「イラスト・ねこ」カテゴリーアーカイブ

ネコおじさん<01>

nekoおじさん

 車シリーズがだいぶ続きましたので、しばらく新しいネコ・キャラクターの生産に取りかかろうと思います。
 英雄キャットを描くのが楽しくなってきたというか、彼が昭和の古い車の風景に合うので、お友達を増やして絵ヅラを豊かにしたいんですね。

 おとといくらいにチラッと描いたんですけど俳優の高品格さんをモデルにしたネコのおじさん。
 彼の描写について、もう少し具体的に考えてみました。
 カラダの下半分が濃い毛の色という大胆な配色をして、他のネコと混在した時に困らないような配慮をしてみました。

 本日のラジオ聴取はNHKラジオ第1のお昼前の番組「らじるラボ」。
 朗読の時間が始まりました。これは良さそう。
 ラジオ黎明期を見た作曲家の随筆みたいな内容です。
 今日の内容は、「番組の伴奏としてピアノを弾かされたりオルガンを担当したりと大変だった。」みたいな内容。
 今の時代とは全く違って、音楽家を雇う方がレコード盤などの音を流すよりも安上がりだったという事情にもよるのかなと思いますが、とにかく大まかにはわかっているコト以外にも知って楽しい当時の仕組みとかが明かされるのかな、と期待しています。

 以前にも「らじるの時間」において神門光太郎アナが、あれはどなたでしたっけ、当時の流行作家みたいな人がラジオ・カフェみたいなお店に行ってラジオを聞いたというような内容。
 そんな朗読がありましたけど、大変に興味深かったです。

 「やっぱり昔の人も雑音は気になったんだな」っていうごく普通のコトですけど当時の人の言葉として知れたのが大変に有意義でした。
 AMラジオの特性っていうんですかね。難しいんですが。
 つまりお店としてお客さんの便利な場所なりにキレイなお店を作ったとしても、ラジオの電波が入りやすいかどうなのかっていうのは都合よくいかない場合も多々あるゾみたいな。
 逆に妙に受信の良い場所っていうのもありますけどね。

 あとはその作家さんの言うコトにはオン・デマンド性っていうか「決められた時間通りに決められた場所に行かなければ聴けない音楽は面倒だ。その点、ラジオなら」みたいな感じ。
 ライブ演奏の価値が今とはやっぱりずいぶん違うなって思いましたね。あとやっぱりズボラな感性は今も昔もやっぱりあるんだなと感じました。
 おもしろいですよね。そういったコトも知ってみると。

 そうだ、あと思い出しましたが、「らじるラボ」の新コーナー。
 多くの人が持ち歩く携帯音楽プレーヤーをシャッフル再生に設定してもらって、最初にかかったその曲についてひとくさり語ってもらうというもの。
 今日は担当アナの吾妻謙さん所有のマシーンから流れた曲についてでした。
 かかった曲はサカナクションのドラマ作品に使われたという、けっこう多くの方に思い入れがありそうな曲でした。
 私個人の感想としてはどうでもよい曲。サカナクションってよく知らないけどもっといいバンドだと思っていた。というものでしたが、このコーナーの醍醐味は曲の良さがどうというよりもそれ以外の部分にありそうです。
 ハズレも多そうですけど、ハマるとかなり盛り上がりそうなので期待しています。

 ラジオの良いところって興味の範囲以外のものも聞けるところだと吾妻アナが今日、番組でおっしゃっていて、確かにその通りなんですが、ガッカリするコトも避けられませんね。
 上で触れたサカナクションもそうですが、しかし可能性としてはもっと良い曲もサカナクションにはあるのかもしれません。なんかネットとかで読んだ彼らの良さっていうのが出にくい曲の感じだったように思えました。
 逆によく知らないながらもそのバンドの本流みたいのが聴けたハズなんだが、これがハシにもボーにも引っかからない曲だなっていう感想だった場合は悲惨ですね。
 私の体験ですとザゼンボーイズでしたか。ホントに失望しました。
 もっとスゴいバンドだと思ってました。残念な出会い。

おカーさん〔13〕

o-car-san_13

 本日のイラストも「英雄ネコ太郎」さんと「戦後すぐのスクーター、シルバーピジョン号」です。

 イラストに描かれた内容なんですが、私のアタマの中の会議で決まりました。
 以下に、しるします。

 ─────完全再録・脳内会議!───────

 英雄キャット・ネコ太郎「2日続けて楽しいキャットの絵が続いたので、カッコいいキャットの絵も描いてほしい」(以下、「ネコ」と表記)
 私「いいですよ」

 ネコ「絶体絶命のキャットが起死回生の一撃を放つ、カッコいいところを描いてほしい」
 私「ほほう」

 ネコ「宍戸錠の映画みたいな」
 私「…ネコ太郎さんアンタいくつ?」

 ネコ「……。13ななつです」
 私「ウソだよね」

 ────────────────────

 ネコ太郎さんの実年齢については疑惑が深まるばかりなのですが、それはおいておいて、描きました。
 けっこう大変なイラストでした。
 将来的にこの経験が役に立つといいな。と思いますが。

 脳内会議はともかく、おとついでしたかね。「シルバーピジョンで荒れた道を走ると、かなり飛び跳ねたのではないか? 乗り心地はどうだったんだろう?」
 みたいなコトを書きました。その辺から発想をひろげました。

 つまり、道のギャップを拾って大きくジャンプしたシルバーピジョン号。投げ出されるかに見えたネコ太郎さんだが、真うしろに追ってくる敵をとっさの一撃で仕留めたのだった………。ん〜。カッコいい…」
 みたいな感じです。

 まぁマンガの世界じゃないとありえなさそうな、難しい場面となりました。

 ────────────────────

 別のお話になるんですが、昨日のイラスト。
 ちょっと描きなおしました。

 しっぽの処理が違う気がしまして。

 正確に言うと、しっぽよりも、お尻の毛がモシャモシャした感じ。
 もっとモシャモシャしていて欲しい。しかし全然足りなかった。
 そこで修正しました。
 どうぞ見てください。

描きなおしたスクーター・キャット

 なぜ、描き損なってしまったかの分析ですよね。
 つまり、お尻のモシャモシャ、及び、しっぽの取り回し、なんですけど。
 それは下の図を見るとわかると思います。

下描き

 物体的に前後が重なって複雑なので、パーツごとに分けて描いているのです。透視図っぽい感じもありますか。

 そうすると「下書き単体では問題ないが、全部を合成して仕上げていくと問題が生じてしまう」。というワケなのです。

 「前後に何が来るか」まで意識しないと今回のような「せっかくの描きたい部分が死んでしまう」といった事態が生まれてしまう。そんなコトがわかりました。

 小さい部分であれば、“イラストならではのウソ”って私はむしろとても好きなんですが、今回のしっぽとお尻のモシャモシャは許せませんでした。

 お尻のモシャモシャした感じを描きたくて動物のイラストを描いているようなフシは充分にありますからね。私。

おカーさん〔12〕

o-car-san_12

 ラジオ番組「子供電話科学相談」を聞きました。

 お魚などに“心”はありますか? という質問。

 興味深いですよ。
 以前の「〜科学相談」で昆虫の先生の久留飛克明(くるびかつあき)さんが、「虫を見ていると心があるかのように感じられるコトがあります」というようなコトをおっしゃっていたように思います。また、別の回では「記憶については客観的に見ても、あるんではないかと思う」とされていました。

 「へ〜」って思っていたんですけど、今回はお魚の分野から先生のお話をうかがいました。

 北里大学海洋生命学部の林公義さんが目撃したという巨大なお魚、ロウニンアジのお話。
 巨体の年老いたロウニンアジが沈んでいきそうになると前を泳いでいた若くてまだ小さいロウニンアジが助けるようなそぶりを見せたのだそうです。

 脳科学者の篠原菊紀(きくのり)さんが後を引き取って思うところを述べました。
 心を感じ取る脳の部位について教えていただきました。
 犬の行動に心を感じる人がいて、魚の行動を見て心を感じる人がいる。刺激されている脳の部位はおそらく同じでしょうというお話。
 しかし同じものを見て心を感じない人もいる。経験などにもよる。

 “心”というもののメカニズムを議論する人と、“心”を感じるという分野を議論する人はまた別なんですよという現状の説明もありました。

 異常とは別の話になりますが、私が好きなSF小説のP・Kディックさんは「共感」能力についてかなりこだわった人で。
 おそらくよく知られた場面ですと「ブレード・ランナー」におけるフォークト=カンプフ検査ですね。

 同じく小説家のダニエル・キイスさんが、ずいぶん前になりますけど来日して受けた新聞のインタビューでもやっぱり「共感」について強く言ってましたね。
 私の場合、小さなコトになるかもしれませんけどイラスト作成においてこのアタリは大切にしていこうと思っています。

ともだちの子

sen-da-gaya_12

 きのうお伝えさせていただきました、私の友達。
 「ほていさんにあくしゅしてもらった!」っていう子ですね。
 彼の姿を記憶をもとに描きました。

 かなり簡単に描けました。
 きのうまでかなり難しい絵が続きましたので、ひょうし抜けするくらいスルッと描けました。
 しかも思っていたよりもかなり可愛らしく描けまして。
 今後も何かの際に登場させようかなって思います。気に入りました。

 いましたよね。昔。こういう髪型の若い人。
 源流は恐らく若い頃のムッシュかまやつさんではないかと思いますが。
 アタマのてっぺんが、ちょっと立ってる感じの髪型です。
 手軽にロックな感じを出しつつも、社会生活を送る上での支障にならない程度の控え目な感も備えているという大変にズルい髪型です。

 あとは若い男子らしくちょっとアゴにぶしょうヒゲがある感じ。
 そんな人でした。
 元気でいると良いですけどね。

 ラジオ日記なんですが、NHKラジオ第1の「文芸選評」。
 番組最後にお知らせがありました。
 なんと杉原アナと石山アナが降板。マジで!?
 ていうか「歌の日曜散歩」をまたやってほしいというのが私の一番の希望なんですけどね…。
 それ以外にも「文芸選評」のシステムとしてはかなりサマ変わりするみたいです。
 ついに来た、メール投稿の解禁。
 去年に若い方たち向けの番組もやりましたし、そっちでもしかしたら手ごたえがあったのかも。
 同時にペンネームでの参加が可能という。
 どちらもとりあえず良いコトかなと思います。
 私にとっての衝撃は来年度から「川柳」は無くなるということ。
 やっと最近、俳句と川柳の聞き分けができるようになってきたのに。
 しかし以前は「都々逸」もやっていたみたいなのでちょっとずつ減っていくのかなとも思いますし、逆に「俳句」と「短歌」を強化したいということなのかもしれません。
 ラジオで聞く分にはどちらも楽しいので別に悪くはないんですが。

 今日の投稿で印象の残ったのは、というか今日の兼題は「春雨」。
 気候としてはきのうまでポカポカと温かくて、とても「春雨」が似合う肌心地だったんですが今日は一転して寒いのなんの。
 北海道の方からの高校生の子たちが雨をモノともせず自転車通学する姿を読んだ句が良かったです。

 長くなっちゃいましたが、FM放送の「世界の快適音楽セレクション」。
 こちらもテーマは春だったと思います。
 ルロイ・アンダーソン氏が描いた春の景色というのが大変に素晴らしかったと思いました。
 「芽吹いてる!」「あちこちで!」って感じの曲だったと思います。

 それとこれから聞くんですが、9時からの「クラシックの迷宮」。
 大阪万博の音楽特集。
 ありがたい。絶対に聞き逃せない内容です。