ラジオで「エジプトの音楽」を聞きました。NHKラジオ第1「歌の日曜散歩」内。10時半から30分ほどの特集でした。
最初に流れたのは伝統的な詠唱風の音楽といえばいいのでしょうか。数時間続くこともある長尺の作品だということでしたが、その一部でした。
その次あたりにエジプトの伝統楽器と西洋のオーケストラを混ぜたもの。やっぱりウードなんかはエジプトの人にとっても、その伝統観に合致する楽器なのだな、と、なっとくしました。
その他、若者向けの音楽として欧米的な要素も混ぜたポップス。あるいはかなりエジプト感が薄いポップスまで紹介されました。
番組内でお話ししてくれた方が大使館の文化広報の仕事をされているということもあってか、バランスよく紹介していただいた感じです。
当然ながら、ザ・エジプシャン・ラヴァーの話題は出ませんでしたよ。あの人はアメリカのエレクトロの方ですからね。まちがっちゃいけません。「イジェ! …イジェ!」
エジプトの話題以外の通常の進行としては「小犬のワルツ」などを聞きました。こういうクラシックの小品が挟まると非常にいいです。
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きのう聞いたラジオ番組についても書いておきたいんですが、長くなっても読むのが大変ということでポイントを絞ろうかと思います。
NHK・FMの「快適音楽」を聞きました。
XTCの「リビング・スルー・アナザー・キューバ」を聞きました。この曲のベースラインは非常に素晴らしいですね。
そんなワケで今朝は個人的に「BBCライブ」を聞きました。このライブ盤がまた素晴らしくて「リビング・スルー・アナザー・キューバ」の構成もさらに練られていて進化の具合が素晴らしい。間髪入れずに「がんばれナイジェル」につづく局面では正気を失いそうになります。そのあともスゴいんですけどキリがありませんのでこの辺で。
モーターヘッドも相変わらず聞いています。レミー殿が亡くなったときでもこんなコトはしなかったんですけどね。
レミー殿の場合は体調の様子がチクイチ伝わってきていたので、若い方はどうかわかりませんけどロックばかり聴いているオジさんオバさんなら覚悟はしていたんじゃないでしょうか。
グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアさんが亡くなった時も少し前に「ライブ中に歌詞が飛んでそれきり思い出せず、リード・ボーカルを下されたらしい」とかの報の後でしたし、ガラッと変わりますけど高田渡さんなんかも「かなり悪いらしい」と伝わってきてしばらくしたらやっぱり亡くなっちゃいましたからね。
まぁミュージシャンが一番シャキッとするステージ上でいつも通りにできなくなったら、これはいよいよかって感じですかね…。なんかエンギでもないコトを書いちゃいましたけど。
「快適音楽」におハナシを戻そうと思うんですが、アメリカ、デトロイトにおける67年の暴動を扱った映画のコトが話されました。
現代においても未だに丸腰の黒人の人が簡単に警察官によって射殺されたりしていますので、50年前と全然変わってないなって感じに暗い気分になってしまいます。
デトロイトのモータウンでベースを弾いていた人の本を思い出しました。その一部をご紹介します。当時の様子ですね。
暴動が起きて、黒人も殺されたけど、白人も危なかったということでしょうか。まぁ人種差別とかロクでもありません。私にしたって黄色人種ですものねぇ。
一応、文中に出てくるジョー・メッシーナさんとロバート・ホワイトさんのお写真も引用しておきましょう。
この二人はモータウンの録音に専属で関わったギターセクションの人たちなんですけど、まぁドえらい名曲に関わっていてビビります。
人員としては全部で10数人おりますので全てのギターがこの人たちってワケでもないみたいなんですけど。