去年の年末に入った、イラスト1点のお仕事なんですが、着色が終わりました。今はご依頼主さまによるチェックを待っています。
ヒトのからだの中で小さなコビトさんが働いているという模式図のお仕事でした。私の場合、わりとよく仕事で描く感じのイラストだったのですけど、ラフの段階でがんばってみました。
これまでのカラを少し破れたのではないかと思っています。
すでに新しいお仕事の原稿も入ってきておりますので、着手しようと思います。まずはラフ作り。ちょっと量がありますので、途中でクジケないように進めていきたいです。
以下はラジオ日記です。
NHKラジオ「ひるのいこい」。
きのうはビル・フリゼールさんの「星座」という曲を聴いたのですが、本日はビクター・シックスというバンドの「きらめく星座」という曲を聞きました。
星のきれいな季節です。どちらの曲も美しい曲だったと思います。
NHKラジオ第1「すっぴん!」。きょうはダイアモンド✡ユカイさんの担当日。
1曲目はユカイさんが最近お友達から入手したというトリニ・ロペスさん「天使のハンマー」。はじめて聞きました。ピート・シーガーとかが関わった曲で、ロペスさん以外ですとピーター・ポール&マリーとかがカバーしていたりするのだとか。これは後で聞き返す必要があるようです。
10時台のコーナーでは音楽家の大友良英さんがご出演。さまざまな曲をかけ、そしてまた語りました。遠藤賢司さん「ジャイアント・ロボ」など。
アート・リンゼイさんの最近の作品。素晴らしくノイジーなギターが鳴り響き、きしむ曲。
去年の年末に放送された大友さんのラジオを補完するような部分もあり。ボサノヴァみたいな非常に良い曲を再び聞けて嬉しく思いました。
それと、とても変わったサックス奏者の方の演奏も再び聞けました。レゾナンスがかかっているような奇妙で耳ざわりな音色。シンセサイザー的にいうと12デシベル程度のカーブで、ローパスというよりはバンドパスな印象を受けました。
変わった音楽といえば、つい先日、個人的なリスニング活動としてネット上の動画サイトにて、デレク・ベイリーとおっしゃるギタリストのアルバムを聞きました。
大友さんがお好きな音楽家であるというか、私としてはこの人の名前って大友さんがらみの場でしか聞いたことがありません。
現在、大友さんのご著書「ぼくはこんな音楽を聴いて育った」を読んでいるのですけど、後半部分というか、デレク・ベイリーとの出会いの章から最後までを読み通しました。
「いつ、大友さんはベイリー氏の音楽と出会ったのか?」っていうのがそもそもの疑問だったのですけど、高校生の頃にすでに出会っていたのでした。リアルタイムだった、という書き方の方が良いのか。
しかし当時はベイリー氏の音楽は理解できず。それでもあきらめずに何度も聴いたとのこと。地元のジャズ喫茶でリクエストをして。
ご著書の内容としては、大友青年の“その頃”っていうのがスゴく面白くて、そこから最後まで読んでしまいました。東京での生活が始まるぞ!っていうところで終わってしまうので、以前に「すっぴん!」で話されていた、新宿の歌舞伎町っていうか裏の職安通りだったのでしょうか、カセットテープのダビング工場でのバイトなんかは、また次のご著書の登場を待つことになるようです。
ご著書はそんな感じなんですけど、っていうかやっぱり度を超えた音楽好きの人の本って面白いですね。非常に面白い。
いずれまた大友さんの本の感想については全部を読み通した後に書いておこうかと思うんですが、ココで言いたいのはデレク・ベイリー氏の変な音楽についての感想です。
そんなにコンをつめて聴いたワケでもないので読み流してほしい気もするんですけど、まずは「この人、結局、最初に出てきた変なリズムの音形を最後まで聞かせ切ったな」っていうことでした。最初の10分は、これ大丈夫なのかっていう不安なだけでしたけど、リズムの提示としての期間だったのかなっていう理解です。それを過ぎると音楽的なひらめきだったりアイディアというものが次々に現れて、こんだけ出来るのに、このやる気のない感じのリズムはズルいと感じました。
他の疑問としては、なぜこういう非常に聞く人を選ぶ、わかりやすいとは言えない表現形態にベイリー氏が突っ込んでいったか…。なんですが、それについては良い本もあるようです。おそらく当時にしても大変なナゾだったんでしょうね。
現段階ではその本を読んでみようというまでのつもりはないのですけど、また、音源の方を聞きなおしてみて、何か伝わって来るものがあればいいな、と思います。