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おカーさん〔46〕

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 “おカーさんシリーズ”の再開です。
 おなじみ、かどうかわかりませんが、古い自動車をイラスト化する企画なのです。
 数回のみの予定です。

 今回、取り上げたのは「スバル・アルシオーネ」。
 非常に意欲的なデザインですね。
 1980年代の後半の車です。

 しかし他のスポーティーな自動車の設計思想とは違う部分もあると感じます。
 ちょっと車高が高いんですね。
 地面から車の底までの高さなんですが、風通しが良さそう。

 いわゆるスーパーカーは「地を這うようなデザイン」で、おなかを地面にこすりそうなくらい車高が低いものが多いワケですけど。

 今回、アルシオーネさんをイラスト化するにあたり、多くの写真を参照しましたが、オーナーによっては車高を低くしている例も目にしました。
 がしかし、ことアルシオーネについてはノーマル状態が一番しっくりくるように思います。

 私のイラストでは窓から屋根の高さを、さらに誇張して描きましたが、もともと高さがあるんですよね。他のこの類のスポーティーな車に比べて天井が高め。
 つまり私が思うにこの車、車高を落とすと天井の高さが際立ってアンバランスかなという気がします。

 なぜ私がこのアルシオーネにおける腰の高さにひかれるのか。
 もう少し突っ込みたいです。

 もっと昔のスバルのカーで「レオーネ」というおカーさんがいましたが、特に初代レオーネ。

 乗用車でありながらの四輪駆動の先駆けなんて言われますが、そのせいなのか、とんでもなく腰高だったんですね。
 四輪駆動がどうこうっていうよりトラックのシャーシに乗用車のボディを載せたように感じました。子供ながらに。
 雪国なんかでは活躍したみたいなんですけどね。

 私の場合、そろばん塾の先生のお宅の愛車だったので、よく目にしました。
 子供は視点も低いので、タイヤ越しの風景がよく見えました。
 レオーネのおなかと地面の間から見た団地の列の風景は私の中に残る原風景のひとつだと思います。

 今回、改めて調べてみたんですけど、アルシオーネって基本的には3代目レオーネからの足回り流用だったらしいです。
 だから妙な腰高感があるのか! と、納得しました。

 「アルシオーネ」っていうより「元レオーネ」ですね。
 しかしその辺を知った後でも「よく作ったな」「いいデザインだな」と感心する気持ちは少しも減りません。ユニークな車だと思います。「アルシオーネ」。

特別企画・すこし遠くの神社に行ってきました。先週。

 以下は先週のコトです。(長文。ジャンルとしては「レジャー」)

 金曜日のお昼に自転車で外出しました。
 めずらしく富士宮市(ふじのみやし)。そのちょっと奥にある神社に行きました。

 以前ですと私、自転車でフラリとヨソに行くというのをよくしていたんですが、地域のボランティアのお仕事とかですね。あれを始めてからかなり私的な時間が削られている状態で。まぁ仕方ないのかなとも思うんですが。

 それで今般のCovid-19のゴタゴタもひと段落しそうですし、そろそろ地域のお仕事も動き出すかもしれない。そうなると自由な時間も限られる。

 そんなワケで、たった数時間ですけど行ってきました。
 (あとで連絡が来まして、来年の1月まで地域の行事は中止なんだとか。残念。特に夏のお祭り。)

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 富士宮の幹線道路「国道139号線」に「登山道入口」という交差点があります。
 ココを北の方角に曲がると、その名の通り富士山を登ることになります。
 つまり車でなら5合目まで、徒歩ならその先へ行けます。
 今年の富士登山については富士宮の行政としては可能にしたいようなんですが不透明。余談でした。

 下のお写真がその交差点。「登山道入口」です。

富士山で〜す

 富士山がドーンとそびえていますのでわかりやすいですね。豊富な登山感。

 この時期のお昼過ぎ(午後1時半くらい)に、これほど山体アラワになるのは珍しいですよ。
 この日、湿気が少なかったんですよね。たぶんソレでだと思うんですが。
 写真の色調をかなりイジっていますが、でもだいたいこんな感じだと思ってください。

 まだ傾斜の角度としては、この地点ではまだユルいです。見ての通り、お店も多い地域。

 ちなみに「国道139号線としての本線」は、この写真でいう横向きの左右のラインです。そっちを行くと山梨の富士五湖なんかに通じています。この道はホントに主要な幹線です。地元的に言うと「大月線」って呼びます。

 交差点に戻しますが、このあたり。宿泊施設を兼ねた温泉があります。もしかしたらココに泊まる人も多いのかなって思うんですが、私は富士山を登った経験がないのでわかりません。

いわゆるスパセン

 上の写真で、ちょっと見えている「花の」っていうのがソレです。
 もう少し寄って撮りたかったんですけど人がいてカメラを出しにくかった。気後れしてしまって。

 ここは飲食店も非常に発達しています。お客さんが多いのかな。
 大きなパチンコ屋さんもありますよ。

パチンコ屋さん。デカい。

 しかし当ブログならではのコトを申しますと、私のマンガで出てきたお店のモデルがワキにあるんですよ。

修理工場

モル自動車工業

 かなりアレンジしてますけど、この修理工場が元になってます。「モルちゃんのおウチ」です。
 このマンガは現在停止中ですが、やめちゃうつもりはありませんので、気長にお待ちください。もし期待している方がいらっしゃれば。

 さて、先をいそぎましょう。
 しかし経路としてはシンプル。とにかくひたすら坂を登っていけば迷う心配もありません。

道すがらのサファリパーク

 途中でドラえもんやキリンの像も応援してくれています。
 ちょっとしたサファリ・パークですよね。
 本日のお写真はクリックしますと全て大きくなります。

とりい

 到着しました。
 「山宮浅間神社(やまみやせんげんじんじゃ)」です。
 富士山が「世界遺産」になりましたけど、その際の「構成資産」のひとつです。

 いやー。ココまでくるのに大変でした。
 暑いし。
 保冷剤を3ヶ装着してがんばりました。背中の左右にひとつずつと、胸側にひとつ。
 熱中症は防げますけが、ヘトヘトになるのは変わりません。
 350gのパックなら3時間ほどは冷えています。

木の根っこ

 とても古い神社だそうでして、生えている木の根っこもスゴく太いですね。

入り口のところにある看板
石板

 参拝する人たちへの良質なイヤがらせとして古い石が道のド真ん中に置いてありました。

イラッとしますよね

 ちょっとおごそかな気持ちになってきますね。
 写真の文の説明を読んだ方はお分かりかもしれませんが、富士宮の繁華街にある浅間大社からココまでの道すがらにも石が置いてあったみたいなんですよね。マイルストーン的な。昔はね。
 一部まだ残っているみたいで、富士宮市が作ったPDF書類なんかも参照できます。
 いつか機会があれば、その辺をたどってみるのも面白そうだと思うんですが。

階段

 上の写真の丘を登ると遥拝所(ようはいじょ)があります。
 富士山っていうか、山岳信仰を今に伝える感じですか。

 いやしかしこの6月の植物のグリーン&グリーンな感じね。天気も良くて光線的に文句なし。湿気も少なめ。訪れるタイミングとしてはかなり良かったです。

溶岩などを利用した石の列

 上の写真が遥拝所のようすなんですが、柵がしてあって、立ち入れないようになってます。
 しかし柵越しに見るだけでも感動しました。

説明文

図表

 上の説明を見てド肝を抜かれるのが「別当・供僧石」の存在ですよね。
 現場写真ですと手前中央に映っている石の配列がソレだと思います。

 この古い石の配列にすでに神仏習合の痕跡がハッキリと示されてるんですね。
 知らずに来たものですからビックリしました。

 この神社自体がとても古く、本殿なんかを必要としない遥拝所システムであるんですが、同時にまた神仏習合システムも備えているというコトがわかりました。
 もう少しくわしく知る必要もあると思うんですが、とにかく時系列的な部分、そして成り立ちなど、もっと学びたいですね。実に興味深いと思わされました。

 つまり浅間大社が出来る前から神仏習合システムってあったのかなという驚きです。
 個人的には浅間大社を訪れた際に神仏習合の痕跡を感じたことはありません。私が気づいてないだけかもしれません。

祈りを捧げるキャットたち

 しかしね。別の神社になりますが、「村山浅間神社」がこの「山宮浅間神社」よりもう少し北の方にありまして、そこは修験者が身を清めたり、富士山に入山する場所なんですけど、今この地に住んでる人たちの中には昔からそうした修行をサポートする職にあった人の子孫が残っているんだそうで。
 そんな地域との密着具合も今の世にあって関係しているのかわかりませんけど、素人の私が見ても、ちょっと仏教仕立てだなっていう痕跡が発見できるんですね。
 なるほどね〜。昔は割と神社ってこんな感じだったのかな? なんて思うんです。

 しかし戻しますけど「山宮浅間神社」ですよ。
 このプリミティブな造りに神仏習合が顔を出しているのは意外でした。仏教が入ってきて、支持されて、あまり後ろめたい感じもなくなると同時に、合わさっちゃったというか政治的なシステム的にも組み込まれたんでしょうけど、もう少し詳しく時代を知りたいと思いますね。いずれにしろ。

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 ちなみに私が住む「富士市(ふじし)」における別当職といいますと、今は廃寺となり存在しない「東泉院(とうせんいん)」っていうお寺です。つい最近、建物としては復元されたんですけど、あくまで歴史的資料というか、お寺としての存在ではありませんよ、という。

 富士山の周辺にはやたらと「浅間神社」が多いんですけど、富士市のあたりは「下方5社」っていいます。確かに富士宮に比べると下の方にある。
 ンでその名の通り、5ヶの神社があるんですけど、それを束ねる存在が「東泉院」だったみたいなんですよね。密教だったみたいです。お寺の宗派っていうんですか。この場合は宗門? 私、知識が無くてこういう分類がわからないんですけど。

 地名でいうと「今泉(いまいずみ)」にありまして、今の実質ゴーストタウンな「吉原商店街」のちょっと北。丘の上にあったみたいです。
 どうやら文化的な中心も兼ねていたみたいで、つまり遠方よりの偉い人なんかの宿泊ですね。
 近所にちゃんとした「本陣」みたいな宿もあるんですけど、「東泉院」の方に泊まる人もいたみたいです。もちろん特別な人だと思いますが、それでそういう人が持っている情報ですね。そういうスペシャルなインフォメーションが集積する施設であったんだとか。
 その後の廃仏毀釈で廃れちゃって立ち行かなくなったのか割とアッサリ無くなっちゃったみたいなんですけどね。

 そんな栄枯盛衰はともかく当時の別当が果たしていた役割なんかを知るヨスガではあるワケです。私は富士宮における別当についてはまったく無知というかそもそも富士市にあるんなら富士宮にもあるんだろうっていう発想がありませんでした。盲点。しかしこれはちょっと意欲が湧いてきました。

 関係ないですけど、富士宮には民話や昔話もかなり保存されていますのでそっちももっと知りたいんですよね。実際これが良いのがあるんですよ。

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 長くなっちゃいましたが、山宮浅間神社の遥拝所のようすに戻したいと思います。
 富士山それ自体を祀る神社というコトで、遥拝所から真正面に富士山が見えます。

富士山。わかりますか?

 確かに富士山は見える。
 ソレは良くわかりました。
 しかしピンボケ物体が気にかかりますね。

よくある「たぬきケーキ」とはまた違った、あおむけポーズのたぬき

箱入りたぬきちゃん

 これは「たぬきケーキ」です。

 坂道の途中に「長崎屋」っていう洋菓子屋さんがありまして、ソコで買ってきました。

ケーキ屋さん

 ホントはこのケーキを買うのがこの日の目的だったというのは言い出しにくくなっちゃいましたね。神社の方にインパクトが大きくてね。

 長崎屋には初めて行ったんですけど、もうすこし坂を登るつもりでおりましたが、案外まだ余力が残ったんで、神社にも立ち寄った。というのがホントの所です。
 富士山がこの季節には珍しく良く見えたというのも要因のヒトツ。

 しかし予備知識を持たずに山宮浅間神社に行けたのは、むしろ良かったかもしれませんね。新鮮に驚きました。
 いやー。行って良かったです。
 私の他にはダレもいないその場所でかなり不思議な感覚に包まれました。

柵の前の表示板
トラ・クッキー
世界遺産・構成資産マップ
トラ・クッキー

 長崎屋さんで調達した「どうぶつクッキー」を添えて写真を撮りました。
 わざわざ今の時代にしつこくブログをやってるんですから、ココは私らしく「かわいらしさ」にコダわってみました。

石灯籠

 そんなワケで今日はおしまい。長くなりました。
 ここまで読んでくださった方には感謝の気持ちにたえません。

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 もしかしたらもっと知りたい人がいらっしゃるかも、ってワケで付け加えておきますか。
 この山宮浅間神社の立地なんですが。
 昔に富士山が噴火した際の溶岩。そのドロドロした灼熱がピタリと止まった位置だそうです。

 富士市にもやはり同じくらいの標高的な高さになるかもしれないんですが、「今宮(いまみや)浅間神社」っていうのがありまして、比較的小さいですが。
 ここもやっぱり溶岩が止まった位置に建てられてるらしいんです。

 標高がどうっていうより傾斜が変わるというか、ちょっとユルくなるところで溶岩が止まったんだと思います。粘度の関係で。

 傾斜については自転車に乗る人間は実感としてつかみやすいんで納得する部分大です。
 山宮浅間神社にしろ今宮浅間神社にしろ、その先を自転車でっていうのはかなり覚悟を決めないと登りたくありません。
 すんごいツラいんですよ。行って行けないコトは無いんですけど。

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 この日は久しぶりに長い時間、自転車に乗りましたんでペース配分を失敗しました。かなりバテました。

 しかしまぁ神社の立地ですけど、意味があるんですね。
 富士山から噴き出た真髄っていうかマグマね。
 それを祀った的な。
 自然のパワーを畏怖するココロっていうかね。
 色々と考えちゃいますよ。

 「神社建立3001」みたいなね。これはロマンポルシェ。っていう日本のテクノミュージックなユニットの曲名ですけど。
 完全に蛇足ですが、モノはついで。

おばけキャットくん〔06〕

o-bake-cat_06

“のび”をするオバケキャット。

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 近況です。
 よく知らないのですけど、きのうは「プリンの日」だったそうですね。
 どうやって決まったんだろうか?

 まぁいいんですけど、プリンとはちょっと違って惜しいのですけど、「ミルク寒天」を作りました。
 作るのは2回目です。
 最初に作った時は、甘みが少なくて失敗でした。
 妙に味気ない感じになりました。

 しかし、固まり具合は思っていたよりもウマくいって、うれしかったです。
 分量をなるべくキチンと、はかったのが良かったみたいです。

 2回目の製作は、おとといだったんですが、砂糖の量も計量してのぞみました。
 きのう食べてみたんですが、おおむねウマくいったみたいです。
 缶詰のミカンの量も増やしたんですが、これも良かったみたい。

 もう1回作る予定がありますが、もう少し甘くしてみようと思います。
 それとミルクパウダーがかなり多く余っていて、そんなに使い道もありませんので、そちらも投入してみようと思います。
 ミルクの感じが濃くなれば良いかなと思います。

 しかし砂糖をちゃんと計量してみて、その量の多さにちょっとビックリしました。

 ミルク寒天って、小学生のコロの給食に出てきたおぼえがあります。
 私が通っていた学校では給食室というのがあって、給食のおばさんたちが給食を密造していたんですけど、全学年の生徒の分のミルク寒天を作るには末端価格にしてドレくらいの砂糖が必要だったのだろうか…、ちょっとだけそんな思いがアタマをよぎりました。