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変曲『R man. L man』出来ました。

R_man_L_man.jpg
仕事の合間を見て少しずつの作業。そして、ここ数日間がんばった成果です。
曲のイメージとしてはイラストの通りで、何事かを話し合っている物たちの姿をイメージしました。ロボット同士の会話かもしれません。

4分半の曲です。この曲も構成作りに非常に頭を悩ませました。うまく出来ていれば良いのですけど…。

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(以下、制作メモ)
大半がサンプル素材。それに加える事、若干のシンセサイザーです。
まずはシンセ関連から。3つくらいのフレーズを録ったのみですが、全てAKAI VX90です。エフェクトに、BOSSのGT-8です。
続きまして、ドラムと、声のサンプルについて。実は原型を作ったのは2〜3年前という大変に古い曲なので記憶が定かではありません。
ドラムはおそらく『8 BIT STYLEZ(UEBERSCHALL社)』。声ネタは、カエルカフェの『SPEAK & SPELL…』だと思います。
今回はなんと言っても声ネタです。切り刻んでパーカッション風に使いましたが、表情豊かな音素片を面白く配置したという感じです。
シーケンスと録音には、いつものAKAI MPC1000。OS 2XLです。

変曲『Laughing Moon』出来ました。

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まずは進行していた仕事のお話。見開きのイラストの着色ですが、終わりました。

すでに完成済みのイラストも合わせて再確認。手直しをしました。やはり後日改めて見直してみると直しておきたい点が目につくものです。

ともあれ副読本のイラストの仕事(14点ほど)に、ひと区切りがつきました。
先方からの訂正指示が入る前に描き始めたので、完全な見切り発車なのですが、今日から新規の仕事が入ってくるため、先回りして仕上げてしまいました。時間はありましたし。
経験上おそらく7~8割は訂正無しで使えると思います。訂正が入ったとしても、配色などは流用出来る可能性が高いでしょう。何より心理的に「一応、終わっている」という状態にあると落ち着くのが大きいです。
それにしても、今回の仕事に含まれる「見開きイラスト2件」は町の様子を細かく描くイラストでしたので、手間がかかりました。
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少し時間が空きましたので、2週間ほど前にアウトラインだけ作っておいた小さな曲を仕上げました。
『Laughing Moon』という2分45秒の曲です。BPMは200。速いです。

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2小節のループ。延々と繰り返す曲です。各パートをミュートして起伏を作りました。音符的にはおそろしくシンプルな曲。ドラムとベースとSEだけの構成です。3時間ほどでアウトラインは出来ました。
しかし細かい調整などに、もう3時間ほどかかりました。このような曲を趣味で作っている方ですとお分かりかもしれませんが、2小節程度のループなら何の構想がなくても適当に生まれてしまうものなので、重要なのはむしろ後行程。すなわち調整とか構成作り等々にあるのかな、という気もいたします。
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(以下、制作メモ)
音符的にシンプルな曲ですが、シンセの音色にはこだわってみました。
シンセは全て DOEPFER MS-404。アナログ・モノシンセです。
ベースを2種類。割と普通のベース音色ですが細め。ベースが2本並走する曲ですのであまり太くしない方向で整えました。というか、MS-404を購入後、14年ほど経ちましたが、初めてベースとして使いました。
もう1本のベース。こちら、音色的にはもう1本と殆ど変わりませんが、曲中で自由に音色を変化させています。なんて申しますか、『シンセ・フリースタイル』って感じでしょうか。私はこの手のシンセをグリグリと自由にいじってハイ、オシマイみたいな形式が非常に好きです。
いつもの外部エフェクト、BOSSのGT-8でステレオ・ディレイなどをかけて広げています。
続きまして、SE的に使用したシンセ音・2種。こちらも同様にMS-404とGT-8のコンビです。今回、作業時間が短くて済んだのは機材も接続も全部共通というのが大きいかもしれません。
『ピギョ~ン』という音は、MS-404だけでは詰められなかった為、GT-8のオートワウを併用しました。ちょっと歪ませすぎてノイズが乗ってしまったのが痛恨のミス。
もうひとつのSE。人が笑っているような『ハハハハハハハ…』と聞こえる音はMS-404のフィルターセクションの良く効くLFOを最大限に活かしたもの。この音色は気に入っています。私としては今年最初のヒット。カットオフとレゾナンスの微妙なさじ加減で人の声に似たトーンを作りました。更に、GT-8で歪ませて中域にピークを作った感じです。
『Laughing Moon』という題名は、このシンセ音から着想しました。お月様がビョ~ンと現れて笑い転げると言った感じです。安部公房のエッセイに『笑う月』という1編がありますが、そちらとは無関係です。
以上でシンセ関連のメモは終了。改めてMS-404の素晴らしさを実感するような作業でした。しかし実は悩んでいることもありまして、MS-404は非常に使いやすく、かっこいい音の出る音源ですが、私も40代半ば。この先に残された時間のことを考えると、他のさほど活用していないシンセのことが気にかかります。今後はそちらも深く使ってやりたいと思う次第です。というかMS-404のLFOが素晴らしすぎるんですよね。可聴域に達する勢いまで伸ばせるし効きも良い。飛び道具に最適。シンプルなモノシンセにワイドなLFOを2ヶ追加しただけでこの出音の広さ。発想の勝利です。フィルターにちょっと癖があるというかレゾナンスのスイートスポットが狭いことで有名ですが、さすがに10年以上愛用しておりますので、問題はありません。
最後にサラッとドラム関係についての言及を済ませることにいたしましょう。
全てサンプル。TR-606です。サンプリングCDの『ダンス・メガ・ドラムス』。これが古い素材でございまして、記憶が確かならAKAI S-1000の頃に発売されたものではなかったでしょうか。懐古モード全開でございます。当時は手が届かず、イシバシ楽器新宿店の1Fフロアで指をくわえて眺めておりました。イシバシ新宿は割とフロアの変動が大きいお店で、シンセ関連が何階に存在していたかを思い出せばだいたいの年代の記憶も同時によみがえるといった便利な楽器店ですね。
それはともかくこのサンプリングCD。割と近年になってからやっと買えたものです。
バスドラムとスネアはエフェクトでかなり変形させました。
シーケンスと録音には、いつものAKAI MPC1000。OS 2XL。ベースのフリースタイルの部分はオーディオ・トラックを使いました。

ザラザラした道を踏みしめるような曲

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昨日、良くがんばりましたが、一転して今日は眠ってばかり。
それでも夕方からがんばって作りかけだった曲を仕上げました。

2週間程前に、少しだけ作業しておいた曲です。

seki-ei_no_mori.mp3←ダウンロードして聴こうか、という方はこちらを右クリック的にご保存どうぞ。
イラストでは石英の森みたいな架空の風景を描いてみましたが、作っている時に何となくイメージしていたのはザラメに埋もれた空間みたいな感じです。
比較的軽めの曲というか、簡単な曲です。元々はサンプラーに放り込んだ音がきちんと発音されるかどうかのテストの為にデタラメに打ち込んだ2小節分の16分音譜のループから生まれまたのですね。
曲である!と、自称する事に若干、気が引けるような曲。しかし私はこういうのが多い。

 

(これより下の数行は、以前に使っていた MovableType の環境での事を言っています。)

ブログに貼るにあたり、昨日模様替えした当ブログの配色に合わせて、mp3プレーヤーの色も合わせてみました。この配色行為をしたかった。その為に曲をアップしたのだという側面も否定出来ません。
ところが、以前の曲のプレーヤーに着色した色は、以前の色そのままなんですね(例えばココ)。これは盲点でした。ブログ全体の配色は、上位にある1枚の書類変更で全て適用されるんですが、mp3プレーヤーの配色はブログのエントリごとに記述しているので、こういったソゴが発生してしまいます。

問題のある曲は4曲だけなので、変更するのはそれほど難しくありませんが、この先、曲が増えていくのは目に見えていますし、追々そうなってくると作業量も増えちゃうしなぁ…。というワケで、以前の曲のmp3プレーヤーの色はそのままという事にしました。あきらめが早いですね。
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(以下、制作メモ)
いつもの通り、AKAI MPC1000で作りました。
シンセ音のサンプルはネットから落としたフリー素材。カワイのK4の波形です。
外部エフェクトに、BOSSのGT-8。フランジャーとして使いました。
それと、KORGのカオスパッド2。こちらはイントロのリバーブ。それからディレイに使いました。
こんな簡単な曲でも出来上がれば、それはそれでうれしいですが、こうして聞き返してみると、わざわざブログに載せる程の曲かなぁという気はすごくします。

変曲『フヌール』。出来ました。

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またまたイマイチな曲が出来ました。

Fnool.mp3←ダウンロードして聴こうか、という方はこちらを右クリック的にご保存どうぞ。 先の16日に書いた、ディックの短編『フヌールとの戦い』から着想を得ました。
“フヌールは、人と寸分違わないのに、大きさだけ違う”という部分に注目してみました。
私が愛用する、サンプラーのAKAI MPC1000という小さな機械は、音をうんと引き延ばす機能があります。
音を延ばしてみます。『延ばしただけ、でも本来のドラムの音からはかけ離れた音』を作ろうという意図です。

fnool_drm_1.mp3
こんな感じになりました。
最初に入っている3つの音が元の音で、その後に聞こえたのが、引き延ばし処理を加えた音です。
非常にエグい音になりました。
引き延ばすと、こんなに複雑な変化をするのですね。予想外で新鮮な変化です。
しかし、存在感がありすぎて、使い勝手が悪いので音程を上げたり、特定周波数を削ったりしました。


fnool_drm_2.mp3
こんな感じ。後半は、今回使用したリズムパターンです。
フヌールが作中に発する、何ともとぼけたセリフや振る舞いを反映しようと、今回は7拍子にしてみました。
前回、5拍子だったので、順番から言うと、6拍子の番(?)ですが、割り切れなさを勘案しての選択です。ヒトコト多い、みたいなそんな感じです。
前回の5拍子の時よりフレーズ等には悩みませんでした。5拍子は通常作る事が多い4拍子に近過ぎるのが作りにくいポイントかも知れないな〜、などと思いました。
使った音は、ディックの頭文字の「PKD」から取りました。
ABC順に当てはめていくとDとFとBが出てきました。
「D」はベースに。「Dick」の書いた小説が元なので意味的にもツジツマが合います。
「F」も良いですね。「Fnool」のお話なので。これはコードとして解釈してみました。
「B」は、「F」コードに足すとセブンスの音。今回、7拍子ですから、数字を合わせる意味でもキレイかな。
つまり今回の曲は、D分のF7という事で出発してみました。
しかし、作っていくうちにもしかしたら崩れちゃって、意味合いが失われているかもしれません。
私はあまり音楽的な知識が無いままに曲を作っているのです。
今回は着想を外部からの刺激に依存したので、迷いは少なく済みました。
しかし、もうちょっとハジけた曲は出て来ない物かね、と自分に問いたくなります。
あきらめずに続けていけば、良い事があるかもしれませんが。
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(以下、制作メモ)
■シーケンスおよび録音は、MPC1000 (JJOS2XL)。
■ドラムの音は、サンプリングCD。サウンドスキャン社。『ROOTS DISCO』。結果的に、かなり変質させましたが。
■ベースの音と、後半に出てくるコンピュータ風の声は、サンプリングCD。『8bit STYLEZ』から。
■その他のシンセ音は、全てYAMAHA SY99。今回、数種類の音を作りましたが、途中で少しだけ出てくるピアノの音だけはプリセットのままです。
■あまり外部エフェクターは使いませんでした。
■パソコンに取り込んだ後の処理は、いつもと同様Spark XL。簡単に済ませます。