「イラスト・オバケ」カテゴリーアーカイブ

石ギツネちゃん〔6〕

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 ラジオでギヤ・カンチェリというお名前の作曲家の作品を聞きました。
 NHK・FM「現代の音楽」。
 黒海に面した国であるジョージアのご出身だそうです。
 曲名は「リトル・インバー」。

 期待していた以上に良い曲でした。
 いつもは録音したものをしばらく聴かずにおいて、聞いたときの気持ちを反芻して気持ちを整理したりするんですけど、今日は珍しく早速にmp3化して聞き返しました。
 3回ほど繰り返して聴きました。

 インバーという村周辺に古くから伝わる歌を取材して散りばめるという手法から来るのか、繰り返し聞いてさらに深く入り込んで行ける曲だと感じました。
 児童合唱による素朴にして純真な響きと、不穏な和音が交互に現れる陰影を含んだ音の世界に引き込まれます。
 大人の男性の方の歌がとてもやさしくなめらかで美しいという場面もありました。
 カンチェリ氏はかなりこのインバーという村のあり方に心を打たれたようで、村の歴史を知り、そしてまた自分が伝えるべきことすべてを内包する曲に作り上げようと腐心されたのではないかと思います。

 番組の趣旨としては「21世紀の様相」。
 去年あたりからこの番組を務めて聞くようにしてきましたが、今の現代音楽の様子がかなり豊かであると私にも理解できてきました。

 ちょっと思い出して、ゴンチチさんの番組「世界の快適音楽セレクション」で流れてとても良いと感じた、ヴァレンティン・シルヴェストロフさん作曲の「弦楽合奏のためのエレジー」を聴き直しました。
 これもすごい曲だと思います。

 現代音楽についての連続講義のラジオ番組を去年でしたか、NHKで聞いたと思うんですが、若い男性の作曲家の方に色々と教わりました。
 非常に多くのことを伝えていただきましたけど、一番おっしゃりたいことは「100人の現代音楽の作曲家がいれば、作曲法も100通りある」というようなことで、すなわち、「個々人の作った曲に注意深く耳を傾けてほしい」というようなことなのかなと私は思いました。
 とても基本的なことですけど、初めて聞く曲に対してフラットな気持ちで接するのは大事。そういう気持ちで聞くと発見も多く、自分だけの風景も見つけられるのかなと思います。

石ギツネちゃん〔3〕

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  (昨夜、ネット回線の調子が悪く、ブログを更新できませんでした。すみません)

 今日のブログ用イラストも「きつねうどん」関連です。
 かわいらしく描けたかなと思います。
 ニコニコしながらご飯を食べる子供たちの笑顔が尽きませんように。

 ところでこの「妖怪ストーンズ」の一員たるキツネどんの首についてる巻物なんですが。
 キャラクター設計の前段階としてインターネットで写真をたくさん眺めている内に「巻物をくわえてるキツネさんが多いんだな」と気付きました。
 「しかしクチに何かをくわえてると、しゃべらせる必要が生じた時に具合が悪い」なんて思って「それじゃあ」と、クビにくくりつけたのです。

 それで私の気分としてはむしろ「キツネの野郎にウマいコトしてやった」くらいに思ってたんですけど、きのうでしたか、あらためてキツネさんの巻物について調べてみました。

 すると「おいなりさん」という名前が、「稲が実る」からきているコトがわかってビックリ。「しまった…。やってしまったか…。」と思いました。
 食べ物ですとか、そこから発展して豊かさの象徴。そこへ向けての祈り、切なる思い、みたいな意味合いがあるみたいです。

 じゃあ「巻物」の意味合いは何なの?って申しますと、“宗教に関する教え”とかをあらわしているみたいです。
 う~ん。どうでしょう。「おいなりさん」の出自から察するに、巻物は「付けたし」ぽいのかなっていう。
 主な性質から考えるとちょっと傍流かもしれないっていうだけですけど。

 以前に当ブログで描きました「オじぞうさん」については、「おでん」とか「おむすび」とかを持たせました。そっち方面に揃えるべきでした。食いしん坊の石像たち、みたいなユカいな群像ですね。
 いやー。失敗。

 でもキツネさんの頭部のカタチとの相性っていうか、巻物のすわりの良さというのもあるんですよね…。言い訳するワケじゃないですけど。

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 夕方に、市の公園管理課に行ってまいりました。
 連日、つづっておりますが「放水訓練」に関わる活動。

 ホースを乾かすために公園の一角を使わせていただきたいのだが、折悪く「博物館まつり」の日程とかち合うっていう問題ですね。

 きのう、博物館のセンター長とお会いして譲っていただけたトコロまではブログでお伝えした通りですが。
 というか別にこの辺のチクイチ的な描写をネット越しにドコのダレが読んでるんだろうかっていう疑問がないワケじゃないですけど、私の個人的な活動履歴の意味合いも込めて続けます。

 行きましたよ。まちづくり協議会の執行部の内々の会議。きのうの夜。
 会長の了承もいただけました。

 でもホントに良かったですよ。去年1年、地区の多くのイベント運営に関わっておいたおカゲで、会議の場にさえ足を運べば「すんません。コレコレ、コウなんですけど」「事故なくやってね」「ハイ」ってコトでオーケーが出ました。
 別にそれ以外のルートがないわけじゃないですけど、即時性という意味合いにおいてのメリットですよね。

 それらを受けての管理課への再訪でしたが、めでたく許可証をいただけました。
 いやー。良かったですね。

 来週の火曜に警察署に赴きまして、道路の使用許可が下りれば公的な許可申請の部分はクリアになります。
 いろいろあって大変ですけど、もうひと息。

石ギツネちゃん〔2〕

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 「おいなりさん」といったら「きつねうどん」じゃないのか。

 きのうのNHKラジオ第1「すっぴん!」のテーマ「あげもの」の回でも言われておりました。
 というワケで、今後しばらくの間「うどん」シリーズを続けようと考えています。

 地獄の業火の子分みたいな火の玉にお湯をわかす手伝いをしてもらっている感じです。

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 部屋の片付けを相変わらずやっております。
 というか、この先もかなりかかると思います。
 今日の作業は書類の整理。
 この30年くらいの間にたまったものです。
 とても多いです。
 これをスキャンして電子化しようと思います。
 ハンコが押してある契約書なんかはそのまま保存しておく必要がありますが。

 しかし地道な作業ですが、やればやった分だけ片付くので気をゆるめずにがんばろうと思います。

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 近くの公園の中にある博物館のカウンターにおジャマしてきました。
 例の「放水訓練」に伴うホースの乾燥について。
 折衝をしてまいりました。

 私の外見の印象が悪いのかもしれないんですが、こちらに悪意がないというコトをなかなか信じてもらえないですね。
 不徳のいたすトコロです。
 きのうの公園管理課にしろ。
 なんかジャマしにきてるみたいな扱いを受けます。
 ただ単に町内から出た要望を取りまとめて放水訓練を実行しようとしているだけのかなり純度高めな善意の立場なんですが。

 今日のカウンターでのやり取りでも公園のイベントを害するつもりはないと言っているのになかなか納得してもらえず難儀しました。
 ていうか公園内で行われるイベント運営の一角を担う立場でもあるんですけどね。私はこう見えても。
 私だって一人でも多くの人に楽しんでもらいたいと思っていますよ。

 まぁ結果的には譲っていただけたので感謝です。

 夕方からのまちづくり協議会の執行役員会議の事前に顔を出して了承を得てこようと思います。
 きのうもちょっと書いた通りなんですが。

 そのかわり、イベント当日の午後からの片付けは手伝いますみたいにして自発的な貢献の意向もお伝えしようと思います。これくらいやんないとね。