「キバハリアリはおそろしい」のカラオケ音源です。
下のプレーヤーで聞けます。容量は7MBほどです。
私も歌いたい! という方は下に歌詞を載せておきますので歌ってみてください。きのう掲載したのと同じ画像です。
歌いだしは6.5秒付近です。
冒頭の「キバハリアリは……」の部分ですが、私の希望としては「キバハリアリわん、キバハリアリわん」という感じの「“トロみ”をきかせた歌い方」でお願いしたいです。
以前にも引き合いに出しましたが、「東京メガネ」の古いコマーシャルソングみたいな感じです。
「メガネわん、顔のん、一部ですん」っていう感じの曲です。
私がかつて「新宿ぺぺ(という集合商業施設ビル)」の前でよく耳にしていた曲です。
まぁ別に好きに歌っていただいてかまわないんですが。
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きのうも書きましたがこの曲は以前に当ブログ上にて掲載しました「アリネコタワー」を作り直したものです。そちらの古い方というか原曲とした音源も下のプレーヤーで聴けるようにしましたので興味のある方は聞いてみてください。
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作り出してみて初めてわかったんですけど、この曲ってキーがずっと同じだったのですね。完全に忘れていました。基礎の部分が非常に単調です。ひとつのリフで延々と押すっていうタイプ。まぁいかにもAC/DCとかが好きな私が作りそうな曲だと、自分で作り直してみて思いました。
作り直すときには原曲をいちいち参照することをせずに作りました。
そのせいで、もしかしたら「ずいぶん変わっちゃってるな」という印象を持たれる方がおられるかもしれません。
私自身も両者を聞きくらべると、そう思います。
それになんだか普通の曲に近づいてしまったような気がします。少しさみしいです。もうちょっと変な方が自分らしいのではないかって思うんですが、しかし見ず知らずの方にお聞かせするんであれば新しく作りなおしたやつの方が当たりさわりがなくて良いかなとも思います。
古い方は私がほとんど誰ともしゃべらずに過ごしていた時期の作品ですから当然のことながら誰かに聞かせるつもりもなく作ったものなんですよね。当時の私らしさ100パーセントでありまして、そんなものを不特定多数の方と共有しようというのは、よく考えると間違っているかもしれません。
それに何と言っても新しく作った方は「歌モノにできた!」という嬉しさが大きくあります。
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もう1点、作り直してみて思ったことがあります。
この曲に影響を与えた曲の存在に思い当たりました。
the Datsunsというニュージーランドのバンドの楽曲「Harmonic Generator」です。こっちはちゃんとコード進行がありますけど、リフがけっこう似てます。年代的にも合います。発売後すぐに買った記憶があります。私の自作曲の方はその翌年とかそんな時期に作ったんだと思います。
「Harmonic Generator」についてもうちょっと書きたいんですけど、もうこの曲が私は大好きで大好きで一体何回くり返し聞いたか。今でも全く飽きません。完璧。度々すみませんがこのバンドのメンバーにとってもAC/DCは絶対にフェイバリットでしょう。断言するのが当たり前すぎて恥ずかしいくらいです。あえて申しますればAC/DCのガレージロック的展開って言えるかなと思います。
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制作環境にも触れておきます。
いつも通りコルグ社の「ガジェット3」というソフトで作りました。「アナフィラキシィ~」の部分で鳴っているシンセサイザーはコルグ社が昔作っていたシンセ「モノポリー」のソフトウェア版です。
今週の月曜日に、ちょうどタイミングよく半額セールでしたので導入しました。
このシンセのもつ機能であるクロス・モジュレーションというかオシレータ・シンクというか金属的な響きですね。これにかなり助けられました。良かったです。
普段はほとんどプリセット音色をそのまま使うことはないんですけど、今回は、ほぼそのままで使いました。買ってすぐに当てずっぽうで選択した音色が「これじゃ!」ってことになりまして。5分もかかっていません。
「ユーカリの樹液……」の部分も同じく「モノポリー」のソフトウェア版です。この音色もプリセット出発ですが、こっちはもうちょっと作り変えた記憶です。
しかしまだ買ったばかりですので自由に音を作れるという段階には程遠いのが現状です。
非常に音の“立ち”が良いというか苦労せずに存在感のある音が出るので楽ですね。悩まずに済みます。優秀なシンセだと思います。
一応、他の音についても書いておきましょうか。別にこんな細部に興味がある人が当ブログを見ているとも思えませんが。
今回はオーバーハイムのエキスパンダーか何かを意識したと思われるシンセを多用しました。「ガジェット3」に最初から入っていたシンセです。
ベースだけローランドのTB-303を意識したと思われるシンセです。これも最初から付属しているシンセですね。この音色に関してはエディットにエディットを重ねました。かなりこだわりました。そんなにたくさんパラメータのあるシンセじゃないですけど、そういうシンセほど全部のパラメータを触るものですし、そうなるといきおい「この音色の細部にまで自分は責任が持てる」ってなります。
いつも書きますけど「ガジェット3」は初心者向けである分、ちょっと高度なことはできないんですが、テクノポップみたいな簡単な音楽をするには向いていると思います。機能の割には安価ですし良い環境ですね。
この先もこの簡単さを失わずにいてほしいと思います。
シンコペートさせたい人は別のソフトを買えば良いのです。
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上のお写真は本日の富士山です。風が強かったせいか、空がキレイでした。富士山の左肩の付近、宝永山のくぼみのところに雪がたまっているように見えますね。
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そんなワケで本日の日記的記述なんですが、ラジオで「シティポップ特集」を聞きました。2時間の企画。NHKラジオ第1「ふんわり」より。
俳優でミュージシャンの六角精児さんが選曲した「オレの思うシティポップ」という切り口。
こうした企画の際にありがちな曲群とは違う曲たちが聴けました。
改めてシティポップのあり方、その作られ方、需要のされ方なんかも含めて浮き彫りになった気がしました。
やはり一面的なものの見方だけでは、特に当時を知らない人によく伝わらないかもしれませんし、リアルタイムに接していた私のような人間にしろ、抜け落ちてしまっている部分を思い出させる、そんな時間でした。
色々と聞いたんですけど、冒頭にかかった野口五郎さんの「グッドラック」は非常に久しぶりでした。子供の時以来。ずっと聞いていなかったのに部分部分の歌詞を覚えている自分にビックリ。
かつて六角さんのバンドに10年在籍していたという江上徹さんの曲も聞きました。アル・クーパーを意識したという「夜想曲」。これはなるほどアル・クーパーでした。ネットの動画サイト上ではいろんなライブ会場でのそれぞれ違うバージョンが聞けました。こちらも良かったです。
私が個人的に思い出した当時のシャレた曲というのも記述しておこうと思います。草刈正雄さんの「センチメンタル・シティ」です。当時よく耳にしましたし、好きな曲でした。