「電子系」カテゴリーアーカイブ

流氷とエナジードームに哀切を込めて

 私が好きなアマチュア音楽家が亡くなったと知りました。

 テクノポップ音楽などを自主制作していた人でした。

 本日は他にもブログに書かなければいけない内容もあるのですが、全て明日以降にします。

 今日は忘れられない日になってしまったと思います。

 ───────────────

 デジタルスという名前のバンドをしていた人なんですが、ご存知の方がこのブログを見ている可能性はほぼないと思います。1日に数人しか見にこないブログですので。

 ですのでまったく不案内な方が見ているという前提で進めます。

 自主制作、なおかつ限られたお店でしか作品が売っていないという手段で活動していた人です。割と入手困難なんですよね。

 その割には多くのテクノポップ好きな人に知られていたのではないかと思います。

 作る作品のクオリティが高かったのです。

 有名なテクノポップ作品をツギハギしたような、換骨奪胎したような、聞き込んでいる人こそが「フフフ」って笑みを浮かべて聞いているような作曲をする人でした。本当に上手だったと思います。

 それと音楽に「笑い」を求める人にはストライクだったと思います。私もそこが好きでした。

 ───────────────

 以前に当ブログにおいて私の前歴としては「元テクノシューターズ(というバンド)だった」みたいな記述をしたことがあります。私の数少ない「他の人たちと交流しての音楽活動」でした。

 初めて書きますけど私は「テクノシューターズ」の他にデジタルスをやっていた人との活動もちょっとだけあるのです。

 私が他の人と活動したのはこの2件だけ。いずれも私の力不足であまり良い成果は出せなかったのが悔しいところです。

 特にデジタルスの方は亡くなられてしまったとのことですのでもう2度と協力することはできなくなってしまいました。

 ───────────────

 今の私はこのブログの通りでして、たいして誰も見てくれていなくてもとにかくイラストを描き続けるっていう活動を続けているんですが、デジタルスの人から学んだことがかなり影響しています。

 大変に寂しいことになってしまいましたけど生きてるうちが花。明日からも私はがんばるしかないだろうなと思います。

おばけキャットくん〔12〕

o-bake-cat_12

 ────────────────────

 ホントにもう古い書類が、次から次へと出てきて困っているんですが、なんと29年前に、当時の流行であったテクノ・ミュージック系のライブを見に行った際の関係書類が出てきましたよ。

1991_club24

 このライブについては私が別にやっていたブログにも書いたんですが、会場の名前や、参加バンドの詳細なんかは忘れてしまっていました。

 この書類が正確であれば、横浜にあったライブハウス「クラブ24」だったみたいですね。しかしこの文字列を見ても正直なところ、思い出せません。

 それとかなり強力なバンドのライブが目白押しだったみたいですが、これまた覚えておりません。
 お目当てのバンドのライブ「TEKNO SHOOTERZ(テクノ・シューターズ)」や、トリの「SHEEN(シーン)」は、なんとか覚えているんですが。

 SODOMなんて、思うに目撃したらちょっとやそっとじゃ忘れ得ないような気がするんですけど、どうなってるんだか。私の記憶力。
 それとGULT DEPですよね。見てたんだ俺。惜しい。
 あとTAKAHASHI TEKTRONIX。見たかった。っていうか見てるハズなのに覚えていない。

 ライブが終わった後に電車に乗って帰る際の風景なんかは、なぜか妙に詳細に覚えているんですが。
 なかなか横浜の関内なんて、こんなコトでもなければ行かない場所ですし、実際この日が最初で最後です。そのハズです。

 いやー。困りましたね。
 他はともかく、この手の音楽についての記憶には自信があったのに。
 やれやれ。

 ステージ下のお客さんにローランドMC-202のスイッチを押させるコミュニケーションを取っていたテクノ・ユニットの光景は覚えていますが、もしかしたらあれがGULT DEPだったのかな? そうであったら私は長いこと「PC-8」とカン違いしていたかもしれないです。

 ぜんぜん自分の記憶がアテにならない。ちょっとショック。いまさらですけど。

副読本、M市、下描き。鈍い出足でございます。

110127_neko_dinner.jpg
 今日は寝てばかり居ました。昨日、仕事に一段落ついて疲れが出たようです。
 それと、昨日、「W市の副読本を始めます。」と、書いてしまいましたが、M市でした。間違えました。
 このお仕事は、点数にして27点ほど、A4サイズの紙、8枚に渡る量です。先に提出しておいた下絵に、オーケーが出たのでこれから本番。まずは下描きという所なんですが、今現在、まだ1枚目の途中です。これから相当に頑張らないといけません。
 完成予定は月曜日です。かなり厳しそうですね…。かと言って、決して無理とも言い切れない微妙な線です。

■■■■■■■■以下、『今日の音楽』です。■■■■■■■■
 DER PLANの『Die Letzte Rache』を聴きました。

 どうも、映画に添える音楽集、すなわちサウンドトラックのようです。ライナーノーツに、映画の1場面と思われる画像が掲載されています。
 音楽の世界には、たまに『架空サウンドトラック』なんて言う作品があったりしますが、これには、きちんとした映画本体があるようです。一度見てみたいですね…。
 劇伴音楽をまとめた物、という事で、曲想が目まぐるしく変わっていきます。

 重苦しい曲の印象が、強いでしょうか。陰鬱でございます。しかし、他のアルバムで使ったDer Planの曲も何曲か顔を出します。これが通常のDer Plan節というか、童謡チックで良いんですよね。

 生楽器の使用が多く、シンセサイザーはあまり出てきません。

 ふと、思ったんですが、KLIMPEREI(クリンペライ)の音楽を思い出しました。
 もちろんクリンペライの方が時代的に後なんですが。

 クリンペライはアヴァンポップなどと言われる、フリーキーな童謡と申しますか、そんな感じの音楽。以前、読んだクリンペライのインタビューでは、80年代に数年の間、エレポップのバンドに所属していた経歴があるとの事でした。
 クリンペライはフランス在住なのですが、Der Planのドイツとはお隣ですし、Der Planは、この世界ではそれなりの知名度を持つ重要バンドですので、影響を受けてもおかしくはないかな…、なんて思いました。

年賀状(4)、もう少しかかりそうです。

101224_neko.jpg
 見込みが外れて時間がかかっています。まだ、もうちょっとかかりますね…。頑張ろうと思います。

──────────今日の音楽──────────
 ドイツのDer Plan(デア・プラン)というバンドのベスト盤『Perlen…』を聴いています。
 ドイツのちょっと奇妙なニューウェーブ・バンドです。
 親しみやすいメロディーを持つ曲が集められています。とても良いです。
 このバンド、オリジナルアルバムを聴くと、けっこうダークな曲が多いのですが、たまにポップで突き抜けた曲も多いのです。
 テクノ・ポップの系譜ですが、音色の端々とか、随所がダラーンと垂れている感じです。他の多くのテクノ・ポップ・バンドの楽曲ですと、音色、その他がツルっとしていてツヤのあるプリプリした感じなのですが、Der Planの場合、ちょっと力の抜けた感じですね。なんかオーブンで、とろけるチーズを焼いたかのようです。