「自作曲」カテゴリーアーカイブ

歌詞発表帝国「アリ運輸興業」

 上掲しております音声プレーヤーにて私の作った音楽が聴けます。

 この曲には“歌”が入っています。

 歌詞は次の通りです。

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  なくなった 荷物 なくなった

  運んでた荷物 なくなった

  どこだ どこどこ どこどこだ

  消えた バニバニ バニシング

  エモノの重さがなくなった

  からだがフワフワ浮く感じ

  予期せぬ事態に右往左往

  ダンスのようだと言われます

   どうやら荷物は消えちゃった

   あらかた踊って気がついた

   理解に要するプロセスは

   必要で転換が重要

  仲間のつけたマーキング

  たどると行き着く積荷かな

  目の性能良くありません

  触覚でにおい感じます

  運べるサイズにちぎります

  大アゴを主に使います

  重さはしあわせアリ運輸

  空荷を削減アリ運輸

   巣穴に搬入気をつけろ

   お部屋に設置慎重に

   まだまだ備蓄が足りないな

   探査しよう探査しよう

  ララララ……………

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 これは以前に発表した曲です。

 たぶん当ブログのどこかに貼り付けてあるはず。

 ムシの曲の連作を作るにあたって、以前に作ってあったムシ関係の曲も含めようと考えました。

 アリの生態を私なりに面白おかしくつづったという感じです。

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 2分10秒過ぎあたりからの「あ〜〜」っていう下降フレーズはルー・リードさんのソロ作品「サテライト・オブ・ラブ」の終盤における「あ! デヴィッド・ボウイーの声だ!」っていうボウイ氏のノドが開きまくってるアウトロのコーラスを意識しています。

 こんなこと書いてもほぼどなたも「そうですな! わかります!」って人はいなかろうと思いますけど、私ここがムチャクチャ好きなんで「やってみたかった」んですね。

 当ブログにおきましては時たまルー・リード氏のアルバム「トランスフォーマー」からの曲のお話が出てきますけど、実は私はさほどリード氏のファンというのではなくて単純にアルバム「トランスフォーマー」が大好きだっていうだけです。他にもリード氏においては「ベルリン」っていう名作とされる作品があるんですけど、私も買って聞いたんですが繰り返し聴いてもさっぱり良さがわからなくで中古盤屋さんに売っちゃいました。全然惜しいなって気持ちもなくて気持ち良くサヨナラしました。マそんなもんですよ。

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 介護関係のメモです。

 入院中の高齢親族がきのうの面会の際に「入院保障の付いた保険に加入していた気がする」と申しますので、今日は朝から古い書類を全部見て回りました。

 完全に初めて見る書類群ですので大変でした。重複しているのが多いのと、「もう必要ないんじゃないか」ってくらい古すぎる書類なども出てきまして呆れるやら困るやら。

 奮闘の結果、どうやら今も生きているぞっていう保険のふたつを特定したんですが、片方は「がんの保険」でしたので関係なし。

 残るもうひとつは、「主に傷、ケガについての保険」でしたので、こちらも関係ありませんでした。

 しかしどちらも関係ないというのがわかっただけでも収穫。

 今日の面会時に本人にそのことを伝えました。

 今月で米寿になるまでたいしたケガもなく、そしてまた「がん」にもならなかったんだから幸運だったんじゃないかと、これは私が思っているだけですけど、前向きに捉えて良いのではないかと思います。

 今日は書類の整理で大変でしたけど、これも高齢親族の容態が「しゃべれなくなった」とか「意識がなくなった」とかですと、もっと大変だったと思いますので、自分で考えて喋れるうちに私がだいたいの内容を把握できたことは、これも良かったんじゃないかと思います。

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 ラジオ日記です。

 NHKラジオ第1「ふんわり」を聞きました。

 木曜日は俳優でミュージシャンの六角精児さんと澤田彩香アナウンサー。

 六角さんとそのバンドの皆さんがおとといに行ったというライブにおける演奏の録音が聞けて感激しました。ジャズ仕立てになっておりましてジャズ嫌いの私は怒りで全身がワナワナと震えてきました。

 本日のゲストはこちらもミュージシャンのハッチハッチェルさん。

 なんと生演奏あり。

 ヴァイオリンを弾きながらの歌唱。声がドーンと出ていて素晴らしく鳴っていました。良いものが聞けました。

 CD作品からも1曲聴いたと思いますがこちらも良いなと感じました。

 ハッチハッチェルさんはマルチプレーヤーであり、ギターやドラムも演奏されるとのこと。ドラマーはキース・ムーンがお好きなんだと知りました。

 とかく“破天荒”みたいなイメージで語られるムーン氏ですけど実際は繊細な感性で音色をコントロールしているとの六角並びにハッチェル氏の弁。

 意外にビートはしっかりしていてイメージされるような揺れはない。音色が素晴らしく野生的なんだとか、ジョン・ボーナムさんとか、そんな風に言われていたと思います。思うところジンジャー・ベイカーさんとかも音色が素晴らしい。リズムパターンとか、おかずのセンスとかも重要ですけど。

 ビートの管理者としてはみな素晴らしいリズムキーパーなんだろうなと思います。そりゃそうなんですけど。

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 番組では他にもいろんな曲がかかったのですが、サザンオールスターズの楽曲「ラチエン通りのシスター」を聞きました。アルバム「10ナンバーズからっと」より。

 これは私もリアルタイムで購入した作品でありまして。非常に懐かしく聞きました。富士市の吉原商店街の「ニトー・レコード店」でしたか、あまりにも古いお話で自信はないですけど吉原商店街で買ったことは確かです。

 全然関係ないお話に突入しますが当時の吉原商店街というのはそれはもう賑わってたんですよね。通りが自動車で渋滞してましたからね。今ですと非常に気持ち良くスイ~っと走れますけど。こんなに風通しの良い商店街になってしまうとは予想もしておりませんでした。

歌詞発表帝国「チュウチュウのうみそフサヒゲサシガメ(旧題:とぼけた8ビット)」

 上掲しました音声プレーヤーにて私の作った音楽が聴けます。

 歌が入っていないカラオケ状態です。

 歌詞は次の通りです。

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  チュ~・チュ~チュチュ・チュ~

   のうみそ

  チュ~・チュ~チュチュ・チュ~

   のうみそ

  チュ~・チュ~チュチュ・チュ~

   のうみそ

  チュ~・チュ~チュチュ・チュ~

   のうみそ

  吸・い・と・る 吸・い・と・る

  吸・い・と・る 吸・い・と・る

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 まったく歌詞をつけるつもりがなかった曲です。

 強引に歌詞をつけました。

 そのせいでシンセサイザーによる主旋律がありえないくらい音量的にデカくなっています。

 すみません。大幅に作り変えるつもりですので、今のこの状態をお聞かせするのはちょっといけないことかもしれません。

 私が東京都の西新宿5丁目の「壁にカメの絵が描かれているビル」に住んでいた頃に出来た曲です。20年以上前になりますか。

 当時ラップトップパソコンを持っていたんですが、キューベースという音楽ソフトをインストールしてあってコインランドリーで洗濯が終わるまでの時間を利用して少しずつ作ったんだと思います。

 あんまり身が入らない状況下で作ったせいなのか、具体的な発想の原点などはまるで覚えていません。

 たぶん加齢もあるんだと思います。

 このころからです。

 「オレこんな曲を作ったっけ?」っていうのが増えてきた時期です。

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 介護関係のメモです。

 同居していた高齢親族が入院している関係上、今の私は独居しているんですが、この機会に家の中をきれいにしたいなと思っています。

 とっかかりは親族が使っていた寝具の洗濯など。もう最近は洗濯ばかりしている感じです。

 午後に病院に面会に行きました。きのうの面会からの帰り道の道すがら買い求めたパジャマを届けたりしました。明日ちょうど入浴させてもらうから着替えるんだと本人も嬉しそうにしていました。

 帰りに日用品の買い物をして帰ってきました。

 下のお写真は「今日の富士山」です。

 午後4時頃にこの富士山の姿というのは「秋」ですね。

 しかし気温は相変わらず高くて困ります。朝晩はそうでもなくなってきましたが。

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 きのうはブログ更新ができずに早めに寝てしまいました。すみません。

 かなり疲労しました。

 午前中は「親族が入院した旨」を海外に住んでいる妹を含めた関係各所に連絡。

 午後は入院に必要な物資を購入するためお店を何軒か回りました。

 面会して物資を届けたりしました。

 帰宅するついでにお墓参りに行きました。きのうから10月でしたので月イチお墓参りを済ませた感じ。

 病院からウチのお墓まではけっこう距離もありますのでヘトヘトになりました。日も暮れかかっていた感じ。

 いそがしかったですけど、やらなければいけないモロモロを済ませられて良かったです。

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 ラジオ日記です。NHKラジオ第1「ふんわり」を聞きました。水曜日は歌手の伍代夏子さんと稲垣秀人アナウンサー。

 ゲストはバンドGO-BAN’Sの森若香織さん。

 GO-BAN’Sは3人組だった時代が長いと思うのですけど、再始動させるにあたってソロ活動の名義みたいな位置付けにしたのだと知りました。いろんなミュージシャンにサポートしてもらって活動されている現状なのだと聞きました。

 変遷はあるみたいですけど、調べてみたところ今は會田茂一さんがギターを弾いているらしいです。會田さんがGO-BAN’Sでどんなギターを弾いているのか興味があります。ずいぶん以前は谷信雄さんが弾いてらしたと思います。

 また、現在のドラムはブラッドサースティ・ブッチャーズで叩いていた人であるようです。森若さんと同じ北海道出身だからかなと思いましたが、會田さんと一緒にバンドもされているようで、それもあるのかと思いました。

 ブラッドサースティ・ブッチャーズにつきましては私の友人が好きだった関係で何曲か聞かせてもらったこともあるんですが、あまりピンときませんでした。ニューキー・パイクスなんかと同じような時期でしたかね。

 当ブログにおいて自分のことを「ハードコア・パンクが好き」みたいに書いてますけど、実は聞けば聞くほど私は「単なるUK82ファンでしかない」っていう色合いが非常に強くて。90年代以降はあんまり好きじゃありません。

 FUGAZIとかは例外的に好きですけど。

 スカコアとか、あとはアイリッシュトラッドを混ぜたような風潮も苦々しく見ていたくらいで非常に狭量なんですね。私は。

 楽曲的にはアイリッシュな感じを混ぜれば良くなるのは当然なんで「ナゼ安全牌みたいなところに引っ込んじゃうのか。オレはパンクには奇抜さを求めたい」的なことを思っていましたし今もそれはあります。

 敵を増やすのもなんですのでいちいち書くことはしませんけど割と定型がハッキリしている音楽をパンクロックに持ち込むのは全体的に嫌いです。いつもでも単純にロックンロールでいて欲しいのかもしれません。ずっとGBHが好きなのも彼らがずっと彼ら流ロッケンロールをやっているからなんだと思います。ずっと活動を続けられているほどの才覚を有するミュージシャンですから実際には他の音楽もできないこともないんだろうなと思いますけどそっちにはいかないっていう話ですよね。きっと。

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 なんだか聞かれてもいないのに長く語ってしまいました。

 お昼前のラジオで聞いた森若さんのお話に戻しますけどとても楽しい内容でした。伍代夏子さんが高校時代に友達と学校の文化祭のために組んだバンドのお話なんかも飛び出しておもしろかったです。

 森若さん退出前にかかった曲はGO-BAN’Sの「スペシャル・ボーイフレンド」。ライブでこの曲を演奏するとお客さんが泣いている姿を目にするんだとか。愛した人との別れに際するサヨナラ局面ですね。私も聞いていてホロっときました。

歌詞発表帝国「フンコロガシの領域(旧題:ゆるめのウロコ)」

 上掲しました音声プレーヤーにて私の作った音楽が聴けます。

 歌が入っていないカラオケ状態です。

 歌詞は次の通りです。

 フンコロガシのくらしを描写しました。

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  コロ・コロ・コロ・コロ

   コロ・コロ・コロ・ロ

  フン・フン・フン・フン

   フン・フン・フン・フン

  フン・フン・フン・フン

   フン・フン・フン・フン

  ウンコ 見つけ すくう こねる

   丸め 固め 逆立ちする

  コロ・コロ・コロ・コロ

   コロ・コロ・コロ・ロ

  土を 掘って フンを かくす

   タマゴ 産んで 子が産まれる

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 この内容も一応は昆虫学者の小松貴(たかし)さんがNHKラジオで語った内容を基にしています。「子ども電話科学相談」の中からです。

 しかしその際の特に熱を帯びた部分というのは、上記した歌詞中にある、わりとよく知られたフンコロガシの生態ではなくて、いかにフレッシュな出来立てのウンコを他者を抜きんじて入手するかの戦いであるとか、ウンコを分解する虫たちの存在の重要性とかでありまして、「ウンコの話をしだすと、とても10分やそこらでは語り尽くせない」とおっしゃる小松さんだったのです。

 そんな重要な点を歌詞の中に含めることはできませんでしたが、キレイめの音楽に乗せてフンコロガシさんを歌い上げるというギミックについては、「まぁアリかな………」と思っている私です。

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 本日の介護日記です。今日は本当に1日がかりでした。わりとヘトヘト。ブログを更新したらすぐに寝ます。

 富士市内にあります「中央病院」という病院に行きました。大きな病院で検査する必要があるということで、診てもらっているお医者さんに紹介状を書いてもらったのです。

 最初の診察でアタリはついたのですが、細かい検査を重ねました。

 するとやっぱりこれは脳内の血管の詰まりだということでした。けっこうな大事件です。

 症状のうちの「身体の平衡感覚が失われた」というのはこれだったようです。

 脳の血管が詰まると「左半身が不随になる」とかよくいわれますが、私の高齢親族の場合、右も左も動くことは動くので安心していましたが間違いでした。左の手でうちわを使って顔をあおげたりしていましたし、言葉のロレツが回らないということもなかったので気づけませんでした。

 訪問医療のお医者さんが「大きな病院で検査した方が良い」としきりにおっしゃっていたんですが、正解でしたね。

 しかしよく言われております通り、脳の血管の場合、本当はすぐに医療にかかる必要がありますので、手遅れの部分が多くなってしまいました。

 即日入院ということになりまして、帰りはひとりで帰ってきました。

 とりあえずもうちょっと検査をした後にリハビリを開始して日常生活に復帰することを目指すそうです。

 最後にもう1回驚いたのは、過去にも脳梗塞をまた別の部位でやっていることが判明したことです。本人も全然普通にしていましたのでわかりませんでした。

 つい最近の当ブログにおいても「私の高齢親族はかなり体が丈夫」みたいな話を書きましたが、どうやら本当にそうみたいです。すごい人もいるものですけど、それが自分の親族であるとは。脳スライスの写真を見せられて「ここが過去にやってる部分」との説明を受けまして、大変にビックリしました。

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 書かないでおこうと思っていた別の人の話に移ります。

 当ブログでちょっと前になりますか、「私が他の人と音楽活動をしたのは2回だけ」「その片方の人が今年の2月に亡くなっていた」なんてことを書きました。

 そしたら残る片方の人が思いがけなくネットの有料配信ライブを開きまして、2時間くらい話していました。この人はわりと以前の人的つながりからは離れているようなので誰ともなく「今はどうしているのだろうか」みたいに言われることもあるくらいですので、30年ほども前に交流があっただけの私なぞは完全に切れています。色々と教わったこともあるので感謝しているんですが。

 ネットで彼のライブ開催予告を知ったんですが、紹介文に「脳内で出血を起こした」「入院してリハビリを経て元気になった」とのことでしてもうビックリ。私が関係した音楽仲間の2名中の2名が大変なことになっていたのです。「残るお次はオレじゃねーのか!?」って思います。

 ネット配信の当日にちょっとドキドキしながら見たんですが、詳細は伏せます。

 見る前には「楽しい配信でした。昔の仲間にがんばれって私からも言いたいです」というような前向きな結びで当ブログに感想を記述しようと思っていたんですが、その気になれずに黙っていました。

 そのかわり私がしたことは配信画像のスクリーンショット撮影と、トークの部分のごく短時間の録音です。本当は録画、録音どちらも禁止っていう配信なんですが「もしかしたら遠く離れて住んでいる私が彼の生きている様子を見られるのはこれが最後かもしれない」と感じられて仕方なくて、いてもたってもいられませんでした。

 彼は確か私よりもひとつ年下だと思うんですが、けっこう年上に見えました。

 しゃべり方はかなり普通にしていて、かなり努力して戻したって言い方をしていました。

 全体的な印象も元気そうでしたし、ネガティブなことも笑いに変えて楽しみたいという私の知る彼の基本的な態度がそのままだったのは大きな救いに感じられたのですが。

 脳の出血や血管の詰まり。こわいですね。

 「対策していたら大丈夫」っていう病気でもないように思いますし。

 いやはや、いやはや。

 変な感じになりましたが本日はこんな感じでおしまいです。ありがとうございました。

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 病院からひとりで帰る際にスピーカー付きの小さな携帯音楽プレーヤーで「Marc Almond and the Mambas – Untitled」を聞きました。単に曲順がそうなっていたもので能動的な音楽聴取ではなくて偶然ですが。

 私にとってのマーク・アーモンドさんというのは隣にデイヴ・ボールさんがいないと無価値っていうくらいの私はソフト・セル原理主義者なのですが、この曲は良いですね。好きです。彼の良さがほぼ全部詰まっています。まぁアーモンド氏のソロ活動の全てを知っているわけではなくて、とにかくシンセサイザーでほぼすべてを構築してくれないと私は不機嫌だっていうだけですので、もったいない話でもあります。

 いつか今日のこの日に病院からの帰り道でマーク・アーモンドを聞いたなぁなんて思い返す日がやってくるのでしょうか。自転車をこぎながら、まだ暑い日の夕焼けを見ながらそう思いました。

 夜になった今もまたこの曲を聴き直しているんですが、しかしマ良い曲ですねぇ。ほれぼれします。歌唱力の高さが抜きん出ていますよ。

 調べてみたら私の所持しているこの曲は日本のスーサイド系ユニットであるロマンポルシェ。のおふたりが編んだオムニバスCDに収録されていたものだと判明しました。たしか掟さんが非常にマーク・アーモンド氏についてお詳しいんですよね。それでですね多分。

歌詞発表帝国「高速ムシ人生!ウミユスリカ(旧題:光束 狭窄)」

(歌詞)

  脱がされる~ゥ

   交尾する~ゥ

    たまご産む~ゥ

     そして死ぬ~ゥ

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 1分足らずの短い曲ですが、詞も短いです。

 歌い出しのポイントは20秒付近です。

 非常に“はかない”感じのメロディーを想定しています。

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 短い曲でありまして、そしてまたテンポは早め。

 この曲も昆虫学者の小松貴さんがNHKラジオで行った講話を基にしています。

 ウミユスリカという海岸に住む虫がおりまして、非常に寿命が短いのだそうです。

 孵化した後にすぐ交尾をして、卵を産んだメスはすぐに死んでしまうのだそうです。

 歌詞の中の「脱がされる」というのは、メスがまだ幼生のカラから出てこれないうちにオスが強引にカラを脱がして交尾するんだそうで、そこを描写したものです。それくらい急がないといけない事情があるんですね。

 一斉に孵化して、すぐに結婚して、一生を終えてしまう高速人(ムシ)生。

 オスはメスよりもちょっと寿命が長いそうです。

 そもそも“ユスリカ”自体が寿命の短い虫であるようですが、そのなかでも「ウミユスリカ」は特に寿命が短いんでしょうね。これ以上短いともう子孫を残せないような気がします。

 私の場合だいたい「曲ができるのが先」でありますけど、ちょっとミステリアスな曲ができた、と感じている時に、「スゴい虫生のウミユスリカ」のイメージに合うのでは? と思って言葉を当てはめてみました。

 最初のイメージは「光束 狭窄」の仮タイトル通り、光の束、みたいなものが見えていたんですけど、実在する虫の人生を当てはめてみますと当然ながら具体的になりますし、自然のすごさとか、あるいはちょっとしたユーモアも曲の上に乗っかってくるかもしれません。そんな風に思っているんですけどね。

 マ、曲につきましては以上です。

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 日記的な記述です。

 きのうはブログを更新できませんでした。すみません。

 ずっと介護する毎日です。

 今日はいわゆる“シモの世話”をしました。小さい方はもうすでに経験済みなのですが、今日は本番の方でした。1週間くらいほとんど物を食べていなかったので遅くなったようです。

 “シモの世話”って、介護につきものの難関であると聞きます。

 しかし肉親であり、同性であるせいか意外に淡々とこなせました。

 血のつながりがないと、また違う障壁があると思います。すごく思います。っていうか実感しました。

 はじめてやってみて驚いたのは準備物の多さと、出るゴミの多さです。普通にトイレで済ませているものが介護となると大変なんですね。もうビックリです。

 本人的にも「もらすかも」っていう危機感から解放されたせいか、ちょっと前向きになりました。それで私もこうしてブログを更新する時間が生じたというわけなのです。