お仕事メモなんですが、あいかわらず淡々と進めております。「小学生向けの理科のイラスト」です。主にサカナなどの絵。着色作業なんですが、わりと調子はいいです。
明日いっぱいで終わらせたいです。
ラジオ日記なんですが、「歌の日曜散歩」「のど自慢」などを聞きました。
それと久しぶりに「現代の音楽」を聞きました。NHK・FMです。西村朗さんのお声を聞いたのもずいぶんと久しぶり。放送時間が朝の方に移動してからは初めて聞きました。
今日は「スペクトル楽派」。ジェラール・グリゼーどん作曲の3曲を聞きましたが、どれも興味深く、時間があっという間に過ぎました。
特に2曲目は壮絶でした。演奏も素晴らしかった。
3曲目にはリングモジュレーターによる変調の様子を楽器で描くという無理のある一節を含んだ曲でしたが、むしろこの大変な努力に引き込まれました。足りないところを何とかしたいっていう知恵と人力、いやー、素晴らしかった。
西村さんの解説にしても当時の驚きが伝わってくるものでした。驚き、今も鮮烈であるといったお話しぶりでした。
スペクトル楽派というのは倍音やノイズに対するとらえ方を、それまでとは大きく変えた実験的視座なのかと私は解釈しましたが、倍音のカタマリをむしろ実音で分布させていくというこの意欲。挑戦してますよね。
FM合成と関連もあるという記述を目にしたんですが、それにも納得。私のFM観というか、FM音源の真骨頂って、フィルターで削る(いい意味で)おおざっぱな波形創出とは全く異なる、「倍音を配置していく」っていうか「、結果「不安定な波形を得られる」ってコトなんですけど、まさに今日の3曲を聞きながらそんな点にも思いをはせながらの鑑賞となりました。
スペクトル楽派の曲については今日初めて聞いたのですが、何となくの想像では「静的な印象」でしたけど非常にダイナミックな曲が続き、「大曲を聞いたな」ってタグイの実感を噛み締めてしまいました。実に有意義な時間となりました。来週も続編というコトでしたので聞こうと思うんですが、予断を排してフラットなココロもちで出会いたいと思います。とても楽しみです。
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(追記)
レツゴー長作さんの訃報を知りました。これは残念。変な話になっちゃいますけど、私の中では“最もオーティス・レディングに似てる日本人”の座の筆頭でした。
きのうの「ラブズ・イン・ニード・オブ・ラヴ・トゥデイ」じゃないですけど、「トライ・ア・リトル・テンダネス」を聞いて涙。長作さん全然関係なくなっちゃうんですけど。