「イラスト・大昔のどうぶつ」カテゴリーアーカイブ

カムイサウルス帝国〔18〕

 カムイサウルス歩行場面。アニメ化5枚目です。

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 日記的な記述です。

 梅雨入りした地域が出てきたと報道で知りました。

 気温も上がってきましたし、夏だって遠くはありません。

 今日は庭木の剪定をしました。庭のお手入れ作業の第1日目です。

 その他、買い物のため市内を10キロほど移動したりしました。

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 ラジオ日記です。

 ザ・シャッグスというバンドの楽曲を聞きました。

 アメリカのバンドだと思います。いわゆる音楽ファンの中でもガチャガチャした音を好む方たちの中では知っている人もいるかもしれません。割と有名ではあります。

 信じられないほど演奏がうまくないというベクトルにおいての知名度です。

 ラジオ番組「ふんわり」NHKラジオ第1の午前中の番組内、六角精児さんのマニアックだったり珍曲、迷曲を紹介するコーナー「名曲遺産~奥の細道」にて放送されました。

 私も一応は知っているんですが、バンドの成立やその活動の歴史などを六角さんの解説で改めて知りました。

 音の方は1度聞いたらもう良いかなって私は思うんですが、好きな方もいるかもしれませんし、大きく見聞が広がる思いをする方もいるかもしれません。こういうのは経験ですので一度聞いておくのは良いのでは。そこは否定しません。

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 他にも六角さんともう一人の選曲家の方による歌の数々を聞きました。

 テーマとしては「清らかな退廃~女声ボーカル特集~」でした。

 とてもよく考えられた選曲。どのアーティストにも語るべき論拠があり、音を聞きその人の寄って立つ居場所を知るというような良い内容だったと思います。

 どうかするとこの「清らかな退廃」というテーマを見つけ出すことが大変だったかもしれません。

 かかった曲としましては、石川セリさんであったり森田童子さんであったり、そしてまた山崎ハコさん、五輪真弓さん。茶木みやこさん。外国の方ではNICOさん、リッキー・リー・ジョーンズさん等々。六角さんとアナウンサーの澤田さんとのやりとりで番組は進行。

 曲調と詩の世界の関連性について「曲としては楽しげであっても詩の世界はそうでもなかったりして意外」みたいなことが語られておりました。深い味わいですね。

 歌を聞いていて詩の世界に描かれた特異な世界を知るというのは良くあることですし、それがために何気なく聞いた曲が忘れ得ぬ存在として心の奥底にしまわれていくという経験を人は多くするのだと思います。

 そこで私にとっての「女声ボーカル」で「清らかな退廃」を選んでみました。

 渚ようこさんの「第三京浜」です。

 渚ようこさんという方は昭和な歌謡曲を歌うことを得意にしていた歌手だと思うんですが、現代の人でありまして、割と最近若くして亡くなっちゃいまして大変にその死が惜しまれているという存在だと思います。

 よく似た名前に「渚ゆう子」さんって方もいますけど別の方です。「京都慕情」っていう曲が良いんですけどね。

 戻しますけど「第三京浜」という曲の作者は横山剣さんです。もう本当に横山さんワールドというか、昭和レジデンスっていうか、白亜のマンション、そこに住む人たちの愛や情感っていうんでしょうかね。シルキーなこの滑らかなそれでいて人間臭い感情のちぎり絵を見事に描き出した楽曲だと思います。

 登場人物としては車のシートに座る二人の女性でありまして、ドライブ中なんですね。

 片方の人が恋人と別れた後みたいで、主人公である女性はとてもその心情を思いやっている優しい人であります。だまっていても胸中の悲しみ苦しみがありありと感じられる。しかしそのまま、だまったままで良いのよ。つらそうだったら私が運転を代わろうかというもう「友達ってイイな」という美しい世界。思いやりの実相が描かれるんですけどその直後ですよね。

 なんと「そうして二人は禁断の愛の渦に落ちていく覚悟を決めたの」っていう非常に意外な展開。ついさっきまでイイ世界だったのになぜか愛欲ドロドロな感じがパックリとクチを開けておりまして転落間近なんですよ。危ない。危険。聞いている側としてもついていくのが困難な展開でありまして、どうかすると同情の涙をこぼさんばかりだったのが、エーッ!?この後そういう感じになっちゃうワケと仰天してしまう。しかも詩の世界においては事後の翌朝の描写まで含まれておりまして完全にやっちゃってるんですよね。どうかと思いますよ。禁止ですよね。キレイなままじゃいけないのかと問い詰めたい詰問せんばかりの勢いなのであります。

 しかし詩の世界を追っていってこれほどに意外な展開というのもありませんし、「清らか」っていう要素にしろ「退廃」は違うかもしれませんけど、昭和ですとね。隠花植物的なイメージがこと同性愛のワールドにおいての背景装置として存在していたのはあったかなぁという感じであります。背徳の宴ですよね。

 マ以上が私の思う「清らかな退廃」。その1曲でありました。ありがとうございます。