「外出 自転車」カテゴリーアーカイブ

きのうのフラフラ。

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 市内にある滝に行きました。

 きのうの富士山はこんな感じでした。雲にかくれてほとんど見えません。
(本日の写真も、クリックすると大きくなります)
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 とある高校の前のサクラがきれいでした。
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 愛鷹山(あしたかやま)にやって来ました。
 今まで、沼津サイドの愛鷹山を調べて来ましたが、富士市サイドの愛鷹山も見てみよう!というワケなのです。
 写真の奥、ヤマヤマ全体が総称としての愛鷹山です。峰のそれぞれに個別の名前もあるのですが、登山する人でもない限り、その名を使う人はいない感じです。
 滝を目指して、写真の左奥の方に進みます。

 高い所を通っている道路は、新東名高速道路です。

 初めて通る道を進みましたが、ほどなくして通行止めのサクに行く手をさえぎられました。舗装も途切れてジャリ道です。自転車を押して進みました。
 アセをかきつつ進むと、いつの間にか、かなり高い所を歩いていました。
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(上の写真は方角的に言いますと、来た道を振り返った感じです。下に見える道が、本来、普通に使われる滝までの道です。奥の方は色調が飛んでしまっていますが、海です。)

 下の写真の通りのジャリ道ですが、将来的には舗装するつもりも見て取れました。
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 2キロくらい歩いた所で、ようやく既存の舗装道路に合流しました。
 更にしばらく行くと大きな橋があります。
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 この橋の下に滝があります。
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 橋のタモトから階段で水面まで降ります。
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 これが我が富士市の誇る滝。「大棚(おおだな)の滝」なのです。
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 この滝は、愛鷹山の山中に位置します。
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 斜面は急で、崩れ落ちたら大変そうです。
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 水は非常にキレイです。
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 帰りは違う尾根を下りましたが、かなりの急角度でした。
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 立っているのがちょっと大変なくらいです。

 実は富士市サイドの愛鷹山からは、旧石器時代の遺跡がほとんど見つかっていません。(古墳などはあります。)
 ゆるやかな沼津サイドと違って、尾根の幅が狭く、角度も急なので利用が難しかったようです。私も納得しました。この1カ所だけ見て全部を判断する事はできないのですけど、辺りを見回してみても、だいたい似た稜線をしていました。

 さらに下ると、町が近づいて来ました。
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 先日、近くの博物館に行きましたが、そのサイに興味深い写真を見ました。
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 市内の浅間(せんげん)神社を統括していたという古いお寺の敷地の跡の写真でした。名前を「東泉院(とうせんいん)」と言います。
 写真の感じから、だいたいの位置の見当がついたので、ついでにソコにも行きました。

 吉原公園と言う場所です。

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 すると今まさに工事中でした。どうやら公共施設として整備されるようです。ちょっと早く来過ぎてしまいましたね。
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 楽しみですね。

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 全部で10キロちょっとの道のりだと思いますが、坂が多くて大変でした。
 良く使われる道を素直に使えば、楽に行けるのですが、尾根の様子も知りたかったので、大変な道のりになりました。

 しかしこれで愛鷹山の調査もほとんど終わりです。残りは1回程度です。

おとといのフラフラ行動の詳細です。

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 早起き成功。暗いうちに出発。自転車でノラリクラリと移動しました。

 裾野(すその)市の岩波と言う駅の北側あたりまでやって来ました。まだ朝の7時くらいです。
(以下の写真は、すべてクリックすると大きくなります。)
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 御殿場(ごてんば)市との境い目が、すぐそこです。
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 上の写真に橋らしき物が写っています。これは黄瀬川(きせがわ)と言う川にかかる橋のひとつです。

 黄瀬川は、御殿場市を起点にドドドと南下。沼津(ぬまづ)で狩野川(かのがわ)に合流したのちに駿河湾(するがわん)に注ぐ川です。長さ30キロくらいです。
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 岩がゴロゴロしています。
 とても野性的な見た目です。今、私が準備している旧石器時代のマンガにイメージが合いそうです。

 富士山が噴火した時の溶岩が固まって、このように岩がゴロゴロした川になったという事です。
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 想像すると、上の絵のような感じでしょうかね…。

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 溶岩が急激に冷えると、上の写真のように、あたかも複数の岩がピッタリと重なったように見える切れ込みが生まれるそうです。

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 大きな岩の風景です。

 鳥が鳴いていました。mp3です。40秒くらい。なんとも春らしいです。

 下の写真は岩の表面です。ポツポツしています。
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 川ぞいに移動しながら写真を撮りました。
 富士山がかなり遠くに見えるのですが、溶岩ってずいぶん遠くまで流れてくるモノなんですね。
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 南下するにしたがって、だんだん川の幅が広くなっていきます。
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 これらの溶岩は、1万年ほど前の噴火によるモノです。旧石器時代よりも新しいです。
 以前に当ブログで紹介した清水町の湧き水なども、溶岩のすき間を通った地下水が湧いて出ている物で、やはり旧石器時代には、まだなかったと思います。
 マンガの背景にするには問題があるのですが、ウソを承知で取り入れたいです。架空の物語として作話するつもりなので、かまわないかなという感じです。

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 ウグイスが、間近で鳴いていたので、そちらも録音してまいりました。こちらもmp3。40秒くらいです。

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 以下は、黄瀬川にある滝のご紹介です。

 まずは裾野市の「五竜の滝」です。
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 私は、「なんと言っても静岡県側・富士山周辺を代表する滝は、富士宮(ふじのみや)市にある白糸の滝(しらいとのたき)だ」と思っていましたが、五竜の滝を見て、その考えが少し揺らぎました。

 今回、基本的には「黄瀬川のゴロゴロした岩のようすを見てこよう」としか思っていなかったので、立派な滝をはじめて見て驚きました。「虚をつかれる」とはこのコトですね。

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 つづいて三島市にある「鮎壺(あゆつぼ)の滝」です。(三島市と書いてしまいましたが、今、調べてみたら長泉町と沼津市の境だそうです。三島の駅に割と近いので、てっきり三島なのだと思い込んでいました。このへんの感覚はヨソの人間には難しい物があります。)
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 上の写真には富士山が頭を少し、のぞかせています。

 ココも岩のようすがスゴかったです。
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 黄瀬川の調査はココまでとしました。

 今まで何度か、そばを通りかかるたびに、「ずいぶん岩の多い川だなあ」と思っていましたが、道は必ずしも川に並走していませんので、今回のように「追うぞ! 黄瀬川!」と思い立たないと、そのゼンボーは知れなかったと思います。そしてその川筋をたどってみると、多くの発見や驚きがありました。
 とりわけ富士山から流れた溶岩の及ぼす範囲の広さですね。あの大きな岩のカタマリが数10キロも絶えないとはおどろきました。今は平和な物ですけど、天変地異レベルの災害だったんですね。

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 沼津に寄り道して、美冨士の「たぬきケーキ」を買いました。
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 これから食べられる予定のタヌキ氏。
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 さらに時間が少しあまったので、富士市にある「浮島ヶ原(うきしまがはら)自然公園」に行きました。
 昔の沼地のようすを保存してある場所です。
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 この日は天気が良かったです。 
 全体的にゆるやかで、キビしい傾斜がなかったので体力的にラクでした。

裾野市あたりをウロウロしました。

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(毎日描いている漫画『フクロウ』は、本日おやすみです。申し訳ありません)

 外出行動の詳細は明日、追ってご報告いたします。

 とりいそぎ、本日撮影した富士山の写真などをどうぞ(画像をクリックすると少し大きい画像が出てきます)。

 まずは裾野市から見た富士山です。宝永噴火口がすごいですね(写真中央付近の、影になって少しへこんで見える部分です)。
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 下の2枚は、富士市に帰って来て撮影したものです。
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 きのうは雨が降ったので、空気中のチリなどがきれいに落ちていても不思議ではないのですが、どうもイマイチはっきりとしない富士山の見え方です。春だからでしょうか。

 下の富士山は、つい1週間前に撮影した物です。距離としては上の写真より5キロほど富士山に近い地点からです。
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 それにしてもずいぶん見え方が違います。この1週間でかなり暖かくなったせいなのでしょうか。

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 つづきまして、サクラのコーナーです。
 下は、裾野市の川ぞいの枝のようすです。もう少しですね。
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 もう1枚は、沼津の幹線ぞいのサクラ並木です。咲き始めています。ですがまだまだです。ちょうちんがぶら下がっていてイイ感じだったので写真を撮りました。
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 私の直前を自転車で走っていた男性も、立ち止まって写真を撮りはじめたのが面白かったです。
 考える事は一緒です。

きのうのことについて

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 愛鷹山(あしたかやま)に残る、ふたつの旧石器時代の遺跡を訪ねました。

・休場(やすみば)遺跡
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 ココは先週、道をまちがえてたどり着けなかった場所です。

 今までに見つかった愛鷹山の旧石器時代の遺跡の中では、一番高い所にあります。と言っても標高250メートルくらいだと思います。

 やはりココも開けた丘になっていましたが、広々とした場所ではありませんでした。

 今はただの草っパラです。何か遺跡っぽいブッケンがあるというワケではありません。

・富士石(ふじいし)遺跡
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 ネットで探すとピンポイントな住所は出て来づらかったです。そういう場所はだいたい私有地みたいですね。掘り返して、調査をして、土を元に戻した後に所有者に返すのでしょう。

 ココはたまに私が行く美術館のある丘のフモトでした。良く通る道に横たわる、という位置関係です。
 あまりに馴染みの深い場所でビックリしましたが、ココは、東西にわたって遺跡が密集しているのです。ですが、そのいずれも今は埋め戻してあるようです。

 私はこの丘が好きなので、そうとは知らずにココの印象をモチーフにした曲を作っていました。もう7年前の曲ですが、ご興味のある方は聞いてみて下さい。mp3です。3分ちょっと。ヤマハのTX802というシンセサイザーを主に使いました。

 ダウンロードして聞こうかという方は、コノ文章を右クリックしてください。

 たくさんの石器などとトモに、落とし穴の跡が見つかった遺跡です。
 前にもご紹介しましたが、落とし穴は台地と平坦な場所の境い目に作られるコトが多かったようです。
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 しかし改めてココを訪れてみると、案外何のヘンテツもない山の中腹という感じしかなくて困りました。自転車で登ると、「傾斜がキツくなったぞ!」と感じるんですが、目で見た感じの変化はトボしいです。

・沼津市立図書館に行きました。
 先週、沼津の文化財センターを訪れましたが、そのさいに「図書館に展示品を出しますよ。」というお話でしたので、見学しに行きました。
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 沼津の市立図書館がリッパな建物でビックリしました。フクロウみたいな感じのデザインになっていました。

 展示はコンパクトな物でしたが、興味深い物が多くて勉強になりました。

 年表が貼ってありました。沼津の遺跡を日本の歴史にあてはめたものです。
 沼津の中心街に近い場所で見つかった高尾山(たかおやま)古墳が、卑弥呼が生きていた、とされる頃に作られたと書いてあって改めてビックリしました。

 文化財センターの方が言うには、古墳の保存を巡って沼津市としては迷っているそうです。
 ナゼかと言うと、遺跡のすぐそこまで道路が出来ています(写真は、先週に撮っておいた物です。クリックすると少し大きくなります)。
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 問題の高尾山古墳です。
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 この古墳の行方は私としても気になる所です。慢性的に渋滞がハゲしい所なので、道路が必要であるコトには疑いのヨチがありません。

資料に目を通しました。
 これも文化財センターの方に教えてもらった事ですが、「遺跡の事については、発掘調査報告書を読むと良い」のだそうです。

 せっかく図書館に来たので、さきほどの「富士石遺跡」の資料を探してみました。

 かなり分厚い6冊の本にまとまっていました。
 軽い気持ちだったので、その分量にひるみましたが、目次を見て、興味のある所だけ読みました。
 そうして読んでみると、案外、分かりやすくて、細かい事情もわかり、有意義でした。

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 旧石器時代の愛鷹山を舞台にしたマンガを描こうと思っているのですが、このあたりをほうぼうホッツキ歩いた結果、だんだんイメージがわいて来ました。
 特に私がたまに行くビュッフェ美術館のすぐソバに遺跡の影が濃いというのが興味深いです。

 ビュッフェさんという人とナリは、これまた興味深く、人間らしい物です。特に奥さんとの関係などです。
 マンガにする時はビュッフェ夫妻に似た人たちも登場させる事にしようと思いました。
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 落とし穴を掘る作業については、私が若い頃にビルを造るアルバイトをする上で出会った人たちを登場させるコトに、ココロは決まっています。
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 場所と段取りを整えてあげれば、すぐにでも彼らが勝手に動きだしそうです。私も早くその言葉を聞いてみたいと思います。