おそくなりました。すみません。
ごらんのとおりでして、今日のコマはとても時間がかかってます。イラストのお仕事も入っておりますので、正直、こんなコトしているヒマじゃないんですけど、ぜひ描きたかった場面でもあったのです。
今日もラジオをよく聞きましたが、時間がありませんので1点だけ。
「現代の音楽」で、去年の12月に行われた演奏会のようすを聞きました。
その中の金子仁美さんという作曲家の作られた、リコーダーのための曲「歌をうたい」が良かったです。
リコーダーという基本的には単音楽器の独奏という形式。ですが、さびしくなるコトもなく、かといって激しくしすぎて感覚がマヒするコトもなく聞かせる曲でありました。いいものを聞きました。
ネットの動画サイトでも同じ曲が聞けましたので、そちらも参照したのですが、くり返し聴いてもなお興味深い曲だという感想は変わりませんでした。
番組で紹介されていた弁によりますと、ヒトの口蓋が及ぼすフォルマント効果、および人声に焦点を当てた曲で、聖書の朗読をリコーダーで置き換えたというようなおハナシであったかと思います。
私の感想としてはフォルマント的な印象というのは特になかったのですが、「話している感じ」というのはすごくありました。
動画を見て驚いたのは演奏者の方の“濃さ”です。
こんなトコロにジェスロ・タル魂の継承者がいたか!というオドロキ。もう大変にうれしい。
リコーダーですので、タテブエだっていうのが残念なんですけど、そんなの問題にならないくらいの存在感、そして集中力というテンションの高さでした。
ラジオで「音」だけの曲として聞いても引き込まれる曲でしたが、動画も見てみて良かったです。
もしかしたら、作曲者の意図をよりストレートに感じるには「音」だけの方が良かったのかなって気もしますけど、いずれにしろ良い体験となりました。
また、別の曲も動画サイトで聞きました。同日の演奏会のもようであるらしいのですが。
番組パーソナリティーでもある西村朗さんの「キメラ」っていう曲。息を呑むような展開。そしてまた演奏が非常に良かった。
ヴィオラの独奏でしたがすばらしく音が立っていて、鳴らされる表情もこれ以上ないというくらい豊か。ヴィオラの可能性の多くの面が鳴る良い曲という感想。
ですがこの曲についてはもしかしたら来週の番組で言及があるかもしれませんので、この辺にしておきます。
演奏者は女性でしたが、ドレスのカラフルな色彩がとても良いと感じました。
今日は近隣のおウチ連合による「月イチ・側溝のそうじ」があった関係で番組の冒頭10分弱は聞けなかったのですけど、大満足でした。