「イラスト・ねこ」カテゴリーアーカイブ

ファイル整理をしたり、マンガの構想を練ってみたり。

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 昨日に引き続き、ファイルの整理。まだまだ終わりそうにないのですが、マンガの構想を平行して進める事にしました。

 マンガを描くのは10年ぶりくらいになると思います。かなり久し振りですので不安なのですが、半年くらい前から、床に就いてから寝入るまでの時間などを利用して、マンガに盛り込みたい要素やエピソードなどをアレコレと考えてきました。
 すると、良くしたもので、何らかのスジを構成するまでに至ったようです。
 まずはページ構成を簡単に考えた後に、大ラフを描いて行きます。今日は4ページ分、進みました。こういった作業をマンガの世界ではネーム作りと称するようです。
 正直な所、まだ面白い話ではありません。とりあえずこの第1稿をカタチにして、それを土台にして練り直すつもりです。せめて第3稿くらいまでは練って行こうじゃないかと考えています。お話を作る事に関しては全くの門外漢ですので、かなりの努力が必要でしょう。
 マンガを完成させて、何らかのカタチで販売しようというのが現在の所、私の夢です。
 実は今年になってから始めた、当ブログ。その設立理由は、マンガ制作の情報発信の基盤としたいという狙いが、半分くらいの割り合いであるのです。
 どうもネットを見渡してみますと、個人的にマンガを描いている方は、ブログなどで進捗状況等を発信しているケースが多いようなので、それに倣ってみたという訳なのです。
 計画倒れに終わらないよう、完成までこぎ着けたいと思います。描きたいお話は、数本のストックがあるので、それらをぜひ全部、目に見える物にしたいと希望する私です。

P.K.ディック短編『ヤンシーにならえ』再読

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 昨日の高原遠征ですっかり生気を使い果たしたので、今日は寝てばかり。
 読書をしました。

 といっても、読書にかけるパワーもあまりありませんので、短編です。
 『ヤンシーにならえ』小川 隆 訳
 ディックの短編集『ゴールデン・マン』の一編です。雑誌掲載が1955年。ディックが短編を量産していた時期の後期にあたるでしょうか。しかし掲載されるまでにタイムラグがある事も普通なので、もっと前に書かれたものかもしれません。お話の筋は実にストレートで分かりやすいものです。
 「もっと物事を疑ってかかろうじゃないか。」というディックの提案のように受け止めました。
 非常に緩やかな思想統制の物語でしょうか。そういった社会を描きつつディック自身が読者を啓蒙するという構造が面白いな、と思いました。
 この小説で描いた、ウソの喧伝と言うアイディアが気に入り、後にディックは、長編『最後から二番目の真実』という小説を書いたのだと語っています。そちらも読み返してみようかと思う私でありました。