「公開・ヒトコマずつマンガ」カテゴリーアーカイブ

おみせにとびこむうちゅうボーイ

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 あつい日が続きます。まだ梅雨は明けていないのに夏のようですね。

 ラジオから流れてくる話題も「あつい、あつい」って感じでした。
 「歌の日曜散歩」。NHKラジオ第1。ジッタリン・ジンの「夏祭り」を聞きました。
 ゲストには八神純子さん。「まだまだ歌うぞ」って感じのパワフルなお人柄に触れました。

 「音で訪ねる ニッポン時空旅」は、先週までの「唱歌」から話題は変わって「沖縄で神さまになる!?イザイホー」。
 女の人の中から神様を選ぶ儀式の音声描写だったようです。
 そこで歌われる歌の感じがホルガー・チュ〜カイの「ボート・ウーマン・ソング」みたいでした。これがかなり良かったです。夜の放送も同内容であるらしいのですけど、もう1度聞いてみようと思います。

 以前の放送の「労働歌」もなぜか「ボート・ウーマン・ソング」みたいだったんですけど、こういう歌って案外多いのかもしれないと思い始めています。
 ディキシー・カップスの「アイコ・アイコ」のAメロのトーンとか、コールド・カットの「ティンバー」の感じにも似ていると言えますでしょうか。

おもいかえす宇宙ボーイ

boy-s-monologue

 本日のラジオな話題なんですけど。NHKラジオ第1「文芸選評」は俳句。題は「髪洗ふ」でした。
 「髪洗ふ」で季語的には「夏」なんだそうです。内容的には心を入れかえる、リフレッシュするみたいな感じでした。

 「ひるのいこい」も聞きました。久しぶりの放送。今週は九州などのお天気が荒れまくり、そのためニュース延長がもっぱらでした。いやーほんとに大変だったみたいですね…。雨こわい。
 番組の内容的には「サクランボの話題」「ツバメの子育ての話題」「ハクセキレイの話題」などでした。「暮らしの文芸」の句もハクセキレイを描写したユーモラスな歌だったように思います。

 聞き逃しサービスで7月3日の「ひるのいこい」を聞き返しました。
 私のブログですと「大西ゆかりと新世界の演奏に、昭和のロック演歌というかダウンタウン・ブギウギ・バンド的な息吹を感じた」的なことを書いたんですが、この日の「暮らしの文芸」がまた私には衝撃的で。がしかし後半の内容がよく聞き取れなかったので、再び聞いてみました。

 内容的には「自分の羽色が黒いとは知らないクロアゲハがヒラヒラ飛んでいる」「太陽の光に透けて地面に落ちるチョウの影の色はむしろ薄くなっている」「その影を追うようにしてヒラヒラいっちゃった」。
 こんな感じだと思います。
 結局のトコロ、耳で「音」として聞くだけですので、最後の部分はどうとでもとれる感じでよくわかりませんでした。
 著作権をカンガみて内容を描写するにとどめたワケなんですが、最初に聞いたときにはワケがわからず「ハァ?」とか思ったんですが、2度目の朗読で風景がババンと目の前に広がってきてビックリしました。私にとってはかなりの名句です。
 元の句の言葉選びは秀逸だと思いますので、興味がある方はNHKのサイトで聞いてみるのも良いのではないかと思います。月曜の午後までは聴けるようです。一番最後の1分くらいです。

うちゅうボーイ

the-stratosphere

 きのうの夜、もう寝るまぎわでしたが「ピエール・アンリ殿が亡くなられた」と知りました。ご冥福をお祈りいたします。

 下の写真は私が持っているアンリ殿のボックス。CDが4〜五枚入っています。感想としては「サイケ・ロックの方を買えばよかった…」っていう感じもかなりあるんですけど、そんなに悪くもないです。

P HENRY BOX

 アンリ殿は作曲家です。現代音楽にミュージック・コンクレートっていう分野があるんですけど、そのあたり。戦後すぐくらいに成長していった分野ですね。
 しかし私は芸術的なところにはあんまり興味がなくて、テクノ・ミュージックの原点みたいな感じに捉えています。電子音がよく出てくるんですけど、キレイ系じゃなくてけっこうエグい。サイケ・ロックとか聞くとまさに1発で理解できます。若者文化に融和的であったらしいのですが、それもムベなるかなって感じです。

 電子音の他にはこのボックスの内容からですと人の声もよく出てきます。これまた「ヒエッ」とか「ギョエッ」、「ンカポカポ」とかのアラン・ヴェガ的っていうんでしょうか、スットンキョーなスットコドッコイ。
 がしかし私だから「そう聞こえる」のであって一応ちゃんとした「芸術」ですよって言っておいたほうがアンリ殿に対して失礼のない態度かなって気もしますね。

 下の写真はCDのブックレットにのっていた写真です。

 こんな感じのお部屋で作業をしていたようですね。少なくとも3台のテープレコーダーがあって、上の1台はオシレーターでしょうかね…。アンリ殿が手にしているのはテープリールが入っている箱なのかな。

 アンリ殿の師匠はピエール・シェフィール様って方で、この方も大変にそのスジでは有名なんですけど、アンリ殿に比べると音源の数は少ないんですよね。その辺がナゼなんでしょ的に疑問なんですけど、まぁ見方を変えればアンリ殿の未聴音源は私にとってはかなりまだ数多い。コツコツと聞いて、出会っていきたいなと思う所存でございます。

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 そうそう。今回の訃報を受けてネットを見てまわっていたら高木完さんのラジオ番組のアーカイブにいきあたりました。
 先月に、はからずもアンリ殿を取り上げていたっていう内容だったのですが、非常に興味深かったです。

 やっぱり音楽が好きで好きでしょうがないって人の話は聞いていて面白いですね。
 やっぱりそういう人って「この曲なんだろう?」とか「もういっぺんあの曲を聴きたい!」とか、非常に執念深いものなのだな、と思わされました。とても他人事とは思えないワケなんですけど、音楽ってスゴいですね。

かんさつカメラ

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 今日も今日とてNHKラジオ第1「すっぴん!」を聞きました。
 木曜パーソナリティー・お笑いコンビ麒麟の川島明さんが番組リスナーの方と藤子不二雄F先生の作品についてマニアックな会話をされておりました。
 川島さんが「キテレツ大百科」に出てくる便利な発明品について大変にお詳しいと知り、ビックリしました。

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 ココから私自身の思い出バナシに切りかわるんですけど、私は藤子不二雄先生のスタジオのソバに住んでいたことがあります。
 まだ“藤子不二雄”の中のF先生とA先生がご一緒のスペースでマンガを描かれていた時のことです。
 直線距離にして東に140メートルくらいでしたかね。けっこう近いですよ。
 そんな近くに十数年住んでいたんですけど、残念なコトに1度しか先生のお姿を拝見したコトはなかったです。

 どちらかというとA先生の短編などの方がモロに西新宿のそのアタリの風景が出てきますので、よく外出されていたのはA先生じゃないかって思うんですが、私がお見かけしたのはF先生の方でした。
 スタジオが入っていた建物の並びに当時は拓殖銀行という今はもう存在しない銀行がありまして、その前の路上だったと思います。
 先生ご自身が描く似顔絵にそっくりでした。

 たぶんタバコか何かを買ってきた帰りじゃなかったかと想像します。
 すぐ先に今はもうないたばこ屋さんがあって、白い毛をした大きな犬と耳が長くて眠そうな顔をした小さな犬がいつもお店の前に寝コロがっていました。