「公開・ヒトコマずつマンガ」カテゴリーアーカイブ

【マンガ】不満を表現したおどり

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 本日のお天気なんですが、ひさしぶりに晴れ間がのぞいた静岡県東部地方でした。
 窓からは富士山が朝からずっと見えました。
 これは本格的に季節が変わったのかなと思います。
 空気中の湿気もかなり少ないようです。
 10月もすぐソコですし、いよいよ富士山がよく見える季節の到来なんですね…。いやはや。

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 マガジンというイギリスのロック・バンドの曲を聴いています。
 ニュー・ウェーブと呼ばれるロックが好きな方の多くが1度はハマリにハマるっていうバンドなんですけど、私もその例に漏れず聞きましたねぇ。もうずいぶんの長い時間を過ごしました。

 私は合わせて9枚のアルバムを持っているんですが、好きな曲とそうでもない曲をより分ける作業をしているトコロです。
 パソコンで音楽を聞く人間ならではの作業といえますか。

 重複している曲を省くために曲名順で聞いているんですが、こうして聞くとカラダに染み付いた曲順とは違ってくるので曲単体でとらえ直すことができて良いですね。

 近年に作られたアルバム「No Thyself」もなかなか良いな、とか思って聞いています。

 それはそうとお仕事の方が危険な状態で忙しいです。

 忙しいなら本日のマンガのコマのように今まで描いたことのないようなポーズへの挑戦は控えるべきなんですが、しかしこのコマで必要なポーズはは2度とめぐり合うことのないポーズであるかもしれませんので、つい時間をかけてしまうといったワケです。
 まぁお話のスジとしてはバカバカしい局面なんですが。どうでしょう。少しは笑えたでしょうか。

【マンガ】伝言を知らされるモグラ少女ちゃん

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 お昼前のNHK・AMラジオで「雨のバラード」を聞きました。
 湯原昌幸さんの大ヒット曲であるワケなんですが、よく知られているバージョンは湯原さんがソロ活動を始めてリメイクした際のものなんですね。私も知識としてソコまでは知っていたのですが。
 つまり本日は湯原さんがまだスウィング・ウエストに居た頃のバージョンを初めて聞くことができました。

 「こういう感じだったんだ!」というよろこびを味わったんですが、やっぱり多少ピンボケではあるなと感じました。
 大ヒットした曲の中には「実はこの曲はリメイク作品」という来歴を持つものが他にもチラホラありますけど、それら先行バージョンって往々にしてわずかにマトを外していたりするものです。
 先に大ヒットしたバージョンを知る人が聞くと、もどかしい思いをしたりします。
 ともあれ、大変に興味深い実例のひとつを今日もまた知ったというワケなのです。

 番組ではスウィング・ウエストの他の曲も紹介されましたが、2声とか3声のコーラスが特色だったようです。

 上記の曲はタブレット純さんのご紹介でした。ご専門はムード歌謡だと思うんですが、グループサウンズの他、古い曲全般におくわしいようです。
 先週に紹介されたオフコースの初期の曲も聞いてビックリというか大変に興味深いものでした。

【マンガ】きんちょうする虫ちゃんチーム

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 お仕事の副読本イラストですが、下書きラフにようやく取りかかることができました。
 かわいらしいおかっぱの女の子が描けたので気を良くしています。
 このイキオイを借りて次はかっぽう着のお母さんに取りくむつもりです。
 これらは昭和初期の生活を描いたイラストの1部分です。

 だいたい私が受け持ってきたこの手の「むかしの生活」のイラストでは3世代の家庭を取り上げることで生活様式の移り変わりを表現することが多かったのですが、最近はそれだけでは追いつかなくなってきたのか、4世代にわたる歴史をふまえたものに変わってきたようです。
 確かに今現在の小学生中学年といえば下手したら私の世代がおじいちゃんおばあちゃんでもおかしくないですからね。ちょっと早いですけど。
 しかし副読本は数年間は使いますので今後のことを考えるとあって当然の配慮と言えるようです。

 私はこの副読本のお仕事というのは、思い起こすとまだデザイン会社のグラフィックデザイナーだった頃の業務として担当したのが始まりで、かれこれ30年も手がけていることになります。
 これくらいやっていると社会もずいぶん変わってきて、必要とされるイラストも移り変わっていきますね。

 しかし一番の衝撃だったのは、「学校に侵入してきた不審者に先生が“さすまた”を持って対応して、生徒は逃げる」っていう原稿が入ってきた時ですね。
 おそらく関西で起きた事件を反映するものでしたのでこれももう10数年前のことですか。
 その原稿を手にした時はドッキリしました。「ついにココまで来たか」と。

 ですが当ブログをご覧の方はたやすく想像がつくかもしれません。私が描くと不審者もちょっとかわいらしくなってしまいます。ですんでイラスト全体のトーンとしては重くはならないんですけど。
 と申しますか、私の場合、「悪い人を描けない」っていうのが本当のトコロです。これはこれでコマったことなんですよね。
 それどころか気をぬくと全員がかわいらしい人たちになってしまいます。
 当ブログで描いているマンガはそのへんを打破する意味あいもありまして、なるべく個々人がバリエーション豊かな群像であるようにとココロがけているんですが、まだまだツケヤキバな状態で苦慮しているといったトコロなんですね。
 でもあきらめずにがんばっていれば良いコトもあるかもしれません。

 「イイことある気がすんだろ。だからバカなマネだけはすんなよ」とは日本のヒップホップチームである「サ上とロ吉」の詩の一節ですが、そのとおりだと思います。前向きにいきたいものです。