「公開・ヒトコマずつマンガ」カテゴリーアーカイブ

突然の不調に襲われる幼虫くん

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 メガネを新しくしました。
 正確には以前使っていたフレームに新しいレンズを入れていただきました。
 免許の書き換え時期が迫ってきているんですが、視力的にいってレンズだけでも良くしておかないとマズそうなんですね。

 私が住んでいる富士市には「吉原(よしわら)商店街」というのがあるんですが、そこの博宝堂というメガネ屋さんで作っていただきました。

megane

 技術力にこだわったお店とのことで利用してみたのですが、確かにかなり丁寧な計測をしていただきました。
 出来上がったメガネはさすがに違和感がほとんど無いものが仕上がりました。良かったです。よく見えるようになりました。

 このお店のブログを読んでみたのですが、ご主人は東京のメガネ屋さんで修業した経験があるそうです。
 四ツ谷(よつや)の駅にもほど近いメガネ屋さんだということです。四谷見附の大きな交差点から数10メートルくらい。私は何となくですが、このお店は見た記憶があります。

 私は20代前半の頃に市ヶ谷(いちがや)という地区にある会社に勤めていました。お昼ご飯はわざわざ隣の四谷まで行って食べる事も多かったのですが、まさにそれが四谷見附の交差点周辺。ちょっと北側のお店がたくさんあるアタリが多かったものですから懐かしい思い出がいっぱい。というワケなのです。

 なぜ貴重なお昼休みをわざわざ四谷で過ごしたのかというとスケボーの練習に適した公園があったからです。お昼時間にスケボーです。わざわざ疲れるような事をしていたというのが非常に大きな疑問です。今思い返すと。
 残業の多い会社だったため、お昼時間が1時間半あったという事情もあるんですが、それにしても当時の体力には驚きます。

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 当時は終電付近まで働くのが日常で、電車が無くなってしまうと会社に泊まるのも珍しくなかったんですが、トコトコ歩いて帰るのも良くしていました。いつでもスケボーを持ち歩いていたのでスキを見つけてコロコロ転がる事も良くしていたんですが。

 私は当時、千駄ヶ谷(せんだがや)に住んでいました。つまりこの帰宅ルートに四谷が入っていたのです。

 市ヶ谷からテクテク歩いて、四谷4丁目の交差点まで西進。その後、坂を下る感じに大京町、ほどなくして千駄ヶ谷の駅。新宿御苑の周囲にそってしばらく歩くと当時の私が住んでいた小さな古いアパートがありました。

cat meeting

 だいたい残業が終わって「明日はお休み」という時に歩いて帰っていましたから、開放感とともにありました。そんな心境もあってこの道のりは私にとって印象が良いのです。

 もうこの先、このアタリのお話をする事も無いと思いますのでついでに書いておこうと思うんですが、大京町の交番の手前、地名にすると内藤町かもしれませんが、「ディヴィー・ジョーンズ」ってお店がありました。モンキーズ(というアメリカのバンド名)由来だと思いますが、これはディヴィッド・ボウイ氏の本名でもありますので、ボウイファンの私はこの辺りを通る時には必ずそのお店の前を通っていました。営業している時に通り過ぎた事がありませんので、果たしてどんなお店であったのかはよく分からないんですが。

 最後に四谷見附の交差点付近におハナシを戻して本日の長文にケリをつけましょう。
 裏通りの方だったと思いますが雑居ビルの2階とか3階に中古盤屋さんがありました。1度しか行った事は無いのですが、そこのフロアで私は生まれて初めてアフリカ・バンバータという名前の大柄なアメリカのおじさんの曲「プラネット・ロック」を聞きました。
 「ムチャクチャかっこいいヒップホップの曲だ!」と思ったのですが、曲が進むと何とクラフトワークみたいな1節が織り込まれていてサラなる衝撃を受けました。

 お店の方に曲名を教えてもらうという知恵も勇気も無かった私は再びその曲に出会うまでかなりの年月を過ごしてしまいました。再会の折には私が初めて聞いた当時の時点でけっこう古い曲だったなんていう事情も知ったのでした。「World Destruction (Time Zone)」は高校生の頃に大好きでしたので、ソコから考えるとそんなに距離は無かったのになと思いますが。

 まぁそんなワケでしてあの四谷見附の交差点付近は私にとって思い出深いです。

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たのんでいる幼虫くん

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 この数日、パソコンに入っている音楽を「ABC順に聴いていく」という運動を進めています。

 通常、アルバムだったり、歌っている人ごとに聞いているので、ずいぶんと聞こえ方も違います。
 久しぶりに聞いたものですと、Oneness Of Jujuというバンドの「African Rhythms」という曲が良かったです。他にはヤン富田「Airport By The Lab.」とかですね。カッチョ良いです。

 今朝は「Alabama Song」を聞きました。私はこの曲が大好きです。
 私の場合ですとやっぱりドアーズ。そしてデヴィッド・ボウイですね。まぁどちらも相当に好きなんですが、これらはどちらもカバーなんですね。「Alabama Song」はかなり古い曲なのです。

 そしてふと思い出しました。私がまだ会社員だった頃に1度だけ職場のラジオで聞いたことがある「Alabama Song」。それは誰が歌っていたのかをつきとめました。
 ウィキペディアとユーチューブを駆使したワケです。

 かなりかすれ声でちょっと調子外れだが、相当に味のある良いバージョンであったという記憶でした。
 トム・ウェイツとかじゃないかと思ったんですが、結果的にはどうやら Dave Van Ronkというオジさんが歌っていたようです。ほぼ間違いないと思います。

 Dave Van Ronk氏は外見的には割に野生的な感じの方で、歌声の方も実際にそんな感じでガラガラした声でかみつくような感じなんですけど、ギターは割合にお上手というか繊細な感性で曲の伝え方を考え、構成を組み立てて弾く人という印象です。

 アメリカのフォーク界では知られた方だそうで、ボブ・ディラン氏の師匠スジだとか何とかって書いてありますね。いずれにしろ私は初めて知りました。

 やはり聞けば聞くほど良いです。
 Dave Van Ronk氏の歌う「Alabama Song」が入っているアルバムがあれば欲しくなりました。

 現在、容易に手に入るCDには「Alabama Song」を収録するものはないのかなって感じですが、故人となられた現在でも人気があるようで新しく編まれたCDが現在進行形で発売されるという状況のようですから、しばらく待っていれば私が手に入れられる日もやってくるのではないかと思います。

 30年の時間がかかりましたが、ずっと印象に残っていた歌を聞き返すことができて良い1日でした。
 当時の J-Wave(という名前の FM放送局)は良い音楽を流していました。

 写真で Dave Van Ronk 氏を見ると、ギブソンのアコギ J-200 か何かを弾かれていてカッコイイです。
 J-200がさほど大きく見えないということは大柄な方だったんでしょうか。