「外出 自転車」カテゴリーアーカイブ

ハードオフ巡りを楽しんで参りました。

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 まとめて日記を書いております都合上、時系列がもうバンラバラです。
 以下は、31日(木曜日)の日記なのです。
 (以下、あぜんとするほどの長文ですが、イラストが数点あります。)

 「コイルのイラストのラフ」を提出した次の日になります。
 少し時間に余裕が生じましたので、一息入れる事にしました。具体的には体を動かしたいのです。去年の11月から、ずっと机に張り付いてきましたので、5ヶ月ほどまとまった運動をしていません。
 さすがに我慢の限界だという訳で自転車で三島まで行きました。
 快晴かつ、ほぼ無風。自転車にとってはかなり良い条件です。しかしまぁ本当にすっかり暖かくなりましたね。計画では寒い時期も自転車に乗ってあちこち行く心づもりだったのですが、既に春もタケナワなのです。
 沼津市に入ったあたりの田園地帯で、小川に住む虫かなにかを網ですくっている男の子の姿を見ました。お母さんと、小さい弟も一緒です。
 さらに進むと川のほとりでお花を摘んでいるとおぼしき姉妹の姿も見ました。こちらもお母さんと一緒です。
 春休みですからね。
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 至る所で花が咲き始めていて、良く通るごく普通の道が軽く桃源郷の様相を呈しています。ふとキャラバンというバンドのアルバムジャケットを思い出したりしました。
 このキャラバンのアルバムは、内容もかなりホノボノとした感じで、今日の一日にはとても良く合う気がします。
 分野としてはプログレッシブ・ロックのバンドなんですが、非常に人懐っこい音楽性で、言うなればちょっとビートルズなんかに通じる部分もあります。

 春の陽気にホンワリとしている内に三島のメインストリートに到着です。しかし目指すは、ここから少し離れたハードオフというリサイクルショップというかセコハン市場です。

 私の友達、E氏が、私と同じく電子楽器を使用して音楽を作るのが趣味だと言う事は、前にも述べさせて頂いたのですが、そんなE氏が最近新しくコンパクト・エフェクターを入手したとメールで伝えてくれました。
 コンパクト・エフェクターというのは小さな機械で、音にある種の効果を加える働きをします。こちら、モノにもよりますが、中古で買うと手頃なのですね。加えて小さな物体(だいたいにおいて大人の握りこぶしくらい)ですから、住環境に与える影響も大きくはないのです。
 私が所有する音楽製作環境は、実を言うと殆ど完成していて、新たに何かを買う必要性はかなり低いというのが現状です。というかむしろ減らすべきです。
 しかし楽器というものは、その効能が一緒でも、メーカーが違ったりしますと、音も微妙に違ってくるので、まだ見ぬ楽器はつい欲しくなっちゃうのですね。そんな状況において安い中古コンパクトエフェクターというのは、特に魅力的です。
 要するにハードオフ(三島店)で手頃なコンパクト・エフェクターを発見したら入手しよう、という訳なのです。
 ですが私にとっての良い品を発見するには至らず。
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 しかしハードオフは、沼津市にも富士市にもあるのです。これから引き返す道すがら寄る事にします。
 沼津のハードオフも久しぶりに訪れましたが、こちらも今ヒトツと言った所でしょうか。ハンチングをかぶったご老人が嬉しそうに中古物件を物色していたのが印象的でした。
 中古レコード店などに通う無頼者は、レコード棚の事を”エサ箱”と称したりしますが、言い得て妙と申しますか、言葉は悪い物の、感情に供する栄養という点では、レコード店に限らず各種のお店の棚って、まさに”エサ箱”です。

 それはともかく、沼津店でも空振った以上、残る望みは富士店です。
 途中、原という地名にあるコンビニでパンとジュースを買って、多少の腹ごしらえ権を行使しました。
 富士市に入った頃にはさすがに疲労の色を隠せませんが、無事にハードオフ富士店に到着。早速エサの物色です。
 ちょっと欲しいなと思っていた物件を発見しました。値段的にも3千円と比較的手頃で、これなら私にも買えます。
 物件名は、ARTEC社の「SE-7DB・70’s Drive Blender」です。これは何かと申しますと、音を歪ませる機械です。せっかくのキレイな音を汚すとは何事であろうかというのが、ごく普通の価値観かもしれませんが、私個人は歪んだ音をかなり好むタイプです。
 13歳の時にミック・ロンソンというギタリストの歪んだギター・サウンドを聴いて以来ですから、愛好歴もかなりの物と言えます。
 当然、音を歪ませる機械も既に多数所有している訳ですが、この「SE-7DB」のユニークな点は、本来、別個である筈の”ファズ”と”ディストーション”の2回路を内包していて、その効果を任意に混ぜる事が出来るとか、出来ないとか…。もし実際に2回路の2in1であるならば、1回路あたり1500円。これはお買い得な匂いが濃厚にします。(その実、歪みエフェクターってビックリするほど簡単な回路で組まれている事もあるので、別に2回路を組み込んだ所で大してコストは違わないんじゃないかというのも一方にあるんですが。)
 以上の知識は、我が富士市の優良店、文化屋楽器店のホームページにおけるテキスト情報および、オーナーご出演の動画内でのコメントによります。
 現在、文化屋さんでは「SE-7DB」を絶賛販売中なのです。
 私も本当は、文化屋さんで買おうと思っていたので、少しお店に悪い気もしますが、ここで会ったが百年目です。と言うか、このハードオフ富士店においては、「これはおそらく文化屋ユーザーが売った物だなこりゃ」という商品を時々目にします。売る人がいれば買う人もいるという訳で、これは巡り合わせであり”縁”なのです。
 このSE-7DBも、文化屋さんで入手された物に違いありません。ほぼ無傷の新品同様。歪み物は特に個人の好き嫌いがはっきり出る物なので、おそらくはしばらくのチェックの後、手放された物ではないでしょうか。
 ともあれハードオフ巡りは、ヒマな時に良く行うのですが、今回初めて買い物をしました。記念すべきお買い物です。
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 そんな訳で走行距離にして70キロくらいでしょうか。欲しかったエフェクターを入手して、晴れ晴れとした心境で帰宅しました。
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 後日、ギターをつないで、「SE-7DB」の音を試してみた感想ですが、割と正当派な音の出る歪み物でした。文化屋楽器店オーナーお気に入りのエフェクターだと納得出来ます。
 意外にも”FUZZ”の歪み量の方が”DISTORTION”よりも軽めだと言うのは小さからぬ驚きでしたが、考えてみれば深いFUZZはニュアンスを殺しがちですので、まっとうにウデを聴かせるタイプの演奏家はそれほど好んで近寄らない領域と言えます。おそらくあえて問題視しなかったのではと推察する次第です。
 比較的無難で多様な音楽性にフィットすると思います。定価においても安めの商品ですので、これはなかなかに優れたエフェクターですね。

自転車散歩に失敗いたしました。[三島編]

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 少しマンガの構想を進めた後の午後。自転車で出かけました。

 沼津を通行する際、国道1号線ばかりを通るのですが、今日は脇に折れて、県道22号線を利用してみました。
 この22号線をずっと行くと、先日の御殿場からの帰りに通った県道394号線と交差するらしいのです。
 要するに自分の知っている道と道をつなげて、より地形の把握につとめたいという様な、そんな趣旨の散歩です。
 昨夜の暴風雨と本日の強風の影響か、とても空気が澄んでいます。風景がきれいに見えます。途中、富士山を見ると、てっぺんのあたりだけ降雪しています。帽子のようで可愛らしいです。しかしこの時期の降雪ですと、融けちゃうか、風に吹き飛ばされてしまうでしょうね。じきに消えてしまうと思います。
 そんなこんなで沼津。「サイクルベースあさひ」という自転車屋さんの角を北に曲がると県道22号線です。それを少し行くと、非常に見慣れた交差点に出ました。国道246号線です。東名インター沼津の下あたり。何かいつもの経路をたどるよりも近い様な気がします。
 立体横断歩道橋の下をくぐってまっすぐ行くと、大きな池のある公園が脇にあります。門池公園と言うのだそうです。246号線の近くに、こんな公園があったとは初めて知りました。
 なかなか大きな川を渡ります。黄瀬川というのだそうです。御殿場の方からずっと流れている川のようです。さてそろそろ目指す394号線の筈なのですが、ありません。おかしいなと思いつつも前進。実はこの時、既に行き過ぎていたようです。394号線は、長泉町のあたりで県道87号線にそのまま接続する形になっているようで…。私が交差した地点では道路標識に「87号線」と書いてありますから、「違う…。」と判断してしまいました。調査不足ですね。
 そんなこんなで気づいてみれば、何故かJR三島駅の北口に居ました。大失敗です。しかし三島駅の北口は初めて訪れました。これもまた良し。きれいな駅舎です。
 なんか南側の雰囲気とはけっこう違う様な気がします。
 引き返します。
 しかし黄瀬川に突き当たったあたりで行き止まりの多い地帯に入ってしまい、右往左往。
 迷っている時に真っ黒な猫と鉢合わせをしました。猫の方はかなり驚いていました。その表情が面白くて可愛らしくて印象的なものでした。
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 結局、県道87号線を少し北上。来た道の県道22号線を逆方向にたどりました。沼津まですぐですね。本日利用した道は、今後も折につけ利用して自家薬籠中の物としたいと思います。
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 沼津の手芸店に寄りました。
 自転車の携行工具などを納める小さな袋が欲しいのです。お金が無いので、自作しようと言うタクラみです。
 出来れば、多少の雨に濡れても良い布地が無いものかと店内を物色。すると非常におあつらえ向きな一品がそこにありました。綿をラミネート加工した布です。
 若干の問題があるとすれば、女性が普段使いのバッグを自作するようにと揃えられた布地であるらしく、プリント地がことごとくフェミニン、もしくはガーリーな柄です。これはどうしたものか…。しばし悩みましたが、何となく男性が使っても許されそうな柄を選択。
 今回は新たな挑戦として、パイピングのバイアステープを購入。端っこを処理しようという魂胆です。濃い緑を選択。布地の柄に使われている色と共通色にしました。
 緑のアクセントがつけば、少し男性っぽいかなと思うのですが、どうでしょう。それ以前に自転車に似合うかどうかも不安ですが、もう買ってしまったので仕方ありません。
 帰り道は真っ暗ですが、明るいLEDライトがあるので、安心です。実は、新たにもう1本購入しました。3本体制です。3本とも点灯するのは街灯の無い場所だけですが…。
 先日、林道を走った時に、道路を照らす照明とは別に上向きの照明が必要だと感じたのです。曲がりくねる林道の場合、水平正面を照らす照明が無いとカーブが目前に来ないと気づかないものです。更に、そのカーブが右曲がりなのか、左曲がりなのかの判断に目を凝らす必要があり、直感性に欠けるのです。以上が3本目を購入した理由となります。
 本日は真っ暗な場所はありませんが、そこそこ暗い地点で全点灯してみて、効果の程を体感したという訳です。