「イラスト・オバケ」カテゴリーアーカイブ

モモの木を見上げる悪いモンキー

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 本日のブログ用イラストなんですが、描いてから気づきましたけど、若干こうアモン・デュール2のアルバム「ファロス・ダイ」のジャケットに描かれた木の枝ぶりに一脈通じるトコロがありますね。
 まぁ私がそう思うだけで、改めて見比べてみたら全然似てないかもしれませんけど。

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 ラジオでアンジーという日本のロックバンドの「天井裏から愛をこめて」という曲を聴きました。
 NHKラジオ第1「すっぴん!」内で流れました。
 先月でしたか、同バンドの楽曲「ナイタラダメヨ」も聴きました。こちらも良い曲でした。どちらも水戸さんの持つ文学趣味っていうか怪しさ半分みたいな味わいが楽しめます。

 前後しますが「天井裏から愛をこめて」が収められたアルバムは私も発売時に買いまして、今でも持っています。
 ライナーノーツにプロデュース担当の窪田晴男さん直筆の「アルバム内のギター演奏に私が弾いた箇所は一切ないコトを保証いたします」みたいな一文があって面白かったです。
 多分、ギター担当の中谷のブースカさんが「書いてくれ」って頼んだんじゃないかと思いますが。
 ギタリストとしても有名な人が新人バンドをプロデュースするとよく言われるのが「ギターはプロデューサーが全部代わりに弾いてるんじゃないか」という疑惑。
 「スティーヴ・ジョーンズの代わりにクリス・スペディングが弾いてるんじゃないか?」あるいは「ブライアン・セッツァーじゃなくてディヴ・エドモンズが弾いてんじゃないか?」みたいなね。枚挙にイトマがないワケですがよくあります。

 そんなシャレっ気まじえた楽しい人だったのだと思いますけど、中谷のブースカさん。私は新宿の小滝橋通り手前でギターケースを背負って信号待ちしてる姿を目撃したコトがあります。大昔ですけどね。
 「あの中に例のチェリーレッドのSGが入ってんのかな?」って思いましたけど。
 それ以前にラモーンズの中野サンプラザ公演でアンジーの演奏は見ているのですけど、そっちはやっぱりラモーンズの印象が強くて(そりゃそうだ。)、「元気なバンドだな」っていう感想しか残っていません。

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 きのうの夜のコトになるんですが、地域のお仕事のボランティアで「県下一斉街頭補導パトロール」なるものに参加いたしました。
 夏に続いて2回目の参加。
 私が属するグループは、近隣区域を20名弱で見回りました。

 開口に転落して軽傷を負う事故が発生してしまったのですが、大事には至らず。側溝にかぶせてあるフタが突然途切れる箇所でした。やはりあれは危険ですね。しかしだからといって設置するにしろお金もかかります。難しい。
 「補導」の方はどうなんだって点ですが、まぁこのへんは田舎ですんで、若者がタムロするに適した場所がまず存在しないっていう感じで、それはそれでかわいそうだなって気持ちもありますが、いずれにしろ現時点では比較的平和な状況。

 別の話題になりますが、つい先日に市内北部を走る国道で若い人たちの乗る車が横転して死亡者を出す事故がありました。住所をみるとごく近所の子が亡くなったみたいなんですが、きのうの集まりではそれに関係する告知はなかったので、となりの小学校区の子だったのかもしれません。
 近年整備された国道で、信号がほとんどない道。交差する道もほとんど無いので速度を出せる性質なんですが、街灯も少ない。直線が続くと思ったらカーブの後にまたカーブがあったりするので事故してしまったんじゃないかと想像しています。

 とりあえず、私のボランティア仕事としてはきのうの見回りで年内は終了というコトになります。

いきおいこんでおウチに走りこむ悪いモンキー

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 ブログ用のイラスト「アカナーくん」ですが、数点のストックを作成しました。数日分しか、しのげませんけど。

 しばらくイラストのお仕事の方に集中しようと思います。

 ラジオ日記です。NHKラジオ第1「すっぴん!」。
 月曜日はサンキュー・タツオ先生の担当日。
 落語「芝浜」が誕生してから現在までの変遷について。
 できた当初は短いお噺だったそうです。

 今日の番組テーマは「納豆」。
 小学校の低学年のクラスで給食に納豆が出ると、とても大変な状況になり、担任の先生は給食を食べるヒマがないという投稿エピソードを聞きました。
 上半身がネバネバになる子。
 タレの開封に失敗してタレを浴びてしまい良い匂いになる子。
 カラシを入れすぎて「カラ〜い!」と騒ぐ子。
 はじめて納豆をかき混ぜるにあたり、やり方がわからない子。
 そもそも納豆に初めて直面する子。などなど。

 私が子供の頃には給食で納豆が出たという経験はないです。そんなコトを思い出しました。それとカラシは大人になった今でも滅多に入れません。味覚が子供なんですよね。私は。

 「サブカル用語の基礎知識」のコーナー。「SFとは何か?」という問いについて。
 SFの専門家の方は、「あれってSFですか?」「これってSFじゃありませんよね?」などの質問をよく受けるのだそうです。

 専門家の間ではより精密な部分においての論争があるのでしょうけど、ザックリとした判断を下すにおいての基準、考え方というものを伺いました。

 具体的には映画「スター・ウォーズ」はSFなのか? について解説されました。宇宙船などは出てきますけど、一方で「フォース」なんかも扱われますので、あんまり科学的ではない。それで悩む方も多いと。
 提言としては「SFの原点、そして来歴をたどっていけばSF的なものであるかの見方は割合簡単に身につく」というものでした。
 スペース・オペラなどがSFの原点であるのだから、「スター・ウォーズ」は正しくSFで間違いない。という解説。私も納得しました。

 それとSFだけでなく「歴史を知った上で判断する」というのは応用がききそうです。

 私が当時のコトを思い出すと横田順彌さんなんかは「センス・オブ・ワンダー」なんてコトもおっしゃってましたね。
 「ダースベイダーは杉浦茂さんのマンガに出てきた悪役の再来だ」みたいな感じのコトも言われていたかもしれません。まぁあの先生はかなり楽しんでましたよ。

 それと番組中では「2001年宇宙の旅」の制作スタッフが「スター・ウォーズ」にも関わったという小ネタも混ざっていて、「そうなのか」と感心しました。
 合成技術なんかもそうだと思いますが、チューバッカの毛がフサフサしているのなんかは、「2001年〜」の冒頭の猿人の着ぐるみスーツからの技術の継承だと。
 確かにあれは良くできてます。

 日本の特撮もかなりの水準ですけど、「宇宙猿人ゴリ」や「猿の軍団」なんかを見るに「おサルさんの着ぐるみについては「猿の惑星」なんかと比べると、追いついてないな」って思いましたね。子供でしたけど、当時の私は。

 アレはアレで良いと思いますし、なにより「宇宙猿人ゴリ」っていうタイトルのキャッチーさは天才的だと思いますけど、そういう好き嫌いの問題ではなくクオリティーの部分でいうとね。
 やっぱりああいう毛の質感なんかは特殊な技術だったんですね。そんなモロモロを学びました。

モモひとりじめモンキー

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 本日は近隣住人総出で側溝を掃除する日でした。
 今年の最後の掃除の日。
 ずいぶんと寒くなってきました。

 NHK・FM「現代の音楽」。
 望月 京さんの曲をふたつ聴きました。
 京さんは「みさと」と読むお名前。びっくり。
 2曲目は西村朗さんの解説によると「ヒトが普段、かくし持っている“暴力”について」、それを音にしたのだというコトだったと思います。
 暴力に伴う快感みたいなコトも表現したとのご紹介だったかもしれません。

 映画「2001年宇宙の旅」における類人猿さんが骨で何かを叩き壊すシーンを思い浮かべました。あそこがおサルさんと人間を分かつ分岐点。そんな場面だったように思います。
 長いアーム(腕)と武器ですね。暗示的だなって思うんですが。

 それはさておき曲を聴いた感想なんですが、打楽器をメインにしてオーケストラがサポートするみたいな感じ。
 先月の末に録音したばかりの録って出しです。
 これが作曲者の意図通りと申しますか、非常にささくれだった感情のヒダなんかを上手く描写していたと思います。
 そしてとめどなく続いていくんですね。怒りに我を忘れて暴走している状態をあらわしているのかな、と思いました。

 「子ども科学電話相談」。聞きましたが本日は他を語りたいので省略です。

 「地球ラジオ」。小学3年生の女の子の作文の朗読。
 「アフリカに平和を届けたい」。という題。
 淡々とした朗読でしたが、すごく感動的で涙が出てきました。
 アフリカで小さい頃を過ごして周りの人の優しさに多く触れたそうです。
 その後、アメリカに転居し、学校の授業で国連の施設を訪れた際に世界の紛争地を示す地図を見てアフリカに多くの争いがあると理解して悲しくなったのだとか。
 彼女がアフリカで学んだ良い部分「分け与える。シェアする」という考え方が平和を呼ぶのではという意見が作文で述べられました。将来は絵本を作ってその考えを多くの人に伝えたいという夢が語られていました。
 まさに平和を実現するにあてっての本質的なポイントだと思います。
 彼女はそこに気づいているのだなと思いました。マゴコロに触れましたよ。

 今年の初めくらいに「世界の快適音楽セレクション」の中で聞いた湯浅学さんによる選曲のブルンジのおばあさんが呟くように歌う民族音楽が私はすごく衝撃的で「こんな音楽があるのかよ!」と驚きました。
 今年に限って言えば一番の衝撃です。
 ブルンジはアフリカの小さな国なんですが、いわゆるジャングルビートというかトライバルなリズム。アダム・アンツなんかで私は知るのみでしたがブルンディ・ドラムですね。それがブルンジという国発祥だとその際に初めて知って結びついたんですが、番組で聞いた、呟くような曲は初めて聞きました。
 ネットの動画サイトで探してみましたが、似た曲は探せなくて。どうなんでしょう。すごく広く歌われている音楽ではないのかなと考えているんですが。まぁわかりません。
 ブルンジという国を調べてみるとルワンダという国に接しているコトを知ってまたびっくり。
 さらに調べてみるとブルンジにもツチ族、フツ族の人たちが住んでいて、やっぱり共通しているのです。アフリカの国境線というのは多分に政治的というか勝手に引かれたものが多いですからね。本来は部族でまとまるものだというコトですが。
 ルワンダでは近年に大規模な民族間の紛争があったのですけど、そうした争いで上で述べたような音楽が失われてしまう危険もあるのではないかと思うと居ても立っても居られない気持ちになります。

 ノー・モア・ウォー。
 ジミー・ソマーヴィル氏のブロンスキ・ビートにおける名唱ですよ。私、ホネのヅイまでパンク・ニューウェイヴな世代ですんで何の話をしていても結局最後はこの辺に行き着いちゃうんですけど、でもホントそうだと思います。