「外出 自転車」カテゴリーアーカイブ

特別企画・すこし遠くの神社に行ってきました。先週。

 以下は先週のコトです。(長文。ジャンルとしては「レジャー」)

 金曜日のお昼に自転車で外出しました。
 めずらしく富士宮市(ふじのみやし)。そのちょっと奥にある神社に行きました。

 以前ですと私、自転車でフラリとヨソに行くというのをよくしていたんですが、地域のボランティアのお仕事とかですね。あれを始めてからかなり私的な時間が削られている状態で。まぁ仕方ないのかなとも思うんですが。

 それで今般のCovid-19のゴタゴタもひと段落しそうですし、そろそろ地域のお仕事も動き出すかもしれない。そうなると自由な時間も限られる。

 そんなワケで、たった数時間ですけど行ってきました。
 (あとで連絡が来まして、来年の1月まで地域の行事は中止なんだとか。残念。特に夏のお祭り。)

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 富士宮の幹線道路「国道139号線」に「登山道入口」という交差点があります。
 ココを北の方角に曲がると、その名の通り富士山を登ることになります。
 つまり車でなら5合目まで、徒歩ならその先へ行けます。
 今年の富士登山については富士宮の行政としては可能にしたいようなんですが不透明。余談でした。

 下のお写真がその交差点。「登山道入口」です。

富士山で〜す

 富士山がドーンとそびえていますのでわかりやすいですね。豊富な登山感。

 この時期のお昼過ぎ(午後1時半くらい)に、これほど山体アラワになるのは珍しいですよ。
 この日、湿気が少なかったんですよね。たぶんソレでだと思うんですが。
 写真の色調をかなりイジっていますが、でもだいたいこんな感じだと思ってください。

 まだ傾斜の角度としては、この地点ではまだユルいです。見ての通り、お店も多い地域。

 ちなみに「国道139号線としての本線」は、この写真でいう横向きの左右のラインです。そっちを行くと山梨の富士五湖なんかに通じています。この道はホントに主要な幹線です。地元的に言うと「大月線」って呼びます。

 交差点に戻しますが、このあたり。宿泊施設を兼ねた温泉があります。もしかしたらココに泊まる人も多いのかなって思うんですが、私は富士山を登った経験がないのでわかりません。

いわゆるスパセン

 上の写真で、ちょっと見えている「花の」っていうのがソレです。
 もう少し寄って撮りたかったんですけど人がいてカメラを出しにくかった。気後れしてしまって。

 ここは飲食店も非常に発達しています。お客さんが多いのかな。
 大きなパチンコ屋さんもありますよ。

パチンコ屋さん。デカい。

 しかし当ブログならではのコトを申しますと、私のマンガで出てきたお店のモデルがワキにあるんですよ。

修理工場

モル自動車工業

 かなりアレンジしてますけど、この修理工場が元になってます。「モルちゃんのおウチ」です。
 このマンガは現在停止中ですが、やめちゃうつもりはありませんので、気長にお待ちください。もし期待している方がいらっしゃれば。

 さて、先をいそぎましょう。
 しかし経路としてはシンプル。とにかくひたすら坂を登っていけば迷う心配もありません。

道すがらのサファリパーク

 途中でドラえもんやキリンの像も応援してくれています。
 ちょっとしたサファリ・パークですよね。
 本日のお写真はクリックしますと全て大きくなります。

とりい

 到着しました。
 「山宮浅間神社(やまみやせんげんじんじゃ)」です。
 富士山が「世界遺産」になりましたけど、その際の「構成資産」のひとつです。

 いやー。ココまでくるのに大変でした。
 暑いし。
 保冷剤を3ヶ装着してがんばりました。背中の左右にひとつずつと、胸側にひとつ。
 熱中症は防げますけが、ヘトヘトになるのは変わりません。
 350gのパックなら3時間ほどは冷えています。

木の根っこ

 とても古い神社だそうでして、生えている木の根っこもスゴく太いですね。

入り口のところにある看板
石板

 参拝する人たちへの良質なイヤがらせとして古い石が道のド真ん中に置いてありました。

イラッとしますよね

 ちょっとおごそかな気持ちになってきますね。
 写真の文の説明を読んだ方はお分かりかもしれませんが、富士宮の繁華街にある浅間大社からココまでの道すがらにも石が置いてあったみたいなんですよね。マイルストーン的な。昔はね。
 一部まだ残っているみたいで、富士宮市が作ったPDF書類なんかも参照できます。
 いつか機会があれば、その辺をたどってみるのも面白そうだと思うんですが。

階段

 上の写真の丘を登ると遥拝所(ようはいじょ)があります。
 富士山っていうか、山岳信仰を今に伝える感じですか。

 いやしかしこの6月の植物のグリーン&グリーンな感じね。天気も良くて光線的に文句なし。湿気も少なめ。訪れるタイミングとしてはかなり良かったです。

溶岩などを利用した石の列

 上の写真が遥拝所のようすなんですが、柵がしてあって、立ち入れないようになってます。
 しかし柵越しに見るだけでも感動しました。

説明文

図表

 上の説明を見てド肝を抜かれるのが「別当・供僧石」の存在ですよね。
 現場写真ですと手前中央に映っている石の配列がソレだと思います。

 この古い石の配列にすでに神仏習合の痕跡がハッキリと示されてるんですね。
 知らずに来たものですからビックリしました。

 この神社自体がとても古く、本殿なんかを必要としない遥拝所システムであるんですが、同時にまた神仏習合システムも備えているというコトがわかりました。
 もう少しくわしく知る必要もあると思うんですが、とにかく時系列的な部分、そして成り立ちなど、もっと学びたいですね。実に興味深いと思わされました。

 つまり浅間大社が出来る前から神仏習合システムってあったのかなという驚きです。
 個人的には浅間大社を訪れた際に神仏習合の痕跡を感じたことはありません。私が気づいてないだけかもしれません。

祈りを捧げるキャットたち

 しかしね。別の神社になりますが、「村山浅間神社」がこの「山宮浅間神社」よりもう少し北の方にありまして、そこは修験者が身を清めたり、富士山に入山する場所なんですけど、今この地に住んでる人たちの中には昔からそうした修行をサポートする職にあった人の子孫が残っているんだそうで。
 そんな地域との密着具合も今の世にあって関係しているのかわかりませんけど、素人の私が見ても、ちょっと仏教仕立てだなっていう痕跡が発見できるんですね。
 なるほどね〜。昔は割と神社ってこんな感じだったのかな? なんて思うんです。

 しかし戻しますけど「山宮浅間神社」ですよ。
 このプリミティブな造りに神仏習合が顔を出しているのは意外でした。仏教が入ってきて、支持されて、あまり後ろめたい感じもなくなると同時に、合わさっちゃったというか政治的なシステム的にも組み込まれたんでしょうけど、もう少し詳しく時代を知りたいと思いますね。いずれにしろ。

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 ちなみに私が住む「富士市(ふじし)」における別当職といいますと、今は廃寺となり存在しない「東泉院(とうせんいん)」っていうお寺です。つい最近、建物としては復元されたんですけど、あくまで歴史的資料というか、お寺としての存在ではありませんよ、という。

 富士山の周辺にはやたらと「浅間神社」が多いんですけど、富士市のあたりは「下方5社」っていいます。確かに富士宮に比べると下の方にある。
 ンでその名の通り、5ヶの神社があるんですけど、それを束ねる存在が「東泉院」だったみたいなんですよね。密教だったみたいです。お寺の宗派っていうんですか。この場合は宗門? 私、知識が無くてこういう分類がわからないんですけど。

 地名でいうと「今泉(いまいずみ)」にありまして、今の実質ゴーストタウンな「吉原商店街」のちょっと北。丘の上にあったみたいです。
 どうやら文化的な中心も兼ねていたみたいで、つまり遠方よりの偉い人なんかの宿泊ですね。
 近所にちゃんとした「本陣」みたいな宿もあるんですけど、「東泉院」の方に泊まる人もいたみたいです。もちろん特別な人だと思いますが、それでそういう人が持っている情報ですね。そういうスペシャルなインフォメーションが集積する施設であったんだとか。
 その後の廃仏毀釈で廃れちゃって立ち行かなくなったのか割とアッサリ無くなっちゃったみたいなんですけどね。

 そんな栄枯盛衰はともかく当時の別当が果たしていた役割なんかを知るヨスガではあるワケです。私は富士宮における別当についてはまったく無知というかそもそも富士市にあるんなら富士宮にもあるんだろうっていう発想がありませんでした。盲点。しかしこれはちょっと意欲が湧いてきました。

 関係ないですけど、富士宮には民話や昔話もかなり保存されていますのでそっちももっと知りたいんですよね。実際これが良いのがあるんですよ。

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 長くなっちゃいましたが、山宮浅間神社の遥拝所のようすに戻したいと思います。
 富士山それ自体を祀る神社というコトで、遥拝所から真正面に富士山が見えます。

富士山。わかりますか?

 確かに富士山は見える。
 ソレは良くわかりました。
 しかしピンボケ物体が気にかかりますね。

よくある「たぬきケーキ」とはまた違った、あおむけポーズのたぬき

箱入りたぬきちゃん

 これは「たぬきケーキ」です。

 坂道の途中に「長崎屋」っていう洋菓子屋さんがありまして、ソコで買ってきました。

ケーキ屋さん

 ホントはこのケーキを買うのがこの日の目的だったというのは言い出しにくくなっちゃいましたね。神社の方にインパクトが大きくてね。

 長崎屋には初めて行ったんですけど、もうすこし坂を登るつもりでおりましたが、案外まだ余力が残ったんで、神社にも立ち寄った。というのがホントの所です。
 富士山がこの季節には珍しく良く見えたというのも要因のヒトツ。

 しかし予備知識を持たずに山宮浅間神社に行けたのは、むしろ良かったかもしれませんね。新鮮に驚きました。
 いやー。行って良かったです。
 私の他にはダレもいないその場所でかなり不思議な感覚に包まれました。

柵の前の表示板
トラ・クッキー
世界遺産・構成資産マップ
トラ・クッキー

 長崎屋さんで調達した「どうぶつクッキー」を添えて写真を撮りました。
 わざわざ今の時代にしつこくブログをやってるんですから、ココは私らしく「かわいらしさ」にコダわってみました。

石灯籠

 そんなワケで今日はおしまい。長くなりました。
 ここまで読んでくださった方には感謝の気持ちにたえません。

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 もしかしたらもっと知りたい人がいらっしゃるかも、ってワケで付け加えておきますか。
 この山宮浅間神社の立地なんですが。
 昔に富士山が噴火した際の溶岩。そのドロドロした灼熱がピタリと止まった位置だそうです。

 富士市にもやはり同じくらいの標高的な高さになるかもしれないんですが、「今宮(いまみや)浅間神社」っていうのがありまして、比較的小さいですが。
 ここもやっぱり溶岩が止まった位置に建てられてるらしいんです。

 標高がどうっていうより傾斜が変わるというか、ちょっとユルくなるところで溶岩が止まったんだと思います。粘度の関係で。

 傾斜については自転車に乗る人間は実感としてつかみやすいんで納得する部分大です。
 山宮浅間神社にしろ今宮浅間神社にしろ、その先を自転車でっていうのはかなり覚悟を決めないと登りたくありません。
 すんごいツラいんですよ。行って行けないコトは無いんですけど。

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 この日は久しぶりに長い時間、自転車に乗りましたんでペース配分を失敗しました。かなりバテました。

 しかしまぁ神社の立地ですけど、意味があるんですね。
 富士山から噴き出た真髄っていうかマグマね。
 それを祀った的な。
 自然のパワーを畏怖するココロっていうかね。
 色々と考えちゃいますよ。

 「神社建立3001」みたいなね。これはロマンポルシェ。っていう日本のテクノミュージックなユニットの曲名ですけど。
 完全に蛇足ですが、モノはついで。

富士市にある素晴らしい公園「岩本山公園」について(2)

 お仕事メモなんですが、先週からはじめた天体関係のイラストのラフ作成が先ほど終わりました。
 町内会のお仕事(敬老会関係の準備と当日のあわただしさ)が重なってなかなか作業が進まず、苦しい日々でした。

 しかしなんとかラフとしてはやり終えた感じです。

 仕上げはかなりカラフルにかわいらしく仕上げたいので、下準備をしっかり進めようと思います。お仕事メモとしては以上です。

いりぐち

 つづきましての話題としては「岩本山(いわもとやま)公園」ですよ。私が住んでいる富士市にある小高い山。そのてっぺんにあります。
 自転車でも気軽に行ける小さな山です。標高としては200メートルにわずかに足りないくらい。

しばふ

 こうしてお写真を見返してみてみるに、この日は天気がとても良かったんですね。

かんばん

 園内こんな感じですよ。全部まわるとけっこう広いです。

梅のご案内

 「梅の花」で知られる公園ですので、富士市民の話題に上がるのは主に春先と言えます。だからといって夏がオフシーズンってコトもないんですけど。

こじんまりとした展望台

 この山から見える富士山はどんなものでしょうか。展望台があるので登ってみましょう。

見えにくい富士山

 なんてコトでしょうか。たいして良く見えません。むしろかえって遠くに感じますよ。くたびれゾンじゃないですか。しかも富士山に雲がかかっています。午前10時をまわっていたので仕方ないんですけど。

 しかしコレが冬場だったら、どう見えるかと申しますと。

冬場の展望

 コレは悪くない。悪くないですよ。
 やっぱりもしも富士市に来るとするならば冬場ですね。富士山に雪も積もってますし。ちなみにこのお写真は10年前に撮影したものです。

梅と富士

 この時の「梅」のようすはこんな感じでした。富士山が背景にあるコトで3割り増しくらいに良く見える気がします。

かいだん

 お話を今年の夏に戻しますが、この日の空や富士山がなぜキレイだったかというと前日が強風だったんですね。
 階段に葉っぱが積もっておりました。

あじさい

 アジサイです。

飲食店

 カフェみたいなお店が出来ていました。
 「かぐや姫を富士市の観光資源として活用しよう!」という機運が活発なオリというコトもあり、外装にソレっぽい女性の横顔が描かれていました。

姫・ザ・カグヤ

 どうですかね。ちょっと私の持つ「かぐや姫」のイメージとは違うんですけど、京のミヤコとかのミヤビなイメージとはあえて距離をとって、富士市ならではのイメージを打ち立てたと考えればコレでいいのかな?

 昔話が出たトコロで、もしかしたらご当地ならではの歴史的ブッケンを見てみたい、と希望される方がおられるかもしれませんね。
 アイ・ワナ・シーサム・ヘストレイヤ!って感じですか。いいですよ。

 そうそう、この公園はもちろん無料。ナウアイゴナ! リーズナブ! エカノミー!って感じです。

 実は近年、この公園は富士市によって手が加えられておりまして。さきほどのカフェなんかもそうですけど、ちょっと観光の材料にしようかっていうオモワクがあるんですね。

ジグザグした展望ロード

 これですよ! 市内を見下ろせる空中デッキです。
 ちょっと見てみましょうね。

よい景色

 すばらしい風景が見る人をして古代の歴史ロマンにイザナイますね。
 実は江戸時代に築かれた堤防がこのお写真の中にあるのです。

ピンクのマーカー

 わかりにくいので、ちょっと色をつけてみました。

 このジグザグな感じ。
 私は英ガレージロックバンドのザ・ヘッドコーティーズの「ジグザグ」っていう曲が好きなんですけど、市内の紹介とパンクロックな話題が入り混じると混乱しますでしょうか。でもやめませんよ。何のために有料のサーバを借りて独自ドメインまでとってブログをやってると思ってるんですか。イイかげんなコトをペラペラしゃべるためです。

 もどしますけど、このジグザグは「かりがね堤(かりがねづつみ)」といいます。
 すぐそばを流れている富士川(地元では“ふじ「か」わ”って発音します。にごらないのです)の氾濫をおさえる構造物です。
 地元の豪族☆古郡(ふるごおり)氏が三代にわたって苦労して作ったものなんですね。

 ちなみにお写真の下の方に写っているのはぶどうパンです。
 レーズン・レーズンですよ。
 さっきからかなりナントカ・ピストルズの「さらばナントカのヒ」っていうソングの歌詞を大胆に引用してますけどジョニーさんの歌い方がはげしくナマってるせいもあって著作権的には大丈夫だと思います。

 ぶどうパンはコレがやりたいだけのためにお店に寄って調達してきました。

オトウサンタマゴ

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 本日は、富士宮市と富士市を駆け抜ける女子駅伝がありました。
 私も応援して参りました。

141223_eki_den

 きのうまで非常に忙しくしていましたが、実は上のイラストにあるような横断幕を作るのにテンテコマイでした。なんとか間に合いましたが、かなり重くなってしまって、手でカカゲるのがが大変でした。
 良くテレビ等で見るあの手のブッピンって非常に薄い布で作られていますが、その理由が分かりました。

 我が市周辺での女子駅伝は去年から開催が始まったんですが、惜しくも去年は富士山が見えませんでした。しかし今年は富士山がとてもキレイに見えましたので良かったと思います。
 本日は私も忙しく市内を駆け回ったので写真を撮れませんでしたが、きのう写しておいた写真がありますので掲載しようと思います。クリックしますとちょっと大きくなります。

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 きのうが冬至だった関係もあり、上の写真はそろそろ日が傾いて来るコロです。陽が良く当たっている瞬間です。
 富士山に生えている樹木の生育限界のラインも良く分かるんじゃないかと思って掲載しました。

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 本日は、私のほか、市民各位が市内の移動激しい1日でしたので、自転車での走行にもかなり気を使って安全第一であたりました。事故なんか起こしたら富士市の人間がそそっかしいコトが全国にバレてしまいかねません。

 良く運動しました。今日は早く寝ようと思います。

ホー

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 きのう、自転車で三島市(みしまし)に行ったんですが、そのアタリについて今日から数日に分けて書こうと思います。

 三島が誇る産直グルメに「三島コロッケ」というのがあるんですが、7月1日がその制定日なんだそうです。記念イベントが行われるというので、見に行ってきたワケなのです。

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 最近は珍しく仕事が入って来たり、また町内会のお仕事で忙しかったりしたので、休日は久しぶりです。

 三島に10時頃に到着しました。
 イベントはお昼前からです。その前に三島に伝わる昔話の現場を見学しました。

 ここは圓明寺と言う、JR三島駅にも近い場所にあるお寺です。(本日の写真も、クリックいたしますと、少し大きくなります)
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 ここにお母さんイヌと子イヌの悲しい物語が伝わるというのですが、どんなモノでしょうか。

 おぉ、これがその石像というワケですか。
 親切に「孝行犬」って書いてありますね。
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 わかりやすい。決して誤解を許さぬ鉄壁の体制。エキストラ・ボールドな明朝筆文字体ですよ。
 お顔はこんな感じです。
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 ちなみにちなみますと、悲しいお話って言うのは以下の通りです。
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 子イヌを育てる母イヌがお寺の床下に住んでいたんですが、ある日、1匹の子イヌが死んでしまい、たいそう悲しみます。
 やがて母イヌの食は進まなくなり、しまいにはヤマイに倒れてしまう衰弱の一途。

 心配したまだ幼い子イヌ、残りの4匹が、周囲のお店から食事をもらって来たりして懸命な看病をしますが、母イヌはついに息を引き取ってしまいます。
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 悲しみをこらえて子イヌは力を合わせて穴を掘り、母イヌを埋葬。その様子を見てナミダする三島の人々。
 時を置かずして子イヌたちも早世したのでありました…というスジです。

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 お母さんを看病する所は、確かに孝行だなって思うんですが、反面、子イヌたちまで早くに死んでしまってはモトもコも無いって気もします。しかしまぁどうなんでしょうね。
 善行に対する報いがゼロって点も気になります。かなりシャクゼンとしないワケですが、昔話に現代の私がイチャモンをつけるワケにもまいりません。お寺を後にしました。

 お寺からすぐ近くにある公園にやってきました。流れる清流を見てココロを洗い流します。三島はキレイな川が流れる町なのです。
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 この公園がまた興味深くて、地面や清流のほとりに溶岩がゴロゴロしています。
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 溶岩だけではなく公園としてもキレイだったのですが、そちらは割愛でございます。
 とりあえず本日のブログ記事はここまで。おつきあいいただきまして感謝です。