きのうの詳細です。早起きに失敗。時間短縮の必要があります。富士宮市街を抜ける事は断念です。
ヒトザト離れた高い位置にある道路を進みました。
距離の節約になる上に、信号も少ない道です。しかしその反面、傾斜がキツいのです。
県道72号線は道幅を拡げる工事があったようで、かなり走りやすくなっていました。
道の駅「朝霧高原」にたどり着きました。思っていたより早めに着きました。天気が良いですね。
ココまで来た目的を申し上げます。構想中のマンガの取材ですが、とりわけ「古代・富士王朝」関連です。
これは雑誌「ムー」で取り扱うような、本当かウソか分からない領域。しかし私が描くマンガのようなホンワカしたテイストには取り入れて良さそうかな、と思っています。
具体的に「王朝はココにあった!」と言うポイントはまだ、今のトコロ決まっていないようです。ざっくりと富士山の周辺という事らしいです。
そこで「とりあえずココは景色が良いのでは…」と思う場所の写真をたくさん撮りました。ビジュアル優先ですね。
実は言われている富士王朝伝説の年代と旧石器時代はカスリもしないのですが、いずれにしろ史記と言うより特に前半は神話という体裁なので、なんとかコジつけたい所です。結果として楽しい話になればオッケーという非常にいい加減なスタンス。
そんなこんなで、ここから富士市に戻る道すがら、色々と見ていきますよ。
まずは牛。
お食事中です。
モリモリ食べてますよ。
仕事で牛が草を食べている絵をたまに描きますので、資料が増えて良かったです。(上の2枚の写真は、画像操作的にかなりのドーピングを加えています。色調詐欺も良い所です。)
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朝霧高原のすぐ下に位置する、猪之頭(いのかしら)にやって来ました。
マスの養殖や、ワサビの栽培をする水のキレイな場所です。
こういう水の豊かな場所なら、遠い昔に人が住んでいても不思議ではありません。
滝もあります。陣馬(じんば)の滝です。
きれいな水がいたるところに流れています。
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さらに南下して、田貫湖(たぬきこ)へやって来ました。
上の写真は、よく見ると、植え込みが文字になっています。「たぬ き こ」
「昔」と言えば、もう無くなってしまいましたが、湖のほとりに遊園地がありました。
今はもうそのオモカゲはありません。下の写真の建物はかなり70年代レジャー施設っぽいので当時の物かもしれません。今は大学の施設です。
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湖のある山の上から降りて、さらに少し北に戻って、内野地区にある橋に来ました。
岩と木が一緒になってドコが境い目なのか良く分からないと言うブッケンがありました。
自然のキョーイです。
むかし話も残っていました。文面を読みますと、今の感覚では「それでイイのか?」と言う感想もまた禁じ得ないワケですが、それはともかく、富士山周辺に伝わるむかし話も自作に盛り込んでいきたいものです。
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さらにバンバン南下します。きのうはアワタダしかったです。白糸(しらいと)の滝に到着しました。周辺では有名な観光地ですが、工事をしてキレイに生まれ変わったのです。
以前は、滝のすぐソバまで売店があったのですが、それらは整理されました。
水量が豊かですね。万一、当ブログをご覧のみなさまにおいて近県の方がおられましたら、ズバリこのゴールデン・ウィーク近辺が観光的に最良のタイム・オブ・ザ・シーズンだという事をお伝えしたい所存です。
思い出話になりますが、実は私がまだハタチそこそこの頃、まさにココ、白糸の滝のソバの売店に置いてあったスタンプ・マシーンに使う絵を描いたのです。当時の私はデザイン会社のサラリーマンでした。
他にも山梨県サイドになりますが、風穴(ふうけつ)や氷穴(ひょうけつ)に置いてある同様なスタンプ・マシーンの絵柄も描きました。もう20年以上も前のお話です。
ああいう絵は、観光地を廻るカカリのおじさんが居て、その地のお店と交渉して、絵柄を立案するんですね。そうした原稿を、適当なデザイン会社等に持ち込んで元絵にするという工程です。
昔の浮世絵の名所の絵なんかも、そんな感じで取材・立案する人と、実際に絵を描く人は別だったと言いますが、そんな伝統が昭和末期の当時においても息づいていたと言うのがオモシロイ所です。もっともそれは平成の世の今も変わらないのかもしれません。
おじさんはスタンプ・マシーンを作る会社の人なんですけど、旅から旅でウラヤマしい。とは言えやっぱりソコはお仕事なんで、お店から各種の苦情を受けたりのキグローもまた抱える職種なのだそうです。世の中ウマくは行きませんね。
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最後は富士宮のサクラの名所の一つである狩宿の下馬ザクラ(かりやどのげばザクラ)です。私が思っていた以上に有名な所みたいでお客さんがたくさん居ました。
非常に高音質の童謡が、寸分の音割れも無く大音量でとどろいていました。眼前にはこぼれ始めたサクラ。あたかも白日の狂気に圧倒されるかのようなドクトクな空間でした。
世の中は広いです。常識や価値基準もソノチ、ソノチで違うのですね。そんな思いを噛みしめながら、とは言うモノの、あの炸裂する童謡はイッタイ必要なのか?と言うヌグエヌ疑問をフトコロから取り出したり引っ込めたりしながら帰宅した次第です。
長くなりました。ココまで読んで頂いて感謝いたします。