介でしたが確かにその通りです。私の知識ではマーラーさん作のアダージョってふたつあると思うんですがどちらも好きです。

 最初は映画「ヴェニスに死す」で知りました。フィルムの粒子がとても粗い感じの画面だったと思います茫洋とした死の淵、瀬戸際っていう場面ですね。絶世の美少年が空を指さすとかなんかそんな感じだったと思いますけど。そうした情景にとても合っていたのだと思います。

 粒子の粗い感じ、グゥ~っと引き伸ばされたかのような。そういう質感は私はとても好きで、おなじく映画になりますけど「ミツバチのささやき」ですね。全体的にそうした粗い画像っていう感じはあると思うんですけど私が一番好きなのは具体的な動きがある場面というよりは主人公の少女の足だけ写っていてあとは荒野を写した風景です。この映画は着ぶくれした子供が冬場のスズメみたいでコロコロとしていてとても愛くるしいんですけど、背景にはスペイン内戦が横たわっていて割合と暗い影の存在というのはあります。逃亡兵でしたかね。そういう逃げてきた兵隊さんが隠れ住む小屋。そこに主人公の少女が「あの人ってフランケンシュタイン(の怪物)じゃないかしら」みたいな思い込みというか子供に特有の虚実が違和感なく同居する心象に突き動かされるけっこう危険な行動なんですけど、映像としては非常に静かというかリリカルというか。

 まそんなワケでゆっくりゆったりとした音楽を聴く人の胸に去来するものたちの色々って感じでしょうか。

 シルヴェストロフさんの曲に戻しますが引用した通り歌曲のフレーズを繰り返しているというはずなんですが、けっこう長いフレーズであるせいか、さほど繰り返している感じもなく、しかし巡ってきている感じはあるという絶妙な感じなんでしょうか。最初に聞いた時の先週の私の感想の通り最後まで集中力が途切れることもなく聴きとおせます。不思議だなって思います。もう一度聞いてみようと思います。

 けっこういろんな局面が折り重なってできていることがわかりました。明るい光が差したり、一転して緊張感が満ちてきたり、美しく引き伸ばされた長音があったりとよく設計された曲なんだなと感じました。ていうか特にこの第5番は傑作だと評価されているようで、そりゃそうだと思いました。納得です。良い音楽を紹介してもらえたものだと感謝です。

ムシ帝国〔21〕

 朝に重い荷物を自転車で運ぶ作業をしました。その後に昼寝。

 イラストの備蓄作り。今月末までの分が出来そうです。

 セミのイラストなんてつい5年くらい前までは自分がまさか取り組むとは思ってなかったと思うんですが、徐々に動かせるようになってきてからは楽しくなってきました。

 もっと未知の部分を探求してみようという気持ちになってきます。