「イラスト・むし」カテゴリーアーカイブ

ゴ×××帝国〔21〕

 クロゴキブリさんの“杖”が光って電撃的な攻撃をヨロイモグラゴキブリさんに加えているようなイメージです。

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 “杖”っていえば思い出したんですが、松平頼暁さん作曲のテープ音楽「杖はひるがえり」という曲があるのです。

 今この文を書きながらネットの動画サイトで聞いています。題名だけは私が20代の頃に知ったものですけど聞くは初めて。

 これは面白いですね。1970年の作品。私が4歳の時ですか。

 初めの方に笑い袋という玩具の声が収められていますが、私が個人的に人生最初の笑い袋との出会いを果たしたのも確か4歳の頃でした。きっと当時に流行していたんですね。

 それはともかく曲としての概要なんですが、宇佐見英治さんの詩の朗読が骨格をなす5分程度の曲でした。

 電子音が印象的に使われていますが少なめの使用にとどまっています。その他は現実音、それと歌謡曲の大胆な引用が配置されているという感じ。朗読劇っていうおもむきも濃いです。

 こういう感じの曲だったんですね。感激です。

 詩の内容としては神に呼びかける、問いかける、その存在について疑問を呈する。しかし肯定もできず否定もしない。やがて神と人間。その置かれた位置を明らかにしていく。差異を明らかにしようとする。ここまでが前段。後段になると私には意味が読み取れない、ただ安寧な風景の描写であるのかなという気がします。常就救済という言葉で終わる。大きなビジョン。全体を改めて眺めますと、個的な内面における問答から宇宙的なスケールにまで広がる詩の内容でした。

 かなり明確に宗教的な内容の曲でした。「杖はひるがえり」。まぁなんとなく宗教っぽくあってもおかしくはないかなという予感はわずかにあったものの、ド直球で迫ってくる内容とは全く想像していませんでした。

 現実音の内容は主に人間世界のスケッチとして用いられていたようです。当時の風俗が多く盛り込まれていて、先月に当ブログで書きましたが一柳慧さんの「東京1969」。そこで書き残したことでもありますけど、同じような「湿気」を感じます。「汗」と「人いきれ」が渾然一体となったその様子。松平さんのこの曲においては「聖」と「俗」における地面に近い方「俗」のありよう、舞台背景っていうことなのかなと思いました。

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 以下は日記的な記述です。

 先週から取り組んでいた年賀状の図案が完成しました。

 思っていたよりも可愛らしいものができたと喜んでいます。

 色彩計画も立てようかと思ったんですが、色合いとしては比較的にシンプルな内容ですので、これから清書に移った際に作りながら色彩を与えていこうかと思っています。下書きが案外ウマくいったので、完成させるのが楽しみです。特に踊っているドッグ氏のポーズがウマくいきました。ドッグらしい無邪気さが動作によく投影できたのではないかと考えておりまして。それだけで非常にうれしいです。

 これから別の年賀状の図案を考えようと思います。こちらは自分用です。

 可愛らしくも、いじましい(ちょっと哀れな)変な感じにしようと思っています。

 こちらも楽しみです。

ゴ×××帝国〔20〕

 たけり狂う感じのヨロイモグラゴキブリさんのイラストです。

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 寒い1日でした。

 静岡の県内ニュースとしては伊豆のカピバラちゃんたちが温泉につかり出したのだと伝わってきました。カピバラがお風呂に入ると静岡県は冬です。

 本日もイラストを描きながら音楽聞きソフトに新しいMP3音源を取り込んで整理していました。

 イラストは来年の年賀状に使う予定のラフ作りです。もうこの2~3日ずっと取り組んでいたのですが、難しい部分は脱したようです。ホッとしています。

 明日の午前中には残りの部分も含めてひと区切りつけられそうです。

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 以下はすべてラジオ日記です。NHKのAMだったりFMだったりを聞きました。

 きのうの番組ですが、「クラシックの迷宮」。

 交響曲の話だと思って聞き始めたら、主に民族音楽だったり民族の意思であったり思想であったり、そしてまた地政学的な文化のひろがり、それに寄せる愛着。民族としての。みたいなお話だったと思います。

 ひとつ言えますのは非常に全編楽しくて1時間半ちょっとがアッという間でした。

 アゼルバイジャンにおける民族音楽を土台にして、それをクラシックに適するよう磨き上げる。ソ連体制下における試行錯誤。また西側の音楽からの影響など。

 私の知識としてはインドにおけるラーガ奏法みたいな細い決まりがある音楽の存在。これは“朝のラーガ”とか“夜”であったり、「こういう時はコレ」みたく演奏される音楽が決まっていて、それでありながら即興なんだみたいなことをフラワー・トラベリン・バンドの石間秀機さんがギター雑誌かなんかでおっしゃっているのを読んだことがあって、まだ私も若い時分ですから「ずいぶんめんどくせーなオイ」くらいにしか思いませんでしたが、他の国や地域にもそうした音楽におけるこまかい決まりみたいなものがあるんだなと学びました。西アジアの領域っていうことなのか。ほかの地域にもあるんでしょうかね。音楽的な戒律って言っていいのかわかりませんけど。そういうのがね。

 戻しますがアゼルバイジャンにおける民族音楽にはスケール(旋法)があるんだそうで番組解説の片山杜秀さんが鍵盤ハーモニカで実演してくれました。参考になりました。具体的な音の動かし方も演奏していただいて大サービスでした。実際のところスケールだけじゃダメなんですよね。だいたいこんな感じの音形。みたいなのがありますからね。

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 きのうのお昼ですが「とれたて音楽館」。

 ゲストは美川 憲一さん。「柳ヶ瀬ブルース」大ヒット時の様子などをご本人の口から聞けて感激しました。

 「柳ヶ瀬ブルース」は以前に一度、ギターでコードを弾きながら歌えるように練習したことがあるんですが、非常に不思議な曲で。「え!? こんだけ?」っていうくらいの簡素なコード進行なんですがメロディーの乗せ方が特にサビのところが意外というか絶妙というか。自分なりに研究する余地があるんじゃないかと思いますが。

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 今朝は「吹奏楽のひびき」から。青森は弘前での木管楽器クリニック。先週の内容ですが、会場に来た現役吹奏楽部員からの質問に答えたり。ファゴットに鳴らしにくい特定の音があるなんて初めて知りました。

 続いて「現代の音楽」。一柳慧さんの3回目。

 今日は2011年の作品。大震災に触れて作られた交響曲8番「リヴェレーション」。指揮は「吹奏楽のひびき」で月イチ担当の下野竜也さん。を聞きました。やっぱり重厚な曲でしたね。

 一柳さんが生前に番組に来た際に交わした西村さんとのやり取りなどの録音素材から構成した本日の放送でした。

 からだが動けば現地に行って復興を手伝いたいという気持ちもあったそうで。当時そこまで考えていたんだと知りました。

 今日の番組で私は初めて一柳さんの肉声を聞きました。

 かなり晩年の発声ということになるんですが、その一方で多くの人がずっと若々しいままだったみたいな風におっしゃりますね。西村さんによると卓球の名手として有名だったなんてご紹介もありました。

 放送を聞いた後に先週の内容も聞き返しました。交響曲「ベルリン連詩」。この曲にしろ本日の「リヴェレーション」にしろ併せて聞くと一柳さんの思いとか関心のあり方などが伝わってくると思います。あらためてご冥福を祈りたいという気持ちが湧いてきました。

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 「ディスカバー・カーペンターズ」。いつも楽しみにしているのですが、今日は所用あって全部は聞けませんでした。あとで聞き返そうと思います。12月のクリスマスの日に2時間の生放送があるという驚きの発表がありました。楽しみです。

ゴ×××帝国〔19〕

 横から見たヨロイモグラゴキブリさんのイラストです。

 何枚か描いてきて、ちょっと慣れてきたかなと思います。

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 今朝は補助的な荷物を運搬する活動をいたしました。

 ティッシュペーパーが値上がりするというので1パック。その他を買って運搬しました。

 思ったよりも暖かくて途中で着ているものを少し脱いでリュックに詰めたりしました。

 下のお写真は今朝の富士山です。

 今朝も少し早めに出かけて、お墓まいりからスーパーマーケットに至る道を探索しました。

 ルートはだいたい確定しているんですが、前回に通った道が少し東方向に遠回りになったので、もう少し西に寄せてみました。

 しかし寄せすぎたみたいで、いつも通っている道に合流してしまいました。

 「ここに出るつもりではなかったんだが……」と思いました。失敗です。

 次回は100メートルほど東の道を通ってみるつもりです。

 似たようなお写真が続きます。

 今朝は空がキレイでしたので、空の領域を大きくとった写真も撮ってみました。

 そうだ。この撮影ポイントはおとといに写真を撮ったのと同地点なのです。

 オーバーラップする画像を作ってみました。

 当然ながら、随分と印象が違います。

 こうしてみると、くもっている時の写真もムダにはなりませんね。意外に面白いのではと思いました。

 「このあたりは電線が少なめで、富士山を見るには良い場所だぞ」と気付きまして。ほんの少しだけ北上して写真を撮ってみました。

 次回はもう少し北上して見るつもりですが、富士山に近づいたとしてもそれが即もっと良く富士山が見える移動につながるとは限りません。

 果たして結果が“吉”と出るかは実際に行ってみないとわかりません。

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 以下はラジオ日記です。

 買った品目が少なかったので早めに帰宅できました。

 NHK・FM「世界の快適音楽セレクション」もいつもより長めに聞けました。

 今日は「ズの音楽」というテーマだったようです。

 よく覚えていませんがリュートだったかウードだったかの音楽がよかったです。今日は面白そうなので後で番組全体を聞き返してみるつもりですが、民族的な曲調にファズギターが絡んで面白かったです。サイケデリック・アンダーグラウンドですよ。今日は番組最後のコーナーでもファズギターが聞けて、その辺が収穫でした。

 サイケデリックといえば以前の「快適音楽」の放送から録音しておいたBill Stoneさんの楽曲「Charlotte’s Town」を聞き返したのですがドエラく良かったです。

 私はよく知らないので彼がどのような聞かれ方をしているかわかりませんが、「サイケ・フォーク」と捉える向きもあるようです。個人的にはとても納得。同意いたします。

 その他、こちらも「快適音楽」から録音しておいた音源ですが、ボ・ディドリーさんの楽曲「ボ・ミーツ・ザ・モンスター」はやはり素晴らしく楽しい曲で。

 「ドンタン節」って感じですけどリズムがユルい。しかしヘビーっていう変な世界。ちゃんと弾いてるんだけどノンキに聞こえてしまう伴奏のギターは私これ好きですね。アクションをガンガン決めてズンズンいってるディドリー氏の脇でちょっとやる気なさそうにギターを弾いているが衣装は金ピカみたいな。ディドリー氏の人徳でオレはもうそういうの全部内包して大丈夫だから! みたいな世界を思い浮かべるんですがどうでしょうね。

 おそらくギター2本だけ、しかし割と豊かに鳴っているな、プッシュしてくるなって感じました。上述したドラムの録音はかなり作れていると思いますし、ボーカルの音処理も精緻な感じはないものの素晴らしい。楽しいですね。

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 最後にナゼそうした以前録音しておいた音源を聴き直しているかという点について記述して終わりにしようと思います。

 この1年ほどの間に録音しておいた音源をですね。mp3化したと。そのあたりまではお伝えした通りなんですが、まだそれらをパソコンの音楽聞きソフトに移すという作業をしていませんでした。今それをやっています。500曲ちょっとあるんですが、おとといから始めて100曲ほど処理できたところです。

 既存の楽曲と含めてかなりの量がございます。もう全く自分では覚えられません。

 それで楽曲ごとに注釈をつけてるんですよね。この曲にはボコーダーが入っているとか、哀愁シンセポップであるとか、南米系チャント愛好シンセポップであるとか。たぶんこれポルトガル語圏に顕著なんですが、やたらみんなでがなりたてるサッカー愛好者みたいなシンセポップスタイルっていうのが存在していて。もう80年代青年たちに多くあった苦悩とか耽美とか哀愁とか孤独とか皆無なね。カゲが無い。楽しそうで腹が立ってくるんですが、しかしコレはコレで音楽的には一聴に値するのではっていうのは録音しておいてあります。

 それとか上述のビル・ストーンさんですと1970年に録音されたアメリカ・メイン州ポートランドの人らしいよとかね。フィードバックギターの人ですよっていう具合に書き込んでおいてあります。忘れますからね。

 たくさんあるので後で聞きたくなった時に便利なようにと丁寧なタグ付けっていうんでしょうか。そういう作業をイラストを描きながらやっています。

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 たくさんありますと「聞く」のも大変なんですが、こちらも1年くらいかけて「V~X」のフォルダに来ています。「Y~Z」のフォルダまであと少しです。1800曲ほどを一巡することになります。数字的にはあんまりシビアに見つめると、くじけちゃうタイプですので、あまり数のことは気にしないようにしています。

 全部聴き終えたら、整理した音源も追加しようというハラづもりです。今回の作業で処理する500曲ほどの中でシンセポップは3分の2ってところだと思います。人知れず私は何をやっているんだろうって思いますけど、好きだから仕方ないんですよね。

 ちなみに「クラフトワーク」とかの有名どころは「A~C」なんていう漠然としたABC順フォルダではなくキチンと個別のフォルダに収めてありますので、私のMP3プレーヤーに入っているソレ系の楽曲というのは総数としてはもっと多くなります。

 ネットで探索しております「オール・ザ・ヤング・シンセポッパーズ in 80s」みたいなこまかいバンドはですね。クドいようですがバンド名も覚えきれません。それで「流して聞いていれば確実に全部聞く(だろう)」みたいなABC順での管理方法をとっております。

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 今しがたナゼかちょっと近田春夫さんがビブラストーンズに残した「いつだって一人だと思うんだ でも平気だと思うんだ」(HEAVYという楽曲)っていうフレーズが頭をよぎりまして若干さみしい心境になりましたが、たぶんそれって誰しも同じだと思うことにしましてですね。気にせず前に進もうと思います。

 「どしてもシラフじゃ生きてけない」。ウマいコト言いますよね。